パクパク日記３年１月４週
春待たる空に向かって友の逝く
１月２０日（月） 晴れ夜半雨 大寒
昼 銀座「清の家」 特製弁当（刺身・ブリ、甘海老、イカ、海老天麩羅、炊き合わせ、ダシ
巻、葛鶏、粕漬け魚、やまかけ、ご飯、味噌汁、フルーツ） 1000円
昼ドキ、店の前に出す看板は重要である。働いている人間は、毎日「何食べよっかな」と当て
なく歩いていることが多いから。食べたことは無いが、「清の家」の前には、何となく旨そうな
弁当がありそうな看板が出ている。今日は吊られることにした。お上品なお弁当で味もよろし
い。「ご飯はどんどんお替りしてください」と言われたが、1粒ずつ食べてガマンした。エライ。
夜−１ 四谷・荒木町「カルミネ・エドキャノ」 モッツァレラとシラスコロッケ、本日の生
ハム、自家製ブカティーニのアンチョビソース、魚介とトマトスープ仕立てサフラン風味、
パン、ポレンタを使ったレーズンタルト、エスプレッソ、赤ワイン・NEMO９８
「カルミネ」を予約したとO君が言うので、てっきり市ヶ谷の店と思いタクシーで向かった。
それが荒木町の「カルミネ・エドキャノ」だったことを店の前で聞いてUターン。コース５千
円、前菜、パスタ、メイン料理のメニューから1品ずつ選ぶと6千円。これに席料とパン代と
して500円プラスされる仕組み。O君から前菜を2品頼もうと提案されたが、食べ過ぎなので
生ハムをシェアすることにした。ブカティーニはシチリアを思い出して注文。NEMOうまい。
夜―２ 四谷・荒木町「よつやこくている」 ジントニック
私も結構食べることに興味関心が高い方だが、今日の相棒O君も食いしん坊であった。
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1月21日（火） 晴れ 夜大雨
昼 銀座「堂島」 すき焼定食 1500円
もうすぐ初めてパパになるHNとランチ。いつも大胆な思想でシステムを考える彼が生まれて
来る娘の名前になると「字画がどうで・・」とうるさい。人間って面白い。ご飯1膳でガマン。
夜 早稲田リーガロイヤルホテル東京「セラーバー」 スモークサーモンとほうれん草のサラ
ダ仕立て、関西風ネギ焼、つぶ貝ときのこのクリーム煮、皮付きポテトのオリーブソテー
ガーリックとローズマリー風味、ネギトロ巻、野菜スティック、ギネス、デュベル、ジン
トニック、スーズトニック、ドライマティーニ
今週は、サーバーのシステム変更とかで、いろいろ大変なんざんす。水曜日の夜閲覧出来ない
と予告したら、それが実は今日の火曜日の夜だったり・・・・。すんません。A先生に久々に
来て貰って変更手続き１。本ちゃんは日曜日に。A先生の希望で最初から「セラーバー」に行
く。早い時間だったので誰もお客はいなかったが、気がつくと叉いない。ゲ？看板過ぎてるよ。
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1月２２日（水） 曇り
昼 銀座「ぽえむ」 野菜とチキンのスープカレー サラダ、コーヒー付き 900円
ホントは、毎日、いや1日おきにカレーを食べたいんだ。ガマンしているんだ。ご飯も半分だ。
夜―１ 早稲田・都バス車庫前「亀吉寿司」 刺身（スミイカ、海老の踊り、ウニ、とこぶし）、
にぎり（ハダガリ、鯵、穴子）、鯛汁、ビール、冷酒
香港からKCが帰って来た。３日だけ。KCの今回の希望は「鮨を死ぬほど食べたい！」。香港
喰い倒しの旅の仲間IMも「亀吉寿司」に集合した。「それにしても香港はうまかった」と私と
IMが言えば、「やっぱり日本の方がうまい」と香港に住むKCは言う。無いものが恋しいんだ。
夜―２ 早稲田リーガロイヤルホテル東京「セラーバー」 枝つき干しぶどうと干し無花果、
ジントニック
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１月２３日（木） 雪のち雨
