パクパク日記7年3月1週

        冬無しの今年も早くも弥生3月。山代温泉に蟹を食べに行ったよー!

ずわい蟹   あらや滔々庵

2月 26日(月) 晴れ

朝 家食 カリフラワーとじゃが芋の真っ白シチュウ、茹で卵、トースト、でこぽん、アロエヨーグルト

8時やっと起床。今日も晴れているが、昨日と同じで富士山は霞んでくっきり見えない。未だ2月だけど

早くも春の空になっているということだろうか。昨夜南極のアルバムを作ったのだが、13冊でのアルバ

ム代が尽きた。未だ2冊分位あるのになぁ。朝食は、昨夜たっぷり作ったカリフラワーとじゃが芋の真っ

白シチュウ。細かくしたカリフラワーを予め塩茹でしたので、姿形なくトロミとなって実に具合が良いぞ。

昼 無し!

午後のおやつ 四谷三丁目 「東京風月堂」 フルーツみつ豆、コーヒー @1259

    昼飯代わりのおやつです

午前中は忙しく、昼食を食べ損なった。じゃ、遅い昼をたっぷり食べる?うんにゃ。今晩は6時からご馳

走食べるので、そんなことは絶対しない!半分は寒天のフルーツみつ豆にした。これならすぐ空腹だ。

夜―1 早稲田 「松下」 お任せコース(京人参の温かいスープ、稚鮎の天麩羅、前菜盛り合わせ:

竹の子田楽・ちらし寿司・わらびお浸し・飯蛸、カツオの炙り焼き、天然鴨の鍬焼き、ひろっこ(秋田

       の天然浅葱)と鳥貝のぬた、金目鯛のワラビ味噌焼き、お吸い物、鮪・鯛・ウニのお造り盛り合わ

      せ、酒の肴:からすみ・海老味噌塩辛・スルメイカのスモークの腸・アワビの肝、ヤリイカのさっと煮、

     鯖鮨、トマトのサラダ、マナガツオの西京漬け、(秋田)しどけのから揚げ、山独活、活海老の天麩

      羅、蛍イカの和えもの、竹の子と蕗の土佐煮炊き合わせ、手間ひまかけた深川丼、味噌汁、漬物、

      デザート:タイのマンゴーといちじくのコンポート、ビール「独歩」、冷酒 「三千盛」の絞り立て、デザ

      ートシェリー

  

  

  

  

  

  

  

