パクパク日記6年11月2週

      九州紅葉真っ盛り!湯坪・長湯ラムネ・赤川・黒川・・・温泉はみーんなよか

黒川温泉「和らく」 赤川温泉紅葉

11月 6日(月) 晴れ

朝 家食 稲荷寿司、味噌汁、パイナップル、アロエヨーグルト

7時起床。世の中3連休終ったばかりだが私はこれから九州に飛ぶ。九州の温泉に浸かりまくって来よ

うかと思っているのでR。当初1人旅のつもりで予約していたが、オジョーも急遽旅に加わることになっ

た。出掛けギリギリまで、今日のランチはどこで取るのとメールでやり取り。先が思いやられるのでR。

昼 福岡 「釜あげ 牧うどん」 野菜かき揚げうどん(うどんは中茹で) 420円、稲荷寿司 190

    ←牧うどん   BOSCOのオヤツ→

私はANAで、オジョーはJALで福岡空港へ。同時刻のフライトだったが、ANAは出発が遅れて、負け

てしまった。グヤジー!なんてことはなく、彼女はレンタカーを借りることもあり、その方が良かった。そ

れにしても、羽田で「お客様の荷物にはライターが4つあります。ライターはお一人さま1個に限定され

ておりますので、3個出して下さい。処分します!」。おいおい、いつから日本はアメリカになっちまった

のだよ。あっ、アメリカは1つもダメだったか。衆人の前でリュックの中身を全部晒すのはハンズカシイ。

夕食のご馳走を考え、昼は軽くね。「牧うどん」という店に入ったら、これが旨い!すっかり気に入った。

午後のおやつ 大分 「飯田高原BOSCO アーモンドの焼き菓子、ハーブティ

高速でピューっと走る。平日の真昼間とあって道はガラガラ。2時間かからずに飯田(はんだ)高原に到

着。今日の宿は湯坪温泉にある「飯田高原BOSCO」。全9室の洋風ロッジの作りで、食事はフレンチ。

驚いたことに満室で、年配客も多いのだ。温泉ハシゴ旅の最初の温泉にザンブと入る。気持ちよかー。

夜―1  飯田高原BOSCO 「FLECTA」 1万2千円のフレンチコース(アミューズ:季節野菜のマ

       タード漬け、肉とフォアグラのテリーヌクレープ包み、パン、オマール海老のスープ、甘鯛のポワ

        セロリソース、キウイとオレンジのグラニテ、フランス産若鶏コクレの香草詰め、チーズ、デザー

ト:@柿のコンポートとチョコレートジュレ、A庭の栗で作ったモンブラン、(お茶)、ギネスドラフト 

945円、キャンティクラシコロベルトストゥッキ(ハーフ) 2940

  

  

  

この宿は、朝食込みの宿泊費+3種類の夕食コースのチョイスという仕組み。だいぶ前に行った「ハミ

ルトン宇礼志野」と同じだな。あそこはイタリアンだったが。1万2千円の一番高いコースを予約している。

独立して家屋のお洒落なレストランに行く。風が強くてサブー!料理は全体に薄味で、新鮮な野菜が

甘くて美味しい。デザートは2品あり、柿コンポートと一緒に出されたチョコレートジュレが秀逸。満足。

夜―2 「飯田高原BOSCO」 バー ボンベイサファイアトニック 2杯

母屋の隅にバーがあるというので1人で行ってみた。レストランでソムリエ役をやっていた背の高いお

兄さんがバーテンダーに早変わり。いかに九州好きかを問われるままにお喋りしてお酒が進むのでR。

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11月 7日(火) 晴れ 風強くサブー!   北海道・佐呂間町大竜巻で被害多し

 飯田高原BOSCO 「FLECTA」 朝食コース(グレープフルーツジュース、3種のパンと3種のジ

       ム、野菜サラダ、蕪のスープ、トリフ入りスクランブルエッグ、自家製ロースハム、カスピ海ヨーグル

ト、柿とフルーツケーキ、コーヒー)

6時に起きて、ひとっ風呂浴びる。昨夜に続き風が強く、白い雲が南東方向にびゅんびゅん飛んで行く。

朝食は8時から。もちろん洋食である。かぼちゃとオレンジ、庭の栗、りんごの自家製ジャムを、温かい

3種のパンにちょいとのっけて食べると美味しい。蕪のスープが甘いねぇ。スクランブルエッグはトリフ

入りだそうだがトリフは感じないな。自家製のロースハムがなかなか。カスピ海ヨーグルト流行ったね。

       これが先週完成した「くじゅう“夢”大吊橋」だぁ!! この日オープン9日目で10万人を突破!

