パクパク日記11年7月2週
シャンパーニュ地方からパリへ。4キロ増で「ベル腹」になった・・・・
微
笑みの天使
ドン・ペリニヨンのステンドグラス
7月 11日(月) フランス・ランスは晴れ 1ユーロ=約116円
朝 タンキュー 「ラシエット・シャンプノワーズ」 朝食ヴュッフェ
「ラシエット・シャンプノワーズ」外観 19世紀の木組みの邸宅を改造したお洒落なオーベルジュ
6時起床。このホテルの客室はいろいろあるらしく、昨日のチェックイン時、客室はくじ引きで決めた。1
人参加メンバーの中ではシャンパン王子が所謂「一等」を引き当てたようだ。でも「二等」でも十分な部
ですよ。今朝も朝方足が攣った。最近毎晩のように攣っていて、その度に「ツムラ」の68を飲んでい
る。さて、このホテルの朝食はどんなかしら。今朝も一番!ふーん、料理の並べ方がユニークであるな
ぁ。シャンパンが数本氷の中で冷されていたので、「さすが!」と思ったが、それは有料なんですってさ。
シャンパンの名門ルイ・ロデレール社 シャンパーニュ地方でシャンパン製法で作られたもののみシャンパンと名乗れる
ティスティングではロシア皇帝も愛したクリスタルも登場!
レーガン元米大統領も訪問した
ランスのシャンパンメーカー地区をバスでグルッと回る。ほぅ、ブーブクルコもポメリー社もこんなに隣近
所なんですかぁ。10時からルイ・ロデレール社を訪問。イタリアのテレビクルーが取材に来ていて、見
学者としてちょっと映していいかと了解を求められた。先ずは日本語字幕がついたビデオを見ながら睡
魔に襲われた後は、カーブ見学。そうか、そうだったのか。詳しくは書かない(書けない)が、シャンパン
を造るってタイヘンなんだなぁ。時間も手間も凄いのよ。ゲップが出るからイヤ!なんて軽く言ってはア
カンのだなぁ、ということはよくわかった。ここルイ・ロデレール社は1833年創業でロシア皇帝が愛した
ことでも知られる高級シャンパン「クリスタル」が象徴的な商品。カーブ見学後のティスティングでは、そ
の「クリスタル」が登場したので参加者から「おぉ~!」と感動の声が洩れる。な~るほどぉ、芳醇にして
ゴージャズやねぇ。何本も試飲するワインと違って、2種類のシャンパンは皆さんゴクリと飲み込んだ。
昼 ランス 「dos 3ブラッスリー」 アルザス風極薄ピザ 7,9ユーロ/2、シェフサラダ 9,8ユーロ
/2、ビール
ランチは自由食。ランス駅前にはレストランがズラリと並ぶ便利な大通りがある。結果的に3グループ
に分かれ私は「dos 3ブラッスリー」を選択した6人組へ。ブラッスリーって手軽な食堂という意味くらい
にしか意識していなかったのだが、ガイドのアキコさんから「アルザス料理を出すビアホール」を意味す
ると聞いて「ほーっ」と納得。カリカリ生地のアルザス風極薄ピザとサラダはKさんとシェアしてピッタリ。
ランス郊外ヴェルズネーの畑は石灰質土壌でシャンパンのブドウを育てるのに最適 ポメリー社のlouiseのぶどう畑
昼食後、ランス郊外ヴェルズネー村のぶどう畑を見に行く。この辺りの土壌は石灰質で水はけがよく
60%の雨水を抱えることが出来る。だから例え3ヶ月日照りが続いてもブドウは枯れない。バスを降り
てぶどう畑の道を歩く。ブドウの木を剪定している男性がいた。カメラを向けるとにっこり笑って手を振っ
た。フランスのぶどう畑で働いている人を見るのは初めてだ。ポメリー社のlouiseのぶどう畑もあった。
歴代フランス王の戴冠式が行われたランスのノートルダム大聖堂は世界遺産 シャガールのステンドグラス
ランスの街に戻り、ランスの市内観光。フランスに縁の深い日本人画家の第一人者の藤田嗣治が晩年
キリスト教の洗礼を受けて後作ったフジタ礼拝堂に行く。ここもシャンパンメゾンの大手マム社の資金
援助を受けてその敷地内に建っている。5回結婚し、猫を愛した画家であった。次に向かったノートル
ダム大聖堂は1211年に着工された。フランス王はランスで戴冠式を行わなければ正式な王様じゃな
い!と言われる程フランスでは随一の格式を持つ大聖堂は世界文化遺産である。大戦で損傷も受け