今日こそ早く着こうぞ、と10分前に「松下」の扉を開けると、あっちゃー!もうお二人はお見えだ。いつ

もご馳走になるので今日は私がご招待したつもりだったのだが、「そうゆうことは許さん!」ということで

またもやご馳走になることに。予約もコースも決めたの私だから、何だかキマリが悪い。ご主人は「夢子

さん、久々だから何をお出ししようか迷っちゃって」と、次から次へとハシリや旬の食材を使ったお料理

を出してくれた。ほう、もう稚鮎ですか。この若々しい苦味がいいね。天然鴨の鍬焼きもいい。秋田の天

然浅葱のひろっこ、いつか食べたことあったなぁ。酒の肴も今日は4品出て、酒が進んで困るぞ。最後

の食事は特製深川飯。あさりの肝をすべて取るという手の込んだ深川飯だ。やっぱり、この丁寧さが鯵

をグンと良くする。チョーグルメなO田さんもこの店が気に入ってくださったようでホッとする。ご馳走様。

夜―2 ロイヤルホテル東京 「セラーバー」 ジントニック 2杯

大ボスをお送りして、F津さんとバーで一杯。家でワインなど飲むというM保ちゃんにオミヤをお願い。

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2月 27日(火) 晴れ

朝 無し

朝一で宅配便が来た。クール便である。エジプトでご一緒したM内ご夫妻から、手作り漬け物とりんご

が届いたのだ。先週土曜日送った写真のお礼らしい。早速お礼のお電話をすると、大根も菜っぱも種

を蒔いて育てたものを漬けられたとか。ご夫妻はエジプトで撮影した写真のDTPに出したところ、どう

いうワケか店が紛失したと、落胆されていた。じゃ、私の写真をプリントしてお送りしましょう、と約束。

昼 白山 「レザン」 イングラセット(サラダ、イングラ、コーヒー) 890

    イングラとネーミングされているが、焼きカレーだね

月に一度の西洋医学の病院。いつもの薬の他にいっこうに治らないお腹の薬も貰う。「感染症によるも

のとは違うと思うけど、カラダが疲れているって言っているんじゃない?」と老先生は言う。そうかなぁ。

昼食はいつもの「レザン」。久々にイングラを注文。「インドカレーグラタン」のつもりらしいが、私は「焼き

カレー」と名付けた方がピッタリ来る。四谷3丁目には午後1時半に着いたのだが、そのまま家に帰れ

ばいいものを、買い物することにした。マンションのエレベータに乗ろうとすると「定期検診中 午後2時

から3時半まで」。ガッビーン。私は知っていたのだよ、その事を。なのに急に買い物なんかしちゃった

から、こうゆう目に合う。今2時10分。1時間20分もどっかで時間を潰すのもシンドイ。階段で上ること

にした。23階まで。低層階エレベータで18階まで行き、大荷物を持って階段。息絶える程の苦痛だ。

午後のおやつ 「和久傳」の西湖、ほうじ茶

    蓮根と和三盆の和菓子だす

昨夜、「和久傳」の西湖を頂いた。蓮根と和三盆で作った高級和菓子で大好き。高いから自分では買わ

ないけどさ。もっちりツルリとしていて、和三盆の上品な甘さが美味しいです。3本も一度に食べちゃう。

夜 舟町 「おちあい」 お任せコース(醤油豆、鯵とワカメ酢、刺身盛り合わせ、山形の玉こんにゃく、タ

タミ鰯とシシャモ、手羽先、イカのから揚げ、芋鍋、白菜の漬け物、雑炊、ビール、冷酒 @6千円

  

  

