パクパク日記14年8月1週

            今年もまたチロル地方のインスブルックで夏を過しに来ました!

       クリスタルワールド ドイツ最高峰を望む

8月 4日(月) 晴れ 風あり

朝 家食 卵トーストサンド、ヨーグルト

昼 新橋 「末げん」 かま定食(ご飯少な目) 1080円

  

台風12号の影響で大雨が続く九州と四国地方。1ヶ月分の雨が数時間で降るなんて異常な降り方が

あちこちであって心配である。大汗かいて新橋の美容院に行く。11時開店なのに10時55分に着いち

ゃった。主人のH塚さんが私の顔見て慌てているので早過ぎたのかと思ったら「え?明日でしょ?予約

明日でしょ?」。「8月4日月曜日11時に予約したでしょうにぃ」。また私ボケかましたかと心の中は不安

になりながら態度は強気に。予約表パラパラ。「あっ、ホントだ。今日だぁ」と彼がポリポリ頭かいている

と、後ろから「11時に予約しました」というお婆ちゃんが入店。そんなこともあるんだね。必死の早業で

やって貰ったせいか、普段2時間のカット&ダイが1時間20分で終わったよ。その分「末げん」でかま

定食に早くありつけた。ひと口目から最後のひと口までずっと「しあわせ〜」と言いながら食べたのだ。

夜 荒木町 「おく谷」 お通し:叩き長芋とおくら、新物ワカメとトマトとオニオン 800円、合鴨赤ワイン

煮 800円、茹で立て茶豆 600円、カレー大根 500円、能登もずく酢 450円、蟹コロッケ 

800円、生ビール 2杯、「吉四六」ボトル @1万2420円

  

  

帰宅して本格的に旅の準備を始める。既に3年目となるインスブルックであるが、16日間と長い期間

である上、「滞在」というフツーとは違う旅なので準備もパキパキとは行かない。いちいち「えーっと」と考

え考え進めるのでやたらと時間がかかる。パクパクも2週分作って行きたいところだけど、それはムリ

かな。遅い夕食は「おく谷」に行く。前回食べて美味しかった新物ワカメとトマトとオニオン何とも新鮮で

いいなぁ。合鴨赤ワイン煮も柔らかくてとても美味しい。必ず食べる塩辛チャーハンを今夜はガマンだ。

                        ______________

8月 5日(火) 晴れ 35度の酷暑! 相変らず四国に大雨

朝 家食 卵トツナトーストサンド、ヨーグルト 

昼 家食 「うす家」のカレーうどん、バナナ

  

今夏最高の暑さである。どうしても外に出る気にならず、家でカレーうどんを食べて大汗かいた。アハ

ハ。中国雲南省では強い地震で大きな被害が出て、国内では相変らず四国九州地方で大雨が続いて

いる。いつまで降っているんだ!香港在住のK岩は何とか高知の実家から香港に帰国したとオジョー

から連絡があり、ホッとした。今朝STAP細胞論文騒動で注目を浴びた理研の笹井副センター長が自

殺した。そうせざるを得ないところまで追い詰められたのだろうが、優秀な人材を失ってしまった何とも

虚しい気分である。スーツケースようやく完成させた。今回は羽田空港だからパク預けずに持って行く。

夜 四谷三丁目 「鮨処 のがみ」 お通し:硬茹で茶豆、K、鹿児島の活〆石カレイとエンガワ 1290

円、福岡の白イカ 970円、小柴の穴子白焼き 1080円、生甘海老 860円、(イカえんぺら甘

海老卵和え)、焼き立て卵焼き、握り:新子、新イカとげそ、生ビール 2杯、麦焼酎ボトル 

@1万1000円

  

  

  

出発前夜の今夜は鮨だな。「鮨処 のがみ」に行く。実に丁寧な仕事をされる誠実なご主人と、達筆で

きき酒師で陽気な奥さんのお店である。奥さんとは機会があれば、連ドラ話をするのがお約束になって

いる。この時期の楽しみは、新子と新イカ。いずれはコハダになるつもりだった新子は、何枚付けかし

ないと鮨1貫を握れない小ささである。ごく短い時期食べられる贅沢を噛み締めて頂いた。ご馳走様!

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8月 6日(水) 晴れ 今日も東京は35度と暑い! 

