パクパク日記14年7月 2週

          アンゴラウサギとは全くカンケー無いアフリカのアンゴラの旅が始まった

      アンゴラの少年   カランドゥーラの滝

7月 7日(月) 雨 午後から降ったり止んだり

朝 無し

昼 新橋駅前ビル 稲庭うどん「七蔵」 バラちらし(小)と稲庭うどん(小)セット 1100円

    バラちらしは具だけ食べる

昨夜遅くまでウィンブルドンの男子決勝戦を観ていた。セルビア出身のジョコビッチが粘り強さを見せて

2度目の優勝。女子の勝者はチェコのベトラ・グビドバだった。グビドバって全部濁点がつく。グビグビ

飲んでドバっと食べるなんてね。出かける10分前まで市ヶ谷の法律事務所に行くつもりで準備してい

た。ヒョイと手帖を見てみると、テヘっ!それは明日の予定であって、今日はこれから新橋の美容院を

予約しているじゃないか。いやはやクワバラ。「予定通りに」美容院でカット&ダイを済ませてからは年

季のいった新橋駅前ビル2階にある「七蔵」に行く。1時半だったが、いつもの行列は存外短い。ご飯モ

ノの売り切れも未だ無いようだ。バラちらしと稲庭うどんの小にした。前回中を頼んでお腹がハチキレそ

うになったし。稲庭うどんは温かい胡麻汁のようなオリジナルの汁につけて食べる。う〜む、満腹だ!

夜 荒木町 「四谷うえ村」 (3人で) お任せコース(揚げ無花果の胡麻だれ、淡路島の鯖鮨、天草の

鱧の焼き霜・鰯鯨尾肉・本マグロのお造り、鱧の葛たたきと梅肉じゅんさいのお椀、長良川の鮎 

木の芽酢で フルートトマトと食用鬼灯添え、「紅瞳」という長崎のノドグロ塩焼き、揚げ煮賀茂茄

子「たちばな」雲丹載せ、根室の毛蟹と鱧の餡かけ、「未来」とうもろこし揚げ、鱧と山椒の炊き込

みご飯、赤出汁、漬け物、宮崎マンゴーバニラアイス最中)、ビール、焼酎W4杯 

@3人で5万6千円

  

  

  

  

K崎マリちゃんとマンションの1階で待ち合わせ。香港名物のクッキーをママ(K岩)から預かって持って

来てくれたのだ。そのお礼と昨年からいろいろ迷惑をかけたお詫びに「四谷うえ村」に向う。程なくオジョ

ーもやって来た。彼女の勤務先はジンボーチョーから飯田橋に引っ越して今てんてこ舞いらしい。マリ

ちゃんはもうすぐ二十歳だが、フライングのビールも要らんって。両親は好きなのになぁ。結局私だけが

酒を飲みながらご馳走を食べる。無花果の胡麻だれは蒸すのではなく揚げた無花果だ。鱧の焼き霜。

オジョーは生涯食べた鱧の中で一番旨いと言っていた。のどぐろは「紅瞳」という名前がつく上物だそう

で、確かに脂が上品で皮はパリパリと旨い。根室の毛蟹と鱧の餡かけも素晴らしい一品だ。実山椒が

ピリッと効いた鱧の炊き込みご飯も美味しい。子供の頃、妹アミちゃんと2人食べることにナーンモ興味

を示さなかったマリちゃんが美味しそうにパクパク食べて嬉しい。隣の男性客アメフット元選手だった。

                    _______________

7月 8日(火) 晴れ     沖縄・宮古島台風8号の影響で暴風域に

朝 無し

昼 市ヶ谷 「らいむらいと」 ライムライトハンバーグ(250g サラダ、ライス、ドリンク付き) 1580

  

