パクパク日記5年12月3週

        暑ーーいマレーシアから、寒――い日本に帰って来てぶるっ!!

      

12月 12日(月) マレーシア・クアラルンプールは晴れ 夕方より激しい雷雨

朝 クアラルンプール・ザ・リージェントホテル 朝食ヴュッフェ

  

    普段車が混雑する通りも規制で通行止め

5時半起床。マレーシアの日の出は7時過ぎだから未だ外は真っ暗だ。添乗員のY田さんが部屋に来

て「朝食は早めに行かないと料理が少なくなるらしいですよ」と教えてくれた。急がねば。だって昨日夕

飯抜いたようなものでスゴク空腹なのだ。ウェスタン、マレー、中華、インド、日本と料理は揃っている。

特に和食は白いご飯(それも日本のお米)、味噌汁、焼き魚、梅干し、煮物、焼海苔、たくさん、キュー

リのQちゃん、卵焼きと充実している。ルームサービスの値段をみたら、和朝食は43RMだった。中華

風の黄色い卵麺にカレースープをかける。何かヘンな味。長粒米にカレーをかける。余り美味しくない。

中華粥はまぁまぁか。部屋に帰って16階からクアラルンプールの銀座通りビンタン通りを見下ろすと、

全く車が通っていない。国際会議のため訪問している各国の要人が通りの両端に建つ高級ホテルに

宿泊しているのでお出掛けまでは交通遮断しているのだ。ひとっこ一人いないって不気味な風景だね。

昼 クアラルンプール「Carcisa Sri Negra」 山羊チーズと生野菜 バジルとパプリカソース 

      ガーリ ックトースト添え、カボチャのクリームスープサフラン風味、子羊のプロバンス風ロースト 

      ポテト添 え、リンゴのタルトとアイスクリーム、プチガトー(マドレーヌ・トリュフチョコ・オレンジピー

      ル)、コーヒ ー、赤ワイン 46RM                  1リンギッド(RM)=約3、4円

  

   マスジット・ジャメ(旧国立モスク)      市名由来になった2つの川の合流地点      ハリマオー(マレー虎)

ホテル前のビンタン通りの交通規制が解除され、9時半から市内の観光へ。まずはマスジット・ジャメ

(旧国立モスク)へ。手狭になったことから、国立モスクは新しいものが建てられたが、このモスクにも毎

週金曜日の昼過ぎは熱心なイスラムが祈りのために集まるそうだ。信者でなくても、女性は長袖にスカ

ーフを被ることを強要される。持ち合わせの無い人のために、貸し出し用もあった。このモスクの敷地

には、クアラルンプールの発祥の地がある。クラン川とゴンバック川が丁度この地点で合流し1つの流

れになる。クアラルンプールとは「泥川が交わるところ」という意味なのだそうだ。国立博物館ではこの

国の民族の様々な様子を見ることができる。また動植物の展示もあって、オラウータンや昨日たくさん

見たSilverd Leaf Monkey、マレー虎のハリマオーなどを面白く見学。パンコール・ラオ島にたくさん

飛んでいた鳥はHorn Billという名の国鳥なのかぁ。じゃあさ、日本の国鳥は何ですか?雉ですよん。

  

    

←このアップルタルトがスゴイ!

今日のランチは、このツァーの一番のおごっそうである。元英国総督邸だった建物を改装し、迎賓館と

しても使用されている「Carcisa Sri Negra」でのランチである。市内のド真ん中に鬱蒼とした森があ

り、そのまた真ん中に建物はある。汗だく姿で入っていくには気後れしてしまうようなオホホホの雰囲気

であった。オードブルも上品、配られた2種類のパンは温められてアチアチ、カボチャのクリームスープ

は、思わず「もう1杯!」と言いたい程美味であった。メインは子羊、それが柔らかくてねぇ、ジューシー

なんざんす。歓声を呼んだのは、デザートのアップルタルト。りんごいくつ使ったの?というバカでかい

アップルタルトで、その上にどっかりとバニラアイスクリームが乗っかっておる。誰も完食できなかった。

  