先週日曜日、テレビのニュースで大分の九重で日本一の大吊橋が完成したことを伝えていた。歩道と

しては長さも高さも日本一なんだってさ。あららー、九重といえば来週旅するところじゃないの。ほなら、

行ってみるべし。「BOSCO」からは車で15分ほどの近さだった。長さ390m、高さ178m、幅1,5mの

橋を渡る。入場料500円也を払ったが、とにかく強風で揺れて寒い。近くには九酔渓という紅葉の名所

があるのだが、そんなものは鑑賞する余裕が無い位に風が強くて寒い。半分で引き返してホッとした。

夜テレビのニュースを見たら、本日入橋者10万人を越えたらしい。年間30万人を想定していたのに、

たった9日間で10万人。アハハである。ま、物珍しいのと紅葉の名所にあるから人気が出たのだろう。 

昼 大分・竹田 「千石や」 親子丼 550円、豚汁 300

  

        途中の小さな滝も美しく紅葉       長湯の公共風呂ラムネ温泉         意外と美味しかったランチ

デトックス効果。これが今回の旅のキーワードとなった。一緒に旅したオジョーがデトックスと煩いから。

その効果があると言われる長湯。日本一の炭酸泉である。長湯の温泉街にラムネ温泉という共同風呂

がある。数年前に来た時は、ちっぽけな小屋があるだけで、温泉に浸かったのは私達4人だけであっ

た。然るに、この混雑は何だ!しかもちっぽけな小屋は立派な建物が出来ていて、目を疑う。昨年建設

したのだそうな。立派になったのなら、まぁいいか。低音の炭酸泉に浸かる。たちまち全身に泡がくっつ

く。笑う程見事に泡だらけになるのである。カラダを揺すって泡を取っても、擦って取ってもたちまち次の

泡の身となる。面白い。カラスの行水の私でも30分近くラムネ温泉に浸っていた。風呂を出ると寒い位

なのに、服に着替えて暫くすると全身がポカポカ。しかもサラッとして気持ちいい!クセになるね、これ。

ランチは竹田まで行く。滝廉太郎作詞の「荒城の月」のイメージとなった岡城址にも行かず、昼メシを摂

る店探し。営業していないみたいな店ばかりで最後に辿り着いたのが「千石や」。意外と旨かったのだ。

食後はひたすら442号線を走っている。私が日本で一番美しいと思っている「くじゅう」に続く道である。

数年前来てカンドーした和太鼓集団「TAO」の宿泊施設を探す。あった!ちょっとディズニーランドのホ

ーンテッドマンション風の建物に泊まったのだった。太鼓演奏を楽しみ、素晴らしいくじゅう高原の景色

に頭がくらくらしそうになったことを覚えている。くじゅう高原のスケールのデカサに、広角レンズなど何

の役にも立たない気がして撮影心が萎む。これも数年前に行った赤川温泉。20度の硫黄冷泉があり、

温かい湯と冷たい温泉を交互に入ると新陳代謝が促進されるのだそうで、スポーツ選手のリハビリな

どに人気がある温泉である。大分の温泉はまさにディープであるぞ。一番眺めの良い場所は車で通リ

過ぎるしかなく、今まで歯がゆく思っていたが、何と「あざみ野展望台」が出来たのだね。グッドである。

夕方のおやつ 黒川温泉 「和らく」 和菓子とお茶

私が銀座4丁目と呼んでいる瀬の本交差点から奥黒川温泉はすぐ。でも、ちょこっとだけ道に迷い、

「和らく」に到着。今日から連泊するのだ。初めての宿と思って予約したのに入り口までの急な坂を下

