パクパク日記4年1月 2週

        仕事始めから1週間も経てば、正月気分もどこへやら

       新江戸川公園の紅梅

1月 5日(月) 晴れ

昼 麹町 「登龍」 四川焼飯(フカヒレスープ、四川漬物、アイスクリーム付き) 1600円+税

  

朝から会社の新年会。朝10時というのに、テーブルには鮨、サンドイッチなどが並ぶ。ここでちょいとツ

マミ喰いをしては昼メシに差しさわりがあるな、とお茶を飲んだだけ。今年一番の客になろうかと「登龍」

に行くが、あぁ残念、既に1組客がいたよ。サービスでお神酒が付いたが、今から酔っ払えないので手

をつけない。ここの四川焼飯はちょっと辛くて感動的。ニュー新橋ビルの「焼売太楼」の玉子チャーハン、

白金の「聚寶園」の餡かけチャーハンと並んでお気に入りのチャーハンである。フカヒレスープも旨い。

夜―1 築地 「某」 付きだし:がんもどきとコンニャク煮、ネギぬた 400円、ブロッコリーとポテトサラ

ダ 500円、青柳の炙り焼 1000円、マグロの中トロの炙り焼 1500円、厚焼玉子 700円、(八

丁味噌の牡蠣豆腐 1000円)、生海苔の味噌汁 500円、ハートランドビール、冷酒:立山 600

円×3杯

  

  

    あぁ、旨い! カラダが温まる。

今日1日大した仕事はしていないのに、何だかとても疲れる。カラダがすっかり「怠けモード」になってし

まっていて、戸惑っているんだろうな。小S子さんと築地に行く。そっくりなご兄弟と、可愛いお婆ちゃん

が店を切り盛りしている。この店に来るとポテトサラダ、厚焼玉子、生海苔の味噌汁は欠かさず頼む。

牡蠣アタリ5年の身なので、牡蠣豆腐は小S子さんだけが食べる。羨ましいが、アタルのは勘弁だよ。

夜―2 築地 「カフェ・カボ・サンルーカス」 ジントニック 3杯

話は尽きないので、「カフェ・カボ・サンルーカス」へ。メキシカンの店だが、とっても安くて良いのだ。

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1月 6日(火) 晴れ

昼 一番町 「プティフ・アラ・カンパーニュ」 アサリのカレー 辛口(ポテト付き) 1250円、コー

     ヒー  400

  

昨日から虎スミ登場。彼女と組むのは1年半ぶりだろうか。一緒にカレーを食べに行く。ここのところカ

レーに飢えていて、カラダが「カレー、カレー、カレーが切れたぁ」と騒ぐ。薬切れのようにね。久々の辛

いカレーをモリモリ。この店欧風カレーだが、辛さはしっかりしていて私を満足させる。虎スミは甘口だ。

夜 六本木 「Y氏邸」の新年ホームパーティ 生春巻、プロシュート、ピーナッツの山椒煮、大根と

      帆立 のサラダ、ロールキャベツ、トマトとカマンベールチーズ、おから煮、キムチ、茹で餃子、ロー

      ストビ ーフ、ラザニア、「まつや」のぶっかけ蕎麦、シャンパン、生ビール、赤ワイン、越の寒梅、泡

      盛古酒

  

  

夕刻、赤坂の「豊川稲荷」に初詣。今年何回目だぁ?奥に通されて祈祷が始まってびっくり!「豊川稲

荷」というので神社だとばかり思っていたら、お坊さまがお経を読み出す。え?神社じゃなかったの?こ

こはお寺なの?神妙にはしながら頭の中は大パニック。帰りに調べたら「妙厳寺」でもあるらしい。神仏

合体なのだろうか。Y氏邸に移り、大勢で新年パーティ。テーブルには、御馳走が並び、お酒もドッチャ

リ。ご馳走になる方は嬉しいが、準備される方々は大変だよね。最後に「まつや」の蕎麦が振る舞われ

美味しさの余り、ぶっかけを2杯食べた。Kさんは4杯も食べた。みんな食べ過ぎである。ご馳走様。

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1月 7日(水) 晴れ 寒くなった

昼―1 「日本出版クラブ会館」のパーティにて  栗ぜんざい、杏仁豆腐

  

業界の賀詞交換会。ご馳走はたくさん出ていたらしいのだが、約1時間名刺交換してご挨拶しているう

ちにあらかた無くなっていた。とんでもない人数だ。デザートコーナーでぜんざいと杏仁豆腐を食べる。

昼―2 富士見 「鳳凰」 タンメン(杏仁豆腐付き) 650

  