たが、入り口左手には有名な「微笑みの天使」が人々を迎える。聖堂内のステンドグラスにはシャンパ
ン製法を発明したドン・ペリニヨン神父の姿が描かれ、シャガール作品、ジャンヌダルクの像もあった。
夜 タンキュー ☆☆「ラシエット・シャンプノワーズ」 アミューズ:クロケット・フォアグラのカナッペ、牛
肉とアスパラガスのムース、トラディショナルバゲット、オマール海老とビーフカルパッチョの前菜
ビスクスープと共に、ニョッキのセロリ特製ソースがけ、スズキ(Bar)のグリル 蕪と人参添え、黒
豚のロースト じゃが芋ムースとベーコン・うずら卵添え、パルメザンチーズのムース、デセール:8
種のプチフール、銀箔を纏ったチョコレートムース、カカオシャーベット、エスプレッソ)、シャンパン
(ルイ・ロデレール2004)、白ワイン(シュヴァリエ・モンラッシュ1988 ブシャール・ベール・エ・フィ
ス)、赤ワイン(ダヴィッド・デュバン 2007)、赤ワイン(ラ・ロマネ1997 ブシャール・ベール・エ・フ
ィス)
6時前にホテルに戻る。シャワーを浴び着替えてから全員揃っては最後の晩餐が始まる。このホテル
のレストラン「ラシエット・シャンプノワーズ」のシェフのアルノー・ラルマン氏は、30歳の時に史上最年少
で2ッ星を獲得している。フランス語で「ラシエット・シャンプノワーズ」は「シャンパンに合う料理」てな意
味らしいですよ。案内されたのは2階の個室。数人分のアミューズ・グジェールが盛り付けられた皿が
運ばれ食事が始まった。コースは意外性のあるモダンなもので、「美味しい」というよりどちらかと言うと
「楽しい」。楽しい料理だと、食事する人もニコニコ顔で、運ばれて来る料理に「つい好意的」になってし
まうような構造なのだね。そうこうするうちに、シェフのラルマン氏が挨拶に来られ、デセールの嵐にま
たもや皆ニヤニヤ顔になって・・・。同行ソムリエN国がセレクトしたシャンパンのモンラッシェは2万円
以上、最後に飲んだラ・ロマネ1997年は現地でも475ユーロ、日本では8万2000円もするのだそう
です・・・。最後のお茶は1階屋外のテラスで。夜なのに青い空に大きな月が笑う人々を照らしていた。
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7月 12日(火) ランスは時々小雨 パリは曇り
朝 タンキュー 「ラシエット・シャンプノワーズ」 朝食ヴュッフェ
6時過ぎ起床。今日で先週から始まったフランス・ブルゴーニュ&シャンパーニュ地方の「ワインと美食
の旅」が終わり、今夜成田行きの便に乗り込む組とパリにもう1泊する組に分かれる。旨いもの食べて
美味しい酒を飲む日々こそアッという間に過ぎる。朝食を終えて、この優雅なオーベルジュともお別れ。
最後に訪問したクリュグ社は「シャンパンの帝王」の名前をもつ世界一のシャンパンメーカー
左)クリュッグ クロ・デュ・メニル98は一番高いエチケットで10万円以上! 右)ヴィンテージ98は代表的なグラン・キュヴェ
最後のワイナリー訪問は、シャンパンの「帝王」と言われるクリュッグ社。1843年ドイツ人のクリュッグ
氏が創業した同社は、家族経営を続けて現在が6代目だが、1999年モエ・ヘネシー・グループ(ほら、
ルイ・ヴィトンの)傘下に入った。ウェルカムシャンパンにいきなりグラン・キュヴェが出て来たと喜ぶ一
方、これでティスティングも無く終わりでは・・・とシャンパンファンは気をもんでいる。クリュッグ社の歴史、
シャンパン造りの拘りについて説明を受けた後、カーブの見学。シャンパン製法では18ヶ月間寝かせ
ればいいが、同社は最低でも10年は寝かせるんですってさ!このカーブには350万本寝ていても、年
間生産本数50万本なのだ。貯蔵庫の「シャンパンライブラリー」と呼ばれる一角には歴代のシャンパン
が寝ていて、誰かの「ゴクリ」と生唾を飲み込む音が聞こえたような・・・。さて、最後のティスティングだ
が、クロ・デュ・メニル98とヴィンテージ98が出て来て一同カンドー。私は3杯も飲んでしまいました!