りて思い出した。私はここに来たことがある!4年前地元に詳しいシノちゃんに連れて来て貰ったのだ

った。「むらさき」という離れっぽい部屋に通され早速オジョーによる携帯メール教室。何とか出来るか。

夜 熊本・黒川温泉 「和らく」 夕食コース(山葡萄のワイン、松茸ともって菊和え、地鶏のつみれ

     蕪霙 仕立て、山女魚造り、一本茄子野菜餡かけ、和牛醤油焼き、焼きおにぎりの茶漬け、秋味覚

     の揚 げ物、豚のしゃぶしゃぶ、なめこ椀とご飯、リンゴのコンポートとキャラメルアイスクリーム)、火

     の 国生ビ ール 750円、冷酒 「知恵美人」 1合 800円、「神力米」 300ml 1200円×2本

  

  

  

  

     食事処の囲炉裏付き個室で頂く         「和らく」の宿泊者用内湯         外湯巡りも出来る野天風呂

「温泉に入られてゆっくりなさって、7時から夕食をご準備しておりますが」、「いえ、空腹ですから6時半

からにして下さい」。部屋のお風呂に入るが熱いので宿泊者用の内湯に行く。ここも硫黄泉だが、サラ

リとして気持ちがいい。新潟糸魚川の古民家を移築した母屋の食事処「むぎの香」は、客室ごとの個室

になていて囲炉裏が切ってある。囲炉裏は雰囲気はいいけど、正座は苦手だからイヤ。でも、ここは椅

子なのだよ。山女魚のお造りは珍しい。一本茄子の大きさにびっくり。コースの途中で、焼きおにぎりの

お茶漬けとなる。まるでグラニテのようではないか。満腹となって部屋に帰るなり居眠り。コロッと寝た。          

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11月 8日(水) スンバラシイ秋晴れ

 黒川温泉 「和らく」 和朝食セット

  

6時起床。昨日までの寒さと強風は去って、素晴らしいお天気である。浴衣に草履姿で、内湯へ。あら、

1人いるわ・・・。最近は朝風呂派になったが、それが温泉となれば言うことない。朝食は早くて8時。お

腹ペコペコである。おかずたくさんで選択に迷う。カンドーしたのは山吹色のジャージーヨーグルト。飲

むヨーグルトなのにトロリとしてコップに注ぐと盛り上がる。濃くてうんまいぞ。あぁ朝からまたもや満腹。

  

        大観望から阿蘇五岳を望む       「くじゅう花公園」のコスモス              花の絨毯だよーん

9時出発の予定だったが、TBS花マルのゲストコーナーが面白くて30分遅れ。さぁ、大観望に向けて

出発だ。見渡す限りススキが朝日に映えてキレイだ。オジョーは「今まで走った中でベストのドライブコ

ース」と絶賛。それほどにこの辺りは気持ちを雄大にさせ、かつリラックスさせてくれる。車を下りてから

暫く坂道。眼下にはくじゅうの町が広がり、言葉を失う程の美しさだ。ラジコンの飛行機が空を舞ってい

た。次は「くじゅう花公園」。昨年の今頃雨の日に来てしまい、今度は晴れた日に来ようと思った。広い

敷地に冬が近づいている時期でも花はそれなりに楽しめるよう手入れがされいる。ここもお勧めです。

昼 黒川温泉 「玄河 うふふ」 だんご汁定食 1050円、里芋のアイスクリーム(サービス)

  