デザートを先に食べてしまったがこれでは足りない。「おけい」に行くと昼サービスは終了、隣の「青葉」

は明日から営業とあった。チェッ。どこでもいいや、と入った中華屋。ウームだ。杏仁豆腐既に2度目。

夜 新宿・ルミネ 「ベトナム・アリス」 メシマセルミネコース(名物春巻バスケット:生春巻・揚げ春

      巻・ 蒸し春巻・蟹爪フライ、フォーガー(鶏肉のフォー)、マンゴプリン、ベトナムコーヒー) 2000

      +税

  

  

昨年ベトナムに行って以来、私の頭の片隅に「フォー食べたい菌」が住みついてしまった。時折その菌

が暴れて困るのだが今夜も大暴れ。ということで、またもや「ベトナム・アリス」へ行った。単品で頼む場

合、名物春巻バスケットは1800円、フォーは700円、デザートやお茶も500円だから、コースにすると

とてもお得。春巻の中では揚げ春巻がお気に入りだ。フォーを食べ終わると菌は静かになった。無酒日

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1月 8日(木) 晴れ 風が冷たくサブー!

昼 会社にて 「シェ・カザマ」の揚げたてカツサンド 800円、「鈴乃屋」栗甘納糖

   揚げたてのカツサンド

今日は打ち合わせや会議がビッシリ。虎スミと相談して、昼メシは一番町のパン屋「シェ・カザマ」の揚

げたてカツサンドを買って来て貰う。このカツサンドには、トマト、レタス、茹で卵も入っていて旨いよ。

夜 赤坂 「タート・ヴァン」 冷製ホタテ貝のタルタル メルバトースト添え(大) 1500円、チョリソ

   ーと キャベツの蒸し煮(大) 1000円、ジャーマンポテト(大) 1000円、フォアグラ・メルバトー

   スト(小) 500円、トマトサラダ 500円、自家製ピクルス 1000円、チーズ盛り合わせ(小) 

   600円、ギネス ビール、ドライシェリー、ジントニック 2杯、マルガリータ 2杯

  

  

  

赤坂の「タート・ヴァン」でSPと待ち合わせ。説明しずらい場所なので、ホームページの地図を見て勝手

に来なさい、と伝えたら、案の定迷って店に電話があった。私も20年以上前から行っているのに、時々

迷うほどだ。バー飯好きな私だが、この店の料理は出色ものだ。SPは英語、スペイン語に続いて中国

語を特訓中。バイリンガルでも尊敬するのに、クワトロだよ、凄いじゃないか。人生も春めいて来たらしい

SPは、キューバに行って以来ラムがお気に入り。ハバナ・クラブ15年ものを舐めながら「旨い!」。

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1月 9日(金) 晴れ 風が冷たく寒い

昼 千代田区南町 「みさき」 ブリのかま焼定食(小鉢、味噌汁付き) 900円、冷奴100円

    ブリかまは食べる所が多い!

カレーや蕎麦も良いが、むしょうに魚の定食を食べたいと思う時がある。今週入社したばかりの虎スミ

が近くに旨い定食屋があると連れて行ってくれた。既に2度行ったらしい。恐るべし。魚ばかりのメニュ

ーだが、1時過ぎには殆どが売り切れ。最後にブリカマが残っていた。デカクて旨いなぁ。ゴッツァン。

夜―1 初台・オペラシティ「戎」 冷奴、白子ポン酢、蓮根の肉詰め、手造り鶏つくね焼、菜の花の

     お浸 し、じゃこ天、長崎名物皿うどん、生ビール、冷酒:「東灘」、「松竹梅」  @3千円

  

  

