パクパク日記6年2月1週

           国東半島を巡って帰ったら大寒波。風邪引きさんになっちょった。

宇佐八幡宮・呉橋 富貴寺

1月 30日(月) 大分は曇り時々小雨

朝 別府 亀の井ホテル・「Joyfull」 鯖焼き定食(ドリンクバー付き) 499

    鯖大きくてご飯足りないよー

6時に起きてホテルの3階にある大風呂に行く。別府だからもちろん温泉だ。こんなに朝早いのに、結

構混んでいる。脱衣場でも湯船でもハングル語があちこちから聞こえる。エレベーターに乗ると、自分

以外は全員ハングル語で喋っていて疎外感を感じるほど別府は韓国からの観光客が多い。8時半過

ぎ、残った4人で朝食。他の3人は午後から仕事ということで既に出発した。2階ヴュッフェの店の前で

待ち合わせたが、ヴュッフェ千円は高い!ということで1階の「Joyfull」に移動。ここなら洋定食は399

円、和食系は499円で食べられる。しかもドリンクバー付きだからチョーお得である。昨日は「亀の井別

荘」で12食付き約4万円支払ったが、別府「亀の井ホテル」ではガラッと態度を変えてケチケチ党。

選んだ鯖焼きは、大きな切り身でご飯が足りない。ウーロン茶と食後のコーヒーも飲んで満足したぞ。

昼 宇佐 「峠のカレー屋 ぽから」 ぽからカレーセット(野菜カレー、サラダ、チャパティ、ターメリッ

    ク ライス、ラッシー) 1000円、チキンのサモサ(2個) 400円(2人で)

 鄙には稀な本格的カレーっちゃ 

福岡経由で帰るA先生&マキコと別れ、大S子さんと国東(くにさき)半島に遊びに行く。途中トヨタレン

タカーに寄って、大きなノアからヴィッツに乗り替えた。生憎の小雨混じりの天候だ。先ず国宝の宇佐八

幡宮へ。以前1人で来てすっかり気に入った私は、「ここいいだろ?」と大S子に自分の庭のように自慢

する。あの時は青空に建物の朱色が映えて美しかったが、今日は残念だ。さて、昼飯はどこで。神宮キ

ンペンの店はどこも旨くないことを知っているから、ガイドブックに載っていたカレー屋を目指す。こんな

ところにホントにカレー屋があるの?住所は宇佐市熊だよ?ありました。で、とても美味しいカレーであ

りました。チキンと野菜ではカレーのルーの味が違う。チキンのサモサも美味しい。禁煙なのが難だ。

午後のお茶 豊後高田・熊野磨崖仏の茶屋 コーヒー 300

食後は国宝「富貴寺」。とても小さなお寺だが、均整のとれた姿が美しい。折角だからと大S子さんが熊

野磨崖仏を観たいと言う。そうね、一生で一度は観た方がいいわ、でも二度はどうかしら。ということで

私はお土産屋の茶屋でコーヒー飲んで待つことに。何せ熊野磨崖仏を観るためには、あの鬼が一晩で

築いたと言われる地獄のような石段(当倶楽部・国内旅行日記にある「豊の国大分サンライズ」参照)

