パクパク日記11年9月1週

           大型台風12号来襲・野田政権発足・私はジャカルタに短い旅

 ワヤン・ゴレッ   スンダ・クラパ港

8月 29日(月) 晴れ 風少し     民主党代表選、野田氏逆転勝利

朝 家食 メンチカツ、キャベツ、トマト、ふすまパン、味噌汁、低糖ヨーグルト

    揚げたパン粉を剥く・・・

軽井沢に3泊したのに、うち2泊は2,3時間しか眠れず極端な睡眠不足でヘトヘトだった。ここ数年眠

るためのクスリのお世話にはならないのだが、昨夜は眠りを深くするユーロジンを飲んで寝た。お陰で

7時まで眠っていたからよく効いたのだろう。メンチカツなどフライ類の旨さの1つは揚げたパン粉のカリ

カリだということはよくわかっているが、まぁいろいろ考えて周囲の衣を剥いだりしてね。涙ぐましいぞ!

昼 四谷駅アトレ 「スープストック東京」 カレーセット(鶏と茄子のスパイシーカレー、オマール海老の

ビスクスープ、アイスコーヒー、持参のふすまパン

    今日のカレーはいいよ!

郵便物投函、銀行での個人事務所法人税納税などを済ませて、四谷駅まで歩く。陽射しは強いが、盛

夏のそれと違って何となくだが秋めいた感じがする。風も時折りそよっと吹くし。ランチは四谷では最近

決まって「スープストック東京」。メニューはいつも通りのカレーセットだが、今日のカレーは少しだけ辛く

てグッド。これでライスちゃんと食べられればなぁ。オマール海老ビスクスープも好き。1ヶ月ぶりにイテ

テ系のエステに行く。「夢子さん、とてもカラダが疲れていますよ」と言われる。だってそうなんだもーん。   

夜 荒木町 「羅無櫓」 お通し:ブロッコリーとオクラ・ママカリと紫玉葱・ところてん、ポテトサラダ、さつ

ま揚げ、豚角煮、手羽唐揚げ、豆腐よう、生ビール 2杯、芋焼酎お湯割り 4杯 @7500円

  

  

イテテ系エステでも疲れは取れず、このまま帰ろうかと思ったが、新宿小田急の洋服店から「是非来る

ように!」と強く言われていることを思い出した。仕方なく行って7枚の上着やセーター、パンツなどを買

う。トーブン、来ないからねー!!2年間の民主党政権3人目の党首は意外や意外野田首相となった。

夜「羅無櫓」に行く。いつも混んでいる店だが今日はどの客も早めに引き上げたのでご主人とじっくり。

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8月 30日(火) 晴れ 夜小雨       野田佳彦氏内閣総理大臣指名

朝 家食 ヒレ肉トンカツ、キャベツ、トマト、ふすまパン、味噌汁、山梨巨峰、低糖ヨーグルト

昨夜も眠りを深くする薬ユーロジンを飲んで寝た。1時に寝て5時トイレに起きてしまったからグッスリと

はいかなかったが、ここのところずっと続いていた睡眠不足による疲労感が少し取れたような気がする。

TVニュース、情報番組は昨日の民主党選挙結果ばかりだ。どの局もどのコメンテーターも「どじょう野

田」新代表には好意的って感じね。昨夜「羅無櫓」のマスターから貰って来た山梨巨峰がとても旨い!

昼 四谷3丁目 「サイゼリア」 冷たいパンプキンスープ 149円、小海老のサラダ 459円、ほうれん

草のオーブン焼き 249円、ドリンクバー 180

  

明日の旅で必要なものを買いがてらランチに行く。たまにはタクシーで遠出しようかと思ったが、太陽に

照らされたらクラクラっとしてそんな気持ちもメゲた。チョー手軽に「サイゼリア」。ところが女子高生5人

がとんでも無いデカイ声で騒いでいるわ、赤ん坊が泣き叫んでいるわで、帰りたくなった。赤ん坊は仕

方ないにしてもあの女子高生を誰か何とかしてくれ〜!迷惑防止条例とか無いんかいな。なるべく遠

い席に座って15分くらいガマンしていたら店員が彼女達に注意し少しマシになった。早く注意せいよ!

