パクパク日記7年8月5週

              バルーンサファリでサバンナを見下ろし、ビッグ5を追うサファリドライブ

バルーンサファリ   雄ライオン

8月 27日(月) マサイマラは快晴! 夕刻パラリと通り雨

  

  

   夜明け直前バルーンは離陸。サバンナが目を覚ます。バルーンのバーナーの音で動物が逃げ惑う。ゴメンネー!

アフリカの朝は早い!3時半起床!!目覚ましのブザーを止めようと思うがスタンドのスイッチが見つ

からず、バスルームに時計を持って走りようやく止める。ふぅ、隣室の人が起きてしまうよ。ズボンの下

に半ズボンをはき、上も4枚着て防寒対策も万全。コーヒー1杯飲んで515分出発。参加者は4

と同じホテルに泊まる白人新婚カップル。車が進む暗闇に真赤な月が見える。余りの大きさ、赤さに一

堂びっくり。東の空に沈んでゆく。暫くすると無数の灯りが見える。はて、こんな所に街があっただろうか。

その時、街の灯りと思ったのが群れたヌーの目玉であることに気がついて仰天した。45分後バルーン

ポイント着。4基のバルーンが野原に広げられてガスバーナーで温められた空気が入るに従ってどん

どん膨らむ。私達は一番大きな14人乗りのバルーンへ。静かに離陸する。20年前から乗りたいと思っ

ていたバルーンに遂に乗ったぞ!時折、バーナーを燃やすゴーッという音がするだけで上空は全く音

がしない。上から俯瞰したサバンナの広さに改めて気付く。水のある場所に緑が集まっている。ヌーの

大移動だろうか、長い長い黒い行列が見える。おっと、ギリギリの高さで丘を越えたぞ。高度を下げると

バーナーの音とバルーンの陰でヌーやシマウマが驚いて逃げ惑う。ごめんね驚かして。スンバラシイ!

朝 マサイマラのサバンナにて バルーンサファリ・シャンパンブレックファースト

  

   パイロットのマイクとA木さんのツーショット         こんな近くで雄ライオンが        朝食は木の下でシャンパンと共に

大満足のバルーンサファリは1時間で終了。離陸時は立ったバスケットに乗り込んだが、着陸時は横

倒しになる。あらあららーと言っているうちにドスンと横倒しになり、14人の乗客が蚕棚に寝ているよう

な状態で大笑い。下段のお年寄りの脱出に時間がかかり、その間懸垂状態で疲れた。朝食会場に向

かう間、広々した場所で大人の雄ライオン発見(表紙写真)。百獣の王らしい悠然としたライオンをこん

な近くで見ていいの?4基のバルーンに乗った乗客とスタッフでシャンパン乾杯し、美味しい朝ご飯。

 そんな無防備な姿で寝ないでよ!          背高いですなぁ、あなた       その名もソーセージツリー

昼 マサイマラ 「マラ・シンバ・ロッジ」 ランチヴュッフェ

  

朝食後も2時間ほどサファリドライブしてロッジまで送って貰う。仰向けで昼寝中のライオンや、マサイ

キリン、セクレタリーバードなど見て面白かった。ランチではバルーン組がいかに楽しかったか不参加

組に吹聴しまくる。そうですよ、皆行けば良かったのにぃ。食事はいつもカレーとゼリー。これで決まり。

  

      アカシアの木の下できりんさんが1頭                 これがトピです          シマウマのお尻は美しいぞ

  

