パクパク日記15年4月4週

 

      帯状疱疹です!と言われたのにイタリアに行き「痛リア」

ガルーダ湖畔の藤ヴィツェンツァ

 

4月 20日(月) くもり午後から雨 

朝 家食 「やくみや」ポテサラふすまドッグ、オニオンスープ

昼 東銀座 「はしご」 ザーサイだんだん麺(漬物ご飯付き) 900円

 

   ご飯は一口だけね

 

昨夜は3日ぶりで何とか眠ることが出来た!トイレには3回起きたけど。先週土曜日京都のホテルで

右腹腰部が広範に渡り紫色に変色してしまった。変色部分はミミズ腫れとなり今は立体の山脈みたい。

4月歌舞伎座昼の部。最初の演目は失礼することにして、歌舞伎座近辺ランチをしようと考えた。候

補3つ。カレーの「ナイルレストラン」、洋食の「レストラン早川」、立ち喰い蕎麦「歌舞伎蕎麦」。「歌

舞伎蕎麦」に行くことにしてタクシーを降りた。建て替え前は歌舞伎座の隣だったのに、今は裏手にあ

る。どこかで見失ってほぼ町内一周しそうになり、慌てる。2つ目の芝居に遅れると困るので、蕎麦を

ラーメンに変更して手を打つことに。「はしご」20年ぶりかな、ザーサイだんだん麺。小ライス付き?

夜 舟町 「仙水」2人で)お通し:蒸しヤングコーンとウルイの助子、鮪と鯛とトリ貝お造り2800

円、鰆の幽庵焼き1500円、新玉ねぎのホイル焼き800円、海老真薯の挟み揚げと胡麻揚げ出汁、モ

ミイカ900円、昆布大根800円、稲庭うどん、生ビール2杯、麦焼酎  2人で360

 

  

 

歌舞伎座四月大歌舞伎は四代目中村鴈治郎襲名披露公演。昼の部2つ目の演目は「六歌仙容彩」で六歌仙

つまり僧正遍昭は左團次に小野小町の魁春、文屋康秀は仁左衛門、業平小町は在原業平の梅玉と小野小町

の魁春、喜撰法師は菊五郎それに祇園のお梶芝雀、所化團蔵他、そして大伴黒主に吉右江門と小野小町の

魁春。歌舞伎幹部連の襲名披露お祝いの舞である。喜撰法師は亡き三津五郎丈の十八番だったなぁ。昼の

最後は「廓文章 吉田屋」。鴈治郎の襲名芝居である。伊左衛門を演じた。夕鶴は父親の藤十郎。父が恋人。

帰宅してパクパク日記33週を仕上げアップ。あらら〜、32週に続いて写真が消えた〜〜!涙。なん

でなんだ!え〜ん!大涙。右腹腰部のミミズ腫れも日本アルプスほどの高さに隆起してしまった。何これ!  

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4月 21日(火) くもり

朝 家食 マキコ作大分の鶏めし、味噌汁

昼 恵比寿 「京鼎樓」(ジンディンロウ) 特別ランチ(鶏と野菜、小包籠4個、坦々麺、杏仁豆腐) 

1500円

 

  

 

昼のお茶 恵比寿アトレ 「カフェ バターグランデ」 コーヒー 600円(ゴチになった)

R祖美香と恵比寿の「京鼎樓」待ち合わせ。台湾が本店で、ぐるないの「ゴチになります」で褒められた店

だそうだが、小包籠も坦々麺も杏仁豆腐も全部フツーの味であった。これを絶品なんて褒めちぎてっている

人は旨い小包籠を食べたことが無いのだろう。それはともかく、R祖とは久しぶりだから積もる話が山ほど。

一人息子のK真クンが先日見事有名私立中学に合格した話や、彼が小6で身長175センチあるので、背負

ったランドセルは大木に止まった蝉のようだったとか、香港で「態度と言葉が悪い!」とK岩に叱られたと

か面白い話がぼろぼろ。赤ん坊から幼児の頃までは何度も会っているが、その子が175センチとはねぇ。

人の子の成長はまことに速いものですなぁ。サッカー部に入らないの?話の続きはアトレでお茶飲みながら。

夜 赤坂 「重箱」(4人で)うなぎコース( 平貝と百合根の冷製茶椀蒸し、肝焼き、うなぎ白焼き、

  鯉こく汁、焼き空豆、うなぎ蒲焼き、漬物、ご飯、小豆最中)、ビール、麦焼酎(ご馳走になりました) 