泊まっている「和らく」は、黒川温泉の中心街から約2キロ離れている奥黒川にある。黒川初体験のオ

ジョーには是非黒川温泉の楽しみ方を味わって貰いたい。その前に腹ごしらえ。「お宿 玄河」は「和ら

く」の本店の位置づけだが、リニューアルして客室は4室に縮小し、レストランを主とした。喫茶・食事処

の名前は「うふふ」。おかずだくさんの「うふふ定食」は10食限定で売り切れた由。じゃ、だんご汁定食

ね。オジョーの唯一キライなものが煮た大根。だんご汁の大根を全部貰った。「和らく」の宿泊者にはデ

ザートがサービスされ、ここの温泉も無料で入ることが出来る。でも食事直後にお風呂もね、ということ

で街を散歩。黒川は互いの露天風呂を開放し合って外湯巡りが出来ることが人気となった。その外湯

巡りで一番人気は「いこい旅館」。美人湯とか立ち湯とかあってね、私も3回目になる。そうそう、この美

人湯の効能の一つに「ヒステリー」というのがあって笑った。治したい方は是非どうぞ。すっかり美人に

なった2人だが、私は美しさを更に磨くため2時間のエステを予約しているの。オジョーは夕陽を見に。

 黒川温泉 「和らく」 夕食コース(柚子ワイン、銀杏豆腐、山女魚の塩焼き、吹き寄せしんじょ、

     川 鱒のマリネ、馬刺し・自家製蒟蒻・鴨トロ、秋野菜の煮物、甘鯛ときのこの和紙包み焼きと真子

     うる か、揚げ物、肥後牛炭火焼き、水団の吸い物、ご飯、香の物、杏仁豆腐と黒胡麻アイス)、生

     ビー ル 700円、冷酒 「知恵美人」 1合 800円、「神力米」 300ml 1200円×2本

  

  

  

  

エステが終ったのは5時半。オジョーは未だ戻らない。お気に入りになったあざみ野台で夕陽を撮影す

ると私のペンタ君も連れて行った。東京では日没は5時頃なのになぁ。携帯メールが来た。「日没は5

20分で今から帰る」って。無事で良かった。夕食写真の一番最後は彼女の作品。なかなか雰囲気

出ていていいね。採用!夕食は、馬刺しや肥後牛など熊本らしい食材が登場。今夜も10時半に就寝。

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11月 9日(木) 晴れ       米国中間選挙民主党勝利 ラムズフェルト国防長官更迭

 黒川温泉 「和らく」 和朝食セット

    2杯食べ今朝も満腹ごちそうさん

今日は5時過ぎに目が覚めた。毎日温泉に浸かっているせいか、眠りが深くて嬉しい。昨日の夕方は

野天風呂に入り、穴風呂にも入ればこの宿の温泉全制覇なのだが、ちょっと遠くてメンドー。またもや

内風呂へ。銀鱈の西京漬け、明太子、梅干しとご飯が進むおかずで困る。何とか2杯で留めましたよ。

昼 福岡 「釜あげ 牧うどん」 野菜かき揚げうどん(うどんは硬茹で) 420円、芋天 100円、か

      しわ 飯 190円

    また来たよ博多うどんの底深し

10時チェックアウト。玖珠ICで高速に乗るつもりなのだが、それまでの道がクネクネ曲がって細く、カ

ーブごとにひやひやする。ホントにこんな道を進んで高速に乗れるのか不安になる。「玖珠IC入り口」

の看板を見た時はホッとした。高速を80数キロ走るともう福岡。3日前に昼食を摂った「牧うどん」にま

た行こうと2人での話はついている。軽くうどんを、という予定が結果的にはこんな量になっちゃったよ。

夜 無し!!!

2時30分発のANAのチケットを持っていたのだが、1時15分の便も空いているというので出発を早め

る。お陰で早く帰宅できた。夕食は何にしようか。待てよ、今週は月曜からずっと食べ続けだよね。それ

もスンゴイ量を食べて来たよね。今日の昼も何だかんだとたくさん食べたよね。抜く?はい・・・。無酒日

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1月 10日(金) 晴れ

朝 家食 「牧うどん」の煮込み、りんご

    あぁ旨し東京にても牧うどん

「牧うどん」はサービスの良い店であったが、お土産でうどん4玉、スープ、揚げ玉、ネギのセットが500

円で売っている。それも魅力的だがタイムサービスってのがあって、うどん4玉200円という安さで販売

するのである。うどん玉だけ4個200円で買いジョーと半分こした。1玉25円であるぞ。それを食べる。

昼 四谷 「MAESTRO」 日替わり:渡り蟹のトマトクリームスパッゲティ、パン、サラダ付き 980

    スパゲティ食べても頭はカレーなり

この店のカレーを一度食べたいと、いつぞやも店の前に来たが「本日は都合によりスパゲティのメニュ

ーのみになります」の張り紙を見て他店に行った。今日もメニューを見るとカレーの文字は無し。「以前

はカレーをやっていたのですが、今は作っていません」。ゲゲゲ。何たるこった。頭のカレーを消せー!

