パクパク日記15年9月1週

         大急ぎで夏が帰って行った。すっかり秋じゃないのさ!

 

   アマン東京ロビーライブラリー

 

8月 31日(月) 軽井沢は降ったり止んだり

朝 軽井沢・東急ハーヴェストクラブ旧軽井沢「彩」朝食ヴュッフェ

  

  

 

先週土曜日から4人で軽井沢に来ている。土曜日は雨と濃霧、日曜日は一日中大雨と天気に恵まれ

ない滞在だったが、ホテルの中でずっとだらだらしている過ごし方はのんびり出来て良かったと存

外3人には好評だった。朝ご飯を今日は一緒に食べようと朝ドラ「まれ」放映が終わった5分後待

ち合わせ。レストランは本館にある。ヴュッフェでは今日も納豆とらっきょ乗っけカレーだじょ〜。

昼 軽井沢 「東間」4人で)健菜膳(野菜の浅漬け、前菜盛り合わせ:胡麻豆腐・温かいポテト

スープ・きゅうり酢の物、旬の天ぷら、もり蕎麦(大盛り+300円)1850円、牛蒡の唐揚げ

1030

 

 

仕事がある3人は今日チェックアウトして帰京する。帰る前に一緒にランチしてアウトレットでも

覗きますかと蕎麦の「東間」に向かった。以前「東間」は粋な一軒家で、蕎麦懐石コースをお座敷

でご主人とお喋りしながら頂いたことが何度かある。しかし、数年前一軒家から「東間」のカジュ

アル店「ZEN」跡に移転したと聞いた。「ZEN」にも2度行ったことがある。人気店だろうから

早目に行くとすんなり入れた。前菜盛り合わせ:胡麻豆腐・温かいポテトスープ・きゅうり酢の物

に旬の天ぷらそれにもり蕎麦(私は大盛りにした)がついて1850円というお値打ち感のある健菜膳

と名物という牛蒡の唐揚げを注文。この牛蒡の唐揚げが凄かった!4人でも食べ切れまいと思う程

のビッグサイズ!でもサクサクとして旨い!昨日ホテルで食べた天ぷら定食1620円は高かったなぁ。

軽井沢アウトレット内「スターバックス」コーヒー

夜 軽井沢・東急ハーヴェストクラブ旧軽井沢「アヴァン」和食「楓」コース7500円(前菜盛

り合わせ、鱧真丈と松茸のお椀、お造り:鮪・鯛・シマアジ、鮎かき餅揚げ・玉ねぎかき揚げ、

焚き合わせ:茄子饅頭、牛肉そぼろご飯、赤出汁、香の物、水菓子:ヨーグルトブランマンジ

ェミント)、生ビール2杯、麦焼酎「丸山黄麹仕込み」(佐久)ダブル1230円×3杯

 

 

皆さんアウトレットで適度にお買い物をされて東京に帰られた。あれだけ賑やかだったのに今夜の夕

食は1人だから静か。ここで近年和食のコースを食べるのは初めてだ。「楓」コースは5種類あるコー

スの中で下から2番目。食べ過ぎだからこれでも多い程。でも私は「アヴァン」では洋食がいいかな。

 

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9月 1日(火)軽井沢は雨 東京は曇り夕刻雨  防災の日 五輪エンブレム撤回

朝 軽井沢・東急ハーヴェストクラブ旧軽井沢「彩」朝食ヴュッフェ

 

  

 

昼 東京駅「為治郎」 牛肉蕎麦 900

 

  

 

3日間続きの納豆らっきょカレーの朝食を摂り、ホテルをチェックアウトして昼前東京駅に到着した。

ランチは東京駅で時々行く「為治郎」で牛肉蕎麦を食べた。最初にこの店の看板を見た時、大昔人気

のあったコント番組「あっと驚く為五郎」と見間違えちゃった。それにしても、あの番組面白かった

なぁ。最近出演者はお笑いタレントだらけなのにちゃんとしたコント番組がほとんど見当たらない。

その中で秀逸なのはNHKの「LIFE」だけだよ。蕎麦の味?うんまぁ、普通かな。帰宅して洗濯。

夜 舟町「仙水」お通し:金時草と秋田のミズとイクラの醤油漬け、だだ茶豆800円、焼き水茄子

800円、新秋刀魚の肝焼き1800円、黄ハタの酒蒸し 炒めキャベツ添え2800円、昆布大根600

円、(差し入れの「オテルドミクニ」モンブランケーキ)、生ビール2杯、麦焼酎 @12950

 