 

 

今夜は赤坂のうなぎの名店にご招待頂いた。二百数十年前浅草で産声を上げ、関東大震災後は熱海に

移転、今から60年前に現在の地に店を構えた「重箱」である。膝が悪いので洋卓をお願いしたら、ラ

イトアップされた美しい庭園が二面の窓外に見える部屋に案内された。ご挨拶が終わってビールで乾杯。

「あらN尾さん、上司の前にお酌して貰っちゃぁダメじゃない!」なんてまた余計なことを言ってしま

う。一言多い私だす。部屋が寒いと申し上げると何と八代目ご主人の大谷晋一郎さんが自らストーブを

付けにいらした。名店でも主人自ら何でもなさるのだね。肝焼きがネットリと旨いぞ。静岡県大井川の

伏流水で2年かけて育てられたうなぎ。白焼きはさっぱりと上品、蒲焼きは程よく脂を感じて美味だ。

洋卓を置いた広い座敷で頂く老舗のうなぎコース。久々の鯉こく汁も含めて結構なコース。ご馳走様!

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4月 22日(水) 晴れ!

朝 野菜たっぷり春雨スープ、クッキー

 

   昨日R祖さんから頂いた!

 

今朝右腹腰部を点検すると我がカラダの複数の山脈には無数の水泡が!エライこっちゃ。明日出発だし

念のため皮膚科に行くと「帯状疱疹です!かなり重症です!安靜が必要です」と言われた。ゲゲッ!ハ

ードマッサージのせいではないの?何だかキツネに化かされたみたいで目をパチクリ。それでもあなた

行くんですね、明日からイタリアへ。じゃ観光しないでじっとしていなさい!!「わ、わかりました!」

昼 四谷二丁目 カレーうどん食堂「のら豚屋」 たっぷり野菜カレーうどん 税込880円、サ

ラダ 税込120円 計1001円(なんでだ!)

 

 

皮膚科に近かったので「のら豚屋」に行った。相変わらず汁が少ないゴトゴトしたカレーうどんだった。

ちょうど1000円だな、と千円札をレジに置いて帰ろうとすると「お客シャン、シェンイチエンデシュ」。

え?だって税込で880円のうどんと120円のサラダだから(とメニューを指さして)、1000円じゃ

ないの」と言い返すと「ショーヒジェイアルトこういうフウニナリマシュ」。全然納得行かない。ちょっと

端数が出ても、メニューに表示したのと違う料金取るのはオカシイのではないか!プンプン!薬屋で塗り薬

のワセリンとかウィルスを止める薬や鎮痛剤など処方された薬3種を受け取り、患部を手当てする多量の

ガーゼやテープなどを他の薬屋で買い込んだ。皮膚科では「行く」と言ってしまったけどホントに行くのか?

夜 荒木町「おく谷」お通し:(2人で)マグロ中落ち煮、おく谷お任せサラダ900円、赤天650円、

カレー大根500円、茄子とクルミの味噌炒め 650円、稚鮎の南蛮漬け850円、蟹コロッケ800円、

ラムの焼きそば、塩辛チャーハン、ビール、麦焼酎ボトル 2人で17500 

 

  

  

 

 

夜A先生が来てくれる。私の周りは幾つもの「何で!」で溢れている。パクパク日記の写真だけそっく

り消えてしまうとか、右腰が痛い痛いと思っていたら水泡が☆の数ほどプクプク湧いてきたり、カレー

うどん屋で1円多く請求されるとか・・・。そのうち一つでも「何で!」を解消して欲しい。A先生お

願いしますだ、写真出してくだせい!・・・ごちゃごちゃ・・・ごちゃごちゃ・・・「写真出ましたよ」。

ありがとうございました!ではご飯行きましょう。「おく谷」でいっぱい食べましょう。じゃんじゃんね。

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4月 23日(木曜日) 東京は晴れ ミュンヘンは曇り

朝 羽田空港 ANAスィートラウンジ サラダ、稲荷、きつねうどん

 

  

 