声優の滝口順平さんが昨日亡くなったそうだ。「ぶらり途中下車の旅」のナレーション好きだったなぁ。

夜 舟町 「おちあい」 お任せ(醤油豆、玉こんにゃく、とろろ汁、刺し身盛り合わせ、和風しゅうまい、

イカ揚げ、大盛りよもぎ蕎麦)、ビール(小)、麦焼酎 @4500

  

  

短い旅ではあるが、明日前泊なので旅の準備をちょいとする。野田内閣幹事長は小澤ベタベタ派ガイ

コツ輿石!ほぅ、これが「ノーサイド」挙党態勢ってヤツですな。政調会長は政経塾後輩前原、平野国

会対策委員長ですって。党内融和。「おちあい」に行く。小雨が降っていてビックリ。そうか台風が来る

んだった。6,7年「おちあい」を手伝っていたオバさんが体調不良のため辞めて、若いお嬢さん登場!

前回、前々回と気に入って食べているよもぎ蕎麦。何も言わなかったのにご主人大盛りにしてくれた。

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8月 31日(水) 晴れのち曇り       大型の台風12号接近中

朝 家食 ファミチキ、ふすまバンズパン、ワカメスープ、山梨巨峰、低糖ヨーグルト

今小笠原諸島辺りにいる台風12号はかなりデカイらしい。今晩成田前泊、明日朝出発の旅には問題

は無いだろうが、留守中に上陸するとも限らん。我が家(23階)には広いスカイデッキがあって、丸テー

ブルやベンチが置いてある。これが留守中吹き飛ばされて道路にでも落下したらオオゴトである。念の

ためテーブルとベンチの2ヶ所をスズランテープでぐるぐるっと硬く縛りつけた。よし!これで大丈V。朝

食の支度しながら、9食分のパンを焼く。まぁ、今回は国内3、4日だから真空パックは必要ないっしょ。

昼 荒木町 「味里」 うな重(味) 2450

  

昨年4月から炭水化物を中心とした糖質を摂らない食事を義務つけられて1年半。最近はうどんだ、フ

ルーツだ、ソフトクリームだと禁止食に手を出してばかりいるが、ひとつ食べなかったものがある。大好

きだったアレ。そう、うなぎである。1年の半年間だけうなぎ屋となる近所の「味里」のうな重は大好物だ

ったのに、一度も食べに行かなかった。今日は行こうと思う。アレを食べようと思う。カレーのように、ご

飯をチョビットにして貰えばいいのではないか。ね?お店に入っていくと、ご主人夫婦が揃ってびっくりさ

れた。「あらら〜、治ったんですかぁ?食べてもいんですかぁ?」。そういつだった道でバッタリお会いし

て食べられなくなった理由をお伝えしていたのだ。限りなくご飯を少なくして貰い、2列だけ掬って食べ

る。うんまい!あぁ、うんまい!ほら、ちゃんとご飯1列キレイに残したでしょ?この調子でまた食べよ。

夜 成田・ホテル日航成田 「サンセットラウンジ」 蒸し鶏特製ソース(小) 1400円、きゅうりと白菜甘

酢漬け(小) 900円、牛フィレ肉黒胡椒炒め(小) 2300円、ミックスナッツ、生ビール×3杯、麦焼

酎「蔵八屋」 900円 @5500

  

キャリーバッグを転がして午後4時半自宅を出発。5時発の成田行きリムジンに乗った。いつもの海外

旅行ならスーツケース託送会社に依頼するので、自分で自宅から持って行くことは無いのだが、今回

はとても短い旅なのでキャリーバッグを自分で持って行くのだ。明日の集合時間が早いのでいつもの

日航ホテルに宿泊。夕食もいつもの「サンセットラウンジ」。前菜の2皿と牛フィレ肉黒胡椒炒めで十分

満腹になる。以前は、これに麻婆豆腐とか焼きそばか中華粥なんか食べていた。豚のような食欲だっ

たのだな。部屋に帰ってマッサージを頼む。「お客さん、これ重症ですよ。60分にしなさいって」「はい」。

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9月 1日(木) 成田曇りジャカルタ晴れ 台風12号接近中 1万ルピア(Rp)=約100円

朝 成田・ホテル日航成田 「セリーナ」 朝食ヴュッフェ 2000

    納豆ご飯をまた食べる!