   豪華なレストランの内装              階段も立派やなぁ            エリザベス女王が泊まられた客室の寝室

食後、同じ建物の客室を案内していただく。2階の大きな部屋はエリザベス女王がお泊りになったお部

屋だそうで、これが寝室、ここが浴室、でここが着替え室なのね、とジロジロと見て歩く。ダイニングや大

きなベランダもついたこのお部屋一晩おいくら?6万円?あらお安いじゃありませんこと?じゃ予約ね。

 クアラルンプール・ザ・リージェントホテル「麗晶苑」 広東料理コース(海老ワンタン揚げ、フカヒレ

とアワビ入り海鮮スープ、ポークリブ、ピラウ魚の醤油風味、海老の炒めもの、香港タイランの炒

め煮、揚州チャーハン、中華風汁粉、カールスバーグドラフトビール 19RM

  

  

  

    そろそろ某国の要人がご到着とか

最後の晩餐は、ホテル3階の広東料理「麗晶苑」でコースを頂く。北京ダッグが出てくるハズだったが、

鳥インフルエンザのことも考慮して、旅行会社で他のものに代えたとか。いいのにさ、北京ダッグ食べ

たかったよ。代わりは海老の揚げ餃子。これも美味しかったけどね。お上品なお店で、料理は隣で銘々

に分けられてしまったから、どうも写真に迫力がない。スープとチャーハンが美味しかった。このホテル

にはニュージーランドなど数カ国の要人が宿泊されているようだが、これから誰か到着するらしいよ。

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12月 13日(火) マレーシア・クアラルンプールは晴れ 東京は寒かった

朝 クアラルンプール・ザ・リージェントホテル 朝食ヴュッフェ(マンゴージュース、魚スープ麺、パ

      ンケ ーキ、豆、フルーツ、ポテトフライ、ご飯、焼き魚、梅干し、たくあん、卵焼き、味噌汁、ヨーグルト、

コーヒー

  

今日の出発は早い。当初6時半と言っていたが、不満の意を表したら7時になった。それでも4時に起

きてシャワー、荷作りと忙しい。6時にスーツケースは出す。すぐ朝食に行ったがオープン仕立てで料

理が揃っていない。どれもいまいちなので和食の朝ご飯にした。ご飯が日本のお米で美味しく感じる。

昼 キャセイ航空ビジネスクラス機内食

  

    11時にはもうランチ

カラルンプール空港は市街地から70キロも離れていて成田って感じね。この空港の建物を設計したの

は黒川紀章氏とのことだが、喫煙場所が極端に少ないから私は気にいらん。サテというマレーシア、イ

ンドネシア辺りの焼き鳥がオードブルに出たが、甘くて不味い。メインは海老クリーム味パスタを選択。

午後のお茶 香港・ビジネスクラスラウンジ  コーヒー

たった5分だが、ビジネスラウンジに行った。往復で4回機会はあったのだが、行くのはこれが初めて。

各国空港のラウンジに行っているがラーメンサービスがあるのはここだけじゃない?食べたい!スゴク

に食べたい!なのに時間が無い。今度絶対悠々来てラーメン食べてやるかんな。覚えてろよ、ってね。

夜 キャセイ航空ビジネスクラス機内食

  

あぁ、こんな不味い機内食食べるなら、香港空港のラーメンを食べたかったなぁとつくづく思う。でもガー

リックトーストだけは美味しいからお替りして4枚食べた。あとは残す。午後8時過ぎ成田着。日本はス

ンゴク寒いと聞いていたが思わずブルッと震えた。気温差は25度だよ。タクシーで1時間で帰宅する。

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12月 14日(水) 晴れ 東京は初氷と初霜

朝 家食 野菜と卵のサッポロ一番塩ラーメン、京都「正徳院」生姜煮

  

マレーシアとは時差が1時間だから、ちゃんと早起き。朝からピンポーンが鳴り響き、お歳暮がたくさん

来る。留守中の到来品は姪の薫が受け取って冷蔵庫などに保管してくれていた。感心な姪ではある。

久々のわが家の朝ご飯は何にする?モッチ塩ラーメンさ。薫が冷蔵庫に入れてた白菜とピーマンで。

昼 四谷三丁目 「尾張屋」 煮込みきしめん(ご飯、漬け物付き) 1000円

    スンゴイ量でごわす

買い物ついでにランチ。最近すっかり「尾張屋」づいているが今日は人気メニューの煮込みきしめんを

注文。鉄鍋に人参、白菜、ネギ、鶏肉、油揚げなど具もどっさり入っていた。山本屋に比べれば薄味。

夜 無し!!!