を上らねばならない。普通の人で往復所要時間は30分、大S子さんには撮影もお願いしたから35

位かかるかな、と思っていたら何と25分で戻って来た。彼女はスキー1級、テニスもすご腕のスポーツ

マンなのである。サスガ。しかし大汗をかいている。「行って良かったぁ。でも1度で良いです」と言った。

夕方のおやつ 大分空港 「スカイライン」 かぼすゼリー 500円、コーヒー 380

    このゼリーなかなか

最終便で帰る大S子さんに空港まで送って貰う。かぼすゼリーを食べながら、土曜日からの旅を反芻

する。湯布院、大分、別府、国東半島・・あっちこっち行ったなぁ。城下かれい、地鶏、豊後牛、琉球、と

り天、だんご汁、関鯵、ふぐ、白子・・・・大分県の美味しいもの食べたよなぁ。楽しい修学旅行だったよ。

夜 四谷三丁目 「小法師」 胡麻味噌ラーメン 670

    今日は徹底的に粗食だっちゃ

今日一日は粗食だ。夕食は近所でさくっとラーメン。先週のパクパク日記1日遅れで作らねば。無酒日

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1月 31日(火) 曇り 昼から時折小雨

朝 無し

遅くまでかかってパクパク日記を作り、やっとアップした。疲れた。疲れ過ぎたのか、ベッドに入っても眠

れない。活字でも読めば眠くなるかと「タッチダウン」の最新号をベッドの中で開く。優勝チームだから関

連記事は多い。あら?私の名前も出てるわ。アハハ。楽しくて気がついた時は午前4時を回っていた。

それでも「風のハルカ」を観たいから8時起床。寝不足で頭がボーっ。お風呂に入ってシャキッとしろ!

昼 四谷三丁目 「メーヤウ村」 カオパットとミニクィティアオナームのランチセット 1000

  

11時から治療に行くとN原先生から「全身お疲れです」と言われた。疲労する程遊び回っているってこ

とだね。そんな日はベチャっとしたタイ風チャーハンを食べたい。「メーヤウ村」でセットを食べる。旨い。

午後のお茶 西新宿 「ピース」 コーヒー 500

食後その足で新宿西口の「ビッグカメラ」に行く。もちろん、お掃除ロボットを買うためだよん。一昨日、

湯布院でA先生宅が便利に使っている話を聞いて即座に購入を決め、早速買いに行く私。その気にな

ったらすぐやらないとガマンできない性質なのだ。安いのは約6万円で赤、高い方は約8万円で色は白。

白を買った。配送?いいえ、持って行きますから。約3キロ。結構重い。それから靴8足(配送依頼)、

バッグ2つ、電池類ごっそり買ってしまった。外に出て雨だったことを思い出す。傘さして運ぶのかぁ?

夜−1 高円寺 「幸ふく」 付き出し:温泉卵・ブロッコリー・牛蒡、丹後半島・新井崎の寒鯖の刺身、

       〆 鯖、石鯛、天然ハマチと剣先イカの刺身、目鯛の鍋、雑炊、ビール、冷酒 「いいにょぼ」 

@1万2000

  

  

  

   目鯛鍋と雑炊は絶句ものの旨さ

雨は降り続いている。お掃除ロボットの説明書を斜め読みして充電したから出発が遅れた。夕方の満

員電車で汗みずくになって高円寺到着。K介と合流して「幸ふく」に向かう。今日は「非麻の会」。激辛

の「辣」に中国山椒の痺れる「麻」、その麻辣を愛する「麻の会」だが、たまーに辛くない美味しいものを

食べる。そんな時は、麻に非ず、で「非麻の会」となるのだね。「幸ふく」は、京都丹後半島にある新井

崎(にいざき)港で揚がる魚を仕入れる。幕開けは寒鯖の生の刺身と〆たもの。一番好きな魚は鯖であ

るのだが、どうも〆たものも苦手。しかし、店主アキちゃんは浅く〆ていたので私でも美味しく頂けた。

刺身が何品か続いた後は、今晩のメインディッシュ。目鯛の鍋だぁ!先ずは目鯛だけを。う、う、うん

ま!!魚は皮の下に旨味があるというが、ホントだ。噛む度に程好い脂の乗った魚の身と皮の下の旨

味が混ざって、その旨さに絶句しちまったぞ。野菜、魚、野菜と繰り返した後は雑炊だ。こんな旨い魚か

ら出た出汁は旨いに決まっておる。涙ぐみそうに旨い。そういえば、正会員5人が揃うのは1年ぶり?