新国立劇場でバレエ「シンデレラ」を観る。誰でも知っているあのお話に、プロコフィエフが曲をつけた作

品。シンデレラに酒井はな、王子は山本隆之、義理の姉にゲンナーディ・イリインと堀登、道化は吉本

泰久、指揮:デヴィット・ガルフォース、演奏:東京フィルハーモニー交響楽団。酒井はなのシンデレラも

良かったが、義姉達に扮する男性2人が笑わせる。道化役の吉本泰久が達者。華やかな舞台で面白

かった。バレエについて、ちょっと勉強しようと会場で「バレエ ワンダーランド」というのを買った。他の

演劇もそうなのだが、バレエ観客の女性比率は極めて高い。特別な措置として、男性トイレが「臨時女

性トイレ」に替わっていた。ヘェーっと男性トイレに堂々と入ってしまったよ。何でも知っているIK先生と

焼鳥屋に行く。新居のオーディオ環境についての指南をお願いした。ホントIK先生何でも知っている。

夜―2 早稲田・リーガロイヤルホテル東京「セラーバー」 マルガリータ、ジントニック

タクシーで帰って来ると、未だ11時半。看板まで30分あるな、と「セラーバー」へ。意地汚いね。マネー

ジャーのHさんが今日の人事異動で宴会担当に替わられる由。仲良くなった頃にはいつも異動だ。

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1月 10日(土) 晴れ 北海道では大雪とか

昼 都電早稲田駅キンペン 「がんこ総本家」 新年初スペシャル・伊勢海老スープの味噌ラー

      メン (中) 1200円

    場所のヒントはこれダス

ご存知一条流がんこラーメンの総本家である。大昔は歩いて10分程の場所で、看板も無ければ黒い

カーテンで締め切ったような店だったので、とても入る勇気が無かった。自宅近くに新しい店が出来たこ

とは、暫く前から知ってはいたが、相変わらず表通りに入り口は無いし、看板も無い。何度か店の前ま

で来てウロウロしたものの、あの頑固な親方に叱られながらラーメン食べるのもなぁ、と躊躇していた。

裏手の小さな入り口に出来た行列に並び、入ってみると、あまりの明るい店内にびっくり。「はい、はい、

お待たせしましたねぇ。寒かったでしょう?今日は大サービスで、麺が大、中、小が全部同じ値段なん

ですよ。どうしますかぁ?」とあの一条家元がニコニコ笑って声を掛ける。意外な展開だ。中を注文。半

円形のテーブルに椅子は10個。厨房を背にした半円形テーブルの真中で、家元は焼き豚を切りなが

ら、客とおしゃべりしている。ラーメン屋というより、一条サロンのようである。「今日の伊勢海老は、頭だ

12キロ使ってスープを取ったんだけど、海老の甘さが出るねぇ。20キロ使った時は甘過ぎてダメだ

ったから、これ位がいいわな」などと、問わず語りの家元の話に耳を傾けながら、ラーメンを啜る。恐る

恐る「写真を撮っても良いですか?」と尋ねると「どうぞ、どうぞ。何なら私も撮って」。驚きが増す。家元

は、客のラーメンの食べ方をさり気なく観察し、食べ終わると「麺喰道初段」の認定書をくれた。隣の男

性は、現在3段で「今度来た時四段を上げるよ」と言われていた。因みに、家元は九段だそうです。

午後のおやつ 早稲田 「モスバーガー」 栗と玄米餅のおしる粉 280円、コーヒー 180円

  

麺はもちろん、スープも全部飲み干したから喉が渇く。「モスバーガー」でお茶した後、散歩する。6日に

赤坂の豊川稲荷に初詣に行ったが、近所にも小さな豊川稲荷がある。ここは純然とした神社だ。新江

戸川公園には、何と紅梅が咲いていた。昨年は、1月末から2月に咲いたのに、今年は随分早い。お

正月までずっと暖かかったからなぁ。昨9月に売却した小平の家の白梅は元気だろうか、と考えた。

夜 早稲田・鶴巻町 「アジアン ダイニング カフェ」 小籠包 480円、鶏肉と野菜のスィートチ

     リサラ 680円、ベトナム麺フォー 580円、シークアーサージュース 380円、マンゴプリン 

     380円

  

  

昼のラーメンが効いたのか、夜になってもちっともお腹が空かない。グズグズしているうちに、8時過ぎ

てしまった。それなら夕食は抜けばいいじゃないか、と思うのだが、出かけてしまうのが夢子なのである。

しかも、こんなに頼んでしまってさ。ベトナム、タイ、インドネシア、中国、台湾とアジアのエスニック料理

が並ぶのは魅力的。しかし、味が・・・。フォーのスープ、ちゃうやん!マンゴプリンは旨かった。無酒日

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1月 11日(日) 晴れ

午前のおやつ 歌舞伎座にて めで鯛焼 180円

初春大歌舞伎の昼の部に行く。到着直後、もう空腹でガマンできん。赤白餅入りのめで鯛焼を食べる。

お昼 歌舞伎座 「おでん処やぐら」 おでん定食 1200円−会員割引10%=1080円

    茶飯の量が少ないぞ!