昼 パリ・オペラ地区 「ラーメンひぐま」 野菜ラーメン 7,5ユーロ、水 3ユーロ
雨がポツポツと降り始めたランスを後にしてバスは一路パリへ。この1週間のんびりしたフランスの田
園風景を眺めていたが、パリに近づくにつれ畑は消えて建物と車と人がぐ~んと増えた。午後2時過ぎ
オペラ座近くのインターコンチネンタルホテル到着。ここで今夜帰国されるM渕夫妻、M岡夫妻とお別
れした。N国ソムリエの案内で、日本食が集中する通りにゾロゾロ。ミシュラン星レストランで舌鼓を打
って来た人達が「うどんだ」「ラーメンだ」と大喜びしているのが何とも可笑しい。午後3時近くというのに
讃岐うどん店も札幌ラーメンの店もフランス人で満員なのだ。私が注文した野菜ラーメンはまずまず。
夜―1 パリ・シャンゼリゼ 「l‘Alsance」 ミックスサラダ(半分) 3ユーロ、魚のスープルイユとクルト
ン添え 13,55ユーロ、ノルマンディ産牛フィレグリル 34,95ユーロ、生ビールピルス 10ユーロ、
赤ワイン(ボルドー) 45,9ユーロ、白ワイングラス 8,95ユーロ
今日の夕食も自由食。アルザス料理のブラッスリーで食事したい6人がタクシーでシャンゼリゼ通りに
向かった。プロフェッサーワインY幡さん夫妻、学徒ワイン&ワイン女史M浦夫妻、添乗員のマドマゼ
ルワインY子さんと私の6人。全員酒飲みである。ナゼかビールで乾杯(私がそうしようと騒ぐから)し
た後、2人で1本づつワインを注文。私はY子さん(私と同じ名前、字もね)とボルドー(ブルゴーニュ
から帰って来たのに!)の赤ワインにした。隣の窓際にアルジェリア出身の若者(25歳)と今日が誕生
日というモロッコ出身のお嬢さん(18歳!)のカップルが楽しそうに食事をしていた。愉しいパリの夜。
夜―2 パリ・インターコンチネンタル・ル・グランパリBAR ビール 10ユーロ(ご馳走になった)
Y幡さん夫妻ともうちょっと飲みましょうか、とホテルのバーへ。私は明日の朝早いのでビール1本で失
礼したが、暴れん坊ワインI手さんも合流されてブーブクリコのボトルを注文されていた。恐るべし!!
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7月 13日(水) パリは夕方まで降ったり曇ったり 気温16度!