         めったに見ることが出来ない豹を遂に!チーターより太い              局所的に雨が降るサバンナ

夕方のサファリは、4名欠席で6名となったので1台3人づつの余裕。車はサファリする時、天井を開け

て見晴しをよくしている。サファリはいつも何が待ち受けているかわからないからいつだって参加する。

出かける時「今日はどんなドラマが待っているかな?」と期待する。ジョナさんは「豹を探す」と言う。そう

なのだ、ビッグ5で残っているのはChui(チューイ)豹だけ。1時間20分走り回って成果無し。今日は釣

りで言う坊主だろうかと思った時、「Kiekorok Chui!」の無線が入る。キーコロックに豹がいるという

連絡だ。ジョナ90キロを超えるスピードで猛ダッシュ。既にたくさんのサファリカーがいるが、豹は薮に

隠れているらしい。こうなったら持久戦。豹に対して一番シャイな動物であることを表す表彰状を囁いて

いたら豹が出て来た。バチバチバチ、激写する。豹の表情もバチッ!ビッグ5達成!にわか雨が降る。

 マサイマラ 「マラ・シンバ・ロッジ」 ディナーヴュッフェ、ビール5ドル、白ワインと赤ワイン@6ドル

夕食は、ビッグ5達成を祝して3点セットを注文し、乾杯。と言っても酒を飲むのはM利さんと私だけね。 

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8月 28日(火) マサイマラは晴れ 

朝 マサイマラ 「マラ・シンバ・ロッジ」 朝食ヴュッフェ

    果物が多くていい

545分起床。今日は「一日サファリ」の日なので朝食を食べてからお弁当を持って出かける。目指す

はタンザニア国境近くのマラ川。ヌーの河渡りを見ることが出来れば超ラッキーなのだが。昨夜添乗員

のI原氏から「河渡りは見ることが出来る確率はとても低い」という話を聞いた。1週間いても見られない

こともあると。出発して暫くすると、無線が騒がしい。ちょっと寄り道して行ってみっか?ライオン10頭!

ジョナさんが言う。「ライオン、ドウブツノナカイチバンツヨイ!イチニチ40カイ!」。そうゆう場面だった。

●ライオンの作り方 【成人向け】(18歳未満の方はご遠慮ください)

  

    「ねぇ、ねぇったらぁ」 「え?またかよ」           「お願いしまーす」 「はいはい」      「ガオッ」 「アン、痛い前戯ね」

  

     「エイヤッと」 「ヒェー!」      「あーぢがれだぁ」  「はぁ・・・・」         「いつまで仰向けになってんだよ!」 

10頭のライオンは3つのグループに分かれていた。「子供はあっちに行っておいで」と言われて遊んで

いる子供ライオン3頭、ウェイティングサークルのような位置にメス5頭、そして子作り中の♂と♀。発情

期には♂は15分おきに交尾をするらしい。が1回の時間はアッという間。140回だもんね、大変だ。

  

       がタンザニア、右がケニア             川幅も広い急流マラ川    マサイマラトライアングルの入り口

再びマラ川を目指す。1時間半ほど走ったところにケニアとタンザニアの国境を記す石がある。マサイ

マラ国立保護区はそのままタンザニアに入ってセレンゲティ国立公園に続く。セレンゲティはマサイマラ

10倍の広さを誇る。動物には国境なんか関係ないけどね。こっちタンザニア、あっちケニアと私達も

2つの国を歩いて楽しむ。マラ川に着く。思ったより川幅が広く流れも急。橋の下に、死んだヌーが5頭

程沈んでいるのが見える。トイレ休憩の後、いよいよヌーが河渡りをよくするというポイントに向かった。

 

 

 