第1食 家食 卵トーストサンド、ピクルス(大根、セロリ、人参、豆)、ヨーグルト

  

出発日の今日は6時に起きた。今日は広島に原爆が投下されてから69年目となる。昨夜完成させた7

3週はアップ出来たが、4週は途中で時間切れになった。また帰国してからね。朝食はSブーから貰

った野菜のピクルスとトーストサンド。大根や人参、セロリなどをポリポロと齧る。今日もまた暑そうだ。

第2食 羽田空港ANAラウンジ きつねうどん、稲荷寿し、ちょびっとカレー

第3食 ルフトハンザドイツ航空 羽田=フランクフルト ビジネスクラス機内食(洋食)

  

第4食 ルフトハンザドイツ航空 羽田=フランクフルト ビジネスクラス機内食(和食)

    うなぎだよーん

スーツケースが大小2つあるし、もの凄い暑さだし、出発は羽田空港ということで空港までは定額タクシ

ーで向かった。タクシー降りて出発カウンターまでの僅かな距離を歩くだけで朝びっしょり。受け付け済

ませて荷物預けてまた汗びっしょり。アイパッド用のルーターを借りて使い方を聞くだけで、滝のような

汗が流れた。これだけ汗を流すと腹が空く。ANAラウンジでうどん+稲荷寿し+カレーの3点セット。ち

ょっとずつだから許してちょ。ルフトハンザ航空フランクフルト行き。私の席4−Dは、左右2列並ぶ前方

側に1席だけ真ん中にポツンと浮かんだような席だった。「見せしめ席」のような「お仕置き席」のような

感じで落ち着かないこと夥しい。ご飯食べていても、寝転んでいても、欠伸していても右側も左側も人

が通るんだよ。ったく、って感じさ。そんなことで一睡もしないまま11時間、夕刻フランクフルトに到着。

第5食 チロリアン航空 フランクフルト=インスブルック ビジネスクラス機内食

ルフトハンザ航空傘下のオーストリア航空グループチロリアン航空で21:15発インスブルック行き。小

さなプロペラジェット機である。この飛行機からアルプスを眺めるのが楽しみなのだが、今回は夜なの

で真っ暗さ。本日5回目となる食事はちょっとつついただけで赤ワインを飲む。10時過ぎようやく到着し

てホテルに向う。1年ぶりのインスブルック。1年ぶりのホテル・オイローパ。部屋でウィスキーグビっと。

                        ______________

8月 7日(木) インスブルックは雨のち曇りのち晴れ もちろん涼しい 1ユーロ=約141円

朝 インスブルック・ホテル・オイローパ「シュトゥーベル」 朝食ヴュッフェ、持参のふすまパン

    あら?味噌汁飲める味になったじゃないの

昨夜は午前1時頃寝たのだが、5時過ぎ足が攣って起きてしまった。昨年に続いて、お願いしていた部

屋が塞がっていて、その部屋に移動するのは今日となる。1泊だけで部屋変更するため、シャワーを浴

びてから早くもパッキングした。朝食は3年連続同じグループになったI山さんとお連れのO橋さんと。 

  

          現地コーディネイト会社代表Mラスさんによるインスブルックの街オリエンテーション 市場や商店、旧市街を回る

  

 交通の要所でモーツアルトやゲーテもこの町を通った         世界遺産の黄金の小屋根         オーストリアにカンガルーはいない

8月6日発ホテル・オイローパ宿泊16日間コースY田グループの参加者14人のオリエンテーションは

9時15分から。週2回の夕食を除けば、帰国するまで全体での行事らしいものはこれだけ。あとはすべ

て自由である。Mラスさん、お久し振りです、また来ましたぁ。現地コーディネイト会社の代表のMラスさ

んが案内役だ。昨夜空港で出迎えてくれたのはMラス夫人のYナセさんだった。3年目だから私にオリ

エンテーションは必要ないのだが、同行者もいることだしお付き合いしますか。外に出ると、昨日の東

京の暑さが信じられないほどのハダ寒さだ。ここがマリア・テレジア通り、あれれ凱旋門は修理中だわ。

ここ市庁舎ですよ、1階で女性の水着を売っていますけど市庁舎の建物なんです。ここは市場、ソーセ

ージの味見してみましょうか・・・野菜も果物もチーズも安いでしょ・・・あれが世界遺産黄金の小屋根。

昼 インスブルック・ホテル・オイローパ「シュトゥーベル」 カボチャとココナッツスープ カプチーノ仕立

て、薄切りビーフのグリル ペッパーソース パプリカポテトのシュトゥルーデル、ヨーグルトスフレ

べりーソース、持参のふすまパン、生ビール大 5ユーロ

  