今日こそ、市ヶ谷の法律事務所で打ち合わせである。今回から依頼した件の打ち合わせや先方の交

渉など担当弁護士の費用はタイムチャージ制になるのだそうだ。ムダ話しないようにしようと思ったの

に、ムダ話をしているのは私の方だった。前回見つけられなかった「ライムイト」はすぐ見つかった。な

ーんだ、ここかぁ。ハンバーグは50gごとにボリュームを増やせる。この店ご飯がムッチャ旨いのだよ。

夜 四谷三丁目 「鮨処 のがみ」 お通し:有機枝豆、銚子の活〆石カレイ エンガワとも 1290円、

志摩の〆胡麻サバ 1290円、境港の鱸切り身塩焼き 生と炙り 1290円、卵焼き、車海老 

970円、握り:新子3枚付け 2貫、鯵と雲丹、生ビール 2杯、麦焼酎ボトル @1万2850円

  

  

市ヶ谷の郵便局でお中元の支払いを済ませてから帰宅。明日出発するアンゴラ旅用のスーツケースを

作る。現地に着いて翌日から2泊3日用の荷物と分けねばならないから面倒だ。2泊3日用には普段持

っていかないキェリーケースを持って行くことにする。イヤだけど。昨日パクパクの6月2週をアップした

ばかりだが、明日出かける前にもう1週分アップしようとせっせと作成。ただでさえ超多忙であるが、帰

宅後宗匠から提出した連句の提出句がボツになったよ、というメールを発見。あぁ〜・・・。パクパクは明

日残りを作るとして、「鮨処 のがみ」で夕食を摂りながら苦吟することに。「この活〆石カレイ美味しい

ですね・・・・・え〜っとえ〜っと・・・・むっ、こんなのどうか・・・・グビグビ(ビール飲む音)・・・こりゃダメだ

なぁ・・・新子の3枚付け旨いっすね・・・え〜っとえ〜っと・・・・」ってな調子。帰宅後投句。治定して!

                    _______________

7月 9日(水) 降ったり止んだり  沖縄地方台風の影響で大雨   ドイツ7対1ブラジル

 バナナ

昼−1 荒木町 「宇な米」 うなぎ重(松) 3600円

 うなぎ大好き!

今日は出発日である。但し夜便だから時間はかなりある。早起きして旅に持って行くふすまパンを焼い

たり、パクパク日記の続きなどをやっているうちにブラジルとドイツの準決勝の結果が入って来た。なん

となんとブラジルが屈辱的な7点を失い、大敗。開催国の優勝は夢と消えた。急に空腹を覚える。これ

から行く国では美味しいものは期待出来ない。ならば高くてもうなぎ行ってしまおうか。何て旨いんだ!

昼―2 成田空港第二ターミナル 「さぬきうどん 讃兵衛」 カレーうどん 1008円

  

数日前から台風が来ていて沖縄地方で大雨が降っている。東京も朝から雨だ。パクパク6月3週を何と

かアップして手荷物を纏める。雨の中こんな荷物持って行くのもなぁ。よし!成田まで定額タクシーを頼

もう、ということで日本交通を予約した。集合時間に1時間も早く成田第二ターミナルに到着したのにほ

とんどの参加者は既に来られていた。私を入れても11人なのに、2人以前一緒だった人を見つけた。

この旅行会社リピート率高いからな。エミレーツ航空カウンターでチェックインした後カンタンなミーティ

ングがあり、その後解散。7時腹が減った。ラーメン食べるつもりだったがカレーうどんに変更。満足!

遅い夜 エミレーツ航空 ドバイ=成田 ビジネスクラス機内食

  

アメリカン航空のラウンジを利用してから83番ゲートまで移動。第二ターミナルのシャトルが廃止され

てから、80番台、90番台のゲートに移動するのがタイヘンだ。なるべく第二ターミナルを利用する航空

会社は避けよう、なんて気持がわいて来る。午後8時30分搭乗開始。数年前は最先端と思われたエ

ムレーツのビジネス席だが、他社がどんどん新しい座席を開発して来たから今は古臭い感じさえする。

天井に星座があればいいってもんじゃない。午後9時50分離陸した。映画「利休にたずねよ」を観る。

                    _______________

7月 10日(木) ドバイもアンゴラ・ルアンダも晴れ  1アンゴラ・クワンザAOA=約1円 米ドル使用

朝 ドバイ空港 エミレーツビジネスラウンジ 軽食

  