対岸には既にたくさんのヌーとシマウマが集まっている。車に怯えないよう、ちょっと離れた場所で待機

することになる。まずシマウマは鰐がいないか様子見に行き、シマウマが危険と戻ってくるとヌーは決し

て渡らない。しかし条件が整っても渡る気にならなければそれまで。ここで毎日数時間待ってもダメな

時はダメなのだそうだ。時計を見る。午前1048分。何時間待つのでしょうね。その時対岸で動きが

あった。キャー!ヌーの河渡りが始まったじゃありませんか!待ち時間3分!急いで車を河の側に移

動。目の前の崖は広くて傾斜がややナダラカ。それに対し右側の崖は斜度70度もありそうな絶壁に近

い細い道があるのみ。なのに、右の崖から次から次へとヌーが滑り落ちて来てザンブと河に飛び込む。

次から次と続いて砂煙がもうもうと立つ。河に飛びこんだヌーやシマウマは器用に泳いで渡り切る。続

いて目の前の崖に多数のヌーが殺到して下りて来る。大迫力で心臓はバクバク。しかし、その流れが

ピタっと止まることがある。一斉に崖の上に戻る。河を見ると鰐が泳いでいた。鰐をやり過すとまた激し

い河渡りが始まる。新しい草を求めて、ヌーやシマウマは毎年こんなキケンな河渡りを何度もするのだ

ね。渡って来たヌー達はナニゴトも無かったように、一列になって進んで行くが、子供を見失ったらしい

母ヌーが心配そうに河の方向を見ていた。40分も見ていただろうか。自然の営みの凄さに心底感動!

昼 マサイマラのサバンナにて ランチボックスとI原氏特製赤飯おにぎり

  

ヌー河渡りの大スペクタクルの後は気が抜けた。昼寝中のライオンを見ても「あぁライオンね」、ヒッポポ

イントで9頭のカバを見ても「あぁ、カバね」って感じで。アハハ。木陰の涼しい場所でお弁当を広げる。

ロッジで作ってくれたお弁当もそれなりだが、I原添乗員手作りの赤飯おにぎりが一番旨い!「誰かおに

ぎり残す人はいませんかー?」と呼びかけてもみな無言。少し前まで腹こわしが多かったのに治ってし

まったようでチェッだ。他の日本人家族の車が来た。朝7時に出発して来たのにヌーの河渡りは全く見

なかったそうだ。場所と時間がちょっと違うだけで運不運が分かれる。私らは超ラッキーが続いている。

夜 マサイマラ 「マラ・シンバ・ロッジ」 ディナーヴュッフェ、バースディケーキ、ビール5ドル、白ワイン

と赤ワイン@6ドル

  

今回参加者10名のうち、2名の男性がお誕生日を迎えられた。それも同じ年。つまり同年同月同日に

同じ東京で生まれ、血液型もB型で現在の身長も同じ!ということで、食事の終わりにスタッフが歌い

ながら2つのバースディケーキを静々と運んで来た。おめでとうございまーす。その後はマサイの踊り。

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8月 29日(水) マサイマラ 晴れ 雲出る

  

                 月が沈み、太陽が昇り、サバンナに新しい一日が始まる

  

           赤ちゃんを2頭連れたメスのライオンを追いかける。赤ちゃんライオンの可愛らしさにメロメロ

4時半起床。早起きがすっかりクセになってしまった。今朝もジョナ号だ。ジャンボー!と挨拶すると、お

はようございますと丁寧に挨拶を返してくれる。ハクナマタタ(元気で大丈夫よ)。モーニングコーヒーを

飲んだらさぁ出発。月が東の空に沈み、真赤な太陽が顔を出す。サバンナに新しい一日が始まる。朝

日を浴びてサバンナがキラキラと光り出す。チーターの親子連れを発見。生後一年位の子供を4頭も

連れた母チーターは狩りが巧いのだと誰かが言う。ヌー達何の用があるのか走っている。生後5ヶ月位

の赤ちゃんを2頭連れた母親ライオンに会う。車を移動して何度も前方で待ち続けるサファリカーを恐

れる風もなく悠然と歩く母親。その周りをチョコマカ走り回る赤ちゃんライオン。もう可愛いの何のって。

しかし、次は刺激の多いライオンの群れを見た。ヌーを狩りで仕留めて喰らいつくライオン、離れた場所

にはヌーの角で突かれたらしい(仲間割れで雄に攻撃されたという説もあり)大人のメスライオンが夥し

い血を流して瀕死の重傷で横たわる。その側で心配そうなのと何の反応も示さず座っているグループ。

やがてケガライオン以外は全員朝食用のヌーに群がった。ライオンは腸を食べないそうで、風船のよう

に膨らんだ臓器が薄気味悪い。ライオンのパクパクぶりは凄まじいね。ケガライオンはレインジャーに

救助されたと後刻聞いたが、あのケガでは助かるかどうか。自然優先なのだが、減るライオンは貴重。

  