    ほっこりするコース料理

約束の店に行く前に、長野のM内ご夫妻に写真を投函。ぶ厚い。今晩はつもりで言えば「飲まない日」

であった。しかし、数日前サッポロに済むY賢ちゃんから連絡があり、26日か27日飲みましょう、と誘

いが来た。昨11月突然の来札にも係わらず、2晩もつきあってくれた賢ちゃんだから、「10時までの限

定飲み会」なら、と承諾した。昨年から突然アルコールアレルギーになってしまったO川君(家族は大

喜びしているそうだ)、奥さんが沖縄出張中のH生君の4人が集まったのは「おちあい」。昔一緒に働

いた4人も、今はそれぞれの道を歩んでいる。こういうメンバーだと、現在と過去を自由に行ったり来た

りできるのが面白い。予定より早く、9時40分に彼らを「よつやこくている」に送りこんで、帰宅。エジプト

から帰ってから投函した挨拶状、エジプトの写真のお礼などで毎日たくさんの手紙、葉書が届く。手紙

って、貰うだけでは申し訳ないし、出すだけでは淋しい。出してもらってが楽しいのよね。早めに就寝。

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2月 28日(水) 晴れ 北風強し

朝 家食 「松下」の鯛おむすび、シジミワカメスープ、おから、M内さん手作りの野澤菜漬け・たくわん、

      「和久傳」の西湖、アロエヨーグルト

    イタダキ物特集の朝食

6時半起床。早速朝風呂。朝食を食べても、未だ7時半だった。いつも、チャキチャキこんな風に朝を過

せばいいのだけれど、それが出来んのよ。旅をしている私はチャキチャキ型だが、普段の私はノソノソ

ゴロゴロ型でね。夢子さん、あなた朝だけジキルとハイドでっか?さてと、着替えて出かけましょうか。

昼 新橋 「末げん」 かま定食(小鉢、漬け物、吸い物付き) 1050

    大好物のかま定食

月に一度のパートが終った。「月に一度」と言いながら、先月は南極に行っていたからお休みしちゃった。

スンマセン。渋谷から新橋まで送って貰って腹ごしらえ。「末げん」でかま定食を食べる。かま定食とは

ここ鶏料理の名店「末げん」の親子丼。いつ食べても旨い。生姜の香りが強いお吸い物がとても旨い。

午後のお茶 新橋 「エクセルシオール」 コーヒー 300

美容院で2時間半過し、本屋とコーヒーショップが同居している「エクセルシオール」に入って行くと、M

茂利さんにバッタリ。そういえば、午前中渋谷の会社を出たところで、S谷君にもバッタリ会ったのだ。つ

いでに言えば、美容院で「今H本佳子さんが帰ったばかり」と言われた。私はつくづくバッタリの人間。

夜 家食 卵トースト、ホワイトシチュウ、「和久傳」の西湖、信州りんご

    ヘンチクリンな献立 

夕方、代々木で整体を終えて夕方帰宅。朝出勤して夕方帰るなんて、まるで勤め人みたいな一日だっ

た。それにしても朝ご飯のような夕食ですねぇ。はぁ、私それほど大喰いでは無いの。ふふふ。無酒日

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3月 1日(木) 晴れ

朝 家食 ネギの出汁巻、ネギ納豆、もずく酢、M内家の野澤菜とたくあん、ご飯、味噌汁、りんご

    今日の出汁巻卵は失敗ダス

昨夜寝つかれずに誘眠剤を飲んだら、起きたのは10時だった!!8時間近く眠れたから気持ちがい

い。ご飯を炊き、味噌汁作り、出汁巻卵を焼く。地味だけど、これがニッポンの朝ご飯って感じでしょ?

昨年11月位から、ハンドパワークリーナーの調子が悪い。たっぷり充電させているのに、モーターが弱

く吸い込む力も日に日に無くなっている。もしかして乾電池でもあるの?何度探してもそれらしい場所

無し。諦めて通販生活に電話する。修理依頼&同じ型のクリーナーの購入。「お客さま、故障ということ

ですが、どんな感じで?」「こんな感じ」「もしかして乾電池の交換されておられないのでは?」「乾電池

なんか入れる場所ないのですよ。4ヶ月間、よーーく探しましたが」「あります。よーーーーく探して下さ

い」。受話機持ったまま掃除機の場所に行く。「ありません」「引っくり返してスイッチの裏には?」「あり

ま・・した」。「それでは交換式の電池購入ということでよろしいですね?」「いや、その電池と同じクリー

ナー念のため買いますわ」「ありがとうございます」。何がよーーく探しただよ。メカ音痴は金がかかる。

続いて、浄水器のカートリッジ交換工事の方が見えた。「うちね、ほとんどいないから、浄水器も使って

いないの。だから未だ交換しなくてもいいかなぁ、って思っていたのよ」「お客様、浄水器は使う量とは関

係なくカートリッジは交換しないといけないんです。神経質なメーカーは水を2週間使わなかったら交換

するよう指導していますし」「げーーー!!」。1万7千円払った。留守がちって、お金かかるんだねぇ。

昼 無し!

午後のお茶 四谷3丁目 「オレンジ」 コーヒー 470

昼を食べ損ない、空腹でふらふら。郵便物の投函、写真屋に行くついでに喫茶店でサンドイッチでも食

べようか。もう3時だしね。店に入っていくと、奥の席に何だか見たことのある顔がぼんやり見えた。そ

の人が手を振っている。近づくと、S本ケンちゃんだった。先週土曜日会ったばかりじゃん。え?夢子倶

楽部で南極の写真見る方法?バックナンバーで1月2週、3週・・・ですよ。あちら4人なので退散する。

午後のおやつ 「玉屋」の桜餅と草餅、「播磨屋」のおかき、ほうじ茶

    2日早い雛祭り

明日は亡くなった母の誕生日だ。生きていれば・・・もうそんな年かぁ。死んだ子の年数え、って言葉あ

るけど、親の年だって当然数える。明後日は雛祭り。明日から留守をするので、母の誕生日兼雛祭りを

桜餅と草餅食べて祝うことにする。ま昼飯抜きで空腹だということもあるけど。「玉屋」の餡が小豆その

ものの味で旨い。「播磨屋」のおかきは、軽井沢のホテルの利用券を差し上げた方からお礼として頂い

たもの。たくさんの方に利用券を差し上げてもお礼なんて貰ったことないからびっくりした。播磨屋は「日

本一のおかきの店」と栞に書いてあった。確かに美味しい。しかし新潟の「味のれん本舗」の方が上?

