パクパク日記7年8月1週

              北国青森の夏祭り・ねぶたを楽しんで来ましたー!

青森市のねぶた   弘前市のねぷた

7月 30日(月) 午前中激しい雷雨 午後晴れたと思ったら夜また激しい雷雨

朝 家食 夢子カレー丼、紅生姜、オジョーママ特製らっきょ、キュウリとハムのサラダ、プチトマト、ひぃ

ふぅ味噌汁、アロエヨーグルト、大黒烏龍茶

いつもの選挙なら深夜まで開票結果をボーっと見ているのだが、自民惨敗、民主圧勝のシンプルな結

果が明確なので12時半には寝てしまった。参議員選って人数も少ないしね。選挙民として今回の選挙

は「自民NO=民主YES」とならないところに難しさがあったと思っているのだけど、どうでしょ。民主党

も圧勝したなんてうわうわ言っているとすぐ逆転される。腹黒タヌキ×終生お坊ちゃま×ピント外れ恐妻

家の3人が率いている党だしなぁ。選挙関連番組はもういいわ。冷凍してあった夢子カレーで元気に!

昼 舟町 「まるいち」 ワンタンメン 800円

    昔なつかしワンタンメン

天気予報でも崩れると言ってはいたが、午前中の激しい雨は何だ!23階から見る東京の町は厚い雲

と靄で薄暗い。午後になってようやく雨が止んでホッとする。郵便物の投函がてら外出。大型の封筒が

ポストに入るかしらと心配していたら、丁度郵便局員が集配に来たところ。「はい、お願いね」と手渡す。

「まるいち」は昔ながらの中華そば屋で、基本ラーメンとワンタンの組合せしかない。ホント昔の味だ。

午後のお茶 荒木町 「杉大門」 アイスコーヒー 430

「まるいち」の真ん前が喫茶店の「杉大門」。さほど広いとは言えない杉大門通りを渡ると舟町から荒木

町に変わる。このヘンに住んでいると、ランチもお茶も小料理屋もバーもすぐ行けるからまことに便利

だ。帰宅して、ニーナ・アナニアシヴィリの「白鳥の湖」のDVDを観る。15年前の若々しい彼女がいる。

夜―1 早稲田・リーガロイヤルホテル東京 「ガーデン」 1万2千円のコース(アミューズ:フォア

       グラ のガトー仕立て、鱧とアカザ海老のロール サフラン風味ゼリー覆い ギリシャ風野菜と共に、

      ホタ テ貝のフラン トリュフ風味、鱸の薄切り マリニエールジョルジュ ブラン風、特撰佐賀牛フィ

      レ肉 のグリエ 旬野菜添え 西洋山葵風味ソース +2千円、ピーチのグラニテ、オレンジ風味の

      パン ナコッタと季節のフルーツ、プチフール、お茶)、ドライシェリー、白ワイン、赤ワイン

  

  

  