行くか止めるかちょっと迷ったが、ままよ、ってことで「行くぞ!オー!」。私はバカなのかもしれな

い。かもじゃなくて、大馬鹿?そうだわなぁ(笑)。患部の手当てがあるから早起きする。シャワーを

浴びたら、患部に「イテイテ!」と泣きながらワセリンを塗りたくり、大きなガーゼで数周ぐるぐるっ

と巻いてテープで留める。昨日出来始めた水泡は大きくなって「どうだ!」って感じで。憎たらしいぞ。

予約したタクシーでスーツケースごと羽田空港へ。添乗員のH多さんに挨拶。恒例のきつねうどん朝食。

昼 ルフトハンザ航空羽田=ミュンヘンビジネスクラス機内食 

 

夜−1 ルフトハンザ航空羽田=ミュンヘンビジネスクラス機内食

  

 

夜―2 イタリア・ベローナ・レオンドーロ客室にて おにぎり小、ウィスキー

ミュンヘン行きルフトハンザ航空に乗り込むと、同じ列の両窓側が赤ん坊連れの夫婦だった・・。右側

の子は絶えずグズグズぐずっている。あ〜ぁである。ウルサクてどうせ眠れないなら映画観よう。「深

夜食堂」。テレビドラマの映画化だ。食堂亭主は小林薫。彼の脱力加減と、迷い込んで来た多部美華子

の肩に力目いっぱい入っている加減が対照的で面白いね。食堂で作られる料理はカレー、とろろ飯、タ

コ坊ウィンナ、卵焼きのせナポリタン、お茶漬け・・・食べたい。ミュンヘンには午後5時に到着。乗

り継ぎ待ちが長い時に限って早く着くんだよね。4時間半待ってベローナ行きに搭乗。右腰患部は火事

かと思う程ジンジンと熱くて痛い。この区間は私だけビジネスクラス。あぁ痛い!やっとホテル着だ。  

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4月 24日(金曜日) 晴れ   1ユーロ€=約137

朝 イタリア・ベローナ・レオンドーロ 朝食ヴュッフェ

 

  

 

昼 イタリア・ベローナ・レオンドーロ客室にて 鮭のおにぎり、ヨーグルト、バナナ

 

   

 

昨夜寝たのは1時だった。6時に起きてシャワー。丸々と太った水泡達め!お前ら、痛いぞ!患部の手当て

などに手間取り、朝食は745分から。なんだ、たいしたヴュッフェではないな。このホテルに3泊するの

にガッカリだ。今日はベローナ半日観光、午後はフリータイムだが、その半日観光も徒歩が主らしい。医者

が言ったっけな、「歩かないよう!動かないよう!」今日の観光はパスすることにしよう。部屋で西加奈子

の「炎上する君」を読む。私も炎上しているよ、腰アタリが。そうゆう炎上じゃないわな、恋かぁ、へぇ。

夜 イタリア・ベローナ・レオンドーロ ミネストローネ、鱈のグリル野菜添え、フルーツタルト、ビ

ール5€、白ワイン6€、赤ワイン6€

 

  

  

 

次は伊坂幸太郎の「夜の国のクーパー」。猫やネズミが喋るっていいねぇ。こうして適温のホテル客室で

本を読んで過ごすっていいな。痛みさえ無ければね。5分に1度は「痛い!痛い!」と言っているのだ。

観光に続いてあちこち歩き回られた皆さんが夕方帰って来られた。歩きづくめでクタクタだそうだ。夕食

はホテルで。自己紹介タイムがあったのだが、大きな団体が賑やかなので明日に延期となった。何もし

なくても、夜のビールは旨い!同席したT本さん、ご主人がみえないと思ったら、パスポートを忘れて

同じ飛行機に乗れなかった由。どこまでパスポート取りに行ったの?高崎?明日夜到着されるとか。この

ホテルの料理、デザート以外ムッチャ不味い。ミネストローネスープの半分は千切ったパンでゴトゴトだ。

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4月 25日(土曜日) 晴れ   ネパールでМ78の大地震!

朝 イタリア・ベローナ・レオンドーロ 朝食ヴュッフェ

昼 イタリア・ベローナ・レオンドーロ(自由食 1人で)白豆とマッシュルームのクリーミースープ

10€、スパゲティポマドーロ10€、スティルウォーター25€、カップチーノ25€ 

25€+チップ2€

 

  

 

今日は一日フリータイムだ。希望者は添乗員のH多さんと鉄道に乗ってマントヴァへ行かれた。滞在してい

るベローナは「ロミオとジュリエット」の舞台となったことで有名だが(あれはシェークスピアの作品で、

あくまでも架空の話ですから。シェークスピアは英国出たことないし)、マントヴァはオペラ「リゴレット」

の舞台となった。ゴンザーガ家の栄華の象徴ドゥカーレ宮を含む旧市街が世界遺産だそうよ。で、私は昨日

と同じく、医者の言うことをちゃんと聞いて(聞かないでイタリアに来たことは無視して)ホテルで安静に

しておった。ランチはもちろんホテルで。昨夜のマズイ夕食よりはマシであったが。ネパールで大地震が!