オリエンテーション午前の部が終わり、ホテルのレストランで昼食会。毎日の朝食と到着翌日の昼食、

それに毎週水・日曜日の夕食はホテルで食べるが、あとはすべて自由食である。食事の間に自己紹介

タイムがあった。トップバッターは私だって。「酒呑み仲間でありまして、夫婦ではありませんから!」。

夜 インスブルック 「バウアーンケラー」 ミックスサラダ小 4,1ユーロ、狩人料理ポークフィレのグリ

ル 15,7ユーロ、ピルスナービール大 3,2ユーロ、白ワイン 2,3ユーロ、赤ワイン 2,3ユー

ロ @チップ込みで32ユーロ

  

昼食の後は客室の移動。3階内側の部屋から、2階表側の角部屋に移った。スーツケースを開ける間

もなく、午後の中央駅のオリエンテーションが始まる。帰国日まで過し方は自由であるが、毎日数種類

用意されるエクスカーション(数時間から一日までの小旅行)に参加する時など、中央駅で集合して汽

車に乗ったり、バスに乗ったり、市電に乗って出かけるのである。途中で皆さんと別れて中央駅地下に

あるスーパーへ。うっかりしてリステリン(マウスウォッシュ)を忘れて来たりしてね。ホテルに帰って、荷

物の整理をするも寝不足のせいか、5分やって2分休憩という超ノロマぶりでエラク時間がかかった。

食事は自由食と言いながら、誰か仲間が欲しい人、どこの店に行って良いかわからな人のために「今

夜は〇〇に行きましょう」というお誘いがロビーの連絡板に掲示される。今夜はホテルからすぐの「バウ

アーンケラー」で案内役はY田さん。行こう!博多から参加のS安さん夫妻と5人だ。私は小さいサラダ

と豚肉料理を注文したが、皆さん盛りの多さにアタフタ。インスブルックはビールもワインも安くていい。

                    ________________

8月 8日(金) インスブルックは快晴!

朝 インスブルック・ホテル・オイローパ「シュトゥーベル」 朝食ヴュッフェ、持参のふすまパン

昨日夕方フランスのアルザス地方のストラスブールから到着されたH田さん・K山さんご姉妹に朝食レ

ストランでお会いした。ご姉妹は今年で夏4回目、冬も1回いらしていて毎年30日滞在という「最長不

倒距離記録保持者」である。「ストラスブールも良かったけど、やっぱりインスブルックがいいわ」って。

午前のお茶 ノルトケッテ山頂 「Hafelekaratub‘n」 カプチーノ 2,6ユーロ

  

       ノルトケッテとは「北の鎖」の意味           雲の下はインスブルックの町       あそこまで行けば頂上

 

         Sイチロー氏も含め頂上に挑む面々          私はこの高さでお茶              ほら、あそこまで行って来たんだよ

今日は良い天気である。「よっしゃー!」である。インスブルックの北側に高い屏風のように連なる山々

ノルトケッテ(北の鎖)は、この町の象徴のような存在である。登るのは3回目。一昨年は晴れたものの

昨年は霧の中であった。ま、「登る」と書いたが、標高500数十bの市内からケーブルカーで標高800

bへ、1本目のロープウェイで1900b、さらに2本目のロープウェイで2200bまで連れて行ってくれる

のである。山頂駅からは56メートル自分の足で登らねばならないが、そこは私パス。皆さんがハァハァ

と往復している時、私は写真を撮ったりお茶している訳さ。で、今年は素晴らしい眺めを満喫したのだ。

昼 インスブルック 「シュティフツケラー」(2人でシェア) 6本の焼きソーセージとザワークラフト 7,

      ユーロ、自家製ラザニア 7,5ユーロ、コカコーラライト 2,6ユーロ

    ラザニア旨い!

下りの途中駅でお茶したりゆっくりされるというエクスカーション参加の皆さんとお別れしてSイチローと

町まで下りて来た。午後の予定があるから早お昼にしたいのだ。位置的に丁度良いという理由もある

のだろうが、ノルトケッテ帰りのランチは必ず「シュティフツケラー」になるなぁ。いつも6本の焼きソーセ

ージとザワークラフトを食べて来たが、今日は2人だから自家製ラザニアも注文してシェアしよう。近く

にあるインフォメーションに寄る。インスブルックが誇るヴィルテン少年合唱団のコンサートチケットを買

うためである。コンサートスケジュールを見ると・・・な、な、何と今月はずっと中国公演で留守だって!