夜―2 高円寺 「バー POST タンカレージントニック 2

中年サッカー小僧MMと食いしん坊Tは珍しく会社に戻り、遠方のグルマンTさんは帰られたのでK

介と1杯飲みに行く。この人、酒飲むとすぐ寝てしまう。2杯目飲み始め頃には目を瞑って喋っていた。

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2月 1日(水) 冷たい雨 夜関東地方に地震 東京震度3

朝 無し

今日も何とか8時に起きた。30分はボーっとしている。風呂に入っって、出かける準備をしているとどう

も朝ご飯を食べる時間がなくなる。毎日早朝起床、朝食たっぷりの海外生活とはエライ違いだよなぁ。

昼 四谷 「嘉賓」 老麺(牡蠣ソース和えそば) 800円、水餃子 400

  

冷たい雨がバシャバシャ降る中、代々木の整体に行って四谷でランチ。代々木駅のホームで、ふとキノ

ピーのことが頭に浮んだ。彼は1年前までアメフットチームの選手だったが、今まで何度もバッタリ出会

った。銀座線の電車の中で、代々木の北口で、四谷「嘉賓」の前で・・・・まだあるかもしれない。今日は

「嘉賓」の老麺が食べたい。雨の中歩いていたら、「夢子さん、またお会いしましたね」。目の前にはキノ

ピーがいた。年賀状にまたバッタリ会うかもと書いたらもう会っちゃいましたーと笑っていた。不思議だ。

午後のお茶 三栄町 「カフェ・ドール」 コーヒー 500

傘に加えて重い荷物を持っているのに、三栄町「カフェ・ドール」に寄る。ここのアップルパイが大好きな

のだ。先週「北島亭」で食事をした時も、ポチとS村にお土産に買った。買い物ついでにコーヒー飲む。 

夜 家食 「デリー」のインドカレー 茹でたじゃが芋と人参乗せ、たま卵、だんご汁

  

マルタから帰ってロクに家で食事をしていない。間が空くと、料理も面倒臭くなっちゃってね。その上、今

朝からコンコン咳が止まらないのだ。作る、食べに行く、作る、食べに行く、と何度も迷って結局作ること

に。温かいものを食べれば咳も止まるのではないかと考えたのだ。買い物は行かないからあるものだ

けでメニューを考える。大分のだんご汁。但し豆腐無し。姪の薫が賞味期限切れの袋に仕分けしたも

のから、「デリー」のインドカレーを拾い出す。「デリー」のカレーには具というものが全く入っていないか

ら、じゃが芋と人参を茹でた。たま卵(タマランと読む)もあったな。こうして、ありあわせのもので、熱

い!辛い!の夕食ができあがりー。自炊のよいところは、料理がある限りお替り自由ってこと。無酒日

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2月 2日(木) 曇り

朝 家食 「カフェ・ドール」のアップルパイ、だんご汁、ジャージーヨーグルト

  

朝起きると猛烈に咳き込む。喘息になったかという勢いの咳の連続ラッシュだ。ヤバイじゃないか。今

日の予定は、と手帖を見て、夜以外は出かけるのを止める。医者に行こうかとも思ったが、貰った薬が

未だあることを思い出し、それを飲むことにした。「カフェ・ドール」のアップルパイをオーブンで軽く温め

る。クロワッサン生地の皮がサクサク、紅玉のジャムが酸っぱ甘くて実に旨い。日本一!コンコンコン。

昼 家食 稲庭うどんを「デリー」のインドカレーで炒めたドライカレーうどん、じゃが芋と人参サラダ、

「日清」のひじきスープ

  

咳に加えて、鼻も垂れる。痰も出る。たちまちティッシュぺーパーの山が出来上がる。風邪ってホント色

気の無いビョーキだ。またもや買い物無しの食事を考えねば。昨夜の「デリー」のインドカレーが鍋にち

ょこっと残っている。稲庭うどんを茹でて一緒に混ぜるか。芋と人参はサラダね。カレーうどんバカ旨!