夜 イタリア・ベローナ・レオンドーロ トロフィパスタペストソース、ローストポーク ローズマリー

ポテト添え、カタルーニャ風カスタードプリン、白ワイン6€、赤ワイン6€

 

  

  

 

7時半の夕食前にレストランで自己紹介タイム。1組だけご夫婦のご主人がパスポート忘れで未だ到着さ

れていないので、参加者13名は全員女性だった。「一昨日ホテルにチェックインして以来、私は1歩も

ホテルを出ていません。というのも・・・」と帯状疱疹がヒドイ状態であることをお話したら、皆さん

ビックリ。それからすっかり帯状疱疹体験談になって行った。で、私ここで最年少なんですって。むふ。

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4月 26日(日曜日) 曇り 夕刻から雨

朝 イタリア・ベローナ・レオンドーロ 朝食ヴュッフェ

 

  

      最大のガルーダ湖に突き出した半島にあるスカラ家の要塞     人気あり湖畔リゾート地だ

今日はこの旅4日目。未だ何もしていないのにぃ。未だ何も観ていないのにぃ。ベローナに3泊もしたの

に、ベローナの街を一つも観ていない。チェックアウトしてホテルから初めて出たよ、4日目で。バイバ

イ飯の不味いホテル、バイバイ何も観なかったベローナ。バスは西方向に進み、イタリア最大の湖ガルー

ダ湖畔のリゾート地シルミオーネへ。オペラ歌手のマリア・カラスはこの地に別荘を建て休暇を過ごした。

昼 イタリア・ヴィツェンツァ「ANICA CASA DELLA MALVASIA」

  ラザニア、仔牛のエスカロップ、ジェラート、白ワイン(サービス)

 

  

建築家パッラディーオの建築作品が並ぶヴィツェンツァの街

 現存するヨーロッパ最古の劇場であるテアトロ・オリンピコは1580年に建築が始まった

    屋内にあるのに野外劇場にいるような錯覚を覚える。遠近法も駆使されている舞台

バスは東に90`行ったヴィツェンツァへ。織物産業やコンピュータ関連の産業が盛んな町だ。先ずはランチ。

食後は北イタリアを中心に16世紀活躍した建築家パッラディーオの建築作品が並ぶ魅力的な町ヴィツェンツ

ァの散策だ。パドヴァで粉屋の息子として生まれたパッラディーオだが、人文学者トリッシノから「君には

建築家としての素質があるよ」と見出されて、艱難辛苦の勉強研究をして後世に名を成す大建築家になった

っていうんだから凄いじゃないか。トリッシノは「君ね、パッラディーオと名乗りなさい」って。パッラデ

ィーオも素晴らしいけど、トリッシノもすんごいさ。一番有名なテアトロ・オリンピコを見学してタマゲタ。

夜 ヴィツェンツァ「ACホテル ヴィツェンツァ」ポテトのクリームスープ、鶏肉のグリル ポテト

添えミックスサラダと共に、アップルシュトローデル、ビール5€、白ワイン4€、赤ワイン4€

 

  

  