昼 銀座「伊勢廣」 焼き鳥丼（ご飯半分） ４本 1300円
夜中から異変を感じる。数ヶ月前から右肩が痛くて、水泳にも困る程だったが、何と左肩が異
常に痛い。寝返りも打てない。ウトウトしただけで起きると雪だった。顔を洗うのも苦労する。
今週は、未だ1度も中華を食べていない。先週中華三昧とヤユされたのでガマンしている。昨
夜鮨を一緒に食べたKCは、日本に帰って来ると必ず「伊勢廣」に来る。そういう人多いね。
夜 都内「某」 お任せコース（二十日大根、ピーナッツ豆腐のトンブリ乗せ、チキンスープ、
あん肝と湯葉、海老シュウマイと生ハム）、タタミ鰯、厚焼卵、漬物盛り合わせ、ジャコ飯、
ウーロン茶
昼食後、左肩はどんどん痛みを増し、もうガマンが出来ない。鍼灸医院にSOS。丁寧に治療を
して頂いたが、三角巾で左腕を吊って動かさないようにと厳命を受ける。酒も飲むな、夜寝る
時も横にならずに座って寝るように。 座って寝る？ 今晩はMKと約束があるんだ。MKと
飲むのは十年ぶりだろうか。里親・里子の関係である。私の職場では以前そんな制度を作って
いた。直属上司とソリが合わない場合など、新入社員に他の職場にも里親が居れば相談出来る
でしょ？という制度だ。オジさんになっても里子。肩が痛いのでウーロン茶でガマン。無酒日
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昼 新橋演舞場にて「ゆしま 扇」の華弁当 1250円
やっぱり座っては眠れなかった。三角巾吊って行くのもなぁと、悩んだが1番前の良い席なの
で演舞場に行くことにした。山本周五郎原作の「さぶ」。栄二役は市川染五郎。大昔、彼のオト
ッツァンの幸四郎が栄ニを演じた時見た覚えがある。原作をかなりアレンジした内容ではあっ
たが、周五郎の骨格がしっかりしているから見応えがある。おすえ役の寺島しのぶ、何と言っ
ても染五郎がうまい！白い三角巾で腕吊ったまま、1列目で二幕、三幕泣きっ放しでありました。
夜 家食 「モスバーガー」 イタリアメンチカツフォカッチャ、きんぴらライスバーガー、
サラダ、クラムチャウダー
終わってからも忙しく、あっちに行ったりこっちに行ったり。こんな肩では料理も出来ないの
で「モスバーガー」のテイクアウト。中華食べてないなぁ。「千と千尋の神隠し」見る。無酒日
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１月２６日（土） 快晴
朝 家食 「ホテルオークラ」のサンドイッチトースト、わかめスープ
急激に出た痛みは、劇的に治る場合が多いと聞いていたが、今朝起きるとほぼ痛みは消えてた。
昨日新橋演舞場で「ホテルオークラ」のサンドイッチを買ったのだが、食べずじまいだった。
今朝オーブントースターでカリッと焼いて食べる。こうした食べ方が好き。さてさて喪服だ。
朝のお茶 町屋「北林園」 ブレンドコーヒー
都電の始発「早稲田」駅からチンチン電車の都電に乗って45分で町屋に着く。先週の日曜日に
会社の先輩が亡くなり、今日は告別式である。日本茶の店の奥で、煎れ立てのコーヒーがデミ
カップで出された。もう1杯煎れ立てのお替りが出来る。コーヒーは時間が経つと酸味を増す
ので、こういうサービスをしているのだとか。飲みながら、先輩のことを色々と思い出した。
昼 庚申塚「ファイト餃子」 Aセット（ホワイト焼餃子５ヶ＋ラーメン）680円
斎場から暫く歩いて荒川の土手に行く。素晴らしい冬晴れだが、風が冷たい。先輩はある時か
ら「青 空太郎」という名刺を作っていた。それを思い出すと今日の天気は旅立ちに相応しい
のかもしれない。「空太郎先輩、さようなら」。都電は「庚申塚」に着いた。そうだ！ファイト
餃子がある。丸々と太ったお饅頭のような餃子で、焼は10個で350円。水餃子もある。餃子定