午後3時頃から12月2週パクパク日記の作成作業に入る。お腹が空かないわけではなかったが、もう

少しやってから、あともうちょっとだけと集中しているうちに、夕食の時間は遥かに過ぎてしまったぞ。午

10時じゃ、こりゃ夕食抜くか。マレーシアでの日曜日の夕食もほとんど食べられなかったし、これで

は痩せてしまうなぁ。困るなぁ。ふふふだなぁ。健康で夕食を抜くことが出来るの自分を褒める。無酒日

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12月 15日(木) 晴れ 今日も寒いぞ 仰木前オリックス監督死去 享年70

朝 無し!

寒さには参るが、冬の朝は富士山や山々の姿を見ることが出来て嬉しい。朝から来週月曜日に行わ

れるアメリカンフットボールの決勝戦のチケットを送る作業をしていたら朝ご飯の時間が過ぎてしまった。

これで24時間食べなかったことになる。うふふ。ミニ断食のようだ。これで痩せてしまったらどうしよう。

昼 四谷三丁目 「メーヤウ村」 ランチセット:ミニクィティアオナームとカオパット(タイ風チャーハン) 

1000

    大好きなセットですねん

今日も予約した時間に治療に行った。エライだろう?って書くと自分のアホさが目立つので止めようね。

このままずっと断食か?との思いがふと頭をよぎったが、「それはイカン」と神の声が聞こえた。で、ドッ

サリ食べることにする。「メーヤウ村」であのセットだな。一番乗りで店に入り、ムシャムシャ。旨いわ。

午後のお茶 三栄町「ドトール」 コーヒー 180

たくさんの支払いがあり、銀行と郵便局に行く。郵便ポストには今日から年賀状専用の投函口が設置さ

れていた。年賀状は40日前に出来上がっているのに何と1枚も書いていないのじゃー!どうするの?

夜 家食 「楽粋」の極吟豆腐の湯豆腐、子持ちカレイの煮付け、カボチャの土佐煮、京都「正徳院」生

姜煮、ご飯、富有柿

  

    塩分過多の日本人らしい夕食です

突然土曜日にわが家でパーティをやることになり、午後はメンバーを集める。福島の温泉?安比にス

キー?家族で食事会?アメリカから来客?明日からカンボジア?皆さん忙しそう。ま、急な誘いだし。

昨夜作ろうと思っていた献立をそっくり作る。お歳暮に毎年鳥取の「楽粋」のお豆腐のセットを送って下

さる方がいらして感謝している。絹のように滑らかなのに、しっかりしている極吟豆腐なのだ。まずは湯

豆腐ね。ツルリとした豆腐を口に入れると、大豆の甘さがフワーッと拡がる。醤油物多い献立。無酒日        

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12月 16日(金) 晴れ

朝 無し!

何と今日も朝飯を抜いた。昨日年賀状を書いていないことを思い出したので、今朝から宛名書き開始。

仕事止めたので去年より300枚減らしたが、それでも700枚ある。これを11枚筆ペンで宛名から

書いているんだから時間がかかるよ。朝飯犠牲にしても、未だ「あいうえ」までしか行かなかた。ふー。

昼 新宿高島屋 「小松庵」 天華セット(ミニ野菜天丼、ニ八蕎麦、小鉢) 1580

    1575円でないのね

代々木の整体治療のあと、新宿タカシマ屋へ。買い物は東急ハンズだったが、ランチはタカシマ屋のレ

ストラン街。かなりの店が入っているが、どこもたいして食べたい店が無いという不思議なレストラン街

である。一番空いている蕎麦屋に入った。旨くも不味くもないというカンジね。でもこれって高いよなぁ。

午後のおやつ 新宿高島屋 「カーメル」 チーズタルトケーキ、コーヒー 884

    今晩に備えてのおやつでありんす

今晩は歌舞伎座の夜の部に行くので夕食は遅くなる。他の観客は食べるけど、私は最近食べないから

ね。だから、おやつを頂く。この店は煙草を吸えるところを買っている。つくづくタルト好きだなぁと思う。

夜 東銀座 「おさき」 付き出し:わけぎの味噌和え、海老芋煮、塩ぶりの焼き物 大根おろし添え、

      蓮 根の挟み揚げ、ビール、冷酒×2本  @8300

  

