パクパク日記122

       師走って、どうしてこんなに忙しいのかしらね

      

12月10日(月)晴れ

昼 銀座「味の一」 白菜肉麺 730

     

夜 向島「某所」 柚子酒、烏賊塩辛、馬肉のたたき、生湯葉・蟹・三つ葉の蟹味噌鼈甲餡、牡

                 蠣豆腐、平目薄作りとぼたん海老、茄子味噌、肉じゃが、真鱈の白子ポン酢、ぐじの塩焼、

                 新天豆、ふぐの唐揚げ、シラスおろし、稲庭うどん、水菓子、ビール、冷酒

          

        

        

       

大昔、中昔はよく行った向島。お招きを頂いて久々に行く。3歳頃から田舎の料亭に父のお伴

で行っていたし、地方都市にいる時は芸者さんが自宅に時々来ていたので、何となく花柳界の

お姉様方とは気が合う。競馬をヤメタので「信条」を変えた。従って馬肉を食べた。申し訳な

いけど、めちゃうまかった。

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1211日(火)晴れ

昼 有楽町「慶楽」スープ炒飯1000

         

「慶楽」のこのスープ炒飯も大好物。丸い炒飯ピラミッドが、住民の大反対にもかかわらずダ

ムの底に水没したような料理です。いつもなら、炒飯がこんもりとキレイに座っているのに、

今日は運ぶ途中で崩れてしまったようで残念。透明のスープが透明なうまさ。炒飯にはチャー

シューも海老もどっさり入っている。メニューには無いが頼めば普通に出て来る。

夜−1 四ツ谷3丁目・杉大門通り「おちあい」 芋鍋コース  連句ジュニアの会

        

         

      

連句ジュニアの会は、途中で連衆の1人が逃亡するなどのアクシデントがあって、もう何年も

かかっている。逃亡者を途中退学と決めるのに2年かかったが、水干さんという良き詠み手を

得て再開。あと5句になった祝いに望年会。そう、02年こそは巻き上げるぞ。

夜―2 リーガロイヤルホテル早稲田「セラーバー」 ジントニック

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1212日(水)晴れ

昼 新橋「江楽」 たんめん750

       

お茶 新橋「エクセルシオールカフェ」アイスココア300

エクセルシオールって、ヨーロッパの超高級ホテルと同じ名前。一人で初めてヨーロッパに行

った時、ローマではエクセルシオールに泊った。毎晩夕食前にバーに行ってホール担当のお爺

さん達と仲良しになった。イルコント ペルファボーレ セニョール 勘定しておじさん!

夜 リーガロイヤルホテル早稲田「セラーバー」海の幸の網焼き、パン、ギネス、ヒューガル

      デン・ホワイト、ジントニック

        

12月でも平日にプール日を入れる自分が誇らしい。ちゃんと運動する自分が清々しい。運

動後飲んでしまう自分が情けない。食事を1皿で済ませたところがいじらしい。

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1213日(木)雨のち曇り

昼 新橋「焼売太楼」蒜苗麺(そうみょうめん)1050

             

この蒜苗麺もうまいが、私の「焼売太楼」のベスト5は、1酸辣麺、2排骨麺、3玉子炒飯、

4焼売ライス、5特別炒飯。特別炒飯はもっと上なんだけど、何せ2450円だから。

お茶 新橋「ドトール」アイスココアS240

夜−1 表参道・トルコ料理「トプカピ」2時間飲み放題で5500円  真面目な辛い会忘年会 

           前菜(チーズ、ヒヨコ豆のペースト、レンズ豆の煮込み、ほうれん草とヨーグルト、

           茄子のペースト、野菜の辛いペースト)、エクメッキ(パン)、野菜サラダ、クイマル

          メルジャッキ(レンズ豆と挽肉の煮込み&ライス)、シシカバブー(羊、若鶏、牛挽肉

          の串焼)&ライス、トルコビール、ラク(干し葡萄と八角の45度の酒)、トルコ産赤

          ワイン

          

         

前回のチェニジア料理に続いて、辛くない料理を食べる辛い会。会長の「辛いものが苦手なメ

ンバーのための配慮」ということだが、苦手な人は結局欠席で余り意味がなかった。でも、珍

しい料理を食べることが出来たし、いずれ行くだろうトルコ料理の予習にはなった。ラクは、

透明な酒が水を混ぜると白濁する不思議な酒。北欧のアクアビットに似ているような。

夜―2 リーガロイヤルホテル早稲田「セラーバー」 乾燥フルーツ(葡萄、無花果)、デュベ

            ル、スーズトニック、ジントニック

        スーズトニック

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1214日(金)晴れ 北風寒し

朝 家食 黒豆入り極吟豆腐、あんぱん、ナッツパン&杏ジャム、リンゴのシロップ煮

                

夜―1 お茶の水「ミスタードーナッツ」 野菜麺とカレー饅のセット、ホットウーロン茶

    550

        

昼を抜いたので、コンサート前にお腹がすく。これで5日間連続中華系そばを食べたことにな

る。味? 全部で550円なので文句も言えない。カレー饅は残しました。

夜−2 早稲田・都バス車庫前「亀吉寿司」 墨イカ、こはだ、はだがり、青柳、大トロ、ビ-ル、冷酒

ール、冷酒

    