夜―1 荒木町 「二○家」 付き出し、青ばと豆腐、地鶏のレバーパテとバゲット、地鶏のたたき、

     パリ サラダ、一口鉄鍋餃子、2種の味噌豆腐、生ビール、冷酒 「東一」の純米酒3合 @7000

  

  

帰宅後珍しく事務処理などをする。ぷーでも結構あるのだよね、やることが。午後6時半O田さんと待

ち合わせして「二○家」へ。荒木町の細い小路を通って行ったのだが、O田さん曰く「この町エラクゴチ

ャゴチャしているけど、何ていう町?」。東京生まれで育たれたのに、荒木町をご存知ない!びっくり。こ

の店は焼酎の品揃えが凄い。私は焼酎は全く受け付けないのでカンケーないけど、焼酎好きには魅力

的のようだ。私は生ビールと冷酒ばかりでね。食の細いO田さんだが、名物鉄鍋餃子はペロリと行く。

夜―2 荒木町 「Deep」 ジントニック 2杯 @1000

O田さんは1軒目でほろ酔いとなって帰られた。じゃ、「Deep」で1杯やっていくか。9時までハッピーア

ワーで何を飲んでも500円。こうゆう時、この店はとても便利だ。ジャズを聴きながらマスターとお喋り。

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1月 11日(土) 雨

朝 家食 AJINOMOTO」のアジア麺 きのこたっぷりチキンスープ

朝から冷たい雨が降っている。九州旅行中はずっと良い天気だったから運が良かったと思う。今日の

お昼はご馳走を食べることになっているので、朝はごく軽く。124カロリーのアジア麺を啜っただけだ。

昼 上大崎 「料理店 SHIMPEI」 ランチコース(フォアグラ鮨、帆立貝とジロール茸のXO醤ソース

がけ、温かいパンとバター、ビシソワーズのアイスクリーム キャビア添え 三杯酢のジュレ、ほろ

ほろ鳥の西京漬けのソティ さつま芋の甘辛きんぴら添え、フレッシュフォアグラと蕎麦、焼き柿シ

ロップ漬けキュウイアイスクリーム、プチフール、コーヒー) @1万3千円(個室料込み)

  

  

  

第二回啄木鳥の会は上大崎のお洒落なレストランで開かれる。啄木鳥に傷め付けられたA先生&マ

キコ家の玄関ドアが回復したことを記念して1年2ヶ月ぶりの開催だ。「料理店 SHIMPEI」は、美智

皇后陛下の元ご実家とも近い場所にあり、看板も出ていない秘密めいた店。1階は4・2・2人用の3

つのテーブル、2階は個室で8人まで座れる。但し個室料は1万円かかるよ。和魂洋才精神の創作料

理はお箸で食べる。スタートはフォアグラ寿司で、最初からガツンと始まる。寿司飯は香りの高い食材

と混ぜてあり、フォアグラのクドサとバランスがとれている。え?洋子ちゃん1つくれるの?ウレピー!