朝 パリ・インターコンチネンタル・ル・グランパリ「カフェ・ド・ラ・ペ」 朝食ヴュッフェ
和食メニューもちょっとある朝食ヴュッフェ オペラ座と同じガルニエ氏設計のホテル
5時半起床。シャワー&シャンプーを済ませてからスーツケースのパッキング。帰国フライトは夜便で、
午後4時半に集合すれば良いのだが、私は午前中ヴェルサイユ宮殿見学という思いっきりベタな予定
があるのだよ。7時、1階にある「カフェ・ド・ラ・ペ」の本日一番客となって朝食を摂る。日本人客が多い
こともあって、ヴュッフェには味噌汁や出汁巻卵、焼き鮭などの料理も並ぶ。美味しくは無いのが残念。
生憎の空模様のヴェルサイユ宮殿 この教会でマリー・アントワネットは結婚
有名な鏡の間
これがマリー・アントワネットのベッド
マリー・アントワネットの肖像画 庭園も美しい
「MY BUS」の事務所までマドマゼルY子さんが送ってくれた。あぁ、ここなら大昔来たことあったなぁ。
ロアールの城巡りのバスに乗ったんだった。一人だと当日になって「メンドーだから止める」と言い出す
だろうと「湯上りワインK嬢」を誘って2人でヴェルサイユ宮殿観光のバスに乗った。8時半出発。ルー
大柴口調のT橋ガイドの説明を聴きながらうとうとしているうちにパリから22㌔離れたヴェルサイユ宮
殿に到着。もの凄いバスの数と長い行列!やっぱり人気あるんやねぇ。ヴェルサイユ宮殿というと、と
かくマリー・アントワネットばかりが取りざたされるが、このシャトーを造ったルイ14世こそ才能豊かな人
物で研究に値する。ビリヤードを発明したり、クラッシックバレエの創始者だったり、時計職人を育てた
りと彼の恩恵も大きい。この人の本是非読んでみたい。「パンが無ければお菓子を食べれば?」かぁ。
昼 パリ 「金太郎」 味噌ラーメンと餃子のセット 10,7ユーロ
午後1時過ぎパリに帰って来た。さて、昼食は何を食べようか。昨日も食べたがラーメンだな。別の店
に行けばいい。「金太郎」に行く。あらら~、10人並んでいる。オジョーの携帯メールをしながら待つ。よ
うやくカウンターに席を取って、味噌ラーメンと餃子を注文。そこにM浦夫妻がやって来た。餃子は結
構旨いが、味噌ラーメンはスープがいまいち。2日連続ラーメンを食べた罪悪感もあるので小雨降る中
パリの街を1時間半散歩した。1万歩歩いたので集合の4時半までホテルロビーで読書をして過した。
夕方の軽食 空港スターアライアンスラウンジ
夜 ANA パリ=成田 ビジネスクラス機内食
明日7月14日はフランスの革命記念日。所謂パリ祭だ。今日の夜は前夜蔡があり、明日はシャンゼリ
ゼ通りを軍事パレードが華やかに行われるハズだ。しかし、私らは今日帰る。空港のテレビは、女子サ
ッカーW杯準決勝アメリカVSフランス戦を映していた。それが終われば日本VSスェーデン戦となる。
ぐわんばってくらさ~い!!午後8時成田行きのANA離陸。腹ペコである。モリモリ、ワイングビグビ。
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7月 14日(木) 東京は晴れ なでしこJAPAN決勝進出! 魁皇1046勝で新記録
朝 ANA パリ=成田 ビジネスクラス機内食 だいこんおろしときのこうどん、フルーツ
飛行機の中では映画観ない人間だったのに、先月辺りから私にも異変が。この日も「SP 野望編」と
「SP 革命編」を観た。面白い!岡田准一君と堤真一はもちろんいいが、真木よう子に何度も殴られる
松尾諭が光る。この人「てっぱん」でもいい味出していたよね。2度目の機内食は、行きの食べ過ぎを
反省してうどんだけ頼む。その上うどんも半分以上残した。自制心があるなぁ。午後2時半成田到着。
昼 存在しない
夜 舟町 「おちあい」 お任せ(醤油豆、茄子の冷煮、じゅんさいとろろ、刺し身、和風しゅうまい、豚肉
味噌漬け焼き・シシャモ・牛蒡天、絶品よもぎ蕎麦)、ビール(小)、麦焼酎 @4500円
来月の海外旅行ビザ取得のため、パスポートを添乗員Y子さんに渡してタクシーに乗る。空いていて1
時間で帰宅出来た。タクシーの中でなでしこJAPANがスェーデンに3-1で勝利したことを知って狂喜
乱舞。ネットでアメフットW杯結果を調べたら・・・・えェッ!初出場のカナダに惜敗して決勝戦進出なら
ず?ガックリ・・・。3位決定戦のメキシコ戦ガンバッテね。気を取り直して「おちあい」へ。テレビを見なが
らご主人とお喋り。なでしこJAPANの佐々木監督この店来たことあるんですかぁ。「ぐるナイ」のゴチに
なりますが始まった。ナインティナインの岡村君も来たことあるらしい。よもぎ蕎麦が絶品でクセになる。
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7月 15日(金) 晴れ
朝 家食 スパイシーチキン、茹で卵、ふすまパン、味噌汁、ヨーグルト
せっかく出発直前にプチ断食して3,3㌔減らして行ったのに、今朝体重を測ってみたら、フランスで4㌔
増で帰って来た・・・涙。プラマイ1㌔増だ。ま、プチ断食しなければ4㌔増だったわけでね。ナゼ太る!