   エミレーツ航空ビルの屋根を清掃中           ドバイは砂漠の真ん中にある

日本とドバイの時差5時間。フライト時間10時間20分。午前3時ドバイに到着した。座席に敷いて貰っ

たマットレスの効果もあって1時間ほどウトウトした。ビジネスとエコノミーではバスで到着する場所が違

って添乗員のS藤さんから何度も携帯に電話があったり、広いエミレーツの建物の中をムダに歩き回っ

たりして汗びっしょりになった。何とか合流。何と乗り継ぎ時間が7時間もあるのだよ。ラウンジで朝食。

昼 エミレーツ航空 ドバイ=ルアンダ ビジネスクラス機内食

  

W杯アルゼンチン対オランダの準決勝はPK戦の結果4−2でアルゼンチンが勝った。AゾーンからB

ゾーンに移動。長い待ち時間だったが、午前10時過ぎエミレーツ航空アンゴラ・ルアンダ行き。ビジネ

ス席はガラガラで14席に5人しか乗っていなかった。フライト時間は8時間あるから、座席移動してゆっ

くり映画を観る。「神様のカルテ2」と「ルームメイト」。深田恭子と北川景子の怖い映画であった。時差

−3時間。午後3時到着予定だったが、2時半に到着。イミグレ手前でイエローカードをチェックされた。

夜 アンゴラ・ルアンダ 「CAIS de QU4TRO」 オリーブとツナペーストの前菜、野菜スープ、海老

のグリル、持参のふすまパン)、生ビール 5j、ポルトガル赤ワイン(ハーフボトル) 27j

  

  

上空から見た首都ルアンダの町は赤茶けていた。空港近くには無数のバラックがビッシリ押し合いへし

あいしていた。南アフリカのケープタウンやケニアのナイロビの空港近くでも見た風景だ。世田谷にある

大使館に2度も行って、写真だの銀行で英文残高証明書などを揃えて苦労して取ったビザなのに、イミ

グレでは見もしなかった。何だよ、見てちょーだいよ!イミグレはさっと通ったのに、バゲージクレームで

待つこと1時間。やっとスーツケースが揃った。アンゴラ滞在中ずっと案内してくれるドライバー兼ガイド

は英国人のポールさん。2台目のドライバーはアンゴラ人のキカスさんだ。ポールさんは現地旅行社の

社長でもある。喧騒とした市内はとんでも無い車の数。いつだって渋滞で3`先に行くのに2時間かか

ることはザラだそうだ。4つ星ホテルのスカイネ着。フツーのホテルって感じなのだが、ルアンダでは☆

一つが100j相当。つまり1泊400jもするそうだ。ルアンダは「世界一物価が高い」街でもあるのだ。

夕食は海辺のお洒落なレストランで。「皆さん、これが最初で最後のセットメニューです。明日からの食

事はすべてヴュッフェです」・・・・ガクッ。小鉢に入ったオリーブとツナペーストの前菜だけで15j。さす

が「世界一物価が高い」。グリルした海老は4尾もあった。ポルトガルワインハーフで32jもしたぞ!

                    _______________

7月 11日(金) アンゴラ・ンダラタンドもカランドゥーラも晴れ

早い朝 アンゴラ・ルアンダ 「SKYNA IN」 朝食ヴュッフェ、持参のふすまパン

          放棄された内戦時代の戦車

午前のお茶 バオバブの木の下で コーヒーとお菓子

  