午後のお茶−1 スワロフスキー・クリスタルワールドカフェ カプチーノ 2,8ユーロ

    

       インスブルック郊外にあるスワロフスキー・クリスタルワールドは水を吐き出す巨人の口から入る

  

スワロフスキーの工場とカフェ 

インスブルック中央駅前から出るスワロフスキー・クリスタルワールド行き午後1時発のバスに乗る。東

15`走ったヴァッテンス村にあるスワロフスキーの工場に併設して19年前造られたクリスタルワー

ルド。カンタンに言えば、クリスタルのテーマパークかな。30分弱走って着いてみると、あちこち掘り返

して大工事中。どうも現在の施設に増設中らしいぞ。完成は来年の5月とある。そのお陰でチケット売り

場はプレハブだ。旅行社からプレゼントされたインスブルックカードを使えば48時間公共交通機関や

観光施設の入場料など無料になるので、午前中のノルトケッテもここもそれを利用した。中に入ると世

界最大と最少サイズの水晶とか様々な幻想的な世界を体験できる。私は連続3年も来ているけどね。

午後のお茶―2 インスブルック中央駅 「マックカフェ」 アイスカプチーノ 2,49ユーロ

    去年はもっと旨かったが

夜 インスブルック 「ディ・ピッツェライ」(2人でシェア) カプレーゼ 12ユーロ、スパゲティスーゴ(ミー

トボール) 10ユーロ、カプリチョーザピッツァ 9.7ユーロ、生ビール 2,3ユーロ×3杯づつ 

@チップ込みで26,5ユーロ

  

    2分割にしてくれたのは店の心遣いらしい

スワロフスキー・クリスタルワールドのlカフェでお茶を飲みながら滞在中のスケジュールについて打ち

合わせをした。私は3回目だし、根が怠け者だから「自由日」が多い方が嬉しい。Sイチロー氏は初のイ

ンスブルック滞在だし久々の海外だからあちこち行きたい。でもまぁ、疲れも考慮しテキトーに休息日を

入れないとね。ということで明日の遠出は取り止めることに。夕食はホテルから徒歩5分位のイタリアン

「ディ・ピッツェライ」を予約している。昨年2度も出かけたお気に入りの店の1軒だ。昨年はワインの旅

で知り合ったM浦夫妻と8日コースで参加したR子さんと一緒だったから、連日白ワインに赤ワインの

ボトルを開けて飲んだものだ。もっともワインはM浦さんのゴチで申し訳なかったが。Sイチロー氏は生

ビールしか飲みたくないそうだ。で、私も今年はビールばかり。カプレーゼが素晴らしく美味しかった。

隣のテーブルで食事していたインスブルック大学(たぶん)の学生(たぶん)男女6名の食べっぷりを見

てタマゲタ。生ハムだのソーセージやサラミなど目を剥くほどコンモリ盛り上げた大皿をペロリと食べて

しまっただけで感心していたのに一人一皿ずつパスタやピッツァを注文して食べているのだよ。ゲップ。

                    ________________

8月 9日(土) 曇り 昼から雨

朝 部屋食 バナナ、香港ジェニークッキー、津軽せんべい、オニオンスープ(たまねぎのちから)

  

昨夜食事を終えてレストランを出ると、未だ昼間のように明るくとても涼しかった。日本では未だ茹だる

ような暑さだろうなぁ。寝ている間に2度も足が攣ってロクに眠れなかったのだが、3時半にはM子から

メールが送られて来てまた飛び起きた。「時差を考えて」というのはもう諦めている。旅行会社の配慮で

各部屋には湯沸し器が備えられている。お湯を沸かしてスープや香港のクッキーなどでカンタン朝食。

電話がかかって来た。パジャマと髭剃り一人で買いに行けた?フツーは一人で買えるもんじゃないの。 

昼 インスブルック 「THAI―CI―BA」 トムヤムクンスープ 4,8ユーロ、パッタイ 15,5ユーロステ

ィルウオーター 2,6ユーロ

  

  

           「宮廷教会」の26体の青銅像とマクシミリアン1世の霊廟                 晴れた日の王宮

  