           瀕死の仲間がいても、10頭のライオンの食欲は旺盛。バリバリムシャムシャと食べ尽くす

朝 マサイマラ 「マラ・シンバ・ロッジ」 朝食ヴュッフェ

「OK、もういいわよ、行きましょ」と言う時は「サワサワ」とドライバーに声を掛ける。「サワサワ!ライオ

ンの食事風景見ていたらお腹空いた」と言ったら皆から呆れられた。食欲無くなった人もいるのですっ

て。840分から朝食を摂る。辛いチリも入れて貰ってオムレツムシャムシャ。あぁ、満腹になったぞ。

昼 マサイマラ 「マラ・シンバ・ロッジ」 ランチヴュッフェ

サファリ用のロッジは、欧米人向けに作ってあるからどこでもプールがある。事前にアナウンスがあっ

たので水着を持って来た。今まで一度も泳いでいないが、今日が最後のチャンス。でも止めて読書。

夜 マサイマラ 「マラ・シンバ・ロッジ」 ディナーヴュッフェ、ビール5ドル、白ワインと赤ワイン

4時からいよいよ最後のサファリ。11回目だ。何見たい?うーん、もう全部見てしまったのだよ。動物の

種類だけでなく、これぞ!という貴重な場面に遭遇したしね。今回は恵まれ過ぎてしまったな。不参加

で豹を見損なった方々は豹狙いだが、我々の車はのんびり行こうじゃないのとサファリの風景、風を楽

しんで終了した。ナイロビの夜は残っているが、サファリも終ったということで乾杯した。ワインゴチに。

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8月 30日(木) マサイマラもナイロビも晴れ

朝 マサイマラ 「マラ・シンバ・ロッジ」 朝食ヴュッフェ

9時半、4泊したマラ・シンバ・ロッジをチェックアウトしてキーコロック・ロッジに向かう。さよなら、サバン

ナ。飛行機は一応11時出発となっているが、何時になるかわからないので、乗客はすぐ近くのこのロッ

ジで待機する。何しろ飛行場と言っても、ちょっとプレスした土の短い滑走路があるきりで待つ場所も無

いし。ところが、今日は定刻に飛行機が来るらしい。空港に着いて車の中で待とうとすると、ジョナが飛

行機そこにいるよと言う。見ても飛行機なんていないさ。暫くすると空に機体が見えた。彼は点のような

機体を裸眼で見て「ほら、そこ」と言ったのね。彼らともここでクワヘル(さよなら)&アサンテマーナ(あ

りがとう)。飛行機は途中3ヶ所で離着陸して4つ目がナイロビだった。まるでエアバスみたいだねぇ。

昼 ナイロビ 日本食レストラン「日本人倶楽部」 鍋焼きうどん定食(冷奴、厚揚げと野菜の煮付け、

白菜の漬物)、抹茶アイスクリーム 5ドル

  

    ナイロビで鍋焼うどんとは!

ナイロビは東アフリカ最大の大都会。5日前は中華料理を食べたが、今日は日本食だ。事前にメニュー

を決めろと言われていた。鮨定食、鍋焼定食、焼魚定食、トンカツ定食、天麩羅定食。うーむ、どれも魅

力的だなぁ。よし!鍋焼定食だぁ。目の前に湯気の立った鍋焼うどんが笑っている。日本食が嬉しいと

いうより、ヴュッフェでないのが嬉しい。うどんは甘めに見ても美味しいとは言い難いが、汁の味や煮物

はなかなかイケル。ナイロビでは上出来だ。旅も終盤に来て、日本の味に皆さんニカニカ顔になった。

夜 ナイロビ・サファリクラブ 「サファリ」 サラダバー、チキンマッシュルームスープ、魚のソティ、牛

      肉フィレ ブルーチーズソース、ケーキ マンゴソース、ビール5ドル、白ワインと赤ワイン@8ドル

  