食は、10個が700円、15個、20個の定食まである。女将さんが「今日の夕方、V６が、テレ
ビの取材で食べに来るのよ」と嬉しそうだった。餃子もうまいが、ラーメンが硬茹ででうまい！
おやつ 早稲田「モスバーガー」 ミニシュークリーム、コーヒー
夜のお茶 早稲田リーガロイヤルホテル東京「ガーデンラウンジ」 みかんジュース 1200円
天皇賞を受賞したという愛媛県のみかんで作ったジュース。1日13杯の限定なのだそうですよ。
夜 家食 おふくろ中華そば、ほうれん草とトマトのサラダ、京都「永楽堂」の葉とうがらし
今週中華断ちしていたせいか、昼にファイト餃子とラーメンを食べてから、すっかり気持ちは
中華。明日はA先生も来るから、鍋いっぱいおふくろ中華そばを作る。うまいなぁ。 無酒日
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1月２６日（日） 晴れ
朝 家食「新宿 中村屋」デリシャスカレー、「浅野屋」のパン、トマト
昼 家食 おふくろ中華そば、黒酢のもずく、とちおとめ苺
昼過ぎA先生到着。今日は新しいサーバーへの変更手続きなどの作業。先ずは腹こしらえ、と
昨日作ったおふくろ中華そばで食事。「ふーん、これが正真正銘のおふくろ中華そばですかぁ。
うまいなぁ」と喜んでくれた。作業は先生だけなので、私はぼんやりテレビなどを見ている。
おやつ 「村上開新堂」クッキー、千草２８
大事に食べて来たが、これで「村上開新堂」クッキーはおしまい。朝青龍は今日も勝って綱取
りを不動のものにした。貴乃花が去り、新しい横綱が誕生する。十両以下も優勝力士は、モン
ゴル、グルジア、ブルガリアと外国人力士が多くを占めた。これも時代だ。5時間で作業完成。
夜 家食 「ファイト餃子」ホワイト餃子の水餃子 美香酢かけ、おふくろ中華コンニャクラ
ーメン、ほうれん草とトマトのサラダ
サーバーのシステム変更の作業が終わったが、カウンターのデザインが少なくてヘンなカタチ
になってしまった。まぁいいか。昨日「ファイト餃子」から生の餃子を買って来たが、焼餃子
にするには、多量の油が必要。で、水餃子にする。茹で立てのアッツアッツの餃子に「やずや」
の美香酢と小口ネギを散らして食べたら、バカうま。餃子本来のうまさは水餃子にした方が良
いように思う。おふくろ中華汁が残っていたので、コンニャクを麺代わりにする。 無酒日
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【今週の振り返り】
昨年暮に喪中ハガキをたくさん頂いた。中には、かつて親しくさせて頂いていた方が既に亡く
なってから数ヶ月も経っていたものもあって、愕然とした。人間、人生の過程でいろんな方と
知り合い、お付き合いをし、また別れていく。ある時期親しくした人も、いつの間にか賀状の
やり取りだけになって、やがてそれも途絶えてしまう関係もある。その人が亡くなったことも
知らないで。喪中ハガキで知った、風流の存在を教えて下さった評論家の先生、信州時代に可
愛がってくれた隣家のおじさん・・・・。今更どうしようか、と思っているうちに年を越して
しまった。１９日に亡くなった先輩は2年前に白血病になられたと聞いた。お見舞いに行かね
ばと思っているうちに、「良い方向に向かっている」と伺って安心していた。俳句の勉強をして
いる、という賀状も先日頂いていたし。それが突然の訃報である。その1週間前にも、会社の
先輩が亡くなっていたことを知った。木曜日には、5歳下の後輩が、ご主人が1月11日に亡く
なったと手紙で知らせて来た。新年早々、人の死に遭遇することが多くて気が塞ぐ。人間、い
つどうなるかわからない。やっぱり、したいことをガマンするのは良くないよ。よし！決めた。
冬至から1ヶ月。新橋駅のプラットホームから夕焼け雲を見た。これから「1日畳の目ひとつ
ずつ」日脚が伸びていく。
冬のトナリは春だから・・・ニャン？