パクパク日記13年4月4週

         ヨーイヤァサー!「都をどり」を観て、京都でパクパクしておりましたえ

   金閣寺 リヒテンシュタイン展

4月 22日(月) 晴れ 風強し

朝 アーモンド、ヨーグルト

昼 歌舞伎座客席にて 持参したお弁当(サラダ、おかずいろいろ、ふすまパン、お茶)

  

国内線飛行機の予約と7月の海外旅行の申し込みを済ませてから、歌舞伎座に持参するお弁当の準

備。もっともふすまパンを焼く以外は、昨日恵比寿で調達したものだけど。7月の海外旅行はアフリカ方

面に申し込んでいたが、イタク人気があるらしくず〜っとキャンセル待ちが続いていた。このまま待って

も空きが出そうもないようなので、ころっとアメリカ方面に切り換えた。こうゆう時は切り替えが肝心。4

月の歌舞伎座柿落とし興行は再開場した翌日V部公演を観たが、今日はT部とU部をぶっ通しであ

る。ほぉ、今日はNHKの収録日だなぁ。偶然であるが、よくこの収録日に重なるのよね。役者さん達は

いつでも一生懸命とは思うが、記録に残る映像の収録日となれば更に頑張られるんではないか、と私

は思っている。T部は「寿祝歌舞伎華彩 鶴壽千歳」と「お祭り」、それに「熊谷陣屋」。染五郎が最初に

舞台に登場し、最高齢の藤十郎が奈落からせり上がって来る「寿祝歌舞伎華彩 鶴壽千歳」には、2月

に亡くなった團十郎が出演予定であった。松也、梅枝、壱太郎、右近などの若手も出演。十八世中村

勘三郎に捧ぐと銘打った「お祭り」。この演目は十七世も得意にしていたし、耳の病で休演していた十

八世が1年半前平成中村座で復帰する時演じた芝居でもある。勘三郎と親友だった三津五郎始め、弥

十郎や亀蔵、扇雀など中村座の常連、そして福助・橋之助と息子達の親類と中村屋一門が勢揃い。華

やかなだけに涙が自然と流れちまう。勘九郎の長男七緒八君が幼児ながら達者な見得を見せてヤン

ヤの喝采を受けた。祖父さんのような役者になっておくれね。最後は「熊谷陣屋」。今や熊谷次郎直実

と言えば、播磨屋!吉右衛門である。よぉ!播磨屋!その上相模に玉三郎、藤の方に菊之助、そして

弥兵衛衛宗清に歌六、九郎判官義経に仁左衛門!よぉ!松嶋屋!熊谷次郎直実の引っ込みの花道、

直実に乗り移ったが如くの吉右衛門・直実に栄津三郎の三味線が現実味を増して更に涙を誘うのだ。

午後のお茶 歌舞伎座「檜」 コーヒー 800

短い休憩時間に3階に上った。ここには来たくなかった。「思い出の俳優コーナー」という写真コーナー

があるのだ。私の中では勘三郎丈も團十郎丈も亡くなったことにはなっていない(というか認めたくない

ということです)ので、このコーナーはねぇ、無視したい気持ち・・・。4月3日はここには立ち寄らなかっ

たが、いつまでもそうも行くまい。勘三郎丈と團十郎丈の写真。そんな所でスマシタ顔で写真飾られる

ってヘンでしょう!舞台に出てよ!あぁ・・・。「欅」でお茶していたら、大垣から来たタカミと目が合った。

夜―1 荒木町 「ます味」 お任せコース(八寸:穴子の肝煮・小鯛鮨・胡麻豆腐など、穴子の薄造りと

イカの刺身、穴子の小鍋仕立て ご飯添え、穴子の白焼き、天ぷら:穴子インゲン巻・桜葉穴子

巻・タラの芽、穴子ご飯、赤出汁、漬物、オレンジと苺の水菓子、生ビール、麦焼酎 

12300

  

  

  