 

東京オリンピックの例の揉めていたロゴデザイン(エンブレム)。今日正式に撤回することが発表された。

あれは一体何だったのだろうか。ベルギーの劇場からロゴが似ていると指摘されて始まった盗作疑惑。疑惑

のデザイナー氏の「私はパクったことはありません」という会見の言葉遣い自体にゲンナリしてしまったぞ。

その点、1964年東京オリンピックのポスターデザインを担当された亀倉雄策先生の作品は非の打ちどころが

無かった。亀倉先生に可愛がられたから言う訳ではないが、格がちゃうって感じである。夕食は「仙水」に行

ったのだが、ここで面白いことがあった。食事も終わる頃いらしたお客さんから「オテルドミクニ」モンブラ

ンケーキの差し入れがあった。「甘いモノは苦手ですので」と固辞したのだが「まぁまぁ」と。う〜むの味だ。

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9月 2日(水)雨のち晴れ!

朝 家食 おやき(野沢菜)、しじみ味噌汁

昼 新宿小田急デパート「翠園」黒酢豚定食(小皿、スープ、焼売、ご飯、杏仁豆腐)1500円、

アイスコーヒー500

 

  

 

朝食は軽井沢で買って来た野沢菜のおやきを温めて食べた。たいして美味しくない。やっぱりおやきは、

灰の中でじっくり温めたおやきに限る。午前中は歯医者に行った。治療を終えて、さて今日のランチは

どこへ?そうだ!新宿小田急でバーゲンをやっていたな。デパートでランチしてからバーゲン会場に行

くか。ということで総武線で新宿に出て中華の「翠園」に行く。黒酢豚定食を食べた。肝心のバーゲン

であるが、欲しい洋服には出会えずほんのちょっと買っただけで帰宅した。それでいいんだと思うよ。

遅い夜 舟町「山灯」 やまびこコース(前菜5種盛り合わせ、穴子白焼き+1000円、山形牛ロース

  炙り焼き+1600円、鱧雑炊、氷梨とカシス)、生ビール、麦焼酎 @6240

 

 

パクパク日記を集中して作っていて、ふと気がつくとこんな時間。「山灯」に着いたらもう9時過ぎだ

った。久々に来てみると、コースの名前がチョイ変更されて従来のミニコース+αがやまびこコース

になっていた。従来の全部コースだと3時間以上かかるので急かす客が多いからというのが変更の理

由らしい。店長のお宅にも来年はベイビーが誕生する。荒木町界隈はこの2,3年あちこちのお店で

出産ラッシュ。おめでたいことである。アチチの雑炊の後は今年最初で最後の氷だ。ひぃ〜冷た!!

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9月 3日(木)晴れのち曇りのち時々小雨

朝 家食 おやき(切り干し大根)、減塩しじみ味噌汁

昼 新橋「末げん」かま定食1080

 

  

 

月に一度の美容院の日は、月に一度の新橋ランチの日でもある。銀座まで足を延ばせば更に行きたい店

は増えるが、新橋だけでも4店行きたいところはある。その一番は「末げん」。例の三島由紀夫が自決事

件を起こす前夜食事したのが、この「末げん」なのである。ランチメニューは3つ。竜田揚げ定食、鶏

唐揚げ定食、そして一番人気のかま定食。今日は自分も含めて私が見かけた客12人全員がかま定食だっ

た。フツー10人、大盛り1人、ご飯少な目1人。私さ、ふっふっふ。でも1番太っているのは私さ、涙。

夜 舟町「無門」お通し:鯨ベーコンと水菜、じゃこと水菜サラダ500円、牛蒡フライ680円、イナダ

  カマ焼き750円、黒豚旨辛しゃぶしゃぶ(ぶーひー)鍋、雑炊、生ビール2杯、麦焼酎 @8248

 

 

「末げん」ランチの後美容院に行った。大雨予報が出ていたので、美容院が終わればさっさと帰宅して

74週のパクパク日記を作成してアップした。サッカーW杯日本代表カンボジア代表に3−0で勝つ。

カンボジアに負けているようじゃ、困るわけでね。今夜は辛いものが食べたいなぁ。じゃぁぶーひー鍋

だな、と「無門」に行く。イナダのカマ焼きが写真のようなカタチで登場して、鍋に行く前にお腹がい

っぱいになりかける。真っ赤なスープにザラザラと真っ赤な粉を入れるがそれ程辛くない。旨いんだ!