昨夜1時間上手な人に揉みほぐして貰ったのに、夜中何度も目覚めて途中1時間も本を読んでいた。

5時半起床。シャワーを浴び髪を洗ってから6時過ぎ朝食へ。空港のらうんじでうどんを食べたいので、

ここの朝食はちょっとだけにするつもりだ。軽井沢のホテルでお気に入りの納豆ご飯をこっそり食べて

から納豆ご飯熱が冷めない。要はご飯を少なくすればいいのだからね。なんちゃって。6時50分出発。

朝の軽食 成田空港・ANAビジネスラウンジ きつねうどん(小)、烏龍茶

    今朝2度目の朝食!

昼 ANA 成田=ジャカルタ ビジネスクラス機内食

成田第一ターミナル7時15分到着。ANAのラウンジで本日2回目の朝食としてきつねうどんを食べる。まぁ、

小さな丼でうどんも小量だからさ、ね、おやつみたいなもんよ。ジャカルタ行きのANAビジネス席

は半分位しか埋まっていない。後で聞いたらエコノミー席も空いていて3席使って寝転がって来たそうだ。

乗った途端、「夢子さまは糖尿の特別食をご注文ですね」と客室乗務員に言われる。「いいえ、注文して

いませんが」「確かにそういったオーダーをお受けしておりますが・・・」「何かの間違いじゃあないんです

か」などやりあっていたら、そこに添乗員のS平氏が通りかかる。彼は客室乗務員と私双方から責めら

れてへどもど。何だか知らんが、旅行社のミス手配でそうなったらしい。プンプン。去年1回だけ食べて

みたが、航空会社の「糖尿食」とは低カロリー&低脂肪食ということだけで糖尿が良化する内容では全

くないのだ。「何の意味もないじゃん」という食事なのである。だから私は頼まないのだ。多少すったもん

だしたが、普通食にありつくことが出来た。ANA国際線25周年を記念したチョコレートが乗っていた。

夜 インドネシア・ジャカルタ 「ダプール・ババ」 チキンと海老のコロッケ、オックステールスープ、

    ナ シ・チャンプル・ババ(ご飯といろいろおかず)、チョコレートプリン、ビンタンビール 3万9

    千Rp×2、赤ワイン 10万4千Rp

  

  

  