昼 無し!
午後のおやつ 四谷3丁目 「ベローチェ」 コーヒーゼリー 280円、コーヒー 180円
郵便局での支払い、銀行などに用があり、外に出る。ランチは食べ損なったので、ベローチェで違反食
品コーヒーゼリーを食べる。ひところ週に何度もコーヒーゼリーを食べていたなぁ。憑かれたみたいに。
夜 荒木町 「おく谷」 付き出し、枝豆と空豆 600円、薬味いっぱい冷奴 600円、カレー大根 500
円、ピーマン肉詰め 650円、豚の梅じそ焼き 850円、塩辛チャーハン(半分)、生ビール 550円、
麦焼酎「吉四六」 @5720円
8時過ぎまでパクパク日記作成に精を出す。空腹で頭がくらくらして来たので「おく谷」に行く。ご主人夫
婦とおしゃべりしながら、良い調子で飲んでいた9時過ぎにグラリ!と来た。最近はすっかり余震のこと
も忘れていたので、エラク慌てる。すぐ点けて貰ったテレビは震源地が茨城県南部と言っていた。あの
大震災の日、「おく谷」さんは小皿一枚割れなかったそうだ。違反の塩辛チャーハンを堪能してご機嫌。
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7月 16日(土) 晴れ アメフットW杯日本代表メキシコ破って3位!
朝 家食 アミノライスの味噌雑炊、ヨーグルト
午前中、宅配便が4点来た。うち1点は通版生活で買った大きなハンガーで、1500円位支払ってその
場で組み立てて貰った。自分でやればいいようなものだが、過去買ったものの、組み立てがメンドーで
未だ段ボールも開けていないものが幾つかあるしね。組み立ては終わったが、設置場所が無い・・・。
昼 家食 プロティン
今日からちょこっとだけ断食しようと思い、昼を抜いた。フランスで増えて1㌔分減らしたくて。午後5時
から新橋の美容院に行く。旅行を挟んで随分伸びた。今日はアシスタント女性がお休みでH塚氏が一
人てんてこ舞い。こうなると楽しみにしている「たっぷり肩揉み」の時間が短くなってツマラナイけどね。
夜―1 銀座 「BAR Dice」 ドラフトビール 2杯、タンカレージン 2杯、塩トマトのフリーズドライ、サ
ルディニア島のカラスミ @6000円
早稲田のリーガロイヤルホテル「セラーバー」で10年活躍したF田O介さんが、先月末銀座にバーを
開いた。お披露目期間は混んでご迷惑だろうと遠慮していたが、せっかく近くまで来たので行ってみる。
銀座交詢ビルの真ん前の地下。素晴らしい立地だ。地下に降りていくと、石と木を基調とした重厚なイ
ンテリアの店であった。ふーん、センスいいじゃない。「セラーバー」では銅マグだったが、こちらは錫マ
グ。この方が金気臭さが無いからと。平日は18時から26時まで、土曜日は15時から24時に営業。
夜―2 舟町 「炉辺焼き 喜怒哀楽」 お通し400円、枝豆 450円、クリームチーズの味噌漬け
400円、秋刀魚の姿焼き 1150円、薄切り和牛の炙りポン酢 800円、ラフティ 850円、生ビー
ル中 580円、麦焼酎 @4830円
昼メシ抜きの空きっ腹にビールとジントニックを計4杯飲んだ。やっぱり腹ごしらえしなくっちゃね。地下
鉄で四谷三丁目に戻り、「喜怒哀楽」。今日はエラク静かでそのうち私の貸切となった。こんなことは初
めてだ。その分スタッフの皆さんと楽しくお喋り。気持ちのいい人が多い。ここのラフティはとても旨い。
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7月 17日(日) 晴れ モチロンアヂヂ W杯女子決勝を目前に盛り上がる日本!