V部は「弁天娘女男白波」、「忍夜恋曲者」。弁天小僧菊之助と言えば菊五郎である。南郷力丸に左團

次、日本駄右衛門は吉右衛門、赤星十三郎に時蔵、忠信利平に三津三郎。70歳を超える菊五郎が

当時のハイティーンの不良少年を演じるというところに、この芝居の面白さがある。鳶頭清次はご馳走

の幸四郎。年を取ってはいても、やっぱり菊五郎の弁天小僧菊之助弁天小僧菊之助はカックイ!最後

は舞踊劇の「忍夜恋曲者 将門」。傾城如月実は将門娘・滝夜又姫に玉三郎、大宅太郎光圀に松緑。

岐阜県の大垣から歌舞伎座開場に合わせて東京に来たタカミちゃんと歌舞伎座前で待ち合わせ。タカ

ミちゃんとは昨年12月のベトナム旅行で知り合ってばかりだが、1月3日はライスボウルの応援をして

貰って祝勝会にもつきあって貰った。そして今日。祝勝会で一緒になった「オジョーと大S子さんも呼ん

でおいて」というオーダーがタカミちゃんからあり、6時半荒木町の「ます味」で宴会。穴子専門店として

ツトニ評価の高い「ます味」であるが、相変らず美味しいですなぁ。前菜の1つに供される穴子の肝煮の

旨いこと。薄造りも「ふぐより好き」という人が多い。穴子の骨から時間をかけて出汁を取った小鍋仕立

ては私の大のお気に入りだ。盛り上がる宴席。タカミちゃんが「香港喰い倒し隊になろうかな」。ホント?

夜―2 荒木町 「羅無櫓」 3点前菜盛り合わせ、お茶椀カレー、生ビール、芋焼酎お湯割り

   

久々の香港喰い倒し隊リクルーティング成功を祝してもう1軒行くことに。軽く飲むつもりが、ナゼか「羅

無櫓」でお茶椀カレーまで食べることになっちゃってね。4人で「旨い旨い」とお茶椀カレーを平らげた。

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4月 23日(火) 東京は晴れ 京都も晴れ 夜から雨

朝 無し

昼 新幹線にて 「紀伊国屋」の彩りオードブル 890円、持参のふすまパン、お茶

昨夜は「羅無櫓」からトーゼンながら酔っ払って帰った。それでも「今晩中に完成しないと」とパソコンの

前に座った。途端に居眠りを始めたらしく、気がついたら2時半だった。そんなことで、朝7時からまた

パソコンの前に座ったのだ。何てマジメなんだろ、私。今日から京都4泊5日だから何とか4月2週アッ

プして行きたいワケさ。イランに行った週だから、知名とか人名とか歴史とか写真説明とか、やたらと時

間かかってね。10時半出来たぞ!バタバタと旅支度して家を飛び出し、12時過ぎの新幹線に乗った。

午後のおやつ 京都駅 「宝泉」 京しぐれ 840

  

京都駅着。ランチはオードブルとふすまパンだけだったから小腹が空く。京都駅中にある「宝泉」。下鴨

にある「茶寮宝泉」はわらび餅でつとに有名だが、行くにはちと不便。駅中のこの店にはそのわらび餅

は無いが、京しぐれもなかなかなのだ。タクシーで京都の定宿のホテルへ。またお世話になりますね。

夜―1 先斗町 「あげ半」 お通し:うるいと干し海老のお浸し、お造り盛り合わせ:鯛昆布〆・イカ・とり

貝・鮪、若竹煮、菜っ葉とあげ煮、串揚げお任せ5本:桜葉麩・斯波漬け・海老・若狭牛・蓮根、ちり

めん山椒と蕗味噌、温かい氷見うどん、(お土産に:まぜまぜ釜飯)、生ビール 2杯、麦焼酎「青

鹿毛」ロック 3杯 @1万4千円

  

  

  

京都初日の今夜は先斗町の「あげ半」へ。場所は21番の小路の一番奥だ。今は祇園で高い評価を得

ている「いふき」があった場所で、「あげ半」のご主人の堀口仁司氏は「いふき」ご主人と従姉弟同士だ

そうだ。マキちゃん経由でNケンが大好きな店、ということで予約を入れた。この夜は「世の中狭い!」

を実感したのだが、カウンターの隣に座られた方がNケンをこの店に紹介された方だそうで、お連れの

男性も「彼とは昨年飲みましたよ」って。何という偶然だろう。Nケンにショートメールを送って、このこと

を知らせると「素晴らしい!」と即返事が来た。この店は串揚げと釜飯が得意と言うが、他にも料理はた

くさんある。どれも美味しいが、若竹煮と菜っ葉とあげ煮が実に旨い!斯波漬けの串揚げも面白いね。

夜―2 祇園・花見小路 「弥す田」 焼酎

  