BINTANGとはインドネシア語で「星」を意味する  メガワティ大統領が何度か食事したメガワティルームで夕食

成田からジャカルタまで約7時間半のフライトだ。昼間酒は飲まない主義だが、飛行機の中は昼でも夜

でも無いと私は解釈している。よって、朝ご飯を食べて数時間しか経っていないが、ビール、赤ワイン3

杯飲んだ。映画「星守る犬」を観た。雑誌「ダヴィンチ」でもっとも泣ける本第一位になった村上たかし原

作を映画化したと聞いていたが涙はたいして流れなかった。玉山鉄二があまり好きで無いからかなあ。

時差2時間、現地時間の14時半前ジャカルタ空港に着。31度。しかし、台風接近でヤケに湿度が高

かった成田より蒸し暑さはマシ?イミグレーションの手前にインドネシアビザを取得するための払い込

み窓口があり、アメリカ$25jを支払う。両替。日本円で5千円が6万5000ルピーになった。お札の桁

が大きいから注意しないとね。ジャカルタ中心地にあるホテルに向かう。普通なら大渋滞するらしいの

だが妙にスイスイ進む。昨日イスラムの断食月ラマダンが終って、レバラン(断食明け大祭)休暇中で

帰省している人達が多いらしい。つまり、旧盆や正月の東京みたいなものね。今日から2泊するニッコ

ー・ジャカルタ着。ホテルに入るにもセキリュティチェックがある。数年前のエジプトもそうだったな。客室

のテレビではNHK海外が映る。よしよし。夕食は当初予定から変更があり、市内の「ラフール・ババ」

に行く。由緒ある店で店内にはVOC(オランダ東インド会社)の建物の石碑が残っている。数代前の女

性大統領メガワティも来られた店で我々グループは彼女が食事をする「メガワティルーム」に通された。

インドネシアはイスラムの国だが、観光客はアルコールを普通に飲むことが出来る。インドシア産ビンタ

ンビール。ビンタンとは星という意味。良く言えばさっぱり、悪く言えば水っぽいビールだ。オックステー

ルスープは旨い。メインはナシチャンプルー。ナシはご飯、チャンプルーは混ぜるという意味で、一皿に

ご飯と肉や魚、野菜のいろいろなおかずがよそってある。味はフツーか。8時ホテルに帰り10時就寝。  

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9月 2日(金) ジャカルタは晴れ

朝 ジャカルタ ニッコー・ジャカルタ 朝食ヴュッフェ

    ジャカルタ新聞が面白い

5時半に起きてシャワーを浴びる。午前6時にテレビをつけると、連ドラ「おひさま」が始まった。そうか、

2時間遅れのジャカルタでは6時にリアルで観ることが出来るのね。あぁ〜「丸庵」が焼けちゃったぁ。

日航ホテルらしく、朝食ヴュッフェは和、洋、中と多彩。和食コーナーからは味噌汁とカレーを選んだ。

部屋に帰ると、「ジャカルタ新聞」という日本語新聞が来ていた。日本のニュースは遅いが便利な新聞。

  

  ボゴール植物園は1817年に造られた歴史的な植物園  大統領邸の前の池には蓮が咲いていた

  

 これはコーヒーの実だよ                    面白い実のつけ方をするカカオ       87ヘクタールの広さを誇る

  

開花したスマトラオオコンニャクとメガワティ大統領     ランの温室もある

8時観光に出発。今回のツァー参加者は8名とエラク少ない。ご夫婦1組、祖母&孫1組、女性友人2

1組、女性一人参加2名。古い中型バスで移動する。ジャカルタ中心地から南に55`離れたボゴ

ールを目指している。走っている高速道路は、今日もレバラン休暇の影響で空いている。因みに高速

道路料金は65円(!)だそうだ。9時半ボゴール着。高原にあって、オランダ植民地時代から避暑地と

して愛された土地だそうだ。日本の軽井沢といったところか。ボゴール植物園に行く。世界各地から1

万5千種類の植物を集めた87haもある東南アジア最大の植物園だ。世界最大の花ラフレシアもある。

シンガポール建設者で知られるラッフルズが最初に確認したことからラフレシアと呼ばれるようになった

が、2年に一度3日間しか咲かない花だ。ラフレシアほどではないが、やっぱり凄くデカイ花でスマトラ

オオコンニャクがあって、これは日本でも2007年と2010年小石川植物園で開花した時話題になりまし

たっけね。鹿児島県フラワーパークやはままつフラワーパークでも咲いたらしい。7年に一度2日間だ

け咲くんだって。それはともかくカートに乗って園内の植物を見て回る。キングオブツリー、カカオの木、

コーヒーの木、綿の木・・・・。休日だから家族連れやカップル客で賑わう。蘭ハウスは大したことない。

昼 ボゴール 「カフェ・ダウナン」 野菜とチキンのスープ、ライスターフェルテ(ご飯といろいろおかず)、

          ポッフェルチェ(オランダ風ミニパンケーキ)、フレッシュマンゴジュース 1万5千Rp

  