夜 家食 肉ダンゴの甘酢餡、「越前屋」のちりめん山椒、塩鮭、もずく酢、ご飯、味噌汁、でこぽん

  

今日はヘルスクラブに行く機会があった。風邪はエジプトで治ったし、8日も続いた腹コワシも医者で貰

った薬を飲んだら治った。こうなればプール日和だね。しかし、行かなかった。溜まりに溜まった注文や

写真の整理をやっているうちに夕方になっちまった。それでいいのだ(っていつも行かない自分を正当

化してどうする!)。じゃ夕食も自炊してオトナシクしますか。「越前屋」のちりめん山椒は、エジプトの写

真のお礼としてI藤さんが送って下さった。お礼なんていいのにさ。こうゆう地味食すごく好きだ。無酒日

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3月 2日(金) 晴れ

朝 家食 味噌雑炊、肉ダンゴの甘酢餡、ネギの出汁巻、「玉屋」の桜餅と草餅

朝風呂。今日から温泉に行くんだから入らなくていいじゃん、と思う人もいるかもしれないけど、お風呂

入らないとシャキッとしない。SY子からメールが来た。「先週の振り返りで、日にちを間違えるご自分

を反省される文章を書いておられましたが、あそこに2月25日(金)を3月25日(金)と間違えたと書か

れておられたのは2月24日(土)が3月24日(土)のことです。誠に申し上げにくいのですが・・・・」。

ガハハハ。ほらね?そう言いながらやっぱり間違えちゃうの。こうなったら「ビョーキ」だね。さて旅支度。

昼 浜松町 「PALATIN」 コーンクリームスープカップサイズ 260円、コールマンカリー(激辛) 

1030円、アイスコーヒー 320

    かなーり辛いよ!

ここ数回浜松町でランチを摂るならここと決めている。人通りの多い駅中の店だがここのコールマンカリ

ーが好き。かなりの辛さだから大好き。コーンクリームスープと一緒に食べると辛さが増すようで好き。

午後のおやつ 山代温泉 「あらや滔々庵」 和菓子、抹茶

    部屋にはこんな半露天風呂がついた

羽田空港でSブーと待ち合わせ。今日から2人で山代温泉2泊3日の旅が始まる。彼女と2人で旅する

のは、約10年ぶり。あの時も富山&金沢と北陸方面だった。氷見の旅館でテレビをつけた途端、ダイ

アナ王妃が事故死!という報道に、2人でぶったまげたのだった。正確には9年半前の8月31日だっ

たかしらね。飛行機から見下ろすと、白山連峰以外は雪が無い。カラカラに乾いた暖かそうな風景が広

がっている。小松空港から迎えのタクシーに乗ると「お客さん、暖かいでしょ?雪まったく無いでしょ?1

回しか降らなかったんですわぁ。それも3センチ」と運転手さんが嘆くような笑いを浮かべた。山代温泉

に入り「あらや滔々庵」に到着。Sブーは初めて、私は4ヶ月前にも来た。今回の部屋もなかなかだ。

夜―1 山代温泉 「あらや滔々庵」 部屋食 生蟹懐石コース(食前酒:菊姫にごり酒、酒菜:金時

       草と蟹身の白和え・蟹身絹田巻・内子と外子・蓮芋豆腐蟹身とんぶり添え、お椀:蟹真丈、お造り:

       生ずわい蟹洗いと寒ブリ、焼き物:生ずわい蟹炭火焼き、蒸し物:小坂蓮根の蓮蒸し蟹身餡かけ、

      酢の物:ずわい蟹の香箱蟹、強肴:蟹すき鍋、蟹雑炊、香の物、白山なめこと豆腐の赤出し、水菓

      子:さつま芋の羊羹・バニラアイスクリーム シェリー酒がけ・勝山メロン)、ビール、冷酒 「常きげん 

山廃純米吟醸」 4合

  

  

  

  