夕方「カフェドール」で注文しておいたアップルパイをピックアップして、リーガロイヤルホテル東京へ。

私のフレンチベスト3に入っていた「ガーデン」が明日でクローズと聞いて、慌てて駆けつけたわけ。私

だけでなくSブーも大のお気に入りの店で、いつか行くぞと思っていたオジョーとSY子の4人でさよな

らディナー。今まではアルカルトから選んでいたが、閉店真近とあって2つのコースのみ。まぁ食材を無

駄には出来ないものね。ホタテ貝のフラン トリュフ風味が濃厚でバカ旨。「優しく蒸しました」と登場し

た鱸もいい。+2千円で頼んだ佐賀牛の美味しいこと!このレストランが明日で終ってしまうのは実に

サビシーぞ!の閉店を知って、たくさんのお客がディナーを味わっていた。9月に中国料理になる由。

夜―2 早稲田・リーガロイヤルホテル東京「セラーバー」 ジントニック 2杯

レストランは禁煙。最後のコーヒーは要らんと私だけ先に出る。「セラーバー」で煙草をプワーっと吸っ

てひとごこち。遅れてやって来た3人は誰も酒を飲まない。マンゴーと桃のノンアルコールカクテルね。

ホテル出るとポツポツと雨が。またかよ。やがてドシャ降りになってホウホウの体で帰宅したのだった。

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7月 31日(火) 曇り 午後遅くから晴れ

朝 家食 「カフェドール」のアップルパイ、「クノール」のクラムチャウダー、桃、アロエヨーグルト、大黒

烏龍茶

    サクッとトロリと旨いアップルパイ

昨日はヘンテコな天気だった。雷雨が午前と夜に2度。昼間はエラク涼しくて、この位なら避暑に行く人

もいないだろうな、と思った。例年「雷が鳴ると梅雨明け」って言うけど、今年はどうなの?昨日「ガーデ

ン」に行く途中「カフェドール」に寄り皆にプレゼントしたアップルパイはもちろん自分の分も2個あるよ。

昨日作家小田実さんが亡くなったことを知る。「何でも見てやろう」は子供時代数回読んだ作品だった。

昼 荒木町 「味里」 鰻重「味」(肝吸い、漬け物付き) 2000

    今日も美味しく完食だ!

昼前、クール便の宅配便が届いた。キャッホー!新潟から従兄弟夫人のユキエさんから越後の夏の味

がたっぷり入っていた。毎年送られて来るこの箱を「越後夏の味の玉手箱」と名付けている。写真屋さ

ん、郵便物の投函のために外出。昨日に続いてかなり涼しい。昨日は丑の日だったが、夕食ディナー

を考慮して鰻はパスした。今日はいいよね、と「味里」に行くと超満員。食べ終わって「満足!」と叫ぶ。

夜−1 荒木町 「鈴なり」 6500円のコース(根三つ葉お浸し、岩牡蠣と三陸のウニ湯葉、タタキ海

老の春巻、フカヒレ入り玉地蒸し、お造り盛り合わせ:鱧・ミル貝・めじマグロ・秋刀魚・あずきハタ・

甘海老、料理盛り合わせ:海そうめん・大山鶏のつくね・黒ばい貝・鱧鮨・松茸・ちまき・枝豆・はじ

かみ・太刀魚、カサゴと茄子の揚げ出汁、トマトと蟹ととろろの酢の物、鰻の炊き込みご飯、蜆汁、

漬物、プラムと杏仁豆腐)、生ビール、冷酒 「新政」 5合 @1700

  

  

  

今晩はM崎君と「鈴なり」で待ち合わせ。彼の会社も近所だが、この店は初めてだって。すっぽんコー

スを除けば6500円のコースが一番高いのだが、豪華絢爛、食材多彩でM崎君大喜び。「こんな近く

にこんなええ店あったんかぁ・・・」と感心しきり。アメフットW杯決勝戦はホントに紙一重の試合だったと

か、M崎君が4ヶ月で7キロも痩せた方法はとか、ご馳走食べながらも楽しい話が続く。因みに7キロ

減は新宿から四谷まで毎朝歩き、夜米飯を抜いただけだと。でも彼は鰻の炊き込みご飯3杯食べた。  

夜―2 荒木町 「リヨン」 ビール、水割り

たまには歌なんか行っちゃいますか、ってことで「リヨン」へ。私は滅多に歌も歌わないし、満腹過ぎて

声も出ない。でほとんど聞いていることに。M崎君は結構声が良く井上陽水を熱唱し続けたのだった。

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8月 1日(水) 晴れ  関東地方ようやく梅雨明け  作詞家・阿久悠氏逝く

朝 家食 キュウリとハムサラダのトーストサンド、「湯上り美人」枝豆、パパイア、ブルーベル-ヨーグル

ト、ユキエさん特製紫蘇ジュース

  