カザルスホールで室内楽の素晴らしいコンサート。9月に亡くなった萩元晴彦さんが毎年力を

入れて来たコンサートだから聞かない訳に行かない。いつも萩元さんが座っていらした席には

他の客が座っていたが、カザルスホールのどこかにいらっしゃるような気がしてならなかった。

シューベルトの五重奏曲「鱒」の最終章では、思わず涙がこぼれてしまった。

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12月15日(土)晴れ

朝 家食 枝豆・松の実入り自家製激辛トマトソースパスタ、カレーソーセージ、パン、ワカ

メスープ

                       

おやつ 銀座「たちばな」のさえだ(かりんとう)、クッキー、千草28

         

このかりんとう、ほんとにうまい! 食べ出すとやめられない。「花月」というお店と同じ味の

かりんとうです。もっと短くて太い「ころ」というかりんとうも売っている。

夜―1 歌舞伎座「かぶきそば」とろろそば900

          

「12月大歌舞伎」。猿之助と勘九郎の『傾城反魂香』の1幕が終わった後の30分の休憩に3

階のそばやへ。地下1階、2階、3階と歌舞伎座にはあの「吉兆」も含めてたくさんの食堂があ

る。カレーもあるしね。「かぶきそば」のそばは、新橋演舞場のそばよりうまいかなぁ。

夜―2 家食 甘鯛(ぐじ)の一夜干し、旨だし湯豆腐、筑前煮、ご飯、ワカメと椎茸味噌汁

               

大熱演の舞台が夜9時過ぎに終わったのに、飲みにも行かずまっすぐ帰宅した上、食事を作っ

て食べるなんてエライでしょ? 筑前煮は出かける前に作って行ったんですけどね。でも「い

ただきま〜す」と言った時は10時10分になっていた。寝る前3時間は食べないように、と

言いますね。ってことは午前2時まで寝てはいけないのだな? それにしても、玉三郎の美し

さはオソロシイ。怖い位だ。『妹背山婦女庭訓』の「道行恋苧環」(みちゆきこいのおだまき)

では、福助と勘九郎、玉三郎は人形振りで演じるのだが、1人の役者に2人の黒子(人形使い)

がついて文楽の人形よろしく踊る。文楽の人形は、引き込まれると人間より色気は艶かしく、

怖さの凄みも人間を増すと言う。玉三郎は文楽の人形そっくり。人間を超える人形に扮した生

身の人間玉三郎が演じる娘・お三輪の嫉妬の凄まじさ、健気さ、切なさ、哀れが涙を誘う。

                                       無酒日

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12月16日(日)晴れ

朝 うずみ豆腐もどき、筑前煮、味噌汁

    うずみ豆腐もどき

一度だけうずみ豆腐を食べたことがある。でもどんな料理だったかはっきり思い出せない。で

は自己流に「もどき」を作ってみよう。小鍋に鰹節を入れ、白醤油少々で薄く味つけて豆腐を

適当にくずして入れる。そこにご飯軽く1杯を入れて弱火でことこと煮る。えのき茸が残って

いたのでそれも入れる。器に盛り、青葱、生姜、紅葉おろしなど適当に乗せる。好みでポン酢

をかけて。う〜うまい〜。ご飯1杯なのにお腹がいっぱいになるのもいいね〜。

おやつ 極熟みかん、たちばなのかりんとう、クッキー、千草28

和歌山・有田郡にある農園の極熟みかん。大変手間をかけたみかんで「コクのある美味しさ」。

     

夜 極吟豆腐の豆乳鍋、カレーソーセージと椎茸・おくらのグリル、筑前煮、ぐじの一夜干し、

うずみ豆腐もどき

 

朝のうずみ豆腐もどきをアンコール。週末の豆腐大特集もこれにて終わり。それにしてもよく

豆腐を食べたなぁ。金土日の3日間で、大きな豆腐7丁食べてしまった。豆腐姫?  無酒日

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【今週の振り返り】

クリスマス音楽に弱い。ムチャ弱い。弱いというのは極めて敏感ということである。流行り歌

ではない伝統的なクリスマス音楽。基本は賛美歌、聖歌である。幼稚園の時「日曜学校」にも

行っていたが、中学・高校とコーラス部に所属して練習した曲が身についている。

「♪ 諸人こぞりて 歌いませり ・・・・主は来ませり 主は主は来ませり ♪」

「♪ 牧人 羊を・・・・♪」

「♪ あぁベツレヘムよ などか歌わん・・・♪」

「♪ 神の御子は今宵しも ベツレヘムに生まれ給う・・・・♪」

数年前カテドラル教会にイブのミサに誘われて行き、数百人と一緒に賛美歌を歌ったが、1人

で低音部パートを歌って周囲とハモって楽しかった。

10代の始め、長兄が買って来たビーン・クロスビーの「ホワイトクリスマス」にすっかり魅

せられた。ロクに英語も知らない年齢だったが、絵に描いたようなクリスマスシーンの歌詞も

美しいメロディも甘い彼の歌声も素晴らしく、クリスチャンになってしまおうかとさえ思った。

街を歩いている時でもクリスマス音楽を少しでも耳にすると、カラダをささえている何かがぐ

ずぐずと崩れて行ってしまうような感覚に襲われる。何故なのだろう。そのクリスマス音楽を

あと数日聴くことが出来るのは嬉しい。

                        ワタシは無宗教で〜す

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