「あらや滔々庵」は、山代温泉の源泉を持っている。つまり、山代温泉の発祥の温泉なのだね。温泉の

色は飽くまでも透明で匂いも無い。サラサラしているようで、しっとりと肌に絡みつくようなお湯だ。温泉

にザンブッと浸かって5秒後プッハーと大きな溜め息をつくと、私の温泉入浴はほぼ終わり。そんな私

を見たSブーは「ばっかじゃないの、この人」って呆れて怒っている。どうぞ、どうぞ、ごゆっくり。烏の行

水って言いますけどね、この「あらや滔々庵」の温泉は「烏湯」って言うんだぜ?夕食は、生蟹懐石コー

スを予約した。私はともかく、Sブーが無類の蟹好き(その夫のI東君も蟹キチ)だから。北陸のずわい

蟹は、越前蟹とか松葉蟹とか呼ばれるが、石川県の蟹の名前をつけようということで「加能蟹」に決ま

ったらしいよ。加賀+能登=加能蟹だってさ。今三のネーミングだ。前菜から吸い物、お造り、焼き、蒸

し、鍋、雑炊とまさに蟹尽くし。蟹三昧。Sブーは無類の蟹好きと言いながら、蟹味噌は食べない。そこ

が一番旨いんだろうにぃ!!怒ることは無い、私が全部食べるのだから。結果3ハイの蟹味噌を食って

しまったぞ。鼻血がでそうだ。蟹鍋の良い出汁にご飯を入れた蟹雑炊。Sブー目がうるうるしているよ。

夜―2 山代温泉 「あらや滔々庵」 有栖川山荘 ジントニック 2杯

    雰囲気サイコーの山荘

デザートはあっちに運んでね、と仲居さんののぼるさんにお願いして、離れの山荘のバーに行く。ここ

はスンバラシイ建物で、入っただけでドキドキするような作りだ。こじんまりしたバーカウンターに座り、

「また来ちゃいましたー」と挨拶。酒飲まずのSブーはカフェラテをお替りしたぞ。あぁ、楽しい夜だなぁ。

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3月 3日(土) 晴れー暑いぞ!

朝 山代温泉 「あらや滔々庵」 部屋食 朝食セット+昨夜の茹で蟹、コーヒー

  

目が覚めたら、8時5分前だった。びっくりして飛び起きた。朝食は8時にお願いしているのだよ。Sブー

を蹴飛ばして起こし、「タイヘンだぁ。もう朝食が来るーー!!」。5分で着替えて顔を洗い、テーブルに

座る。あぁー、二日酔でぎもぢわりー。朝からスゴイご馳走が並ぶ。しかも、昨夜食べ切れなかった茹で

蟹の脚もあるぞ。まだ寝惚けてはいたが、二人ともお粥とご飯と両方食べたのだった。満腹じゃあ!!