  

ナイロビは今治安が極めて悪い。随分前にキリマンジャロに登頂した帰りにナイロビに寄った小S子さ

んは「あの頃はそんなに危ない街ではなかったけど」と言っていたが、今はイケナイ。ガイドブックには

「ワンブロックであってもタクシーに乗れ」と言った注意書きに溢れる。そんなことで市内観光も小高い

丘で1度下りて撮影しただけで終った。その代わり地元のスーパーに寄る。ケニア最後の宿はナイロ

ビ・サファリクラブ。良い部屋だったのに、短い滞在で残念だ。何しろ明朝というか、深夜というかチェッ

クアウトは午前2時半!!久々のセットメニューもそそくさと食べて、午後8時40分にはお休みなさい。

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8月 31日(金) エジプト・カイロは晴れ

午前1時起床。アハハハ。いつもなら未だ起きている時間。さっさと支度をしてパッキング。1時40分に

はバゲジダウン。あぁ忙しい。カンタンなお弁当貰って2時半空港に向けGO!真っ暗な町に人影無し。

朝 エジプト航空・ナイロビ=カイロ ビジネスクラス機内食

ナイロビ空港のエジプト航空ファースト&ビジネスカウンターで行列作って並んでいたら、突然エラソー

な態度のエジプト航空のマネジャーが客の大荷物を持ってヅカヅカと割り込もうとした。「ここはビジネ

スの方々の窓口だぞ、お前ら、どけ!どけ!」って。I原氏も負けずに「我々もビジネス席だ、後ろに並

んだらどうだ?」。といってもオウヘイマネジャーはドケドケを繰り返す。どうもVIPを案内しているので

必要以上に態度がでっかくなっちゃったようなのだね。VIPだろうが、何だろうが、こっちもビジネスの客

じゃんか。頭に来るよ、まったく。乗ってみると10席のうち7席は日本人で、彼が案内していた2人はエ

コノミー席に座ったんだよ。何ってことだ!午前5時15分発カイロ行きは珍しく定刻通りに離陸したぞ。

昼 エジプト・カイロ 「ホテル・ヘリオポリス」 ランチヴュッフェ

    エジプトのケーキは甘い!

9時45分カイロ着。やっぱり暑いわ。当初の日程だと、夕方のフライトまでカイロの市内観光をする予

定になっていたが、I原氏の配慮でホテルを取ってくれていた。アリガタイ!空港ホテルですから、と聞

いたが、何の何のリッパなホテルだ。ホテル・ヘリオポリスは旧シェラトンホテル。プールが魅力的で、

水着を持っていないことが残念。ランチヴュッフェは料理数が多くて充実した食事となった。あぁ楽だ。

夜 エジプト航空・カイロ=成田 ファーストクラス機内食

  

    ファーストクラスの食事は数種類のトレーの中から好きな料理を選ぶ

6時間のホテルのディユースで、全員すっかり元気を取り戻した。成田行きの飛行機もほぼ定刻。最初

から最後まで、何から何までツキのある旅であった。エジプト航空の機内ではアルコールは出ないから

飲むなら持参せねばならないが、帰りは禁酒にしよう。食後レンドルミンを飲んで爆睡するんだもんね。

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9月 1日(土) 東京は曇り 意外と涼しいじゃないか

朝 エジプト航空・カイロ=成田 ファーストクラス機内食

  

帰りのフライトは12時間弱。何と7時間も寝てしまったさ。ファーストクラスは乗客4名。それに機長達

がいつものように交代で休んでいた。ファーストクラスなのに、帰りの機内にはスリッパを積み込んでい

ないのだそうで・・・。それでもシートがほぼフラットになるからいいかな。午後1時成田着。みなさーん、

お世話になりましたぁ。帰りのタクシーは50分で自宅へ。え?千葉のタクシー11月から禁煙になる?