帆立貝とジロール茸ウンマイ!グラニテは何とビシソワーズのアイスクリームだよ?キャビアがのっか

ってベースに敷いたジュレは三杯酢。考えもつかなかった料理だが、それが使った食材の味が全部し

っかりあって美味しいよーん。メインは甘鯛の松毬揚げか、ほろほろ鳥の西京焼かのチョイス。ボツワ

ナのチョベ国立公園で車に突進して来る姿から「飛び込み鳥」と命名したほろほろ鳥を頂こう。鳥を西

京漬けにするというのが斬新である。付け合せのさつま芋も旨い。最後は何とフレッシュなフォアグラを

のせた冷たい日本蕎麦が出て来たではないか。これが何とも言えず美味で、お替り!と5回叫びたい

位であった。デザートは3種あり、私は焼き柿をチョイス。最後に私の前に出された皿がエラク汚れてい

る。何だ?ゲゲゲ、ハッピーバースデーだって。もう40日も経った私の誕生日にもしてくれたんだぁ。そ

の上「銀座くのや」のプレゼントまで用意されていて。みなさんありがとねー。夜のコースは1万6千円。

夜 家食 「牧うどん」の煮込み、稲荷寿司、富有柿

    今週はうどん4度は食べ過ぎぞ

みなさんはキレイになったらしい玄関ドアを見学するためA先生&マキコ家に向かったが、私は帰るこ

とに。ホントは銀座の展覧会に行く予定だったが、雨が未だ降っているからヤメ。チョー久しぶりにホテ

ル日記の作成を始める。先週行った山代温泉の「あらや滔々庵」。やっぱり記憶が新しいうちに書くの

がよろしい。といつも思っているのだが、なかなか時間が無くてね。もう夜かぁ。お昼にご馳走さんざん

食べたし、夕食は軽−くしよう。って、炭水化物の多い食卓だ。午前1時過ぎ、「あらや滔々庵」完成し

てアップの準備をするもなぜか出来ない。2度やり直して午前2時。でもダメなんだぁ。エーン。無酒日      

     _____________________________

1月 12日(日) 晴れ  富士山がキレイに見えた! 東京木枯らし一号吹く

朝 無し

昨夜ベッドに入ってもホテル日記がアップできなかったことが悔しくてたまらん。1年ぶりに書いたのに

ぃ。8時に起きて、そのままパソコンの前に座る。もう、こうなったら意地である。原因はベッドの中で既

にアタリをつけてある。カチャカチャ・・・・(作業中)・・・・・・・エイヤッ!おぉ、アップ出来たぁ!!アップ

は出来たが、朝ご飯を食べる時間が無くなった。これから歌舞伎座に行くのだ。顔も洗わなくっちゃぁ。

昼 歌舞伎座 「花道」 おでん定食 @1200円(大S子さんのおごり)

   桟敷席歌舞伎を観れば江戸情緒

11月の歌舞伎座は「吉例顔見世」。南アフリカ旅行中、代わりにチケットを取ってくれた大S子さんと桟

敷席に座る。昼の演目は「伽羅先代萩」(めいぼくせんだいはぎ)の通し狂言である。ご存知かと思うが

仙台伊達藩のお家騒動をベースにした芝居で、江戸幕府は史実通りの芝居上演を禁止していたから

足利時代の設定になっている。乳人政岡に菊五郎、弾正妹・八汐に仁左衛門、沖の井に三津五郎、仁

木弾正は團十郎。政岡は「女由良之介」と言われる女形の大役で、我が子が殺害される場面でも顔色

ひとつ変えない烈女。八汐は底意地の悪い憎まれ役だが、当代一の立ち役が演じることが多く、今日

も人気役者仁左衛門が憎々しく演じて、観客は大喜び。でも、政岡に殺されてしまった後半、惚れ惚れ

するような良い男・細川勝元役で再び登場するから歌舞伎は面白い。若君の鶴千代と政岡の息子・千

松を演じた子役が達者。昼食は地下の「花道」で。長らく歌舞伎座で食事を摂らないでいたら、3階のお

でん茶屋も蕎麦屋も無くなって、全部「花道」で食べる仕組みになっていた。おでんは旨いが飯少なし。

銀座 何とかというカフェ アイスコーヒー 300

歌舞伎座の昼の部は最後に三津五郎の舞踊が2つあるのだが、知人の展覧会に行くため途中で失礼

する。資生堂のビルの2階で開催中の展覧会は今日が最終日。9年間2人のお孫さんを描いた作品

で素人離れした絵がほのぼのとして良いな。成長するお孫さんの姿を愛情深く描いた作品は暖かい。

夜 家食 「天一」の天麩羅(小柱と小海老のかき揚げ・玉葱・いんげん)の天丼、「佃浅」のほうれん草

のごまよごし、けんちん仕立ての味噌汁、りんご

  