昼 山代温泉 「蕎麦処 上杉」 天麩羅更科蕎麦(温)、蕎麦お粥、蕎麦かりんとう 1680

    更科の蕎麦は真っ白

連泊以外のお客がほとんど帰ってしまった10時過ぎ、二人で大浴場を貸切状態で入る。昨日よりは長

く湯に浸かり(といっても1分位)、二日酔を醒ます努力をする。部屋の掃除しなくていいです、とは言っ

たものも、一日中部屋でゴロゴロも無いだろうと散歩に出かける。「須田青華」本店では、値段の桁を読

むのに時間がかかる。はぁこの皿10万でっか、ご飯茶碗1万2千円でっか・・・・。あの北大路魯山人が

陶芸の指導を仰いだのが、初代須田青華なのだね。この店佇まいがいい。今日は雛祭りとあって、商

店のショーウィンドウにはお雛様の飾り付けが多い。昼は軽いものにしよう。山代では田舎蕎麦の「山

背」、白い蕎麦更科の「上杉」がある。昨11月は「山背」に行ったので、今日は「上杉」だ。上品で美味し

いが、1680円って高いよね。この店は縮緬の小物雑貨店を併設している。どれも可愛く買い過ぎた。

午後のお茶 山代温泉 「レモンタイム」 コーヒー 350

薄い上着を着ていたのは5分程。暑くて暑くて。今日の最高気温18度?これじゃあ雪は降らんわなぁ。

半月から1ヵ月早く梅が咲いている。総湯で温泉に入った人の汗が引くのに時間がかかる。お茶する。

宿に帰って、大浴場から帰って、部屋の半露天の風呂をはしご。ここも源泉かけ流しの温泉だ。湯船に

身を沈めると満々とした湯が一度にザァーッとこぼれ、思わずほくそ笑む。部屋風呂の醍醐味である。

夜―1 山代温泉 「あらや滔々庵」部屋食 懐石コース(食前酒:黒龍の冷おろし、酒菜:えびす・ク

チコ・菜の花のサーモン巻・鴨ロース・子持ち昆布、白子豆腐 ウニとんぶり乗せ、かぶら寿司と大

根寿司、お椀:玉子豆腐と浅利真丈、お造り:のど黒・うちわ海老・さより・平目、蒸し物:このわた

茶椀蒸し、焼き物:のど黒焼き、強肴:寒ブリのしゃぶしゃぶ、白子の柚子釜、能登牛のステーキ、

蟹雑炊、香の物、水菓子:抹茶アイスクリーム・いちご・オレンジ)、ビール、冷酒 「常きげん 山廃

純米吟醸」 3合

  

  

  

  

昨日は蟹のコースだったから、今日は懐石コース。メインは寒ブリのしゃぶしゃぶだ。しかしSブーは昨

夜の蟹雑炊が余りに美味しかったから、寒ブリのしゃぶしゃぶの代わりに、もう一度蟹鍋にしろと駄々

をこねる。仲居さんと料理長が相談した結果、「食べたいのは蟹鍋というより蟹雑炊ですね?それでは

寒ブリのしゃぶしゃぶの後、食事を蟹雑炊ということで如何ですか?」と言ってくれる。そうだ、それでい

いのだ。高級魚のど黒焼き旨いなぁ。寒ブリのしゃぶしゃぶは、何度か試した結果、ミディアムが一番

美味しく食べられる。身が厚いし。そして、ジャーン!蟹雑炊が鍋一杯に運ばれて来ましたぞ。Sブーは

4杯も食べていた。堪能したってさ。昨夜飲み過ぎたので今日は冷酒3合にしておいた。さて、バーだ。

夜―2 山代温泉 「あらや滔々庵」 有栖川山荘 ジントニック

蟹シーズンの終盤の土曜日とあって、宿は満室。バーも満員だ。たった一人で担当されているからてん

てこ舞いで気の毒になる程。明日は早起きするつもりだから、1杯飲んだところで引き上げますかね。

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3月 4日(日) 晴れー 昨日より更に暑いぞー!!

朝 山代温泉 「あらや滔滔庵」 部屋食 朝食セット

  

5時には目を覚まし、6時に大浴場に行った。チェッ、一番じゃないんだ。風呂上りには、煎れ立てのコ

ーヒーを飲みながら朝刊を読む。夕方は、コーヒーの代わりに、シャンパン、ビール、水が置いてある。

先に部屋に帰って、他の新聞を読み終わってもSブーは帰って来ない。もうあれから1時間半だ。朝食

が並べられる。彼女、風呂で倒れているのではないか、と迎えに行った。「えぇ?もうそんな時間ですか

ぁ?」とトボケた返事。Sブーは背中にあった傷が、温泉に入っているうちに治ってしまったそうだ。昨日

の朝食はカレイだったが、今日はハタハタの一夜干し。それに湯豆腐もね。今日もまた満腹の朝食だ。

昼 橋立 「カフェ ヴァン・ベール美岬」 パスタランチ(サラダ、トマトソーススパゲティ、デザート、コー

ヒー) 1300

    広いガーデンの中のカフェ

10時半にチェックアウトして加賀温泉駅まで送って貰い、タクシーで橋立漁港に向かう。Sブーは夫の

ために活きている蟹など買う。私は干物だけ。ここには食堂があるが、そんな重いモノは食べられんな。

教えて貰ったカフェまで歩いて軽食。カタナカ会社の関連出版会社発行の写真集、本がたくさん置いて

あった。13時半の飛行機で羽田へ。東京もドポカポカ陽気だった。明日から天気は崩れるってホント?