昼 存在しない

夜 家食 半田うどん、醤油だれと胡麻だれ、薬味(油揚げ、きゅうり、絹さや、大葉、茗荷、長ネギ)、

     パパイア

  

洗濯、スーツケースの片付け、メールチェック、買い物、写真整理といつもの帰国後の仕事が待ってい

る。メールは800通以上来ていたが、多くはDMH系。消すのがタイヘンだぞ!夕食は例によって

そうめん。のつもりが、それだけ買ってくるのを忘れた!それなら、ルーマニアに一緒に行ったヨシエち

ゃんが送ってくれた半田うどんを頂こう。チュルチュル。あぁ、日本の味だぁ。さてパクパク作成。無酒日

         ________________________

9月 2日(日) 曇り 今日も涼しくてラクチン

朝 家食 具だくさんのうどん、フルーツとアロエヨーグルト

  

そう言えば今大阪で世界陸上やっていたのね。今朝は6時から女子マラソンが始まったようだ。昨夜3

時に寝たから起きたのは8時半。テレビをつけると、土佐選手が3位で銅メダル獲得。え?これが日本

の初めてのメダルなの?開催国なのに?まぁ日本は陸上弱いものね。マラソン位しかメダルのチャン

スないもの。TBSだけが興奮しているような世界陸上みたいだ。朝ご飯は半田うどんを煮て食べる。

昼 四谷3丁目 「陳麻家」 坦々麺セット(フルサイズの坦々麺とハーフサイズの陳麻飯) 880

  

仏壇用のお花を買いに出がてらランチ。「尾張屋」でカツ丼でもと思っていたが、「大戸屋」が出て行っ

たあとに新しい店がオープンしていた。しかも「陳麻家」という。私はディープターゲット?メニューをシゲ

シゲとながめて坦々麺セットを注文。陳麻飯は旨いが、坦々麺はどうということ無し。時々来るかもね。

夜 家食 甘塩干しカレイ焼物、切り昆布とがんもどきの煮物、ネギ納豆、もずく酢、生青海苔と豆腐

      の味噌汁、ご飯、グレープフルーツとスイカ

  