ランチは植物園内の「カフェ・ダウナン」で。メインはライスターフェル。オランダ語だそうだ。昨夜食べた

ナシゴレンの同じようなものでライスと肉や魚、野菜などのいろんなオカズが乗っている。イスラム国の

お約束で猫が園内にも多く、足元に来た猫達の中でも痩せた子をねらって鶏肉や魚をプレゼントした。

    ンドネシアは18000以上の島で構成されている      広々とした国立博物館内

     国立博物館には島ごと各地の文化や歴史がわかる展示がされている。日本の伊万里焼もあった    

          旧国立公文書館展示:バタヴィア(現ジャカルタ)は 「海のシルクロード」の中継地点として大いに栄えた

昼食後バスでジャカルタに戻る。バスの中でウツラウツラ居眠りしていたら気持ち良く、この先ずっと眠

っていたいほどだった。午後1時から国立博物館の見学。とにかく東西5千km以上に渡って1万8千以

上の島に多くの民族2億数千人が住むインドネシアだから、国を理解するための展示って難しい。大き

な島ごとの仮面や人形など芸能道具、家屋などの展示があって、これが1つの国かと目がギョロギョロ

しちゃうさ。各時代の陶磁器コレクションコーナーには日本の古伊万里も展示してあった。博物館2階で

は、シャイレンドラ王朝やマジャパヒト王朝の財宝がピッカピカに輝いていた。続いて旧国立公文書館

に行く。トルコ情勢の変化で東西の交流はそれまでの陸のシルクロードから海に移って行く。大航海時

代である。インドやアジア各地に交易の中心地が築かれ、バタヴィアと呼ばれたジャカルタも栄えた。

オランダ東インド会社(VOC)の本拠地はバタヴィアに設けられ公文書館はその時代の総督邸である。

夜 ジャカルタ 「俏江南 サウス・ビューティー」 ヌーベルシノワ四川コース(四川風胡麻風味ピ

     ーナ ッツ、干し豆腐、特製サラダ、鶏肉の燻製 自家製プラム茶、家鴨のスープ、江南風豚

     肉の蒸し煮、茄子のXO醤炒め、陳麻婆豆腐、鶏肉のカリカリ揚げ、カイラン菜炒め、トロピカルフル

     ーツ盛り合 わせ)、ビンタンビール 5万Rp×3杯、赤ワイン

  

  

赤道に近いジャカルタだけあって、朝から出かけていると午後も遅くなると暑さに疲れてグッタリする。

ホテルに戻り、シャワーを浴びて一休み。さて、夕食に出かけよう。ビルの3階にある「俏江南 サウ

ス・ビューティー」に入っていくと、ほの暗い照明に色とりどりの灯りが派手に点滅してチョーお洒落なク

ラブのよう。こ、こ、ここはどこですか。ヌーベルシノワあるよ。新しい四川の中華料理店あるよ。お料理

ほんのちょとづつで何食べたかわかんないあるよ。陳麻婆豆腐はちっとも辛くないあるよ・・・・。祖母&

孫の組合せは以前にも旅でご一緒したことがあるが、今年4月大学に入学したという孫・若者に「どこ

に入学したの」と気楽に質問したら、「はい、東京大学法学部です」。「あっそう」。ご夫婦で参加のNさん

のご主人は27年前スマトラ島のある町に3年間単身赴任されたそうで、その時代の話が面白かった。

               ___________________

9月 3日(土) ジャカルタは晴れ

朝 ジャカルタ ニッコー・ジャカルタ 朝食ヴュッフェ

たった2泊しただけなのに今日の夕方には早くもチェックアウトする予定だ。昨夜はトイレに起きてから

眠れなくなった。また寝不足。NHKのニュースは台風12号とスタートしたばかりの野田政権ばかりだ。

台風12号はどっかと居座ったまま動かない感じ。大雨を降らせていて、みんな困っているだろうなぁ。

ロンドンオリンピック予選タイ戦なでしこジャパンは3−0で、日本はW杯3次予選北朝鮮戦1−0辛勝。

   バタヴィア時代活躍したスンダ・クラパ港には木造船が今も繋留されていた     ブサール川にかかる跳ね橋

  