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9月 4日(金)晴れ 午後から東京にゲリラ豪雨!

朝 家食 豆腐まるごとスンドウブチゲ、牛乳100%ヨーグルト

昼 荒木町「アンシャンテ」パスタランチ(野菜スープ、蒸し根菜盛り合わせ、ツナとトマトの

パスタ、胡麻とヨーグルトムース、アイスコーヒー1000

 

  

 

今日も午前中は歯医者。左足の膝が朝からとても痛い。もうイダグデイダグデ、ツカマリ歩きしないと

ならない。歯医者に何とか行って治療を終える。六本木ランチしたいところだが、こんなに足が痛くて

はムリと断念。タクシーで自宅近所の「アンシャンテ」に行く。珍しくパスタランチを注文。ボリュー

ミーなランチではある。午後2時前パソコンに向かっていたら、突然ゴロゴロゴロ!わっ、雷だ。ピカ

―ッと光って数秒すると、またもやゴロゴロゴロ!新宿駅では天井から雨が漏れて浸水したそうだよ。

夜 舟町「舟町一期」 お通し:ツナと小松菜の煮びたし、フレッシュトマトとモッツァレラチーズの

カプレーゼ750円、銀鱈の西京焼き880円、海老真丈サンド揚げ、トウモロコシのかき揚げ760円、

生ビール2杯、麦焼酎「知心剣」ボトル @1200

 

 

夕方来週から出かける海外旅行ツァーの添乗員から連絡があった。出発前のご挨拶という電話だ。あら、

T田さん?2年半前タンザニアのツァーでお世話になった方だ。あの時はタイヘンだった。成田から夜

遅くカタール航空に搭乗したのだが飛ばぬまま時間が進んで空港は閉鎖。夜中の1時に「ホテルは確保

したから全員手荷物持って降機せよ。明日出発するつもりだ」と機長からアナウンスがあった旅だ。ま

た何か無いと良いですけどね。夕食は「舟町一期」へ。ここも昨年男の子が誕生して、息子さんの話を

する時の店主・山口さんの顔はデレデレだ。今夜は私の好きなものばかり。どれも美味しいんだよん。

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9月 5日(土)珍しく一日晴れ

朝 家食 麻婆豆腐、十種野菜スープ、ふすまパン

昼 六本木・東京ミッドタウン「デリー」コルマカレー950円、ラッシー300

 

   コルマカレー好き!

 

今日も乃木坂の歯医者に行った。感心だしょ、真面目に通院して。今日は昨日に比べて左膝の痛みが

多少良くなったので、坂をゆっくり上って東京ミッドタウンまで歩いた。このビルも当初はいろいろ

飲食店があったのだが、経済効率の問題なのか激しい入れ替えがあって、今は入りたい店はごく僅か

だ。以前の4分の1位の狭さになってしまったが、カレーの名店「デリ―」が生き伸びてくれたのは

嬉しいことだ。大昔は辛さ5★のカシミールカレーをもっぱら食べていたが、今はコルマカレーだ。

午後のお茶 六本木・東京ミッドタウン「PALETAS CAFE」 オーガニックコーヒー

フレンチプレス1000

 

  

 

夜 荒木町「おく谷」お通し:五目ひじき煮、カレー大根500円、茹でだだ茶豆600円、焼き茄子

  650円、特製冷奴550円、肝焼き新秋刀魚900円、焼きそば800円、生ビール2杯、麦焼酎「吉

四六」@11990

 

 