「あげ半」で一番人気というまぜまぜの釜飯を炊いて貰って「弥す田」のオミヤにした。私も一口食べた

みたが、た〜くさんの具が入って豪華な釜飯だったぞ。明日は雨だと言うし、「都をどり」が良いかもね。

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4月 24日(水) 雨

朝 無し

昼 大和大路通新門通下ル 「RYOKAKU」 ドライチャーハンカレーがけ 1050円、紅茶 +200

  

やっぱり朝から雨だった。ま、昨夜祇園から帰る時パラパラと降って来ていたしね。こんな日は日長降

って来る雨を眺めているかな。ってなワケには行かない。お腹空くから。ということで、タクシーで大和大

路通新門通下ル 「RYOKAKU」に行く。前回初めて来た黒七味で有名な「原了郭」が出したカレー屋

である。何を食べるかは既に決めてある。前回メニューをジロジロと見て、「次はこれにしよ!」と思って

いたから。「ドライチャーハンカレーがけ下さい。チャーハンはちょっとで良いです。カレールーはたっぷ

りね!」と注文した。旨い!和風スパイス(って言えば良いのかな)の専門店だから一般的なカレーとは

一線を画している感じだが難しいこと考えずに食べるならとても旨い。空いている理由がわからない。

午後のお茶 祇園 甲部歌舞連場 お茶のお薄と(饅頭) たぶん500

  

昨夜花見小路の「弥す田」さんで打ち合わせた通り今日の午後は「都をどり」に行く。京都には祇園甲

部、祇園東、先斗町、上七軒、宮川町と5つの花街があって(嶋原を入れて六花街と呼ぶことも)、その

中で一番中心になっているのが祇園甲部でその舞踊公演を「都おどり」と言う。因みに先斗町では「鴨

川をどり」、上七軒は「来たのをどり」、宮川町は「京をどり」を開催する。雨の中を歩き慣れた花見小路

を南下していくと祇園甲部歌舞連場に到着。大型バスが何台も駐車している。抹茶が付いた指定席と

いうのがあって後ろの席だったが、4千円で買った。ギャラリーでは芸子さん達の絵画とか書道とか達

者な作品が展示されている。グルグル案内に従ってようやく座ったのが合同お茶席。舞妓が2人お茶

のサービスをしている。客は自分の席からしか写真撮影は出来ない。チェッである。舞台が始まった。

春夏秋冬春の数景あってなかなか楽しかったが、外国人団体客は踊っている最中でも大声でお喋りし

ていたりするのよね。あんた方ちょっと考えたら?って夢子さん彼らに言ったの?ううん、思っただけさ。

夕方のお茶 祇園 「珈琲館 おおたや」 クッキー2つ 80円、コーヒー 420

夜 祇園末吉町 「大神」 1万1000円のコース(桜の口すすぎ、ハマグリの桜餅と鰈の唐揚げ 玉

〆、ホタルイカのぬたと鯛とヒロウスの若竹煮鯛白子ソースがけ、お造り:さよりとセロリ昆布〆・

      鯛・トロ、鰆と蓬麩の吸い物、竹の子炭焼きとノドグロの石焼き、八寸:あぶらめ胡麻和え・蕗味噌・

      海老の木の芽和え・鯛鮨・もろこ・鮭といくら・わらび餅、甘鯛小鍋仕立て、鱧と新玉葱のすき焼風じ

      ゃが芋ソース・ウニ・鮑、穴子の炊き込みご飯、汁、漬物、水菓子:カシスとパインのシャーベット)、ビ

      ール中瓶、米焼酎Wロック 3杯 @1万5,200

  

  

  

