パクパク日記４年６月２週
梅雨空が移ってしまったのか、ナンダか心が晴れない夢子であった
６月 ７日（月） 雨 時々曇ったり晴れたり
昼 九段南 「味香村」 肉豆腐定食（肉豆腐、３品小皿、味噌汁、ご飯） 900円、ヤクルト サー
ビス
スンゴイ量の肉豆腐
昨日日曜日から関東地方は梅雨入り。１週間ずれたので先週私はずっと笑っていた。でも「今年は梅
雨ヤメマス」というワケにもいかないらしい。ランチ仲間の虎スミと私の店選びの基準は「旨いことはも
ちろん、とにかく量が多いこと」というのがゼッタイ必要条件。それにピッタリの店として、昨今「味香村」
通いが続いている。2人とも、肉豆腐を注文。この底の厚い容器に、たっぷりと肉豆腐が盛られている。
夜 四谷３丁目舟町 「京坂屋」 ママのお任せ料理 ３千円コース（だだ茶豆、蒸しハマグリとキノ
コの
ソテ
ビー
夕方K氏と打ち合わせ。そうか、もう1年になるのか。1年になるのに、見事なくらい収入が無い。こう
なれば、チマチマした売上げがあるより、ゼロの方が潔いよね、え？そうゆうことではない？でも、無い
んだから仕方ないんです！Kさんを誘って夕食。S田Mちゃんから「京坂屋は食べるものをあれこれ考
えなくても良いからラクチンよ」とは聞いていた。行ってみると「料理はすべてお任せコースです。２千円
と３千円のコースがありますが、どちらになさいますか？」と聞かれた。3千円の、と答える。なるほど、
考えなくても良いとはこうゆうことか。そんな安い値段のコースってどんな内容なんだろ。いやいや、び
っくりした。こんなにたくさんの料理が出てくるなんて。普段ロクなものを食べていないK氏は嬉しそう。
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６月 ８日（火） 晴れ 時々小雨
朝 F文子さん母上手製のクッキー各種、コーヒー
午前のお茶 三栄町 「野の花」 ブレンドコーヒー キスチョコ付き 600円
私ってナンてドジなんだろ
法人口座の銀行届出住所の変更をするだけなのに、既に２度来て「ここが違う、あの書類が必要」と突
き戻されて未だ出来ていない。ようやく書類も揃い、満を持して銀行に行く。「今日はカンペキでしょ？」
と顔も自慢げ。「あのー夢子さま、他は良いのですが、押印された印鑑が違います」「・・・・・・・・・・・・」。
住所変更届をするだけなのに、3度足を運んでも出来なかった。「なんてダメなんだ、私は」と銀行を出
て空を見上げた。どんよりしていた。大好きな「野の花」で心を静めてから、出社することにした。あぁ。
昼 九段南 「東風汁緬本店」 蛤仔上湯麺（アサリと牛蒡のスパイシー緬） 800円＋大盛り100円、
＋杏仁豆腐 ＋５０円
最近この店ではアサリと牛蒡のスパイシー緬ばかり食べている。細緬、太麺を選べるが今日は太麺。
昼のお茶 九段南 「詩」 アイスコーヒー 450円
夜 四谷３丁目 「金吹」 お任せコース（豆腐、キクラゲと絹さやのピリ辛炒め、焼いた鱧のせぶっか
け讃岐うどん、ミニネギとろ丼、カレーとフランスパン、漬物盛り合わせ、タタミ鰯、ハートランドビール、
凍結酒「天千代」 ＠８千円
森林氏から「先日新居に伺って、あの家に合うお祝いをイメージ出来た。ついては、お渡ししたいので
デートしましょう」と連絡があった。ほの暗い店で渡されたのは、かつて彼が描いた私のイラストに色付
けした額。それも色別に3点もある。イヤー、これはスンバラシイわ。カウンターにそのうち1点を飾って
酒のつまみにする。今晩の「金吹」のお任せコースは、ナゼか飯モノが３つもあった。讃岐うどん、ミニ
ネギとろ丼、カレーとフランスパン。「こんな含水炭素ばかりの料理はダメだよ」「すんません、偶然で」。
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6月 ９日（水） 曇り時々小雨
昼 四谷 「こうや」 ワンタンメン 850円、醤蛋ジャンタン 味付け卵 100円
朝代々木に寄ると「腎臓が弱っているから漢方薬を飲むように」と言われた。先週は頭の使い過ぎ（！
使ってません）で脾臓が腫れていると言われたばかりなのに。それはともかく、会社に戻る途中、四谷