六本木から新宿西口に向かう。時間調整で入ったカフェのコーヒーは千円もしたんだよ!新宿西口で

はあるプレゼンテーションを受けたのだが、さてどうすっかな。面白いことになりそうな気もするし

ムダな気もするし・・・。おいおい考えよう。午後5時から川崎のグランドでアメフットチームの秋

リーグ戦初戦があったのだが、左膝故障につき観戦は諦めた。昨年から応援に行くと逆の結果になっ

たりで申し訳ない気持ちもあってね。でも楽々で勝って良かった。夜は「おく谷」。焼きそばも旨い。

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9月 6日(日)曇りのち雨

朝 無し

昼 家食「おく谷」の焼きそば、ふすまパン、しじみ味噌汁

 

大葉と青梅と緑茶のブレンド              3階分の吹き抜けを和紙で覆った「アマン東京」のロビー

          和のテーストを生かしたらしい「アマン東京」の客室

       バスタブは和風のお風呂だよ                パジャマではなくて浴衣(着なかったけど)

 

ラグジュアリーリゾートホテルを展開するアマンリゾーツが27番目にして世界初の都市型ホテルと

して昨年暮に限定オープンしたのがアマン東京。ザガッドサーベイ世界のトップホテル「リゾート&

スパトップホテルチェーン&グループ部門で第一位に選ばれたこともあって多くの大人の憧れである。

ホテル好きを自認している私がアマンに泊まったことが無いって無いわな。といことで泊まりに来た。

雨がバシャバシャ降る中、大手町のど真ん中にある大手町タワーの33階に案内された。3フロア分

の吹き抜けが目に飛び込んで来る。下の方は黒い石、天井含めて上の方は四方和紙で覆われている。

窓側右手はアフタヌーンティの予約数か月待ちらしい「ザ・ラウンジbyアマン」があり、左手奥に

は「ザ・レストランbyアマン」がある。私が泊まったのは一番下のカテゴリーであるデラックスル

ームだが広さは71平方q。自慢の高層階からの眺めが雨で台無しである。障子を使ったり、浴槽を

日本式のお風呂スタイルにしたり、浴衣をパジャマ代わりにしたりと和式ムードがムンムンなのだ。

夜 大手町・アマン東京「ザ・レストランbyアマン」1万8千円のコース(アミューズ:グ

リーンアスパラと枝豆トマトジュレ、カリフラワームースと帆立貝のサラダ仕立て、3種のパ

ン、山椒が香る穴子のフリット、手打ちパスタズワイ蟹と丸茄子のフレッシュトマトソースの

タリオリーニ、イシモチのポワレ、鹿児島産黒毛和牛のグリル治部煮風、飴のクロッシュをか

ぶせた山梨県産桃のコンポート、プティフール、カモミールティ)、アサヒ生ビール、白ワイ

ン2杯(ニュージーランドとUSA)、赤ワイン2杯(ニュージーランドとイタリア)アルコール

だけで1万6千円

 

 

大浴場が34階にあると聞いて行ってみたい気持ちは高まったが、とにかく膝が痛い。客室からエレベ

ーターまでが遠くて、あの距離を歩き通す自信が無い。よってアマンの大浴場は諦めた。いつ止むとも

知れぬ窓の外の雨を見ながらぼんやり過ごし(嘘だよ)空腹になるのを待つ。アマン東京のレストラン

は「和の要素も盛り込んだインスピレーション溢れるモダンコンチネンタル料理やアジアンキュイジー

ヌを展開」とあった。どうも難解過ぎて想像がつかない。行って食べてみっか。雨の日曜日とあって、

暗い夜景しか見えない窓側の席に案内されメニューを渡される。文字が小さいのと暗いので全く読めな

い。と伝えたら店のスタッフが灯り付き拡大鏡を持って来てくれた。それで読めるようにはなったが、

1字ずつ拾って読むので全体を把握するのにエラク時間がかかった。料理は1万8千円のコースにして

飲み物は・・と注文だけでタイヘンだ。で肝心の料理だが、何と言いましょうか、感想が無いと言うか、

食べた記憶が残らないような料理だった。写真はムリヤリ明るく調整したが、暗くて見えないのよ(泣)。

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【今週の振り返り】

先週の振り返りは、ホテルオークラ本館について触れた。2週続きのホテルネタで申し訳ないが、今週

もだよん。

 