昨日届いた新潟からの「夏の味玉手箱」から今朝は枝豆と紫蘇ジュースを頂く。枝豆は「湯上り美人」と

いう品種で小粒だが甘くて旨い。紫蘇ジュースもユキエさんが作られた。濃縮だから氷と水で薄めて。

昼 新宿・小田急デパート 「カンタヴェリ・カフェ」 有機野菜と自然卵のミックスサンドセット(サラダ、

      コ ーヒー付き) 945円、ケーキ(マンハッタン) 417

    ケーキは余計だった

代々木の整体の帰り、新宿の小田急デパートへ。改修中とかで、12階までのエレベータが2台しか無

く、かつ各駅停車。満員のエレベータを上りも下りもボタン係を務めてイライラした。何軒も店はあるけ

ど、煙草吸えるのは「カンタヴェリ・カフェ」しかない。そういえばいつかもここまで上がって来て同じ理由

でカフェに行ったのだった。サンドイッチだけではすぐ空腹になると思い、ケーキまで注文。後悔したよ。

夕方のおやつ 田園調布 「四代目 松川」の蒸しきんつば、加賀棒茶

    小豆の一つひとつが見えるでしょ?

帰宅して作詞家の阿久悠氏が亡くなったことを知った。えーー!!!私は日本の作詞家の中ではなか

にし礼さんと並んで好きだった。そうそう、一度公開ディスカッションか何かでお話したこともあったなぁ。

「野いちご」などの名作で知られる映画監督イングマール・ベイルマンの次にはミケランジェロ・アントニ

オーニも亡くなった。今週は小田実さんから始まって訃報が続くなぁ。オジョーから蒸しきんつばを貰っ

た。実は先週も頂いていたのだが、軽井沢でMM家に引き取られて行ったのでまた買って来てくれた。

丹波の最高の大納言を使ったお菓子で、その小豆のデカイこと!甘過ぎず、小豆の味を堪能できる。

夜 家食 鯖の梅生姜煮、ゴーヤともやしのカレー炒め、きゅうりとハムサラダ、紫蘇味噌、茄子漬け、

湯上り美人枝豆、ご飯、味噌汁、大黒烏龍茶

  

月火と夕食はご馳走が続いたので今日は地味に家食にしよ。半分は、新潟のユキエさんが送ってくれ

たものだけどね。茄子の漬け物も紫蘇味噌も美味しいなぁ。ご飯が進んで困るよね。お替り!無酒日

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8月 2日(木) 朝激しい雨 のち 晴れ 台風5号九州に上陸!