夜―1 築地「某」 付き出し:蕗味噌、大根煮 450円、卵焼き 700円、あん胆 1000円、ネギマ

        鍋  1000円、大トロの照り炙り焼き 1500円、ブロッコリーとポテトサラダ 500円、ウニ飯 

        800円、 生海苔味噌汁 400円、ハートランドビール、冷酒 「立山」 4合 @6千円

  

  

  

5時半出かける準備をする。ズボンの下に2枚ロングパンツを履き、太い毛糸のレッグウォーマーまで

履いて、その上トルコで買って来た大きな膝掛け持参でタクシーに乗った。「築地警察の近くまでね」。

S子さんと築地にある「某」で6時半に待ち合わせをしている。風邪引いたら何でノコノコ出かけてくる

のよ!とお叱りの言葉が聞こえそうだが、久々に「某」の料理が食べたくってねぇ。壁にずらりと料理名

が並ぶ。小食の小S子さんでさえ、「あー、どれも魅力的な料理ばっかりで、ぜーんぶ食べたい!」と唸

る程なんである。おまけに、先週の人気ベスト10まで黒板に書かれている。付き出しの蕗味噌からし

て旨く、これ舐めているだけで日本酒2本はいけそうだ。「絶品!大トロの照り炙り焼き」と書かれてい

るが、その通り。〆にはうにご飯まで食べてしまったぞ。話題は、最近の旅行のエピソード、一緒に行こ

うと約束した国の話、そして何故か牛蒡話。見てくれは悪いが、牛蒡は正に優れた根菜と結論が出た。

夜―2 築地 「カフェ・カーボ・サンルーカス」 ジントニック 2杯

「某」に着いてから不思議なことに一度も鼻は垂れず、咳すらでなかった。あら、治ったのかしら、と近

所の店で二次会。この店は、決してサービスは良くないのに気がつくと入ってしまうのはなぜだろう?

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2月 3日(金) 晴れ 北風強し  節分じゃぁ

朝 家食 築地「某」の卵焼きとポテサラ、ネギ納豆、だんご汁、ご飯

  

珍しく8時間も寝ていたことに気がついた。何ヶ月ぶりだろう、こんなに寝たのは。起きたら、またもや咳

の嵐。今日は11時から出席する説明会があるのになぁ。これじゃあダメだ。最後のだんご汁と、昨夜築

地「某」でオミヤにして貰った卵焼きなどで朝食。風邪引いても食欲旺盛は変わらん。フクザツである。

おやつのような昼 家食 「カフェ・ドール」のアップルパイ、「フォション」のアップルティ、ゴゾ島の蜂蜜

  

蜂蜜は子供の頃からキライだ。甘すぎるし、ヘンな味がするようで。マルタのゴゾ島は、良質の蜂蜜が

出来るということで、誰かのお土産にと買って来た。しかし、自分で食べてみようという気になり、アップ

ルティに入れてみた。「カフェ・ドール」のアップルパイはホントーに美味しいなぁ。3個くらい食べたい!

夜 家食 具だくさんの風邪撃退味噌雑炊、真鴨の腿の燻製

  