          ブサール川沿いのジャラン・カリ・ブサールにはコロニアル時代の古い建物が佇んでいる

  

          ワヤン博物館入り口に置かれた人形    バタヴィアと命名した4代総督の墓     ワヤン・クリッ(影絵芝居)の操り人形

今回の旅のテーマは「バタヴィアの面影」。ポルトガルとの関係が悪化した欧州各国は独自でインド&

アジアとの交易を始めようとする。その一国オランダは1602年アムステルダムに東インド会社(VOC)

を設立。バタヴィア(現ジャカルタ)に本拠地を置き、貿易の総代理店のみならず国家権力並の権力を

持つ会社であった。朝観光に出発してまずスンダ・クラパ港に行く。VOC時代、ここから木造の帆船が

本国オランダや日本の出島、東南アジア各地に向かって出航して行った。今はインドネシア国内への

輸送船が繋留されている。港近くに澱んだプサール川にかかる跳ね橋から川沿いのジャラン・カリ・ブ

サールをジャランジャラン(ぶらぶら歩く)。バタヴィアホテルや東インド会社の高官邸など古いコロニア

ル建築を見ることが出来る。残念ながら大事に保存しているって感じじゃあないけどね。ジャラン・カリ・

ブサールを左に入ったところにバタヴィア時代中心地だったファタヒラ広場がある。東南アジア各国は

人形劇が盛んだが、インドネシアもワヤン・ゴレッという人形劇、ワヤン・クリッという影絵芝居がある。

プロテスタント教会の建物を利用したワヤン博物館ではインドネシア全国から集められたワヤンを展示

し、カンタンなワヤン・クリッを見せてくれた。ジャカルタ歴史博物館は安いながら有料なのに、まるで朝

8時の新宿駅構内かと間違える程大人数が押しかけていた。で、展示を熱心に見てた?いいえ・・・・。

昼 ジャカルタ 「カフェ・バダヴィア」 中華料理コース点心盛り合わせ、アスパラ・チキン・コーンのス

ープ、クリスピーチキン、海老の揚げモノ、ハタの唐揚げ甘酢がけ、青菜ときのこの炒めものオイ

スターソース風味、鶏肉と干し魚入りチャーハン、メロンとタピオカ入りココナツミルク)、西瓜フレ

ッシュジュース 5万Rp

  

    バタヴィア時代の中心地ファタヒラ広場に立つ「カフェ・バダヴィア」は2番目に古い建物 内部は古い写真で一杯!

  

ファタヒラ広場で一番古い建物は1627年市庁舎として建てられた歴史博物館だが、2番目に古い建

物はと言えば、「カフェ・バタヴィア」というレストラン。そこで我々はジャカルタで最後の(合計6食だった

けど)食事を摂った。1805年建築というコロニアル様式の建物に入った瞬間、ナゼかキューバの首都

ハバナのレストランを思い出した。その小粋な雰囲気がよく似ていたのだ。幅広い木造の階段を登って

いくと壁には昔懐かしい写真がギッシリ。そんなお洒落なレストランに来る客は白人客が多いのだった。

昼ではあるが広東料理の中国料理のフルコース。休暇明けとかでサービスに時間がエラクかかった。

夕方のお茶 ニッコー・ジャカルタ カプチーノ 5万Rp

夜の軽食 ジャカルタ空港ラウンジ 点心、ビール×2杯

遅い夜 ANAジャカルタ=成田 ビジネスクラス機内食

     

ホテルは午後5時まで使えるよう手配してくれている。希望者はサリナデパートに買い物に行かれたが

私はさっさと帰ってシャワーで汗を流す。帰国日にこうしてホテルを使えるのは有難い。午後6時バスで

空港に向かい午後9時45分発ANA成田行きに搭乗。念を押したので普通食にありつくことが出来た。

               _________________

9月 4日(日) 東京は曇ったり晴れたり   紀伊半島台風被害甚大!