朝 家食 味噌雑炊、鯖の梅生姜煮、湯上り美人、茄子漬け、パパイア

    そそくさと食べた朝ご飯

朝激しい雨が降った。今九州の南の海を移動中の台風5号の影響らしい。明日から青森に出かけるの

だが、ちょうど祭の日にその上空に台風が行くようでユーウツであるぞ。午前中、水道の雑排水の清掃

の人が来るというので、そそくさと朝ご飯を食べる。昨日亡くなった阿久悠さんのヒット曲をテレビがガン

ガン流している。「笑って許して」、「白い蝶のサンバ」、「白い珊瑚礁」、「どうにもとまらない」、「津軽海

峡冬景色」、「また逢う日まで」、「北の宿から」、「ロマンス」、「鳥の詩」、「ペッパー警部」、「ピンポンパ

ン体操」、「学園天国」、「勝手にしやがれ」、「せんせい」、「ブーメラン・ストリート」、「三都物語」、「あの

鐘を鳴らすのはあなた」、「舟歌」、「勝手にしやがれ」、「ジョニーへの伝言」、「街の灯り」、「私の青い

鳥」、「宇宙戦艦ヤマト」、「五番街のマリー」、「時の過ぎゆくままに」、「嫁に来ないか」、「青春時代」、

「林檎殺人事件」、「たそがれマイラブ」、「もしもピアノが弾けたなら」、「熱き心に」、「時代おくれ」・・・・・

作詞家生活40年で作った5千曲のごく一部だ。私は「北の宿から」とジョニー&マリーが好きだったな。

昼 四谷三丁目 「サイゼリア」 ミートソースボローニャ風スパゲティランチセット(サラダ、ドリンクバー

付き) 700円、冷たいカボチャのクリームスープ 149円

    意外と旨いスパゲッティ

昼まで待っても雑排水清掃の人は来ない・・・・コンシェルジェに連絡すると「きっと忘れたんでしょう。彼

らは昼食に出ています」って。ふんとにもうっ!「すみませーん」と1時過ぎようやくやって来てアッという

間に清掃は終った。外に出るとムチャ蒸し暑いぞ!「サイゼリア」でランチ。スパゲティがわりとイケた。

夕方のおやつ 田園調布 「四代目 松川」の蒸しきんつば、加賀棒茶

夜 家食 激辛麻婆豆腐、ゴーヤとモヤシの胡麻酢和え、きゅうりとハムサラダ、茄子漬け、湯上り美

人枝豆、ご飯、味噌汁、桃

  

11月と12月の旅を決めて正式に申し込んだ。1月はどうするか・・・。明日からの旅の支度をしてから

夕食の準備。麻婆豆腐は、「三明物産」の香辣醤と花椒をドッサリ入れて激辛に。豆腐を予めさっと茹

でると確かに旨いわ。ゴーヤとモヤシは、胡麻を煎って摺り、オリゴ糖と酢、醤油で和えて胡麻酢和え

にしてみた。何と健康的な料理なんだろ。台風の行方が心配だ。明日は6時起き、早寝しよう。無酒日

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8月 3日(金) 東京は晴れ  青森は曇り

朝 家食 激辛麻婆豆腐丼、ゴーヤとモヤシの胡麻酢和え、茄子漬け、ひぃふぅ味噌汁、アロエヨーグ

ルト、桃

  

550分起床。寝坊したらどうしようと心配していたからホッとする。シャワー、朝ご飯、片づけ、ゴミ捨

てなど有能な働くママのようにシャキシャキと動き8時前には家を出る。麻婆丼辛かったと思いながら。

朝のお茶 羽田第一ターミナル 「何ちゃらという店」 アイスコーヒー 470

今日から「不美子の会」の夏の旅行が始まる。去年阿波踊りを観に行った徳島で決めた祭は「青森の

ねぶた」。で、去年の9月には2つのホテルの予約をして粗方旅のプランは決めてあった。人気の祭に

行くには早いうちからの手配が何より大事。920分集合だったが、パンクチャルな会員は9時集合。

昼 青森駅 「さぼてん」 ヒレカツ丼 651

    青森着いていきなりカツ丼だんず

JAL青森行きは45分程遅れた。新幹線が30分、40分遅れたらニュースになるのに、飛行機って平

気で遅れる。で、ニュースにもならんし、航空会社は「スマン」って気持ちも無い。いつだったか1日1本

しかないバスに飛行機の遅延で乗り遅れたが、「責任を取る」なんて姿勢はまーったく無いのだよね。

空港から連絡バスで青森駅に着いたが、送迎バスまで時間が無い。何かなぁと思いながらカツ丼だ。

夜 青森・八甲田ホテル 「メドー」 1万円のフレンチコース(アミューズ:蛸のマリネ、バゲット、下

      北産 活殻ウニの有機野菜ジュレ詰め、南八甲田沖揚平とうもろこしの冷製クリームスープ、平目

      の白 ワインソース トマトとシブレットと共に、グラニテ、黒毛和牛ロース肉のポワレ 網笠茸のソー

      スモ リーユ、有機野菜のサラダ、桃のコンポートと桃のシャーベット、お茶)、生ビール、赤ワイン

      (キャ ンティ・クラシコ)

  

  

  