既に旅は3日目となった。未だ何もしていないのに、と狐につままれたよう。今日の移動距離は380`

だが、出発は何と午前6時。朝食時間もバゲジダウンも5時半だから、私は3時45分に起きた。ロクに

寝ておれん。「大渋滞都市ルアンダ」だからなるべく早く出発して町を脱出したいらしい。2台のランドク

ルーザーは乗る車を添乗員のS藤さんが作成したローテーションに従う。今日は2号車で一番前の席

だ。こんなメチャクチャな運転する車とどこでも横断しようとする歩行者を縫って運転するってタイヘンだ

よ。緊張して乗っているからカラダが強張ってしまった。1時間後ガソリンスタンドでトイレ休憩。2時間

後大きなバオバブの木の下でお茶休憩。150mほど離れた学校から子供達が全力で走って来る。誰

か来たよ〜って。お金やお菓子を強請ることも無く、笑いながらジッと私達も見つめる。擦れていない。

T中さんが折り紙をプレゼントし出すとオトナシイ彼らも興奮。キカスさんが折り方を説明して人気者。

  

        ポルトガルに反旗を翻したジンガ女王像          ポサンローゼの花         植物園の中にあるガシュマルの木

11時ンダラタンドの町に到着。 向こうの山の方にはミネラルウォーターの採取場があるそうだ。町の

真ん中の広場にはジンガ女王の像があった。17世紀アゴラを領有していたポルトガルに反旗を翻した

ことから数百年経つ今でもアンゴラの英雄だ。郊外の植物園は以前ポルトガル人大金持ちの個人庭園

だったそうだが、今は国営化され植物園として開放さrている。特に珍しい植物なんて無いんだけどね。

昼 ンダラタンド 「MIRADOURO」 アンゴラ料理も入ったランチヴュッフェ、持参のふすまパン

  

ランチは町の3ッ星ホテルのレストランでヴュッフェ。ヴュッフェ料理には、地元料理でキャッサバ原料

の餅のようなフンジとかムアアンバという肉と野菜を椰子油で煮込んだアンゴラ料理もあった。野菜の

コンソメスープが美味しくて3杯もお替り。この国の人々にとってヴュッフェ料理は高値の花だと知った。

  

                      ヴィクトリアの滝に次いでアフリカでは2番目に大きなカランドゥーラの滝

本日これだけの距離を移動して来たのもカランドゥーラの滝を見るため。アフリカで最も大きなヴィクトリ

アの滝に続き、2番目に大きい滝がカランドゥーラの滝である。一旦ホテルに寄ってトイレ休憩してから

滝に向かう。今年は1月に南米のガイアナでオリンダイクの滝やカイエンチュールの滝を見た。5月に

はクック諸島ラロトンガ島で国一番というウィグモアの滝というちっちゃな滝も見た。滝づいている年で

ある。ホテルから車で20分程の場所に滝はあった。展望台の前には大きな石がゴロンコロンと横たわ

っている。おぉ、これカランドゥーラの滝かぁ。高さ約100メートル、幅約500メートル。美しい滝だ。12

年前に終わった内戦だが、内戦激しい時はこの滝から流れる川を挟み銃撃戦が行われたのだとか。

夜 カランドゥーラ 「HOTEL YOLAKA」 ディナーヴュッフェ、持参のふすまパン、ビール 3j、ポ

ルトガル赤ワイン(ハーフボトル) 11j

  

           プレハブ製の客室が並ぶ              究極のシンプル客室              ロングドライブ後のビールは旨い!

  

今夜の宿はこの旅で一番質素だと聞いていたが、ホンマホンマに質素だった。だいたい客室はプレハ

ブだし・・・。客室の中はシングルベッドと椅子1脚、テレビ、とても小さな浴室。スイッチを入れるとゴーっ

と大きな音がするクーラーがあるのが救いだった。これまでもツライ宿にはいろんな所で泊まって来た

が、ワースト1はどこだっただろう。う〜む・・・ブラジルの北パンタナールかなぁ。シングルベッドが3ツ

並んでいる寝室はともかく、いつ行っても洗面シンクとトイレに大きなカエルがゲロゲロっと座っている

のだ。そこに3泊した・・・。夕食もヴュフェだが生ハムが良い酒の肴となる。スープがあるのが嬉しい。

                    _______________

7月 12日(土) ペドラス・ネグラスもカブタも晴れ    W杯 オランダ3対0ブラジル

朝 カランドゥーラ 「HOTEL YOLAKA」 ディナーヴュッフェ、持参のふすまパン 

     内戦時代政府側が破壊した橋 

       ペドラス・ネゴラスの奇岩・カエル             ジンガ女王の足跡(?)           ペドラス・ネゴラスの奇岩・猿の首(右向き)