で昼メシ。昔から人気店の「こうや」。緬は平打ちのちぢれ緬で、量はたっぷり。ワンタンは、蛸の頭のよ
うにテンコモリの肉が詰まっている。肉は八角の匂いが強い。次々と来る客を見事に捌いて、待たせな
いところも見事。が、平緬が好きな私にとっては満点になる筈なのに、ナゼか満足しない味なのだよ。
夜 荒木町 「アンシャンテ」 コンニャクと寒天のヘルシーサラダ 680円、本日のスープ（トマトのク
リームスープ） 600円、シェパーズパイ（牛挽肉とマッシュポテトのグラタン） 1200円、本日の魚
料 理（鮭のバジルとニンニクのバターソース 野菜添え） 1380円、デザート（南瓜のムースと胡
麻ゼリー）、コ ーヒー ＠2400円
今晩こそヘルスクラブに行くつもりだったのに、朝起きて読んだ手紙にショックを受け、運動する気持ち
が萎えた。虎スミを誘って夕ご飯を食べに行く。５つの店を候補に出したが、彼女が選んだのは、先週
初めて行った「アンシャンテ」だった。とにかく、量が多い。小食な小S子さんなら、本日のスープだけで
満腹になってしまうかもしれない。大喰いの2人だから完食した。酒の弱い虎スミは最近酒づいていて
カンパリを飲んだが私は水。今日もデザート、コーヒーはサービスだった。旨くて安い店である。無酒日
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6月 １０日（木） 曇り
昼 ベルビー赤坂 「サロンドテペルティエ」 肉のプレジール1050円（前菜・鶏肉のソティ シャン
ピニオンソース・パン２種：胡桃ブレッド・ライ麦ブレッド、デザート：クリームブリュレ・カフェ・ナチュー
ル）＋スープ：ブロッコリーのクリームスープ 1260円
「プレジール」とは仏語で「喜び」だったな。「プレジールダムール」は「愛の喜び」だ。なんでそのプレジ
ールが食い物の皿の名についてるんだろ。ま、食べることは喜びだからいい。この店は赤坂見附の駅
ビルにあって、パン、ケーキ、洋風惣菜を売る店と、食べさせる店が併存している。何種類ものパンを
入れた大きなバスケットが運ばれ「お好きなパンをいくつでもどーぞ」と言うのかと思ったら、「２つ取っ
てください」。もっと大らかになろーよ、ね？昼時ここで食事しているのは女性ばかり。腹６分目である。
夜−１ 曙橋 「敦煌」 お任せコース（クラゲと野菜の前菜、レモン塩で食べるイカの刺身、ハツと野
菜、海老の摺り身を射込んだ揚げ茄子と野菜の甘辛煮、小さな水餃子、豚の胃袋とニンニクの芽
のピリ辛炒め、豚とザーサイ・大根スープ、麻婆春雨と麦ご飯、さくらんぼの赤ワイン煮、青島ビー
ル、紹興酒 ＠６千円
腹６分目だった昼のプレジーヌで午後１時半には早くもお腹が空いてしまった。曙町の「敦煌」に来るの
は15年ぶりだろうか。店内はすっかりキレイになっていたが、ダークダックス状態でキチキチに座って9
席のカウンターと奥の７、８人用のテーブルしかない狭さは同じ。店にはメニューというものが一切ない。
全員お任せのコース。ご夫婦2人で切り盛りしているが満員。臓物系は苦手なので、心臓も胃袋も避
けて食べる。味付けはピリ辛四川系で最後に出た麻婆春雨が絶品の旨さだった。でも、禁煙なのだよ。
夜―２ 「カフェ夢子」 「ゴンドラ」のパウンドケーキ、コーヒー
涙出るほど旨い！
今晩は、四三の先輩S田MさんとSブーが一緒だ。帰りに「岩井食堂」でS田Mさんが私の新居祝
いにイタリアのオリーブを買ってくれる。満腹と思っていたのに、ちょっと小腹が空いた？じゃ、九段の
「ゴンドラ」のパウンドケーキでも切りましょう。ほーーーんとに旨いのだよ、このケーキ。夜は更ける。
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６月 １１日（金） 一日中雨
昼 一番町 「手打ち蕎麦 吉田」 鴨カレー蕎麦（温）大盛り 1500円＋200円＋税
朝出社前銀行に寄り、ようやく法人用の住所変更手続き完了！たったこれだけのために４回も来た。
今日の昼メシ候補は２つ。「吉田」の錦蕎麦（冷）の大盛り対鴨カレー蕎麦（温）大盛りの一騎打ちであ