   男前のご主人

相変らず降り続ける雨の中、祇園の「大神」に行く。何度か行った「つじや」の師匠の店なので、何となく

敷居が高いように感じて、これまで来ていなかった。でもまあ今回は思い切って!今日の1番客となっ

て、一番奥のカウンターに座る。カウンターのみ10席、料理は1万1000円のコースのみ、と思いきり

の良い店だ。ご主人は十数年前の杉良太郎っぽい男前で、客への愛想の良さは素晴らしい。代わりに

弟子の皆さんはずっと叱られているけどね。桜の口すすぎから始まり、食事に至るまでのお料理8品が

凄い!1つの皿、あるいは盆にはあれもこれもそれも・・・説明を受けても覚え切れない程盛りだくさん

で。食の細い人は最後まで辿りつけないかもしれない。これだけ食材をふんだんに使った手の込んだ

料理の仕込みってタイヘンなんだろうなぁ。確かに人は育つわな。この値段でも安いと思わせてしまう。

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4月 25日(木) 快晴 あぢー

朝 無し  

  

      京都洛北にある「しょうざんリゾート」は何と広さ3万5千坪!染織の名門「しょうざん」が造り上げた   樹齢数百年の北山杉

一日中雨が降っていた昨日だったが、一転今日は朝からすっきり晴れた!よし、今日は「しょうざんリゾ

ート」に行ってみよう。洛北にあって結構遠い。場所がわからない?えーっとねぇ、金閣寺の1`ほど北

側。一昨日、「あげ半」でご一緒した方に伺ったら、「とっても空気が美味しいところ」と説明された。確か

に、タクシーを下りた場所は緑に溢れて空気が旨い。入口に親切な紳士がいらして、いろいろと説明を

受けた。ま、歩いてみるか。人気のウエディング施設とのことだが、チャペルもパーティ会場もあるね。

ほぅ、ここは秀吉が造らせた「御土居」と呼ばれる土塁の跡か。「千寿閣」などの料亭やレストランもたく

さんあるじゃないか。えっ?ボーリング場もプールもあるの?紙屋川が流れ、上を見上げれば鷹ヶ峰三

山。日本庭園に入ってみると、樹齢500年とか600年の北山台杉が。空気も旨いし、気持ち良いなぁ。

昼 京都・しょうざんリソート「中国料理 楼蘭」 サービスランチ 「ミル貝桜葱ソース押し豆腐サラダ、

牛蒡とオニオンのポタージュスープ、柔らかほほ肉香草パン粉揚げ、黒胡麻と海老味噌のチャー

ハン、杏仁豆腐と揚げ菓子」、1732円、麻婆豆腐(小盆) 1155円、烏龍茶

  

  

今日のランチは祇園の某店でロシア料理を食べる予定であったが、せっかくだからここで食べて行こう。

いくつかレストランがあったが、中国料理の「楼蘭」に決めた。こんな交通不便な場所でお客は来るの

かしら、と思っていたが、どんどん客は入って来るのだ。そうそう、銀座にある「楼蘭」とは何のカンケー

も無いそうだ。1732円のサービスランチがとてもお得。ならば、それに追加して麻婆豆腐の小ってのも

注文してしまう?そうしよう。チャーハンの量減らしてもらったし。牛蒡のスープがとても旨い。ここ良い。  

  

タクシーを呼んでもらう手もあったが、何となくバス停探して歩き出した。仏教大学なんてあるんだ。だら

だら歩いていたら金閣寺がすぐだったので、ついでに見学した。ここに来るのは3度目。賑わっていた。

午後のお茶 河原町四条 「スターバック」 アールグレイ 350

夜 木屋町四条 「メゾン・ドゥ・ヴァン鶉亭」 7507円のBコース(アミューズ:オマール海老とホワイト

アスパラガスのブラン・マンジュ、空豆のフラン アブラメ木の芽風味、春野菜と生ハム・チーズの

彩りサラダ、ファアグラのソティと新さつま芋キノコのタルト、えんどう豆のクリームスープ、甘鯛の

ポワレと新玉葱のフラン、大山牛フィレステーキ、お茶のムースと桜アイスクリーム、ジャスミンテ

ィ)、生ビール 2杯、赤ワイン サンテミリオン 「グランド・クリュ」メルロー 2006 5杯 

22630

  

  

  