1日寝ていたので、買い物にも行けない。夕方になって、外は台風のような強い北風が吹いている。も

う暫く篭城だな。冷蔵庫や食品庫をごそごそと探し、あるもので風邪に効きそうな食事を作ろう。牛蒡、

里芋、人参、大根の根菜類にキャベツ、ピーマン、卵を入れた味噌雑炊にする。うんまぁ!!牛蒡のさ

さがきは、良い出汁にしてくれる名脇役ぶりを発揮し、里芋はボリュームを増してほっこりする。無酒日

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2月 4日(土) 晴れ  立春 但しドデカイ寒波が来襲

 家食 具だくさんの風邪撃退味噌雑炊、もずく酢、鮪缶のネギ醤油

    5分で出来た朝食っちゃ

久々の晴天。西の空は富士山がくっきり見えて「松竹映画」だ。立春というのに日本列島には大寒波が

押し寄せ、寒いことこのうえない。昨夜も咳ばかりしていたが、天気が良いから気分が軽い。温かいお

風呂に入り今日どうするかを考える。週末まで寝ていた方が良いような気もするが、歌舞伎も観たい。

昼 歌舞伎座横 「暫」 ミニビーフカレー、ミニサンドイッチ、コーヒー @820

    一旦劇場を出て昼食

第一演目「春調娘七種」をパスして、11時半歌舞伎座に到着。二月の大歌舞伎は、これに加えて、「一

谷嫩軍記」、「お染久松 浮塒鴎」、「極付 幡随長兵衛」。「一谷嫩軍記」の熊谷直実役は松本幸四郎

で、平敦盛の身替りに我が子小次郎の首を刎ねて、馬を相手に大泣きするところが見せ場。でも、私

は軍記物ってあまり好きじゃない。「お染久松 浮塒鴎」はお染:菊之助、久松:橋之助、女猿曳:芝翫

だったが、芝翫丈が花道に出て来た途端、喉の辺りにエヘン虫が突然現われた。やや、こ、これは困る

ぞ。このエヘン虫を追い出すには、大咳60連発くらいやらないと。芝翫は、花道のすぐそこ(3席しか離

れていない。しかも一列目に座っている)でおっとり、長々踊ってらっしゃる。場内は静かで、芝翫の踊り

を見つめている。だから咳をガマンする。ガマンしてもエヘン虫の発作は出る。ゴボッ!ぐ、ぐ、ぐるし

ー!ガマンする、ゴボッ!の繰り返し。エヘン虫が出口を塞がれて怒っているのか、カラダ中がヒクヒク

震える。顔は真赤なハズだ。涙もこぼれる。悶絶しそうである。隣の人が飴をくれた。咳が出る時の観

劇、コンサート鑑賞は止めるべきだった。永遠と思えた花道での踊りが終わり、芝翫丈はようやく舞台

に移られた。とはいえここで盛大に咳を開始していいわけでもないし。ずーとこんな場面を恐れて、かり

ん入りの喉飴を舐めっぱなしで、マスクもかけていたんだけどね。それでも私は帰らない。今日の目当

ては、最後の「極付 幡随長兵衛」だから。序幕の村山座で上演中に花道で大暴れする旗本の中間を

客席にいた男(幡随長兵衛:中村吉右衛門)が舞台に上って諌める場面なんざぁ、小気味良さにぞくぞ

くする。まるで、歌舞伎座がそっくり村山座となり、今日の観客が自分達の芝居見物を邪魔された村山

座の観客となって、吉右衛門粉する長兵衛のイナセな姿にやんやの喝采を送るという雰囲気になって

しまう。芸って凄い。吉右衛門ほど、舞台で大きく見える人はいないと私は思っている。やんややんや。

夜 家食 「天一」の天麩羅で作った天丼、小松菜とエノキの煮浸し、キャベツと豆腐の味噌汁、「岩下」

の新生姜

  

食糧の備蓄が乏しくなっていたので帰りに「三越」と「丸正」で調達。ご飯を炊き、天つゆを作って「天一」

の天麩羅をくぐらせる。「天一」は高級天麩羅屋だが、今の若い人ならデパートで手軽に買える天麩羅

屋って思っている人もいるかもしれないね。小柱のかき揚げと玉葱、しし唐の天麩羅で作った。無酒日

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2月 5日(日) 晴れ

朝 家食 ゴソ島のペッパーチーズ、ソーセージ、焼きトマト、トースト、キャベツと豆腐の味噌汁、グレ

ープフルーツ

  

昨夜寝たのは午前4時半。今朝と言って良い時間だ。病人らしく、12時過ぎにはベッドに入ったのだが

眠れない。2時間悶々としてもダメなので、テレビでも見て眠くなるのを待つか。NFLNFCの決勝をや

っているではないか。球団創設30年で初のスーパーボウル進出を決めたシアトル・シーホークスとカ

ロライナ・パンサーズの試合だから、シーホークスが勝つことになっている。このチームには多少縁が

あって、その昔シアトル・シーホークスのサマーキャンプに行ったことがあるのだよ。それだけでなく、同

チームのマイク・ホルムグレン監督は、以前グリーンベイ・パッカーズの監督時代も1997年スーパー

ボウルを制したが、その時私は一人でニューオーリンズに観に行っているのだよ。ファンが熱心で素晴

らしいが、弱っちかったあのシアトル・シーホークスがねぇ、強くなったねぇと夢中で観てしまった。宅配

便の来訪のチャイムで起こされた。8足纏めて買った靴だった。たまにはパンの朝食。ゴゾのチーズと。

昼 家食 「天一」の天麩羅きしめん、ミニ天丼、もずく酢

  