    午後9時からの夕食ですぞ

歌舞伎座夜の部。今年3月から3ヶ月間襲名披露をされた勘三郎丈が7ヶ月ぶりに歌舞伎座に戻って

来られた。時折ハッとする程、先代勘三郎さんの表情に似て来られた。演目は福助親子の『恋女房染

分手綱』、玉三郎の『船弁慶』、勘三郎の『松浦の太鼓』。『恋女房染分手綱』は十段目「重の井子別れ」

の場で、乳人重の井の実子、自然薯三吉(実は与之助)を演じる児太郎(福助の長男)が子役屈指の

大役に挑んだ。席が10列目ということもあってか、いつの間にやらうつらうつら。でもしっかりと子別れ

の場では涙を流す。能の『船弁慶』を素材にした舞踊劇で、明治初期ニ世杵屋勝三郎が作曲した名曲

を使った玉三郎の舞台。杵屋直吉さんの美声に酔ってそのままうつらうつら。悪い観客である。でも最

後の『松浦の太鼓』はしっかり見て笑っていたよ。舞台が跳ねて、さてとどこで食事をしようか。先月に

続いて「おさき」の暖簾をくぐる。「夜の部では子役の方が活躍されていますか?長い台詞がずっと聞こ

えましてね」。そう、この店は舞台の裏にあるから歌舞伎座の音が聞こえるのである。ご主人とお喋り。

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12月 17日(土) 晴れ

朝 家食 「楽粋」の極吟豆腐で作ったトロトロリゾット、子持ちカレイの煮付け、カボチャの土佐煮、

      京 都「正徳院」生姜煮

    極吟豆腐のリゾットは極ウマ!

計画では今日明日は年賀状書きに当てていた。ところが突然パーティをやることになり、朝からお歳暮

のダンボールをつぶしたり、掃除をしたりで忙しい。豆腐のトロトロリゾットを「楽粋」極吟豆腐で作って

みた。美味しいに決まっているじゃん。普通の絹ごし豆腐で作っても特上の味だが、これは極上だね。

昼 無し!!

今週は「1日1食抜き」が妙に流行ってしまったが、今日は昼を抜いた。抜くつもりではなかったが、食

べる時間が無かった。紀ノ国屋本店に注文してあった雑誌を受け取り、伊勢丹で買い物して取って返

す。四谷3丁目の「丸正」で鍋やサラダの食材の買い物。重いものばっかりで、腕がモゲソウであった。

夜 家食 間人(たいざ)蟹のカニスマスパーティ(間人蟹の生の刺身、炙り蟹、茹で蟹、蟹味噌、

       茹で野菜のサラダ、おたふく豆、京都の半割り大根、オリーブ、「福内屋」の口福コロッケとレタ

       ス、イトミ特製タピオカと小豆の焼きプリン

  

  

  

突然のパーティ開催は、日本で最高のズワイ蟹である間人蟹(たいざかにと読むのだよん)がどっさり

わが家に来ることになり、それなら食べ人を集めようということになったのだ。間人蟹の提供者は、N

先生。おありがとうござりまする。私は場所を提供して、蟹以外のちょっとした料理と器、飲み物を用意

すればいい。招かれた人は飲んで食べればよろしい。間人蟹は、漁獲量が極めて少ないことから「幻

の蟹」とも言われる。また魚場が近海なので、獲れたて新鮮であることも魅力。5時前に大きな荷物を

下げてN原先生登場。生と茹での姿蟹が2杯、足だけはどっさり。スゴイじゃん。今日は生を刺身と炙

り焼きに、茹で蟹はそのまま食べることにする。N原先生は、七輪と備長炭もご持参だ。蟹は食べ易い

ように包丁を駆使せねばならぬ。私はできぬ。よってそれもN原先生にお願いする。よっ!名人!!