金閣寺から四条河原町までバスに乗って移動。最近何度か行っている書店に新書1冊買うために入っ

たのに、出て来た時には15冊の雑誌や文庫を買っていた。たらっ。そんな重い本持って夕食に行くん

だぁ。予約を早めて貰って6時過ぎには「メゾン・ドゥ・ヴァン鶉亭」にいた。この店には昨年の124

に南座の顔見世興行の後来た。124日。そう勘三郎丈が亡くなる前日、というか数時間前だった。

あの時はアワビのソティが付く9817円の特撰コースをお願いしたが、今日は 7507円のBコースにし

た。このコースはアワビじゃなくて甘鯛のポワレになる。私より先に来られていた紳士お2人とマスター

4人でお喋りしながら、パクパク&ゴクゴク。美味しい料理ばかりで、ワインが進む進む。フランス産

のバターが美味しいと紳士方はお替りしてオミヤもお願いしていた。私はワインをいっぱい飲んでしま

ったので高くなったが、食事コースのコストパーは抜群の店である。メインを水炊きにも出来るんだよ。

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4月 26日(金) 曇り 時々雨

朝 無し

昼 岡崎 「山元麺蔵」 牛と土ごぼうのつけ麺 945円、土ごぼうの天ぷら 265

  

修学旅行のシーズンらしい。あちこちで4人グループ中学生達がタクシーに乗って京都見学している。

この中学生諸君は最近京都旨いモノをよく研究していて、昼メシ時に鉢合わせすることもある。「日の

出うどん」もそうだし、「山元麺蔵」も彼らの出現率が高い。そんなこともあって、いつもより早めにタクシ

ーに乗る。店の前に張り紙・・・。「都合により今日はつけ麺だけ。温かいおうどん出来ません!」って。

ははーん、出汁が旨く取れなかったということだな。私はいつも牛と土ごぼうの温かいおうどんを食べ

ている。一度もつけ麺は食べたことがない。ま、良い機会かもしれない。この店のうどんは超長いので、

つけ麺にはキッチンハサミが付いて来る。これでチョキンとうどん切ってスープに付けて食べる。旨い。

午後のお茶 猫カフェ「猫犬人」 アイスコーヒーと60分 1400円が金曜サービスで1200

  

       クララ・セレーナ・ルーベンスの肖像         ラファエロ「男の肖像」           

うどんを食べたお詫びに長い散歩を始めた途端、早くも中断することに。京都市美術館で「リヒテンシュ

タイン華麗なる侯爵家の秘宝」展をやっていた。昨年見よう見ようと思っているうちに展覧会が終わって

しまい残念に思っていたから、即入場。昨年行ったヨーロッパの小国リヒテンシュタインを思い出す。ボ

ーっとしていると、通り過ぎてしまう程の小さな国であった。丘の上には伯爵家のこじんまりした宮殿が

あったなぁ。この伯爵家は代々優れた美術品の収集にそれは熱心で、英国王室に次ぐ世界最大級の

個人コレクションになったのだそうで。3万点のコレクションからごく一部だが、来日して各地を回ってい

る。ルーベンスが幼くして亡くなった娘クララ・セレーナを描いた肖像が展覧会の代表作となっている。

他にはラファエロとかヴァン・ダイクとか。美術作品を堪能した後は猫カフェへ。1時間1ドリンクで1400

円のところ、金曜サービスとかで1200円であった。14匹の猫ちゃんがいたが、ほぼ全員寝ていたよ。

午後のおやつ 高倉六角 「栖園」 琥珀流し 630

  

冬の3ヶ月お休みだった「栖園」の琥珀流し。3月中旬から再開している。4月は桜と小豆。何度も食べ

ても、私が一番好きな京都スィーツはこれどす。この後は大丸に行き、洋服を6枚買った。「送ってね」。

夜―1 御幸町三条 「つばき」 お通し:桜海老の茶碗蒸し、新玉葱のムースとホタルイカ芥子味噌和

え、鯛白子ポン酢と真子の炊いたん イタドリ胡麻和え添え、鱒の木の芽和え、焼き竹の子、桜海

老・新玉葱のかき揚げとホワイトアスパラフライ、フォアグラ味噌と半生このこ、スダチ煮麺(小)、

生ビール 700円×2杯、麦焼酎「兼八」ロック 650円×4杯 @1万3200円

  

  

  