遠藤農水大臣が明日辞任するのだと。そういえば、選挙後の組閣も未だ詳しく調べてもいないうちに、

辞任しちゃうの?任命されてから未だ1週間じゃん。農水省も大臣がこうもコロコロ代わってはさぞ困っ

ているだろう。当てにしてないか。84週分のメドが立ったので、夕飯の支度。今日のテーマは「海草」

と「豆」。海草群(もずく、切り昆布、生海苔)、豆群(納豆、がんもどき、豆腐、味噌)。どう?健康的なメ

ニューでしょ?納豆ご飯を一口食べて、日本に帰って来たことをジンワリと感じたのだったよ。無酒日

       ________________________

【今週の振り返り】

むかし、むかし、大昔、私があどけない少女だった頃(ホントにそんな時代もあったんですっ!)、読ん

だマンガにこんな場面が出て来た。そこは天国。確か。地獄ではなかった。天国でなくても死んだ人間

や動物、植物が集まっているあの世の場面だ。生まれ変わりの神様が叫んでいる。「みなのもの、よー

くー聞けー!次に生まれる時、何になりたいかよく考えよ。但し人気のある人間は定員制だから満員に

なったら打ち切るからなー。各自第3希望まで考えておくように!」。そこでみな考えるわけだ。人間に

なれなかったら、動物?鳥?魚?それとも木?花?何せ半世紀も昔読んだマンガだから、記憶も曖昧

だが、主人公はあと一人という所で希望を砕かれたのだったか。子供の頃は、それがキッカケで「次に

生まれて来たら何になりたいか」と時々考えたことがあった。生まれ変わり、ざっくり言えばつまり輪廻

の思想だね。

サバンナの動物は大雑把に分けると、肉食獣と草食獣(モンキー、ヒヒ、マングースなどの雑食獣や鳥

類も加わるが)。肉食獣には、ライオン、豹、チーター、ジャッカル、ハイエナ、ハゲワシ、ハゲコウ、ワニ

など、そして草食獣には、象、サイ、カバ、きりん、バッファロ、ヌー、ガゼル、インパラ、オリックス、エラ

ンド、ウォーターバッグ、シマウマ、イボイノシシ、ハイラックス、ダチョウなどがいる。草食系は、草や木

の葉、木の実を食べるが、肉食系が食べるのは、その草食系の動物なのだ。

サファリの後半、私はご一緒した皆さんに提案した。「今回見た動物の中で、自分が生まれ変わるのな

ら何を選びますか?」と。考えこんだ人が多かったが、ある女性の方は迷いなく「雄のライオン!」と答

える。「お仕事がアレだけなら楽だから」と皆の笑いを誘った。そう、ライオンはメスが狩りをするし、子

育てもメスだけが担当する。雄は発情期に交尾をする他、メスが狩りで得た獲物を一番に食べればい

い。といえばラクチンに見えるが、「プライド」と呼ばれるハーレムのような大家族の雄になるには、強く

なければならない。群れを追い出された若い雄が、力を蓄えてその地位を獲得するには壮絶な闘いの

末、血を見る。気楽なショーバイでも無さそうだ。メスにしても、いつも草食動物が身近にいるとは限ら

ない。何日も狩りが出来ずに子供を死なせてしまうこともある。しかも、ライオンは実は狩りが下手なの

だと言う。ある調査では、ライオンが自分で獲得した獲物は3割ほどで、大半はハイエナなどの獲物を

「横取り」して食べているらしいのだ。人間社会では「アイツはゴーツクでまるでハイエナみたいだ」と言

うが、実際はライオンこそハイエナ的存在なのだね。ハイエナはせっかくの獲物を横取りされるばかり

か、悪名まで一身に背負って気の毒極まりない。百獣の王ライオンの名前も人間が作ったものだし。死

肉を漁るといえば、ハゲタカ。しかしサバンナには鷹ではなく鷲だ。ハゲワシ。これはそのイメージ通り、

高い木にとまって、ライオン、豹、チーター、ハイエナなどが獲ったり取られたりした餌のお余りを見つけ

て飛んで行けばいい。かなり楽そう。

草食系にとっての問題点は、肉食系から身を守ることの他に、餌の草と水の確保がある。しかもヌーな

どは何百万頭という大群だから、豊富な草もすぐに食べ尽くしてしまう。常に草を求めて移動を続けな

ければならない。そのためには、私が目撃した危険な河渡りもせねばならず、その途中で命を落とすこ

ともある。象なら、大人なら肉食系に襲われる危険も少ないし、それほどの大群でもないから苦労は少

ない?いやいや、大人の象は1頭が一日に食べる量は数十キロというから、やっぱり餌の確保はタイ

ヘンだわ。

そして象、サイなどは人間という危険極まりないハンターに狙われる。象の象牙、サイの角を人間が欲

しがるからだ。サイの角は、アラビア人の短剣用の柄や精力剤として珍重されたため密猟が絶えず、ケ

ニアの白サイは絶滅してしまった。そうでなくても、世界各地で、開発、再開発という名のもとに、彼らの

活動範囲は恐ろしいスピードで狭まっている。空気汚染、地球温暖化の諸問題も彼らにとっても無縁で

はない。アフリカを中心に、こうした野生動物の保護を目的に多くの国立公園や保護区があるが、これ

もドデカイ動物園で放し飼いされているという図にも見える。絶滅させないための、人間のせめてもの

お詫びのようにも思える。動物好きには残念な話だが、それが現実だ。

で、YUMEKOは次何に生まれて来たいのよって?うーむ、何かなぁ・・・。鳥がいい。空を自由に飛び

たい。風を受けてスーイスーイと飛んでみたい!なに?鳥になるなら、激しいダイエットが必要?ほっと

いてクレ!

              ボク達もネコ科なんだよー ガォ!

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              * ケニアの旅 第一弾 8月 4週 も併せてご覧ください。