A先生&マキコ、イトミと香ちゃんも到着。生の刺身は、口に入れるとトロリと溶けて、何とも甘い。旨い

ぞ!炙り焼き蟹は、更に甘くて香ばしい。茹で蟹は蟹味噌を塗して食べる。身が何とも濃くて、マイウじ

ゃあーりませんか。こんな蟹食べると、他の蟹なんか食う気がせんよ。N原先生曰く、今晩間人蟹の刺

身を食べているなんて絶対私達だけですよ、と強調する。みんな「生涯最初で最後のご馳走」と泣きな

がら食べる。ウソだけど。「呼ばれて来なかった人はアホですよね」とも。こんなに蟹食べたのに、口福

コロッケだけは食べたいと注文があって揚げ人となる。え?お替りですか?最後はイトミ特製のタピオ

カプリンとお茶で〆たのだった。ごちそうさま。A先生&マキコは残って「冬ソナ」の9話を鑑賞。無酒日

              _______________________

12月 18日(日) 晴れ この冬一番の寒さとか 

朝 家食 間人(たいざ)蟹鍋、間人(たいざ)蟹雑炊 蟹味噌入り、おたふく豆、京都「正法院」の生

      姜

  

  

ずーーっと寝不足なので、今日くらいはたっぷり寝て朝寝坊しようと思ったが、それでも8時過ぎには目

が覚めた。6時間寝ればいいか。さてと、今朝は昨夜の蟹をどう調理するかの楽しみがある。本当はパ

ーティの〆に蟹鍋をしようと思っていたのだが、蟹だけで満腹になってしまて取り止めた。材料はたっぷ

りある。昨日捌いた蟹の足の先端部分をどっさり入れて鍋一杯に蟹スープを作る。それを3分割してま

ずは蟹鍋、そして蟹雑炊。あとは夜蟹味噌汁にする。日本一の間人(たいざ)蟹でとったスープに「楽

粋」の極吟豆腐、野菜を入れて作るのだから不味いハズは無い。雑炊には蟹味噌のっけて。旨い!!

午後のおやつ イトミ特製タピオカプリン 「フォション」のアップルティ

    甘さ控え目で旨いです

今日も昼抜いた。代わりに昨夜イトミが焼いて来てくれたプリンを食べる。2ピース食べたからいいか。

年賀状の宛名書きがなかなか進まない。個人に比べると法人宛は2倍の時間を要す。「シ」まで来た。

夜 家食 「楽粋」の豆乳鍋、「福内屋」の口福コロッケ レタスとレモン、茹で野菜のサラダ、間人蟹

       の味噌汁、ご飯

  