今日の演目は「義経千本桜 鳥居前」、「高杯」、「仮名手本忠臣蔵 九段目 山科閑居」、「芝浜皮財

布」の4演目。本年最初の演目は、「義経千本桜 鳥居前」というワケだが、この芝居何度も観ているよ

うなぁ。「高杯」は、勘九郎の父・勘三郎の当り芸だったが、今や息子が達者に演じる。高下駄を履いて

の和風タップダンスの踊りが楽しい。「高杯」を終えてから食事タイム。3階「やぐら」のおでんは美味し

いのだが、茶飯の量が少な過ぎる。ご飯の大盛りというのを是非お願いしたい。是非お願いしたい!

午後のお茶 銀座 「プロント」 イチゴドーナツ 130円、コーヒーM 230円

「仮名手本忠臣蔵 九段目 山科閑居」の配役は、大星由良之助:幸四郎、妻お石:勘九郎、息子・力

弥:新之助、加古川本蔵:團十郎、その妻・戸無瀬:玉三郎、その娘・小浪:菊之助。オペラで言えば、タ

イトルロールの大御所と当代きっての人気若手がズラリと揃った舞台であった。演目ごとの収支を出し

たら、人件費高いよねぇ。今日の朝10時から、2月歌舞伎のチケット売り出しで、行きのタクシーの中、

休憩時間、そして舞台がハネテお茶を飲みながら、ずっと電話しているのだが、未だ通じない。もう4時

半だよーー。んんん、もうっ!!!「プロント」のイチゴドーナツは、一口食べただけで残した。マズイ。

夜 家食 「天一」の天麩羅で作った天丼(穴子、玉葱、蓮根、しし唐)、「アールエフワン」の30品目野

      菜サラダ、「クノール」のあおさスープ、ヘルシア茶

  

蓮根と玉葱、そしてさつま芋の天麩羅が好きだ。天麩羅屋でスター扱いの海老はどうでもよろしい。穴

子以外、すべて野菜の天麩羅を買って来た。温めて、ご飯に乗っけて天つゆを掛け回して天丼完成。

ちょっと衣が厚いな。来月の歌舞伎チケットは、5時45分ようやく通じた。毎月これだから大変。無酒日

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【今週の振り返り】

未だポツリポツリと年賀状が来ている。郵便局の方々も、一年の最大ピークを乗り越えて、さぞホッとさ

れていることだろう。民営化議論はどうなっちゃたのか、関心が低いのでよくわからないのだが、今まで

「郵便局はスゴイなぁ」と思ったことが何度もある。移転通知を出すのが面倒なので、今年の年賀状の

文面の一部に「4月から以下の住所に移転する予定です」と書いた。「4月」から「移転」する「予定」であ

る。なのに、世の中にはそそっかしい人がたくさんいて、その新住所に返事を書いて出した人がかなり

いたのである。新住所は、現在建築中のマンション。そんな工事現場に年賀状出されても、配る人は困

るよねぇ。当然、その賀状は投函した人に「宛先不明」として戻るハズである。ところが、それらの何枚

かは、会社に届いたのだ。自宅でなく会社だよ。もう、ビックリである。何故、届いたのか推理を試みる。

12月からフルタイムになってしまったので、慌てて業務用の年賀状&挨拶状を準備し投函した。そのう

ち何枚かは、宛先不明で戻って来た。差出人は○○会社の夢子。建築中のマンションの宛先も夢子。

じゃ、○○会社に転送すればよいのだ、と郵便屋さんは考えた。しかし。lこれには無理がある。移転先

は新宿区、会社は千代田区だ。ということは管轄郵便局が違う・・・・・・。うーん、わからん。そう言えば、

銀座の会社に勤めている時も、感動したことがある。「東京都銀座 ○○夢子様」とだけ書いた手紙が

ちゃんと着いたのである。番地も書かず、会社名も書かずに手紙を出す人もどうかと思うが、それを私

(有名人でも何でもない私をですよ)だと考えて、配達する郵便屋さんは、プロ中のプロだ。スゴイ!!

と言わずして、何と言おう。郵便局には、謎解き趣味の方々がいるのだろうか。

現住所に返事をくれた人の中にも「引越しお疲れさま。お疲れが出ませんように」とか「新居の居心地

はいかがですか?」とか「近くに飲みに行った帰りにでもお邪魔します」なんて文面がたくさんあった。ど

うぞ、工事現場に行って下さいな。他人の賀状の文面なんて、ゼーンゼン読んでいないんだねぇ。こん

なことを書きながら、私は年末、自分の名前を書かずに、高知に手紙を2通出してしまった。受け取っ

K岩Cは、「西早稲田」の消印を読み取って、私だと推理したのだとか。こちらこそそそっかしくて、す、

す、すんませーん。

           今年も年賀状来なかったニャア

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