「不美子の会」の旅行は通常2泊3日。1泊は祭用に最善の宿を、もう1泊は豪華な宿に泊まるというこ

とになっておる。今晩は豪華版の方で「八甲田ホテル」に泊まるんじゃ。1日2回無料の送迎バスがある。

1時間の道のりだから無料送迎はあり難い。完全予約制だけどね。午後1時大型の送迎バスで八甲田

へ。何度も来ている酸ヶ湯のすぐ近くだ。本館はカナダの木材を使用した大掛かりなログハウス。温泉

浸かってマッサージして貰ってから夕食だ。メインレストランの「メドー」で1万円のフレンチ。山の中だ

が、青森から1時間とあって新鮮な魚介類も豊富。活殻ウニなんてゼータクだねぇ。とうもろこしのスー

プが信じられない程甘い。くじゅうの「界ASO」で食べた菊池の野菜と同じ位の甘味があるぞ。それに

バゲットの旨いこと!外はカリカリ、中しっとり、風味がいい。こんな山奥でフレンチを食べる不思議さ。

夜−2 青森・八甲田ホテル 「バーラウンジ プラット」 ジントニック 2杯、(四季のシャンパンカクテ

ル)

    素敵なホテルの夜だんず

煙草吸いたさに私だけお茶をパスしてバーにいる。夕食の時ソムリエしてくれた男性がバーマンに早代

わりだ。今夜のねぶたを見学した人達が10時前ゾロゾロと帰って来た。私達は明日の夜行くんだよ。

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8月 4日(土) 八甲田は大雨 午後青森曇り

朝 青森・八甲田ホテル 「メドー」 和朝食セット

  

6時前起床。四国・九州に大雨を降らし暴れて日本海に出た台風5号は、カーブして東北に近づいてい

る。だから外はドシャ降り。このホテルにも温泉がある。が、今朝は酸ヶ湯温泉に行こうと思っている。8

時ホテルの車で送って貰い、酸ヶ湯のひば千人風呂へ。ひば千人風呂は、特定の湯船としては日本一

有名かもしれんなぁ。旅館の近くに来ただけで強烈な硫黄の匂いが強烈に鼻を刺すが、風呂場に入れ

ば目が痛い位だ。いつもは混浴だが、朝と夜の8時から9時が女性専用となるのだ。乳白色のお湯が

気持ちいい。ホテルに戻ってそのまま朝食。和食をお願いしてある。黒いお豆腐が出た。ご飯2杯半。

昼 青森市 「タンドール・アクバル」 レディスタリ(マトンと野菜カレー) 1370円、サモサ 250

  

チェックアウトして1140分の送迎車で青森駅へ。わーい、雨が小降りになって来たじゃないか。駅で

U村君と待ち合わせしている。彼は青森行きが取れず函館から電車で青森に入った由。じゃ、午後か

ら一緒に過ごしましょうか。ランチは予約してあるインド料理屋へ。結構な量があって、三分の一残す。

  

       三内丸山遺跡の縄文時代の復元建物          遺跡の象徴・櫓     去年オープンした青森県立美術館

ねぶた祭の開始は午後710分。それまで時間があるので、三内丸山遺跡に行く。歴史好きだが、

日本の大規模遺跡は、佐賀県の吉野ヶ里遺跡しか見たことが無い。縄文時代の竪穴式の復元住居や

発掘物の展示館をぶらぶらと見学。ヨーロッパやエジプトを中心に目まぐるしい発展を遂げていた時代

日本は縄文時代が一万年近く続いたんだもんな。遺跡の敷地一角に昨年オープンしたばかりの青森

県立博物館がある。どこもかしこも真っ白な建物で、頭がクラクラする。弘前が生んだ現代アートの寵

児・奈良美智(よしとも)氏の立体展示が面白い。特に巨大な「あおもり犬」はハァー!って感じで。その

他にも青森が生んだ寺山修司の映像世界、棟方志功の作品を数多く展示している。広くでづがれだ。

午後のおやつ 青森・安方 「マロン」 苺タルト 260円、コーヒー 360

市内に戻って、クラシカルな喫茶店「マロン」に行く。ここのコーヒー美味しいね、なんて言っていたら、N

ナオコとS村ミキが挑人(はねと)の正装しているではないか!「あんたらここで何してんの?」「見れば

わかるでしょ?跳人やるんですよ!」。東京でも滅多に会わないのに、青森の喫茶店で会うのだねぇ。

   