    カラダに良さそうな豆乳鍋

昨夜の残りをほとんど使い尽くして夕食作り。今朝取った蟹のスープは味噌汁に。これがメチャンコ旨

かった。あとは「楽粋」の豆乳で鍋。これもほっこり温まる。運良く口福コロッケが2個残ったのでカラリ

と揚げる。う、う、うまかぁ。食後、トヨタカップは無視して、フィギャスケートグランプリのエキジビションを

見た。昨日優勝した浅田真央ちゃんを見たいから。真央ちゃんって、スケートもスゴイし素直で可愛い。

酒井美紀ちゃん似だよなぁ。そういえば、ホワイトソックスの井口選手とゴルフの宮崎藍ちゃんて似てい

ると思いませんか?全国的にグッと冷えてあちこちで雪が降っているらしい。東京も寒いぞー。無酒日

             __________________________

【今週の振り返り】

今年も暖冬と聞いていたのに、私がマレーシアで汗だくになっている間に、厳冬の日本列島になってい

た。20年ぶりの寒波が来ているとの話だ。20年前、年末からスペインに旅行に行き、狸の毛皮のショ

ートコートを買って来た。高校時代に「ぽんぽこ」というニックネームをつけられて、何となく狸には親近

感があったから買ったのかもしれない。買ったばかりのコートを着て帰国し、早稲田のマンションに帰る

と、部屋は氷室のように冷え切っていた。当時はオトボケMMの部屋を借りており、彼が置いて行った

ガスストーブをつけて暫しそれに覆い被さるように立っていた。なかなか温まらずに、更にストーブに近

づいたら、コートの狸の毛がチリチリと何本か焦げて、獣の臭いがした。2ヶ月前にそのマンションに引

っ越したばかりで、それまでは小平の古い1軒家に住んでいたから、これが小平の家だったら凍えたな

ぁとぶるぶる震えながら思ったことをよく覚えている。「東京の冬も結構寒いのだ」という感覚がしっかり

と頭に刻み込まれた。

その翌年だったか、カナダに仕事で行き、何の毛皮だったかは忘れてしまったが、ロングコートを買っ

た。そしてその次の年に、ふらふらとアルパカのロングコートも購入。しかし、その頃から日本の暖冬が

始まって、カナダのコートもアルパカのコートも着たのは年に1、2度。どういうワケか、その後アルパカ

のコートは行方不明になってしまった。ボーナス(わっ、懐かしいなぁ)叩いて買ったアルパカのコートな

のに、合計3回位着ただけで、どこかに行ってしまった。縁の無いコートだったのか。以来暖冬はずっと

続いて、ロングコートどころか、コートさえ一度も着ないで春を迎える年もあった。あの頃は、通勤の往

復もタクシーを使っていたし、外を歩くなど昼ご飯を食べに行く位なものであったから。私は暑がりなの

で極端なのかもしれないが、冬物が売れなくなると、アパレル業界のダメージは大きい。何と言っても

高価格だし、利益も多いのだろう。それが暖冬続きではショーバイにならないものね。個人としては暖

冬に感謝しつつ、産業界の心配もちょこっとはしていた。

香港は冬も温暖な気候なので基本的には暖房設備というものがなく、エアコンも冷房だけで暖房機能

は無い。そんな香港でも、時折寒くなることもあって、気温が10度を切ると凍死者が出たと新聞にニュ

ースが掲載されるのだそうだ。昔のことで何年のことだったかは忘れてしまったが、初めて中国本土に

行った冬のことである。「食の広州」で知られる広州から水墨画のような景観の桂林に行き、そして列

車に乗って香港経由で帰って来た。気候は温暖です、とアナウンスがあったので、わざわざ空港にコー

トなど預けて中国入りしたら、あらまぁ、何と寒いのでしょう。十年ぶりの寒波が来ていると現地の人々

も大慌てであった。桂林のある夜、だだっ広い会場で民族音楽のコンサートに行ったのだが、寒くて身

じろぎも出来ない。身を固めて舞台を見つめるが、吐く息は白く、耳はひきちぎれそう。時折、掌で腿を

こすって暖める。ようやく寒さガマン大会のようなコンサートが終わってホテルに帰った。冷え切ったカラ

ダを温めるために風呂に入ろう。バスタブにお湯を溜めて裸になり、湯船に入った。ヒエーーーッ!!

み、み、水だよーー!!!泣きそうだった。香港までの汽車も暖房は無い。衣服を何枚も着込んでも足

りず、新聞を買ってカラダ中に巻いて凌いだ。「雪国生まれの寒い所育ちだから、寒いのは平気だけど

暑いのはカンベンして」といつも言っている私だが、こんなことを思い出すと、寒さもホンマツライですわ

と認めざるを得ない。

マレーシアは面白い国であったが、あの蒸し暑さは堪らない。雨季と乾季はあるが、一年中蒸し暑い。

ペナン島には、リタイアした日本人が多く住むという。暑いから衣類はカンタンでいいし、物価が安いの

で暮らし易いと移住されるのだそうだ。高原のキャメロン・ハイランドにはベストシーズンになると、日本

人長期滞在者が数千人に膨れ上がるという。でも、私は旅行に行くならいいが、やっぱりそうゆう国で

は暮らせないなぁ。寒くて、でも春が来て、暑くて、でも秋が来て・・・・四季がある国に住むのがいい。

くなると魚も蟹も鍋もうまくなるしさ。

              ニャぬ? でも湿度高いとお肌にもいいのにニャ

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