5時半起床。南半球のアンゴラは今冬。一昨日空港に着いた時から涼しいなぁと思っていたが、今朝な

ど寒くて寒くて。客室に電話が無いのでモーニングノックに来られた添乗員のS藤さんはジャンパーを

着込んでおられた。存外悪くなかった朝食を摂って8時出発。この辺りは内戦時政府側のMPLA(アン

ゴラ解放人民運動)が反政府側(UNITA(アンゴラ全面独立民族同盟)の侵攻を必死に食い止めた地

域で、昨日通過した橋も内戦時はMPLAによって破壊された。橋の近くには今も地雷が埋まっている。

今日は1号車でドライバーはポールさん。1時間半で今日の最初の目的地ペドラス・ネゴラスに到着。

「黒い岩」という意味で、大昔はここが川の底だったと言う。長年の水や風の浸食で巨大な奇岩が野っ

ぱらにゴロンゴロンしている。あれはカエル、こっちは駱駝、あれローマ兵・・・。中には「ジンガ女王の

足跡」と神聖な場所と囲ってある場所もあったりして。まさかぁ。かつてリビングストンもここに来た由。

昼 クワンサ川沿いの特設レストラン ランチヴュッフェ(カブタファームのケータリング)と持参のふ

      すまパン、N幡さんバスデーケーキ

   

        遅れてケータリングのトラック到着             たちまちヴュフェが準備され             遅いランチを頂きます

N幡さん〇〇歳のお誕生日                           標高350bから1000bの1本道

昨日の早朝首都ルアンダを出発してから、ずっと舗装道路を走って来たが、途中から未舗装道路へ。

これがまたとんでもない悪路で揺れること揺れること。舌を噛みたくないから喋らない。今日のランチ場

所は内緒と言われた。クワンサ川の急流からちょっと入った場所でサプライズが待っているハズであっ

たが・・・。あるハズらしいセッティングが無いとポールさん激怒。今夜泊まるホテルのケータリングで屋

外に特別レストランが設営されているハズだったらしい。待つこと20分。ようやくテーブルや椅子、料理、

サービススタッフなどを載せた大型ドラックが到着。暫くポールさんに怒鳴られていた。20分で設営終

了。特製ケーキがシズシズと運ばれ、参加者のN幡さんの誕生日お祝いランチ。N幡さんは昨年フラン

スの旅でもご一緒したが、この旅行社の旅で誕生日を祝われるのは3回目なんだとか。おめでとう!!

 長さ980キロbのクワンザ川上流                   標高1000bにあるコーヒー園から見た夕景

夜 カブタ 「コーヒー農園内 カブタファーム」 ディナーヴュッフェ、持参のふすまパン、ハイネケンビ

ール 3j、ポルトガル赤ワイン(フルボトル) 25j

  

日本で言えば県知事クラスの有力者が経営するコーヒー農園。広い敷地には従業員達のための病院

や教会、学校などもあるそうだ。併設されたショップでコーヒーを購入。敷地内のビューポイントに夕陽

を見に行った。そんなことして到着してから随分時間が経過していたのに、客室に入ろうとするとベッド

が足りないと慌てて客室に持ち込んだりして、またポールさんに怒鳴られていた(笑)。電気は点くし、ト

イレの水も流れたし、クーラーも効くからグッド。プレハブじゃないしね(笑)。しかし、宿泊棟とレストラン

が離れていて真っ暗な道を懐中電灯の灯りを便りに500bも歩かねばならない。でもポルトガル赤ワ

インがフルボトルで25jだったから許すか。午後9時からW杯ブラジルとオランダの3位決定戦。開始

3分でオランダがペナルティキックを決め1対0。更に17分にオランダが追加点で2−0。決まったな。

                    _______________

7月 13日(日) 晴れ          W杯決勝 ドイツ1対0アルゼンチン ドイツ4度目の優勝!