   

7時過ぎ花火が上がって、青森ねぶた祭が始まった。いやいや、凄いわ。昼間ほとんど人影が無かっ

た町に、どこから湧いて来たかという人人人。そこに賑やかな跳人連、立体的な組みねぶた、そしてお

囃子連が続く。何度もテレビで見てはいたが、ホンモノはド迫力!すっかり魅せられて写真を取り捲る。

夜 青森・青柳 「だるま」 枝豆、みずのお浸し、刺身盛り合わせ 1800円、イカのぽっぽ焼、ホタテ貝

味噌 1000円、きんきん姿焼 4000円、鰻重 1600円、生ビール、冷酒「じょっぱり」 @4千円

  

ねぶたは9時で終了。R子と大S子さんが「だるま」を予約してくれていた。跳ねたわけでもないのに、

足が棒のよう。あぁ、づがれだ。でも面白かった。5人で刺身やイカのぽっぽ焼、ホタテ貝味噌、きんき

ん姿焼などをつつき、U村君と私は鰻重を、女性3人はウニとホタテの2色丼で〆た。本当は、店の真

ん前の高級ホテルに泊まる予定であったのだが、いろいろあって弘前郊外の南田温泉に急遽泊まるこ

とになった。運転するので烏龍茶を飲み続けたU村君が宿まで送ってくれ、無事屋根の下で眠れる。

         _________________________

8月 5日(日) 弘前は晴れたり曇ったり

朝 南田温泉ホテルアップルランド 朝食ヴュッフェ

    7時でもレストランは大混雑

6時前に起きて大S子さんと温泉へ。りんご湯なんかあって、東北随一の弱アルカリ美容温泉なのだそ

うだ。屋根の上には巨大な観音様が立っておられる。朝食は7時からと聞いたが、ピッタリに行ってみ

ると団体客でごった返しておる。一体何時からだったんだ!と怒りながら、ちゃんとご飯は2杯食べた。

午前中のお茶 弘前 「追手門」 アイスコーヒー 280

午前中のおやつ 弘前 「三上牛乳直売所」 ソフトクリーム 300

台風はどこかに抜けてくれ、昨日のねぶたは雨の心配がなくて良かった。今日の弘前はムッチャ蒸し

暑く、弘前城を歩いているうちに気持ちが悪くなる。櫻の季節には来たことは無いが、さそやキレイなの

だろうね。ガイドブックに出ていた「三上牛乳直売所」でソフトクリームを食べる。サッパリして旨かった。

  

津軽藩の「ねぷた村」に行く。結論から言えば、入場料500円が安い!と思える楽しい施設だった。昨

日見学していて叩きたいなぁと思った太鼓も叩かせて貰ったし、青森のねぶたと弘前のねぷたの違い

も何となくではあるがわかった。最後は津軽三味線の演奏も聞けたし、大満足の「ねぷた村」であった。

昼 弘前 「カルティエ」 ランチAコース(完熟青トマトの冷製スープ、バゲット、ポークカツレツ 五穀米

ライス添え、デザート、コーヒー) 1575

  