 ANAジャカルタ=成田 ビジネスクラス機内食 きつねうどん

    空港ラウンジのうどんの方が旨い・・・

台風12号が心配だったが、オジョーから来たメールに寄れば関東地方の風雨は大したことは無いとの

ことだった。フライト時間7時間半。昨夜の和食機内食は、前菜と鯖の味噌煮をちょっと食べただけだっ

たので成田に到着2時間前にきつねうどんを注文した。量は多いが、成田空港のラウンジのうどんの

方がずっと旨いのだった。ちゃんとうどん残しましたよ。1時間半ウツラウツラしただけで午前7時15分

成田着。台風の日曜日で外出を控えているのかタクシーもスイスイ走って8時半には自宅に到着した。

昼 四谷三丁目 「東京風月堂」 ハンバーグステーキドミグラスソース 945円、サラダとドリンクセット 

315

  

東京は曇ったり晴れたりで、特段台風の影響は今のところ無いのだが、四国から紀伊半島にかけてタ

イヘンな大雨が降っているという。特に和歌山県、奈良県の被害が大きく、報道番組では時間の経過と

共に亡くなった人、行方不明の人がどんどん増えていく。とにかく台風12号の自転車並ノロノロ速度と

いうのが被害を大きくしている原因になっている。買い物がてら「東京風月堂」でハンバーグを食べた。

夜 荒木町 「炉辺焼き 喜怒哀楽」 付きだし:鶏団子、エイヒレ、とうもろこし焼き、自家製揚げ豆腐、

しめじバター焼き、鯖の一夜干し、生ビール、麦焼酎 @3800円(500円引き)

  

  