朝 カブタ 「コーヒー農園内 カブタファーム」 朝食ヴュッフェ、持参のふすまパン

国営放送の取材を受けるI上さん             雲ひとつない青空!

昨夜のブラジル対オランダの3位決定戦は3−0でオランダが勝ったそうだ。開催国ブラジルも準決勝

の大敗に続いての完封負けだから国内は荒れるだろうなぁと心配したら、やっぱり一部の都市で暴動

が起きたとか。また500b歩いて朝食に行くと、テレビクルーが数人いてサビシイ内容の朝食を食べる

私らをずっと撮影している。彼らは誰だ?何でもアンゴラ国営放送のスタッフでアジアの国からわざわ

ざ観光客が来た!ってことで、観光大臣に随行しているテレビクルーが取材に来たのだそうだ。添乗員

のS藤さんに続いて、お客さんにもインタビューしたいと言われて、私や他の参加者はサーッと逃げた

が、英語が達者なI上さんは堂々と英語で取材を受けられた。エライ!ロングドライブの今日は助手席。

         コーヒー園からほど近い集落で車を止めると、わらわらと子供も大人も集まって来た

昼 カシュエイラスの滝 チキンと野菜とライスの弁当、コーラゼロ

  

     舗装道路はいいのだ・・・                    沿道の日干し煉瓦の家             カシュエイラスの滝が見えてきた                   

  

           これが今日のお弁当                     カシュエイラスの滝               子供がジャンプして一回転!

お弁当を今朝チェックアウトしたホテルと道化入れるのホテルで受け取り、2度のトイレ休憩を取った以

外はひたすら車を走らせる。前半は未舗装道路で首がガクガクになったが、やがて舗装道路に入って

思わず拍手!朝いた標高1000bからどんどん高度を下げて走る。いくつもの日干し煉瓦の村を通過

して約6時間ドライブ。午後2時前にランチ場所のカシュエイラスの滝に到着した。滝を眺めてランチ!

午後のお茶 ポルトアンボイム 「何ちゃら言う店」  紅茶

夜 キッサマ国立公園 「クワンザ・リバー・ロッジ」 ディナーヴュッフェ、ハイネケンビール 3j×2

      杯、ポルトガル赤ワイン(フルボトル) 25j

  

  

     勝ちを譲らないドイツとアルゼンチンは延長戦に突入。とうとうドイツが得点しW杯ブラジル大会の頂点に!