秋の夕暮れは何となく寂しい。華やかな銀座通りのホコ天を歩いても肌寒いし。今日の東京に吹く風は

木枯らし1号なのだそうで、通りでぶるっと来るハズだ。北海道は初雪だそうよ。こんな日は料理を作る

のもメンドーだしデパートでちょいと買い物をしてカンタンに済ませよう。忙しい1週間だったな。無酒日

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【今週の振り返り】

昨年の4月以来、「お仕事は何ですか?」と問われたら、「はぁ、旅行家ですかねぇ」と答えたくなるほど

旅をする日々となった。但し、お仕事ではなく、「遊び旅行家」であるが。毎月海外へ、その合間に国内

旅行をしている私に、人はよく質問をする。「今まで行かれた国で、場所で、どこが一番良かったです

か?」と。聞く立場になれば、さもありなんという質問であるが、答える立場はちと難しい。なぜなら、旅

した国、場所はいずれも良いところで、「もう二度と行かん!」なんて思わないのである。海外は何度も

訪れた国も含めて50ヶ国を超えた。国内は、199912月に最後に残った徳島県を訪れたことで、全

都道府県を制覇したことになる。どの国も魅力的であった。どの県も楽しかった。

しかし。国内で敢えて「一番」を決めるなら、「くじゅう」と答えるだろう。初めてくじゅうを訪れたのは、もう

10年も前だろうか。紅葉真っ盛りの由布院で楽しく美味しい夜を過ごし、早朝起きたら初雪が。夜中に

降ったらしい。真赤に染まった紅葉の上に薄っすらと雪がつもり、何とも言えない美しい光景であった。

由布院からT川君の車は久住高原を目指した。当時は地理が頭に入っておらず、やまなみハイウェイ

が雪で通行止めだ、なんて話もぼんやりと聞いていてどこを走っているかもわかっていなかった。その

日は時間が進むにつれて好天気となり、雪はどんどん融けて行く。しばらく走って、眼下の風景を見て

私は息を飲んだ。何という景色だろう!私はこんなに美しい日本を見たことは無いぞ!それが「くじゅ

う」だった。大分県と熊本県にまたがる「久住高原」、「飯田はんだ高原」、そして「瀬の本高原」一帯が

「くじゅう」である。1000メートル以上の山が35峰、うち1700メートル級の山々が11峰もある九重連山。

標高1000メートルの高原である。車利用者向けには、やまなみハイウェイと国道442号線が交差する

瀬の本を中心とした地域と言ったらよいのか。

瀬の本から車で5,6分走った場所からは、根子岳、高岳、中岳などの阿蘇五岳を遠くに見る景色が広

がる。くじゅうが気に入って何度も訪れたが、その辺りに車を止める場所が無く絶景をじっくり見たいと

悔しい思いをしていたが、今回「あざみ野展望台」が出来つつあって非常に嬉しかった。何時間でも見

ていたいスケールの大きな景色である。このくじゅうは温泉天国でもある。長者原温泉郷、寒の地獄温

泉、筋湯温泉郷(筋湯、湯坪、薬師湯など)、筌の口温泉、星生、牧の戸、久住赤川温泉、法華院温泉、

宝泉寺温泉、長湯温泉・・・・・。それぞれが個性を競い合うユニークな温泉が多い。だから、くじゅうに

行く時は湯上りタオルなど「温泉セット」は欠かせない。くじゅうからはちょっと離れるが、大観望からの

素晴らしい抑えておきたい。

こんな「くじゅう」巡りも今回で6回目となった。しかし、不思議なことに6回いずれもが秋であったのだ。

黒川温泉でエステをお願いした女性は、四国から旅で訪れてやまなみハイウェイの見事な景色に惚れ

込んで移住したと言う。彼女は5月のくじゅうに魅せられたと。それなら春にも来てみたい。初めてくじゅ

うを見た同行者は、「これは日本じゃない。こんな大きなスケールの景色は日本にあるワケがない。で

も、目の前にある・・・・」とカンドーしっぱなしだった。大好きなくじゅうのファンが1人増えたことが嬉しい

旅であった。行くぞ、春夏秋冬のくじゅうへ。

             それほどに「くじゅう」良ければ連れてけニャア

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