この数日間の咳込みで、腹部と背中が筋肉痛になってしまった。咳をすると、全速力で走るのと同じ運

動量というような話を昔聞いたことがあるが、地球1周走った気分だ。「天一」の天麩羅は衣が厚い。だ

から天丼でもきしめんに乗せても、つい衣を剥ぐクセがついた。剥いてしまったら天麩羅じゃないよね。

夜 家食 豚肉と黄ニラの炒め物、カラスカレイの西京漬け焼き、「岩下」の新生姜、わさび漬け、味噌

汁、ご飯

  

初めて中国に行ったのは、もう四半世紀も前のことだが、その時食べた黄ニラの旨さが忘れられない。

豚肉などとサッと炒めた料理で、御替り下さい!と言いたかった。気が小さいので言えなかった。その

後日本でも高級スーパーで売られるようになったが、10本位で数百円もした。高値?の花だった。昨日

20本位の一束が178円で売っていたので2束買った。それを豚肉と炒めた。あら、あまり美味しくない

わ。調理人の腕が違うからかなぁ。それでもご飯は3杯食べた。アハハ。今週は長引く風邪で、オトナシ

ク過した。酒を飲んだのも2日にしか過ぎない。まぁ旅が始まれば毎日飲むのだからいいかも。無酒日

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【今週の振り返り】

苦手な家事の中でも、とりわけ掃除がキライだ。散らかすのは大得意だが、片づけるのは下手というか

才能がゼロというか向かないというか・・・・。だから掃除が趣味と聞いた人のことは「信じられない人」と

して私の記憶に残っている。そういう人に「どうして掃除なんか好きなんですかぁ?」と聞けば、「あら、

掃除するときれいになって気持ち良いじゃない?」と仰る。うーむ、汚いよりキレイの方が良いけど、そ

の状態にするまでの労力を考えるとどうも素直に頷けないのだね。四角い部屋も丸く掃くどころか、「ゴ

ミが溜まって死んだヤツはいない」なんてギリギリになるまで掃除を拒否したがる私である。

こんな不肖の娘を持って天国で怒りまくっているだろう私の母は、家事全般得意で上手であった。昔は

着物で過すことが多かったから、掃除をする時はタスキがけして頭には手ぬぐいを姉さん被り。ハタキ

で上の方を丹念に叩いて埃を落とし、タタミの目に沿って丁寧に箒で掃く。その後、硬く絞った雑巾でタ

タミを拭く。廊下、台所、トイレと進んで、玄関には打ち水、それから庭掃除、表の道路掃除。これを毎

日。あぁ書いているだけで頭がくらくらして来た。そうそう、蒲団を作った後は、お茶の出がらしや濡れた

新聞を千切ってタタミに舞いて、それから掃いていたっけな。やがて洗濯機、炊飯器と共に掃除機が登

場して、主婦の仕事は楽になったなんて家事をしない男からは言われたが、それでも掃除はエネルギ

ーを要する大仕事には違いない。

1週間前、湯布院の「亀の井別荘」に7人で泊まった時のこと。朝食を終えて、食後の団欒でA先生&

マキコ夫婦が自動掃除機を買ったことが全員の興味を呼び、話は大いに盛り上がった。その場で私は

購入を決意し、東京に帰った翌日早速買いに行ったのである。製造はアメリカ・マサチューセッツ州の

@Robot社。MIT(マサチューセッツ工科大学)出身の研究者が創業したロボット工学をリードする会社

で宇宙探査にもその技術は活用されているとパンフレットには書いてある。直径34センチ、高さ8,7セ

ンチの円盤状で、その名も「ルンバ・ディスカバリー 5215番」。A先生宅のルンバはルンちゃんと名付

けられた。取説を苦労して読み(普通の人にはカンタン。私に難しいだけ)、初の充電は一晩する。翌日。

さーてと、働いて貰いましょうか。スイッチを押すと、ピーポーパー!と高らかに鳴いて始動。カチャカチ

ャカチャと大きな音をさせてぐるぐる回る。やがて直線に動き出し、突き当たりの壁にゴンとぶつかる。