オススメの店というので「カルティエ」に行く。ほぅ、弘前もこんな店があるのか、というお洒落な作り。た

だ青森ギャルソンの料理の説明は半分しか聞き取れなかった。アハハハ。結局4人とも全部同じ料理

を選んだ。メインはポークカツレツ。この旅行カツは2度目だね、と言いながら。あぁ、満腹で苦しいぞ。

夜 家食 「万世」のカツサンド、赤飯おにぎり、ひぃふぅ味噌汁、バナナ

    はい、粗食です。でもカツは3度め・・・・

黒石市に向かう途中、いわき山さ薄っすらと姿を現した。この山は美しいね。皆さんは青森県のお土産

をドッサリ買われ(私はちょびっと)、羽田に着いたのは午後7時前。食べ過ぎだし、疲れたので、夕食

は超粗食で。夕食済ませ洗濯して、あぁ、今からパクパク日記を作るのだぁ・・・。今週は大変。無酒日

               _______________________

【今週の振り返り】

青森は「ねぶた」、対して弘前は「ねぷた」。青森ねぶたは人形型で跳人(はねと)付き、弘前は扇型で

跳人無し。ねぶた祭に対して私の事前知識はこんなものしかなかった。しかし、ねぶた、ねぷたは黒石

にもあり、高さ22メートルの巨大な「立ったねぷた」の五所川原にもある。どころか青森県内、大小合わ

せて36箇所もやっていると知ってたまげた。浅虫温泉でも、鮪で有名な大間でも、舞の海の出身地・鯵

ヶ沢でも、深浦でも、むつでも、蟹田でも、7月から8月にかけて青森県のあっちゃこっちゃでねぶた・ね

ぷたは大盛り上がりで開かれているのだね。県内でやらないのは、八戸を中心にした東部だけ。36

所の北部(南部)は青森式の人形型であり、跳人がいて囃子言葉は「ラッセラー」が多いのか。対して

南部(津軽)は扇型が多く、囃子言葉は「ヤーヤド」というらしい。青森のねぶただけ見て「わかった」と

言ってはいけない。

ねぶたの起源は、諸説あると言うものの凡そ3説が代表的。坂上田村麻呂が蝦夷征伐の時、敵をおび

き出すために大灯篭を作ったという伝説。この場合敵の蝦夷は、私が大好きだった「アテルイ」なんだ

な。アテルイは蝦夷の英雄だった。それはともかく、2つ目が津軽の殿様が京都で盂蘭盆の時、大灯篭

を作ったことを起源とする説、そして青森に限らず全国に残る「ねむり流し」、「精霊流し」などの七夕の

行事の一つだったという説。東北弁で、眠たいは「ねぷたい」。それがねぷたになったのではないかと

いうものだ。

青森の今年のねぶた祭は8月2日から7日まで。今回私は4日の夜のねぶたを観た。総合電機会社

や電力、ガス、流通、輸送会社、役所などがスポンサーである。毎夜出陣式を終えると、運行コースに

待機し、710分花火の合図で一斉に運行が始まる。浴衣に腰巻、タスキがけで鈴をつけ、花傘を被

った正装の跳人達がお囃子に合わせて盛大に跳ねる。ラッセラー、ラッセラー、ラッセラッセラッセラー

と掛け声を掛けながら目の前を跳ねてゆく跳人達の賑やかなこと!あんな調子で2時間も跳ねていた

ら、明日は歩けなくなるのではないかと心配だ。ま、疲れた跳人はダラダラ歩いているけど。次にいよ

いよ工夫を凝らした迫力満点の人形型のねぶたのお出ましだ。大きなねぶたの下には屈強の若者達

が曳き手となり、ねぶたを上下に激しく動かしたり、グルリと回したりで、かっこいい!私が若い男だっ

たら、断然曳き手をやりたいぞ!最後に、大太鼓と笛と手振鉦のお囃子連。大太鼓のドドスカデンの大

きな音が腹に響く。あれもいいなぁ、太鼓叩きも魅力的だ。今年のねぶたのテーマは、「聖徳太子」、

「成吉思汗」、「日本武尊」、「道成寺」など。どれも勇壮で、よくもここまでと感心する程、細かいところま

で作りこまれている。それが4日の夜は19台も出たのだよ。2時間弱では全部観ることは出来ない。

しっかり見るのなら、2夜も3夜も見なくちゃな。

会期中選考が行われ、6日には各賞が発表される。最終日だけは日中の運行となり、入賞ねぶたが船

で曳航されて海上パレードを行うのだそうだ。そして花火大会と共にねぶた祭は終る。日本の、世界の

祭をいろいろ見ている私だが、北国の夏の夜を焦がすようなねぶたにすっかり心を奪われたのである。

東北の夏は熱い!来年どうですか?

          キミ、ライオン?猫ってことにしニャさい!

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