チロル地方ローマカトリック総本山でもある大聖堂には中央祭壇の「救いの聖母」やパイプオルガンなど見所も多い

午前中は日本語放送のJSテレビを観たり、スーパーに買い物に行ったりしてのんびり過した。ランチ

は市庁舎の建物内にあるタイ料理レストラン。市庁舎職員にも大人気の店と聞く。昨年と同じく辛いト

ムヤムクンスープと米粉製の平麺を炒めたパッタイを食べた。雨が降って来た。午後2時からYナセさ

んの案内で「インスブルック歴史講座」に参加。8人が集合場所のアンナ記念柱に集まった。一応大学

では史学科卒(アハハ)なのにこの講座に参加するのは初めてだ。旧市街を抜けて宮廷教会へ。ここ

は毎年ヴィルテン少年合唱団のコンサートの度に入っている。16世紀半ばにマクシミリアン1世の霊廟

とそれを見守る26体の銅像を納めるために造られた教会だ。霊廟でありながらナゼお棺の中は空っ

ぽなのかといったYナセさんの話が面白かった。次は王宮。15世紀半ばから造られ始め、マリア・テレ

ジアの指示で大改修工事が進められて華麗な宮殿になった。撮影禁止で内部はお見せ出来ないのが

残念である。宮殿横には大聖堂。中央祭壇の「救いの聖母」の絵はインスブルックに好運を齎した由。

夜 インスブルック ネパール料理 「ヒマル」 ネパール蒸し餃子のモモ 10,8ユーロ、クララタルカリ

(チキンのマサラソースカレー) 10,9ユーロ、生ビール大× @チップ込みで25ユーロ

夕食はベアホテル近くの「ヒマル」を予約して貰った。ネパール料理の店である。ここで毎年モモという

名前のネパール蒸し餃子とあまり辛くないカレーを食べている。Sイチロー氏はランチでヤメナサイよ、

という私の助言を無視して食べたトムヤムクンで胃の調子が悪くなったそうだ。モモ以外何もイラン!と

言っていたのに、私が頼んだチキンのマサラソースカレーを半分も食べたのだよ。わからない人だね。

                    ________________

8月 10日(日) インスブルックもドイツも快晴!

朝 ホテル・オイローパ「シュトゥーベル」 朝食ヴュッフェ、持参のふすまパン

5時半に起きてすぐ窓の外を見る。うん、今日は晴れるな、いいぞ!I山さんとO橋さんのご一緒させて

貰った朝食は味噌汁にご飯をちょっと入れて猫マンマにして食べた。昨日のトップオブチロルは頂上で

は晴れていたが、帰りのバスを待つうちに降られて濡れたそうだ。さてと今日はドイツ最高峰に行くぞ。

昼 ドイツ・ツークシュピッツェル山頂 「Gipfelalm」 肉だんごスープ 5.4ユーロ、スパゲティト

      ボロネーゼマトソース 9.8ユーロ @チップ込みで17ユーロ

  

      オーストリア国鉄に乗ってドイツへ         ここがドイツ最高峰ツークシュピッツェ頂上2962bである

  

             頂上から下を見下ろす              来たかった訳じゃないけど・・・         広々した山頂休憩所 

    

今日はドイツの富士山というべく最高峰ツークシュピッツェに行く。2962bで、ドイツ・バイエルン州と

オーストリア・チロル州の国境にある。オーストリア国鉄で1時間15分、ドイツのガルミッシュ=パルテ

ンキルヒェンという長々した駅に到着。ここから山岳鉄道に乗り換える。駅のトイレを待っている時、どこ

かで会ったことがありそうな人をみかける。声をかけてみた・・・どこでお会いしたんでしたっけ・・・あぁ!

5年前シリア・ヨルダン・レバノンでご一緒したY崎さん!あの時行って良かったですねぇ、もうシリアの

あの素晴らしい遺跡なんてどうなっているのか・・・ねぇ。10時45分発の臨時列車に乗り、終点からは

ロープウェイに乗り換える。更にエレベータで最上階に行くと山頂とほぼ同じ高さの屋上に12時10分

到着。素晴らしい眺め!素晴らしい天気!去年と違って今年は寒さを感じない。広々とした屋上の向こ

う側はオーストリアだ。山頂に国境があるのだよ。こんなに高い山なのにキハシヤマガラスが餌を狙っ

てたくさん飛んでいる。山頂レストランでM谷夫妻と一緒にランチ。これほどの高さにあるレストランでも

値段は特別高いわけでもなく、味もまずまず。しかし、サービスは思いッキリ悪く笑ってしまう程である。    

夜 ホテル・オイローパ「シュトゥーベル」 トマトクリームスープ、ポークグリル ブロッコリーとタリアッテ

ッレ添え、グミの実のパフェとバースディケーキ、生ビール大5ユーロ×2杯、赤ワイン 5ユーロ×

2杯

  

  