大西洋に面するポロトアンボイムに到着したのは午後5時だった。1000bの標高を下りて来たことに

なる。内戦前は世界第4のコーヒー産出国だったから、ここの港からコーヒーは積み出されたし、その

ずっと前は主に南米に向けて大勢のアンゴラ人が奴隷として売られて行った。お茶を飲んで休憩して

キッサマ国立公園に向う途中で日没。真っ暗な道をヒタスラ飛ばして午後7時40分ようやく国立公園内

にあるクワンザ・リバー・ロッジに到着。乗っているだけでもヘトヘトだから、運転していたポールさんと

キカスさんはシンドそうだ。暗い中でロッジタイプの部屋に落ち着くまでが大騒ぎで、夕食レストランに

座ったのは午後8時半だった。テレビではW杯の決勝戦。ハイネケンを2本飲んだ後は今夜も赤ワイ

ンのボトルを頼んでと。決勝戦をやってるのに、皆さんさーっと部屋に引き上げられてビックリ。I上さん

と添乗員のS藤さんと3人でじっくり楽しんだ。延長戦後半でドイツがゴールを決めてそのまま試合終

了。1位:ドイツ、2位アルゼンチン、3位オランダ、4位ブラジル・・・。順位は関係ないわな。最終勝者。

                    _______________

【今週の振り返り】

アンゴラ共和国。「何か聞いたことあるんだけど、どこにあるんだっけ」。出かける前、何人もの人がそう

言った。「聞いたことある」って?それはアンゴラ共和国のことではなくって、アンゴラうさぎのことではあ

りませんかぁ?あの、毛がふわほわしたお人形みたいなうさちゃん。あんな愛らしいうさちゃんなのに、

毛を毟られる時の残酷さが可哀想過ぎると批判集中されたアンゴラうさぎである。トルコの首都はアン

カラ。そのアンカラは昔アンゴラ(Angora)と言われていた。その地方が原産のうさぎだからアンゴラう

さぎ。そのアンゴラとカン違いしている人がとても多いらしい。アンゴラ(Angola)共和国は、アフリカに

ある国なのでーす。

そのアンゴラ共和国の首都はルアンダ(Luanda)。同じくアフリカにあってゴリラや1990年代に大虐

殺事件があったことや小説や映画にもなった「ホテルルワンダ」で有名な国はルワンダ(Rwanda)であ

る。アンゴラ共和国の首都ルアンダは、世界一物価が高い都市であることでも知られているのだ。毎年

「メーサー」という会社が調査している「世界生活費調査」の2013年の結果は、それまで堂々1位であ

った東京を押しのけてトップに踊り出たのはルアンダだったのだよ。因みに2位はモスクワで、東京は3

位転落。残念なことに、これは東京の物価が安くなったというわけではなく、ニューヨーク物価を標準に

しているため対ドル為替レートの影響で3位東京になっただけなんだけど。ルアンダの物価高の主な理

由は生活物資をほぼすべてを輸入に頼っていることと、家賃など不動産関連物価が異常に高いのは、

40万人規模の都市ルアンダに約500万人が押し合い圧し合い暮らしていることが背景にある。ルアン

ダの1LDKの家賃は50〜150万円。しかも半年分一括前払い!そんな部屋でも雨漏り、停電、断水

はよくあるんだそうで。ダイヤモンドや石油、金、銀が豊富で、それらに関わる一部エリートがバカ高い

物価の消費を支えている。ルアンダの高級スーパーを覗いてみたら、レタス1個1000円、トマト4個で

1000円、トイレットペーパー4ロール700円って感じだった・・・。

アンゴラ共和国はアフリカのどの辺にあるか。南アフリカの北西にあるのがナムビア。そのナムビアの

北、ザンビアの西、コンゴ共和国の南に位置している。西側は大西洋だ。国の大きさは日本の3、3倍。

人口は約2000万人、その4分の1の約500万人が首都ルアンダとその近郊に住んで、毎日大渋滞を

巻き起こしている。

1975年独立するまで、アンゴラはポルトガルの植民地であった。1575年から1975年までの400年

間である。この間ポルトガルはアンゴラを奴隷と銀の供給源としてみなし、それは多くの人々が奴隷と

して船に積み込まれ、アメリカ大陸に送られて行った。15世紀から18世紀にかけて、アフリカ大陸から

5000万人もの奴隷がブラジルや北アメリカなどに送られた。奴隷の三角貿易で、ヨーロッパは大いに

潤い、アフリカ大陸は若手労働力を大量に失って人間で言うなら骨と皮だけになってしまった。

独立するまでの14年間アンゴラ独立戦争を戦い、1975年独立を達成した直後から、今度は内戦に

突入する。内戦といいながら、アメリカとソ連、キューバと南アフリカなどが次々に介入して当時の冷え

切った東西冷戦の代理戦争の様相を呈した。この内戦は27年も続き、アンゴラの国土は荒廃した。内

戦が終わってから僅か12年しか経っていない。内戦の話などは次の回でね。

                 アンゴラ山羊ってのもいるよニェー

                    バックナンバーのトップへ       夢子倶楽部のトップに戻る

           * ほとんどの方は読んでおられない 7月 1週  はクリックね

             暑中お見舞い申し上げます・・・・・・・ぐた〜〜〜。