テアトロ・オリンピコはすべて木製であった。屋内に野外劇場(風だけど)を造ってしまおうなんてよく

考えたわなぁ。1000人収容出来たようだが、今は350人掛け。そう現役なのだ!冷暖房装置が無いので、

稼働するのは春と秋だけだそうだ。午後の散策はパスしてベンチに座って本を読んでいた。先生!移動日

もなるべく安静にしてまっせ。ホテルに入った途端大雨がザァーっと。このホテルの夕食はどんなんだろ

う、昨日までのホテルよりマシだといいな。ポテトのクリームスープ・・・よく煮たフノリみたいだなぁ。

チキンとデザートはまぁまぁだが。「イタリアは旨い」なんてモーソーなのだよ。痛いから早く寝ようっと。

               _________________

【今週の振り返り】

そもそもの始まりは、京都で味わった「何となく具合が悪い」というフニャフニャした感じだった。頭が

痛いわけでも、お腹をこわしているわけでも、風邪を引いているわけでもなく、何となく二日酔いのような

(あっ!1回ホンモノの二日酔いあったわ)気持ちがじと〜っと低空飛行で大好きな食べることへの執着さえ

も減退。コレは何かあるかもね。そのうち腰が痛くなって来た。痛いのは不思議に右だけで、左の腰は何とも

ない。2晩続けて上手なマッサージを受けたが痛みは解消しなかった。

「帯状疱疹」の前兆は、フツー皮膚の違和感とか表面がピリピリする神経痛が出ることが多いそうなのだが、

私の場合は右腰痛だったといことだな。そうこうしているうちに、右腹腰尻部に一斉の赤い斑点が出現。京

都のホテルの温泉大浴場でそれを発見した時は、心底驚いて「うわっ!」と飛びのいたほどだ。「帯状疱疹」

なんて、私の脳裏にこれっぽっちもなかったから、昨夜のマッサージが強くて長かったから内出血してしま

たんだ、こんな広範囲で、と考えた。愚かだねぇ。マッサージの方、疑ってゴメンちゃい(ってクレームを

つけたとか訴訟を起こしたなんてことはありませんからご安心を)。フツーはこの時点で斑点部分に痛みを

感じるのだそうだが、私の場合ちっとも。前兆の腰の痛みだけが続いていた。そんなことで、赤い斑点が出

たのが「発症」と考えるなら、皮膚科で「帯状疱疹」と診断され、抗ヘルペスウイルス薬投与までに5日を

要したことになる。早ければ早いほど良い帯状疱疹手当てだが、5日も遅れてしまった。

子供の頃初めて「水疱・帯状疱疹ウィルス」に感染した時は「水ぼうそう」として発症する。やれやれ治っ

た、痕が残らなくて良かったね、なんて親にも喜ばれて一件落着。のハズだったのだが、消えて無くなった

と思っていた「水疱・帯状疱疹ウィルス」は体内奥深く神経節にひっそりと潜伏したのだ。知らんかったぁ。

潜伏感染っていうらしいよ。出る機会を狙うも、このまま埋もれたままで生涯を終える場合も多いが、潜ん

だカラダが、年を取って老いぼれて来たり、疲れが溜まりに溜まったり、いろんな事情でストレスが溜まっ

て免疫力が低下すると、キャツラ「今だ!いざ立て!水疱・帯状疱疹ウィルス一族の力を結集し、コイツ

(潜んだカラダの主)に力を見せつけてやるのだぁ!神経を伝って一斉に這い上がり皮膚の外に出る時が

来たのだぁ!エイエイオーッ!!」なんて言って活動を始めるわけよ。私の場合、418日の朝だった。そ

ういえば、京都の大浴場で「エイエイオーッ!!」って我が腰のアタリで聞こえたような。

発症年齢は60歳台が最も多く、50歳台、70歳台と続き、ストレスが引き金になる場合は、若年層でも

発症する。発症部位は、上半身に出る人が6割、一番多いのは胸から背中にかけて。中には顔や頭に出て

目の周りに出ると入院するケースもある。どこに出るにしても、神経に沿って出るから、右半身か左半身か

どちらかに出ることになる。私は右腹腰尻部広範囲に渡ってね。ほんのチョットだけという人もいると聞い

てムカっ腹が立った。帯状の赤い斑点は徐々に成長して水ぶくれとなる。パンパンに腫れて水ぶくれは破裂

して爛れる。爛れはやがてカサブタとなり、モーレツな痒みを伴う・・・。ふ〜む、これからそうなるって

ことだな。それにしても、この痛みの激しさ!皮膚の炎症を起こしている広い患部は痛くて痺れている。真

っ赤に腫れてジンジンに熱を持っている。それも痛いが、他に「ひぃ〜!」と叫ぶ程の痛さに襲われる。神

経の炎症による痛みで、針でギリギリと刺されているような痛さだ。ヒドイ時は、あちこち一斉に痛むこと

があって、「私はハリネズミと抱擁しているのか」と錯覚してしまうぞ。

帯状疱疹抱えたイタリアの旅(寝ているだけだけど)はまだまだ続きます。

             ニャ〜!痛いでしゅ〜!痛いでしゅ〜!

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  作りました!4月4週。東京にいてやる気になれば、こんなに

早く作ることだって出来るのだぁ。バ〜カ。天に唾するよーな

こと言っちゃイカンぜよ。

もう1週やってく?そ、それは無理かと・・・。

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