る。値段は、1575円対1785円。どっちも高い。店まで歩きながら、錦かカレーか、カレーか錦かと悩む。
そこで理論形成を試みる。これから日本は本格的な暑さを迎える。本日は梅雨時には珍しく涼しい。暑
い時には大いに錦蕎麦（冷）は食べるだろう。しかし鴨カレー蕎麦（温）は大汗を恐れて秋口涼しくなる
まで食べない可能性は高い。よって本日は対鴨カレー蕎麦（温）大盛りとする。カンペキな理論である。
夜 新橋 「日本海庄や」 みる貝と〆鯖、パリパリ若布、ホルモンと野菜炒め、茄子の一本漬け、ほ
たるイカ、豚しゃぶサラダ、メロウの焼物、ブリカマ大根、鮨の巻物、焼き鳥各種、鯨の竜田揚げ、
蟹豆腐、キュウリのヌカ漬け、キムチ、トマト、ゴーヤチャンプルー、生ビール、冷酒 「八海山」
純米 ＠５千円
アメフットのチームを運営する小さい株式会社の株主総会が今夜銀座であった。私は株主の1人なの
である。株主総会はイヤという程回数は出ているが、株主として出席するのは初めて。「なに？赤字？
なに？配当ゼロ？」なーんてね。株主供応を恐れてか（まさか！）、夜遅い懇親会は、居酒屋で割り勘
であった。ガード下の店なのに２階があってびっくりした。金曜日の夜、安い店はサラリーマンで盛況。
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６月１２日（土） 晴れ
朝 家食 トースト、茹で卵、アプリコットジャム、ミネストローネスプ、桃のゼリー、ヨーグルト
今日虎スミは、飛行機でブイッと大阪に飛んで阪神の応援に行くと言っていたな。しかも１泊２日で２試
合を観るのだとか。「晴れ女だからゼッターーイ晴れまーす」と威張っていた。ホント晴れてよかったね。
昼 家食 夢子カレー：鰯とトマトの激辛カレー、レタスとオレンジのサラダ、若布と麩の味噌汁
朝方、久々にふくらはぎにコムラガエリ。小S子さんから貰った薬を飲んでみたら、あら痛みは取れた。
朝からピンポーン、ピンポーンとインターホンがよく鳴る。宅配便。別用件の人の分も含め６回鳴った。
先日まで冷凍庫に中は未だ余裕があって、それがそのまま心の余裕にもなっていたのだが、既にギチ
ギチになった。これから、「要冷凍」品が来る度に、冷凍庫の中から犠牲者を選ばねばならない。え？
そんなことする前に、せっせと食べろ？そうです。というワケで、冷凍してあった夢子カレーを取り出して
食べる。んーーー、自分で作っていながらナンではあるが、実に旨い。甘さも辛さもコクもあって旨い！
夜 初台 「スミヴィノ」 真イワシの２色パプリカの甘酢マリネ 600円、パンとオリーブオイル、地
鶏白レバームース 525円、揚げポテト、真鯛のカルパッチョ 950円、アボガドとトマトのサラダ
735円、新玉葱とゴルゴンゾーラのリゾット 1380円、生ビール、コンヴォ・ビヤンコ（シチリア）
2730円、キャンティ・クラシコL・コンティロ 3785円 ＠6200円
夕刻より、初台の新国立劇場で、バレエ『眠れる森の美女』を観る。ご存知、シャルル・ペローの童話を
マリウス・プティパが振り付けし、チャイコフスキーが作曲した。ロシアで初演された時は、男女550人
づつの登場人物登場するドギモを抜く規模のデカイ作品だったらしく、余りの規模の大きさに、完全再
演はなかなか叶わなかったそうよ。今回はさすがに計1100人も出ては来ないが、プロローグ、一幕、2
幕、３幕、アポテオーズを通じてたくさんの出演者が舞台を楽しませた。オーロラ姫には厚木三杏、デジ
レ王子は逸見智彦、リラの精：真忠久美子。熱演だったが、中でもデジレ王子役の逸見智彦がジャンプ
の滞空時間が長く、すっきりした王子を好演。3回あった休憩時間には、子供の出演者の友達や家族
なのだろうか、小さな子供達がキャーキャーと走り回ってウルサイったらありゃあしない。5時開演から
3時間半後8時半に舞台がはねた時は空腹でタマラン。いつもの「スミヴィノ」でムシャムシャとご飯を
食べ、話が乗ったところでワインを2本も空けてしまった。今夜もIKさんにバレエの講釈伺いました。
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6月 １３日（日） 雨のち晴れ