夜 家食 山代温泉の「南蛮味噌」とご飯、緑のたぬき蕎麦、りんご

帰宅後洗濯、荷物の受け取り、郵便物の整理、写真の整理、パクパク日記作成で忙しく夕飯はどうでも

よくなった。お土産に買って来た中から「南蛮味噌」だけご飯につけて食べる。緑のたぬき旨し。無酒日

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【今週の振り返り】

冬の北陸は何度か知っている。今回山代温泉に一緒に旅したSブーと「縁切り旅行」をした時と、富山・

八尾のおわら風の盆に来た時、関西出張が終わった途端ゴールデンウィークに突入して、そのまま能

登半島を回った時以外は、いつも晩秋から冬にかけて北陸を訪れているような気がする。何故なら、寒

ぶりや蟹など魚介類が美味しいのは圧倒的に冬だからだ。魚が旨い代わりに、冬の北陸は往生する。

雪で滑りやすいし、何より寒い!旅路を傘さして歩くから、満足な写真も撮れない。でも、北陸の冬は旨

いのだ!

今回飛行機から見る北陸は異様だった。白山連峰だけが雪で白く化粧をしているだけで、あとは仲春の

風景のようだったから。雪などまるで無い。「あらや滔々庵」の売店の方が、「今年は正確には2度降った

のよ、雪。1度はチラーっとね。最大積雪量3センチ。アッハハハ」と陽気に笑う。「レモングラス」の奥さん

は、「この前一度でいいから雪を見たいと言ってタイからお客さんが来たんだけど、雪が無くてねぇ、気の

毒だったわ」と話す。北陸に限らず、今年のタイ記録の暖冬で、オープン出来なかったスキー場は全国に

あまたあるらしい。去年はあれ程降って、今年はこう。自然って気まぐれだと思う。

北陸でもこんなだから、今年東京は雪ゼロになるのだろうか。去年は、私がチェニジアに行っている間、

成人式の日にかなりの積雪があったのだったか。私の記憶では、東京の雪は3月に降ることが多い。父

が亡くなった翌年だから昭和61年の春のお彼岸に積雪量23センチの雪が降った。一周忌の法事に新

潟から叔母、従兄弟達が大勢上京したのだが、帰る日に降った大雪で立ち往生したことがあった。6

前の3月31日、桜が満開でお花見が最高になると予想された土曜日、どっかりと雪が降った(とはいえ、

私はその2日前モロッコに出かけてしまってはいたが)。その日、六代目の中村歌右衛門丈が亡くなり、

息子の魁春氏が「父の亡くなった日、桜が満開で雪が降り、夕方雪が止んで月が出ました。雪に月に

桜。まさに雪月花に送られて逝くなんて父らしいと思います」と述懐していた。そうそう、昭和63年の4

10日は、花見が終わってからドッカリと10センチも雪が降ったのだった。それにしても、こんな古いこと、

日にちまで覚えている私ってどうなんでしょ・・・。なのにちょっと先の日にち間違える私ってどうなんでし

ょ・・・・・。

東京に雪は降らんでもいい。でも、いつもは雪が降る場所には降って欲しい。雪が降るという前提でそ

の地域の仕組みが出来ている。降らないと困る人達がたくさんいる。山代で、丁寧に施された雪吊りや

雪囲いが滑稽に見えてはイカンのだ。冷夏も困る。春は春らしくぽかぽかで、夏は夏らしく暑く、秋は秋

らしい爽やかさで、冬は冬らしい厳しい寒さで無いと、四季の日本は成立しない。冬って思える期間は

あと少し。空の神様、何とか冬を大急ぎでやっておくんなましな。

     毎年たくさんある雪はどこに行ったかニャ 探しているニャ

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     9日金曜日から、またもや、ちょいと海外に行って来ます。零下10度と30度の国に泊まる

     のかぁ。四季はキチンと、なんて書いたのに、厚手のコートと夏服持って行かなくっちゃ。と

     いうことで次回のパクパク日記の更新は、3月22日頃かな。いい子で待っててねー。夢子拝