ぶつかると向きをかえてまたウンジャラウンジャラ動き、別の壁にゴンと当って・・・。ぶつかってもショッ

クセンサー付きのバンパーがついているから大丈夫。自分との距離を認識するらしいよ。丸い形をして

いるので、部屋の隅はどうするかというと、エッジ・クリーニング・ブラシがついていて、回転しながらゴミ

や埃を前方にかき出すのだ。1,7ミリの段差ならフローリングからカーペット(2センチ以上の毛足の長

いものはダメ)に、またタタミの上にも平気な態度で上って下りる。代わりに階段などの大きな段差は読

み取って進まない。一つの部屋で家具がゴチャゴチャある方は止めて半分だけやって欲しいなんて場

合は、付属のバーチャル・ウォールというものを置いて、仮想の壁を作れば良い。1時間程ウンジャラ

ウンジャラと動き回り、掃除を終えると、5215番は勝手にホームベースに戻って気持ち良さそうに充電

している。可愛いいヤツだ。

この働き者に名前をつけなくっちゃなぁ。全世界で100万世帯が、このルンバを使っているらしいから、

「ルン」は一番多い名前だろう。A先生宅も「ルンちゃん」だ。壁に果敢にぶつかる度にゴンと音がする。

そうだ、「ゴン太」がいい!ウチのゴン太は骨っこも食べないし、散歩に連れて行けとも言わない。ただ

掃除しまくってホームで寝ているだけだ。掃除の状況を意地ワル婆さんのように点検する。大きなゴミ

は拾わないのね。隅もかなりキレイになるけど、取りこぼしは仕方ないか。おぉ!ベッドの下がピカピカ

だぁ。ベッドと窓の間もキレイになっている。長いチェストの下もやって欲しかったが、高さ9センチには

ちょい足りなくて出来なかったようだ。仕方ない、自分でやろう。ゴン太の裏面にはプラスチックとゴム製

3個のタイヤがついているから、新築の柔らかい建材或いは色の濃いフローリングには、走行跡が

つく場合があると注意書きにあったが、我が家の場合は大丈夫だった。それと、障害物と分るまでゴン

ゴン当るから、壊れ易い高級な家具を持っている人は心配かも。片づけておくか、そうゆう部屋は掃除

させなければいいのだ。ゴン太は、働き者の設計をされているので、毎日コキ使った方がバッテリーが

長持ちするらしい。それに音も大きいから、かなりウルサイ。毎日掃除する部屋を決めて出かける前に

「留守中にやっておくよーに」と命令してやらせておくのが便利な使い方のように思う。帰って来てから、

「オツカレー」って声をかければゴン太も喜ぶだろうし。

マキコも言っていたが、働き者の家族が増えたような気がする。働き者の家族の値段は、ホームベース

に自分で帰るゴン太の形で8万円前後、帰らないのが6万円前後。ゴン太を毎日働かせるためには、

それなりに部屋を片付けたり、家具を戻したりするメンドーもあるけど、それは家族の協力だと覚悟しな

くっちゃね。この自動掃除機の話はすこぶる食いつきがいい。私も10分で買うことを決めたが、実際に

買った夜の宴会で「非麻の会」のメンバーに話すと、4人のうち2人は購入をその場で宣言した。元秘

書からも、大昔働いた仲間からも使い勝手を照会するメールが届いた。これだけの行数を使ってルン

バの説明をしたのだから、製造元の@Robot社さん、発売元のセールス・オンデマンドさん、これを読

んで買う人がいたら、そのぉ、あのぉ、何か見返りないっすかね。1台につきカツ丼1杯とか、10台越え

たら鴨せいろ大盛り、100台で「松下」のお任せコースとか。ダメっすか?

   

    せっせと掃除に熱中するゴン太      ベッドと窓の隙間もキレイになった     仕事を終えてHBに帰り充電中

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