6時半御幸町三条「つばき」に行く。御幸町と書いて「ごこまち」。この店に来るのは3回目なのだが、何

と料理長も3人目。今年2月に「祇園なん波」から来られた中村料理長は32歳のお若い方だった。お通

しは桜海老の茶碗蒸しでイキナリ旨い。期待が膨らむじゃないか。アラカルトで最初に注文したのは新

玉葱のムースとホタルイカ芥子味噌和え。この新玉葱のふわふわのムースが素晴らしい出来だ!思

わずカンドーした。鯛白子ポン酢も美味しいし。料理がとても繊細である。この人ならお店繁盛するね。

夜―2 寺町三条 「京都サンボア」 ジントニック、竹鶴12年、カマンベールチーズ @3000

今日京都最後の夜なので、近くの「京都サンボア」に行く。クラッシックな店だが、お店の方も気難しい。

                    _______________

4月 27日(土) 京都も東京も快晴

朝 堺町三条 「イノダコーヒ 本店」 京の朝食 1200円

  

京都に来ると基本朝ご飯食べないので午前中はグダグダしているが、今朝は6時半にサッと起きシャ

ワーを浴びる。段ボールを送ってからチェックアウト。朝7時から開店している「イノダコーヒ本店」に行く。

「イノダコーヒー本店」ではなく、「イノダコーヒ本店」である。一番人気の京の朝食を食べる。スクランブ

ルエッグとハムと生野菜、それにオレンジジュースとクロワッサンとコーヒー。1200円だが、私は好き

ではない。これならハンバーグかビーフカツかクラブハウスとかサンドイッチ類の方が良かったかなぁ。

昼 東京駅新丸ビル 「水連月」 麻婆豆腐ラーメン 1100

    旨くないのにまた食べた・・・

例によって新幹線の時間を早めて帰って来た。「大人の休日倶楽部」はひかりとこだま限定でのぞみに

は乗れないのだが、今日からゴールデンウィークで「大人の休日倶楽部」割引きは適用されない。つま

りのぞみを買っていたから変更するのもカンタンだった。11時半には東京駅に到着してしまった。小腹

が空いたのでまたもや美味しくないとわかっている「水連月」で麻婆豆腐ラーメンを食べる。君バカか。

夜 荒木町 「おく谷」 付きだし:ニンジンの煮付け、カレー大根 500円、チンゲン菜花お浸し500円、

      竹の子バターソティ 800円、若鮎の一夜干し 750円、牛肉コロッケ 800円、塩辛炒飯(ハーフ)、

      生ビール 2杯、麦焼酎 @7400円

  

  

留守中宅配便が来たんだよ、という不在伝票がたくさん入っていた。宅配便の人には私んちはイヤだ

ろうね。荷物多いのに、ほとんど居ないんだから。そうだ!イランにご一緒した方に写真送れと言われ

ていたんだった。慌ててイランで撮影した写真を40点選び、2枚づつプリントに出した。来週からの海

外に行く前には送らないとな。夕食は「おく谷」へ。前回来た時は、奥様が風邪でダウンされ、高齢のお

母様がお手伝いに奮戦していらした。「倒れられて大事な人だって実感したでしょ」とご主人に言うと、

「え?えへへへ」って。竹の子バターソティには実山椒がたっぷり。有馬ソティ?旨いよ。牛肉コロッケに

は和牛がた〜っぷり。美味しいねぇ。ソースかけなくてそのままがいいや。お約束の塩辛炒飯を〆に。

                    _____________

4月 28日(日) 晴れ

朝 無し

昼 家食 「おく谷」牛肉コロッケのふすまパンバーガー、トマトスープ、苺ヨーグルト

  

午前中だけで宅配便が7つも来た。その中には修理に出していたスーツケースも。届いたスーツケース

を開いて早速荷つくりでも始めるか。いや、明日でいいわな。昨夜「おく谷」で食べた牛肉コロッケが美

味しかったのでオミヤで買って来た。コロッケとキャベツをバウンズ型ふすまパンに挟んで昼食である。

 

夜 荒木町 「宮わき」 付き出し:鰯の梅煮、酒肴三種盛り 750円、宮古島枝豆塩茹で 550円、新

潟こごみ胡桃和え 450円、江戸前すみイカ刺身 900円、生桜海老かき揚げ 700円、すっぽん

〇鍋 2100円、塩煮麺 600円、生ビール 500円×2杯、麦焼酎Wロック 1200円×2杯 

@1万400円

   

  

今週火曜日にアップしたイランに行った週のパクパク日記。何人かの人から「イランで面白いんです

ね!」「イランがそんな国って意外です」と言った感想を頂いた。イランの続きのパクパクも作らんとね。

8時半までガンバッテから、日曜日も営業している「宮わき」に行く。賑やか。酒の肴的な料理はほぼ終

了。ご盛況で結構なことですなぁ。宮古島ではもう枝豆が育っているそうだ。この店で初めてすっぽん

〇鍋を食べる。〇鍋大好物だからうほうほ!旨いねぇ。生の桜海老のかき揚げは2個で1人前らしいが

ボリュームが多いと思って1個にして貰った。激しく後悔。こんなに旨いのなら・・・2個食べたかった!