台風12号の被害状況をテレビで確認しながら、パクパク日記8月3週を完成させる。インドネシア・ジャ

カルタから帰って来たばかりというのに、ブラジル・レンソイスのパクパク日記を書くというのも妙な気分

でね。それなら週遅れを解消しろ?仰る通り!でも、それがなかなか難しいのだよ。ようやく出来た!し

かし「フロントページ」の調子が悪く何と5回もやり直してようやくアップ。ふぅ〜1時間以上もアップ作業

に時間がかかっちまったよ。空腹だ。食事を作る気は無い。日曜日の夜ということは、「喜怒哀楽」ね。

                  ________________

【今週の振り返り】

今週月曜日の民主党代表選挙には、先週書いた「また馬鹿のかお」から、「た」の樽床氏と「お」の小沢

鋭氏が立候補を見合わせ、「ま馬鹿のか」=前原、馬渕、鹿野、野田、海江田の5氏の戦いとなった。

外国人支持者から寄付を貰ったということで外相を辞任したハズの前原氏が「苦汁の」決断をして立候

補すると、早々と立候補を表明していた野田氏などは泡沫候補扱い。野田氏が松下政経塾では大先

輩というのに、である。一躍テレビ各局に引っ張りダコ状態になった前原氏であるが、それも僅か1、2

日間だけのこと。小沢一郎が前原氏を支持せず、鳩山派の海江田万里を小鳩連合支持と決まると、マ

スコミはダダァ〜っと「海江田首相か!」なんて流れに変わったいく。数を誇る小沢一郎は、「自分が指

名したヤツが首相になる」とキングメーカー気取りだし、海江田万里本人もすっかりその気になって、閣

僚選びは・・・・なんて言っていたらしいよ。

ところが。蓋を開けてみたら当選したのはダークホース野田佳彦氏。競馬で言えば、万馬券までとは行

かないが、かなりの倍率がついたハズだ。1回目の投票で誰も過半数を取れず、2回目の投票で「反海

江田」=「反小沢」票が野田票に流れたのがその構造らしいね。すっかりその気になっていた小鳩グル

ープと海江田万里本人は呆然!というところだろう。イイ気味だ。海江田万里って菅政権で経済産業大

臣だったけど、7月末に「辞める、辞める」と言いながら辞めないじゃないかと経済産業委員会で責めら

れて泣いた人。「自分の価値はどうでもいいですよ」と人前で泣く泣き虫が総理大臣やれるか?小鳩派

から支持されたら、小沢一郎党員資格停止処分の見直ししますと言うし、それまでの持論、政治哲学も

コロリと変更してしまう。右顧左眄の名人。だいたいが、この人1996年には「僕が小沢政治を嫌いなほ

んとの理由」という本を書いているんだよ。代表選で落ちた人をいつまでもグチグチ言わなくてもいいじ

ゃないか、とも思うが、海江田万里は実は私の選挙区なのだ。しかも事務所はすぐ近所。同じ選挙区

の与謝野馨に敗れて落選し、浪人していた時、私の住むマンションの真ん前に出来たラーメン屋で隣り

に坐っていた。味噌ラーメンの大盛りと餃子を食べていた。そんなこともあるから、人より以上に、「った

くもう・・・」って思ってしまうのだね。

世界のどの位の国がそうかは知らないが、アメリカでは新しい大統領が誕生すると「ハネムーン期間」

と呼ばれる紳士協定が設けられるそうだ。「最初の100日間」はメディアや国民が疑わしいところも見

逃してくれ、議会が大統領の信任に譲歩する期間なのだそうだ。日本にはそう言った「ハネムーン期

間」は無いように思えるし、あったとしても100日も続かない。でも今週月曜日に代表となり、政権もスタ

ートしたばかりの今週は、やたらと「どじょう首相」なんて持ち上げている。鳩より、菅より、どじょうがマ

シということになって欲しいものだ。

さて。今週後半はインドネシアのジャカルタにちょいと行って来た。インドネシアは首都ジャカルタのある

ジャワ島、大きな津波被害のあったスマトラ島、マレーシアとブルネイもあるカリマンタン(ボルネオ島)、

あのバリ島、ロンボク島、スラウェシ島、東半分がパプア・ニューギニアのパプア島など1万8110以上

の島が東西5110kmに渡って広がる世界最大の島嶼(とうしょ)の国である。インドネシア政府は長い

間、自分の国にいったいどれほど数の島があるか把握出来なかった。1万8110という島数も精密な

人工衛星写真で、「1つ、2つ、3つ・・・・」と潰して数えたそうで、これで正確というわけでもないそうだ。

この島々に580以上の言語を持つ490を超える民族が2億4千万人余り住んでいるというのだから、

国政という立場を想像すると頭クラクラしちまうね。そして、インドネシアは人口の75%1億8000万人

がイスラム教徒で、世界最大のイスラム国なのである。しかし、バリ島ではヒンドゥー教が、パプア島で

はキリスト教が盛んだし、国家としては世俗主義を採用しているので、あまりイスラムの国にいる、とい

う実感は無い。それに禁酒のイスラムなのに、ビンタン(星という意味)ビールなんてビールをせっせと

生産もしているしね。

インドネシアと言えば、若い人ならバリ島をイメージする人が多いだろう。対して中高年なら、オランダ

から独立してからの初代スカルノ大統領だろう。そしてスカルノ大統領と言えば、旧姓:根本七保子さん、

つまり後のデヴィ夫人を思い起こす。まぁ、今の彼女のことはどうこう言うつもりは無いが、赤坂の高級

クラブ「コパカバーナ」でホステスとして働いていた頃の彼女は本当に美しかった。スカルノ大統領が愛

人にしたい!と思っても「むべなるかな」の超美人であった。4人いた夫人のうち第三夫人となったデヴ

ィ夫人だが、わずか3年後にスカルノは失脚してしまうのである。若い人はそんなこと知らないとは思う

けど、興味のある人は調べてみてね。ジャカルタに2泊しかしないチョー短い旅に「ナゼ行ったの?」と

友人に聞かれた。「わかんない・・・・」。

           頭ワリーんじゃないのかニャア      かもね・・・

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