ツークシュピッツェからロープウェイで降りて湖周辺を散歩しようという計画だったが風が強くなってロー

プウェイは止まってしまった。じゃ来たルートを戻って帰りましょう。4時ガルミッシュ=パルテンキルヒェ

ンからオーストリア国鉄でインスブルックに帰る。5時半いつものように中央駅プラットホームにはY田さ

んが出迎えてくれた。見送りと出迎え両方されるのだ。今夜は日曜だからホテルレストランでの夕食。

デザートの前にお二人の方の誕生祝いがあった。今年3月アムステルダムとウィーンの旅でご一緒し

たS尾さんとO和田さんとは今回も一緒で仲良くして頂いているが、S尾さんは一昨日8日がお誕生日

だったそうだ。姪のカオルも8日誕生日だった。「おめでとうございます!」。4人で歌舞伎話に花を咲か

せていると、隣の部屋で食事をされていたグループの人から「夢子倶楽部の大ファンです!」。ドキッ!

                    ________________

【今週の振り返り】

暑さにことさら弱い。暑くなると、もう何もしたくなる程弱い。夏になると、東京より暑い地方には決して行

こうとはしない。あれほど好きで、毎月4泊5日で通う京都でさえ夏季3ヶ月は行かないことにしている。

唯一例外なのは7月の大阪。ご贔屓の松嶋屋さん(仁左衛門丈)が中心となって開催されている「関西

歌舞伎を愛する会」は毎年7月松竹座であるから、こればっかりは仕方がない。その代わり、夜の部を

観て1泊し、昼の部を観たらそのまま帰る最短コースの滞在で済ませている。今だから告白するが、仕

事現役時代も、暑い間は名古屋以西の出張は絶対入れないようにしていたのだよ、ふっふっふ。こん

なこと、働いている間は決して言えないわな。ま、スケジュールを自分で決められるポストに就いて以

降の話ではあるが。

そんな私に、現実はどんどんツライものになっている。地球ごと「温暖化」なんてことになっていて、その

うち日本も亜熱帯性気候地帯に入ってしまうのではないか、などと恐ろしい予測をする人もいる。そん

なことになったら私は生きてイケナイ。冷房部屋での「ヒキコモリ婆さん」になっちまう。海外に本格的に

行き始めた頃はただただ嬉しくて訪問地の気候を時期もよく考えずに行ってしまいシンドイ思いをした。

熱帯雨林気候のパプアニューギニア海岸部、東マレーシアとか、熱帯モンスーン気候のインドシア・ジ

ャカルタ、ブラジルのマナウスとか、サバナ気候のベトナム・ホーチミン、タイのバンコクとかね。8月の

アフリカ・モザンビークも暑かったなぁ・・・。極寒ということになればまた話は別であるが、住むなら暑い

ところより絶対寒いところがいいぞ。

一昨年は7月フランス&スペインのバスク地方と軽井沢、8月はインスブルック滞在と札幌、そして昨年

は7月アラスカの氷河クルーズと札幌、8月はインスブルック滞在と軽井沢で生き延びた。じゃ、今年は

どうするんだ。7月はアフリカのアンゴラと札幌に行ったが、8月は?う〜む、やっぱりインスブルックか

なぁ。旅行会社W社が4年前からオーストリア・インスブルックで始めた「サマービレッジ」は実によく出

来ているのだ。ホテルは追加設定を含めて3軒(5ツ星と4ツ星)あって選べる。期間も7月8月の2ヶ月

のうち、8日間、10日間、16日間、30日間と長短いろいろあって選べる。出発日、出発地、期間、滞

在ホテルが違うコースが17種あるから自分に合ったものを選べば良い。今年からはフランスのストラ

スブール長期滞在も始まり、両方に滞在するコースさえ出来た。到着2日目の半日オリエンテーション

があるだけで、あとはすべて自由である。毎日の朝食と週に2回の夕食を除けば食事も自由食。しかし

市内十数軒のレストランには、旅行会社がお願いして「日本語メニュー」が置いてあるから、ドイツ語が

読めなくてもOKなのだ。いろんな所に行きたい人には毎日数種類のエクスカーション(小旅行)が用意

されている。それに参加すれば連れて行って貰える。もちろん、自分で計画して汽車に乗って出かける

人もいるし、市内で散歩したり買い物などで過す人も。まぁそうゆう優れた点はたくさんあるが、何と言

っても一番の魅力は、インスブルックの「涼しくて気持の良い気候」である。

そして、今年もまた来ちゃった。3年連続、3回目のインスブルック長期滞在。「ただいまー!」。

               「お帰り〜〜〜ワン!」

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