朝 無し
昼 家食 プロティン
午後のお茶 恵比寿 「スターバックス」 カプチーノ 420円
午後2時恵比寿へ。朝も昼も抜いて空腹で目が回りそうだ。極楽系エステのベッドに倒れ込むように横
たわる。せっかくの極楽なのに、空腹過ぎてリラックス出来ない。お腹もクークー鳴っているし。そんなこ
とで、いつもの夢み心地もなく終了。恵比寿で何か食べたいが今日一日はガマン。アトレの書店で文庫
本6冊とアクセサリー店でイヤリングを買い、「スターバックス」でカプチーノを飲んで何とか誤魔化す。
夜 家食 プロティン
帰宅してパクパク日記6月5週を完成させアップした。決勝戦開始まで数時間。落ち着かない。無酒日
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【今週の振り返り】
シャンパンとは、フランス・シャンパーニュ地方特産の発泡ワインのこと。もっと詳しく言えば、1919年制
定されたAOC(アベラシオン・ドリジーヌ・コントロレ法 原産地呼称統制)によって定められた定義に基
ずいて、『フランス・シャンパーニュ地方で作られた8つのぶどう品種を材料として醸造された発泡性ワ
インのこと。だから、他の地方で他のぶどうを材料として他の製法で作られた発泡ワインはシャンパン
とは言わない。名乗ることは出来ない。名乗ってはイケナイ。
発泡の元となる酵母と発酵を促進するための蔗糖の入ったシロップを添加して瓶内で二次発酵を行っ
た上で15ヶ月以上の熟成を経たら、仕上げにリキュールとシロップを添加してシャンパンは完成に近
づく。熟成の期間中発酵が終わって役割を終えた酵母が澱(おり)となるが、毎日瓶を8分の1づつ回
転させて倒立させた瓶の首部分に澱を集め、出荷が近づくと瓶の口を凍らせて栓を抜くことで澱を除去
することが出来る。澱を除去して目減りした分はワインやシロップを補充して甘口や辛口の味を決める。
こんな面倒クサイシャンパン製法をいったい誰が開発したのか?ズバリ、答えはドン・ペリです。ベネデ
ィクト会オーヴィル修道院の修道士(会計・食料係り)のドン・ペリニヨンが発酵中のワインを瓶詰めして
放置したところ、偶然シャンパンが出来上がったらしいよ。今週行ったランス・ノートルダム大聖堂のス
テンドグラスの1枚には、ドン・ペリニヨン神父が天秤を前に何かを研究して作っている様子が描かれて
いる。人間というものは恐ろしいもので、日本のバブル時には、ロマネ・コンティをドン・ペリニヨンのロゼ
(ピンクシャンパン)で割った「ロマコンのピンドン割り」なんて罰アタリな飲み方が流行ったというから、
溜め息が出る。
シャンパンと言えば、昔から私は「頭の軽い人達が好む、高価なゲップの出る酒」というのが正直なイメ
ージであった。コーラやアルコールの炭酸割りと同じで、飲めばゲップが出て鼻がモゲルからキライ!
と逃げていたアルコールだ。しかも高いし。今回シャンパーニュ地方に数日滞在し、シャンパンファンの
垂涎のルイ・ロデレール社とクリュッグ社をVIP訪問して考えは変わった。並々ならぬ努力と気の遠く
なるような手間と長い長い時間をかけて造り上げる酒がシャンパン。人類の知恵とも言える飲み物であ
るということはよ~くわかった。誇りをかけて造っていることもよく理解した。これでは1本数万円という
値段を、単に「高過ぎ!」とも言えなくなった。頭が下がる。しかし・・・。私はやっぱりゲップが出るシャン
パンは好きとは言えない・・・。
フランスのシャンパーニュ委員会ではシャンパンの正式名称を「シャンパーニュ」にしようよ、と推奨して
いるらしい。だからこれからは「それではみなさん、グラスを上げてシャンパーニュで乾杯しましょう!」。
ぐびぐび。ゲップ!
「私はシャンパンしか飲まない」と言ったポンパドール夫人も
ゲップしていたんだろうニャア
* 「ワインと美食の旅」の始まりは 7月 1週 をご覧ください。