               ______________

【今週の振り返り】

ゴールデンウィークが始まったみたい。何年もサンデー毎日の私には基本カンケーないものではある

が。この大型連休には有川浩の大ヒット作品「図書館戦争」シリーズの実写版映画が封切られる。実写

版映画ということは、既にアニメ版もあるらしい。調べたら2008年にアニメ化されたそうです。去年イン

スブルッグでこのシリーズを読み終えた私だから実写版のキャスティングはとても関心があった。笠原

郁は栄倉奈々かぁ。「熱血バカ」の郁はデカクて丈夫でなくてはならない。「怒れるチビ」の堂上篤は岡

田准一ね。郁よりチビで正義感が強いよか男でなければならない。准一君チビだし、いいか。手塚光役

には「あまちゃん」でアキが憧れる先輩を演じてブレイクしそうな福士蒼汰。劇団新感線☆の橋本じゅん

が玄田竜助役で出演しているそうだ。橋本じゅんファンとしては是非観たいぞ。

TBSテレビでは「カーネーション」で大ブレイクした綾野剛と新垣結衣の主演で「空飛ぶ広報室」を放映

中だし、ゴールデンウィーク明けの5月11日封切り予定の「県庁おもてなし課」では錦戸亮と掘北真希

が主演、「おひさま」で井上真央の夫役でブレイクした高良健吾が出演しているみたい。それにしても一

度に自分の作品が3作も映画化&ドラマ化されるってどんな気持ちなんだろうなぁ。

有川浩さんは高知県出身の41歳の女性小説家。多くの人は「浩」を「ひろし」と呼んでしまって男の作

家だとカン違いするけど女性だよ。「ひろ」さん。「塩の街」でデビューし、その後発表した「空の中」、「海

の底」と合わせて自衛隊三部作と呼ばれる。「図書館戦争」シリーズは別冊2巻を含めて6巻もある。そ

の他にも「シアター!」1,2巻、「3匹のおっさん」、「植物図鑑」など作品は多数ある。

これまでも、2年半前には「嵐」の二宮和也の主演で「フリーター、家を買う」がフジテレビでドラマ化され

てヒットし、その半年後には「阪急電車 片道15分の奇跡」が東宝で映画化された。

愛読している湊かなえの作品の映像化も凄まじい。デビュー作の「告白」の文庫版が200万部売れた

と思ったら、松たかこ主演で映画化され、日本アカデミー賞作品賞を受賞してしまったから驚くじゃない

か。3作目の「贖罪」はWOWWOWが小泉今日子主演で連続ドラマ化し、「境遇」、「夜行観覧車」もテ

レビドラマ化された。「往復書簡」の「二十年後の宿題」は吉永小百合主演の映画「北のカナリアたち」

になった。全部を観たわけではないが、原作とはかなり違ってしまっているものもある。映像だけ観た

方、是非原作を読んでみて下さいよ。きっと、本の方が楽しいと思うんだけどね。

それにしても、昨今のドラマってコミックか小説を映像化したものが多過ぎるんじゃないのかなぁ。オリ

ジナルの脚本ってダメなのかなぁ。まぁその世界のことはよくわからないけどね。NHKの朝ドラに出演

してブレイクすると、その後良い役が回っているんだねぇ。感心するよ。時間が無い中、何とか「図書館

戦争」は映画館で観たいと思っている夢子であった。  

                あんたもミーハーやニャア

             バックナンバーのトップへ       夢子倶楽部のトップに戻る

      ようやく4月4週アップに漕ぎ付けました。5月前半の海外分パクパクを

               作成しないうちに、中盤の海外に明日から出かけてしまいます。

     すんません。5月1週は24日か25日頃かなぁ・・・。すんません。