朝 家食 新潟小千谷のへぎそば、新玉葱とピーマンの炒めもの
今日こそ寝坊しようと思っていたが、やっぱり7時半には目が覚めてしまう。昨日送られて来たへぎそ
ば。麩海苔が入っているのがへぎそばの特徴だが、口当たりが良いのはそのせい。ご馳走様でした。
午後のおやつ 「ゴンドラ」のパウンドケーキ、コーヒー
夕方が近づくにつれ、どんどん天気は良くなる。やがて真っ赤な太陽が、薄っすらと見える秩父の山に
向かって落ちて行った。それにしても「ゴンドラ」のパウンドケーキの旨さはどう表現したら良いのだろ。
夜 家食 口福コロッケ、レタスとオレンジ、茹で卵、銀鱈の味噌漬け焼き、味噌汁、ご飯
夕食を作る前テレビをつけたら血液型の特徴とか言う番組だった。ナニ？一番太りやすい血液型はO
型？ドキッ、ワタシO型じゃん。ナニ？O型は食べることに貪欲？ドキッ、どうしてわかるんだろ。ナニ？
デブ屋は全員O型？や、や、やっぱり。ナニ？O型がかかりやすい病気は消化器系？腹6分目を心
がけろ？ 無理だよ、そんなの。夕食は大好きな口福コロッケを４つも揚げようと思っている。こんな番
組を見た後だけに、ちょっと考える。でも、やっぱり食べることにする。ホント旨い。満腹である。無酒日
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【今週の振り返り】
のっけからヘンな話で恐縮だが、私は頭はあまり良くない。しかし、バカかというとそこまでは行かない。
学校時代の成績水準で言えば、中の上くらいか。じゃ、学校時代成績抜群の頭脳明晰という人が、社
会に出て賢く生きていけるかというと必ずしもそうとも言えない。仕事をさせてみると意地無しで出来が
悪いとか、２つの選択肢があるとナンかいつも「ハズレ」「スカ」の方を選んでしまったり、生きていく知恵
のようなものに鈍感だったり。そんな「頭の良い、賢くない人」身近にいませんか？勉強が出来ない私
は、社会に出て小躍りした。中間試験も期末試験もないから。２社目の仕事が自分の性格にあってい
たせいか、ノビノビと仕事をして、それなりの成果も得た。未だ独身で（え？これからするつもり？）、子
供を産まない人生になろうとは予想していなかったが、ある時点から「ひとりで生きて行く」という点につ
いて覚悟は出来た。生命保険や損害保険の加入、住居の売買や管理、各種支払い、納税、墓所を含
めた親の残したものの管理、職業生活と収支、退職後の準備、健康管理、遺言の作成・・・・・・・・・・・。
他のちゃんとした人からみれば欠点だらけかもしれないが、その都度考えては自分なりの努力はして
来た。
これが、日常生活をキチンと生きているかと言えば話は別だ。どうもソソッカシイというか、注意力サン
マンというか。今週も銀行に住所変更手続きに2度行った。計4回かけてようやく手続きが完了した。
フツーは1回で出来るよね？ナンかあっても2回で出来るハズだ。もう結構長く生きているから、そんな
自分の性格はよくわかっている。出掛ける前、落ち着いて書類や印鑑をチェックし「よし、これでマチガ
イない」と確認した上で出掛ける。しかし、何度もダメ出しをされた。心の底からガックリ来る。洋服にク
リーニング屋の札をつけたまま、なんてのは日常だし、２週間に一度くらいは、洋服を後ろ前に着てい
ることに気がつく。度々なので「あぁ、またか」と思うだけだ。昔の話だが、ある日の午後、会社の階段
を上っている時、自分が履いている左右の靴が違うことに気がついた。右が黒、左が茶。ヒールの高さ
もちょっと違う。その夜、座敷での宴会が無かったことに感謝した。
友人のKSちゃんは、私より４つ下だ。タイヘンな美人でお洒落でもある。そのKSちゃんが、ある日出
勤しようと自宅の玄関で靴を履いた。ナンだか下半身が妙にスース−するなぁ、と思ったら、スカートも
ズボンも履いていない自分に気が付いたのだとか。大笑いして「私はそこまではヤラナイ」と威張った
が、それでも、会社でソッと下を見るクセがついた。「あぁ、良かった、ちゃんとズボンを履いている」。ア
ルツハイマーを10年も患ったレーガン元米大統領が亡くなったが、自分もこれからボケの年齢に突入
すると思うと、心配でタマランのだよ。
ボケは長寿社会のツケだよニェ