アマンを訪れたすべての人を魅了し、「アマンジャンキー」という言葉が生まれたラグシュアリーなリ

ゾートホテルの代名詞「アマンリゾーツ」。1988年オープンしたタイのプーケットの「アマンプリ」が

「アマンリゾーツ」の第一号ホテルであるが、以来アジアのみならず中東、ヨーロッパ、アメリカに

も進出している。インドネシアのバリ島にもアマンダリ、アマンキラ、アマヌサと3つのアマンホテ

ルがあるのだが、当時私の秘書をやってくれていたSブーとその夫デカ顔君(今作ったこの呼び名・

笑)は大のバリ島好き。ほぼ毎年のように夏になると7泊とか8泊とかバリ島の超豪華ホテルに泊ま

り、買い物とスパ三昧の日々を送るのが何よりの楽しみの夫婦だ。当然アマンにも泊まる。帰って来

ると、アマンはどんなサービスをするのか、どんな豪華なホテルなのか、どれほど快適かを事細かに

報告してくれる。初めは「ほぉ〜、ヘぇ〜、ふぅ〜」と感心して聞いているのだが、毎度ということ

になると「あっそうなんだ」なんてね。だって、ボスが避暑の豪勢体験を毎度聞き役ってシャクじゃ

ないか!え、あんたはやっぱり器量が狭い?はい、さようで!

 

ま、そんなことで【アマン=憧れ=妬み】という複雑(それ程でもないけどね)な感慨をいだくよう

になった「アマンリゾーツ」だった。ある時、このバリ島のアマンに滞在するツァーを見つけて早速

申し込んだ。ところが、申込数が不足で催行されなかった。ガクッ。しかしだ、他の旅行社が来月某

国のアマン滞在ツァーを募集した。催行されることになった。わぁ〜い!ならば、今年グランドオー

プンした「アマン東京」に偵察に行くか。いや練習かな。ということで日曜日にのこのことやって

た。大手町タワー。1階はみずほ銀行だ。このうち33階から最上階となる38階までの6フロア分

27番目のアマン、「アマン東京」である。これまでアマンは自然環境を重視してむしろ交通が不便

なロケーションが多かったのに、それがいきなり大手町である。世界初の都市型アマンというわけだ。

アマンは「その土地の環境を大切にし、伝統文化の継承を尊ぶ姿勢を貫いて日本の伝統に現代性を融

合させたアマン独自の空間を築く」ことを目標にしたらしい。建築家はこれまで6つのアマンを手掛

けたケリー・ヒル氏。確かに33階のロビーフロアに立つと、3フロア分ぶち抜いた吹き抜けの天井に

目を奪われる。石と和紙。天井まで和紙で覆われてまるで障子か、巨大な夜灯りが入ると行灯のよう

にも見える。まさに日本だね。

 

「アマンリゾーツ」はインドネシア人ノエイドリアン・ゼッカー氏が開業した。前述したように翌年

1988年タイ・プーケット島に第一号ホテル「アマンプリ」をオープンして、瞬く間にセレブ達を

魅了するホテルを作って行くことになる。しかし元はと言えば、「アマンプリ」の場所にココロを奪わ

れたゼッカー氏は自分用の避寒用の別荘を建てる計画を立てたそうだ。そのため徹底的に自分の趣味

に拘った建物となる。しかし、自分がいない間の別荘の管理をどうするのだ、と悩んだところから、

「アマンリゾーツ」のホテルチェーンの発想が生まれたんだと。こうして「ゼッカーの別荘」のよ

うな「大人のための現実を離れた癒しのリゾート」が世界各地に生まれ行くこととなったのだそうだ

よ。一度「アマンリゾーツ」から追い出されたゼッカー氏だったが、2年後奇跡的にカンバックして

本当に良かった。彼が戻らなかったら、今のようなアマンはあり得ない。

 

その点で行くと都市型アマンはちょっと難しいのかなぁ。「アマンリゾーツ」という感じはしないな

ぁ。ここはリッツカールトンだと言われても、フォーシーズンズでもそれほど変わりは無いのでは

なかろうか。大浴場があっても、客室の浴室が湯船で座れるほど深さがあっても、障子が室内に張

ってあっても、喜ぶのは欧米人客のような気もする。日本人はというか、私は「アマンリゾーツ」

を求めて行ったからね。明日朝食を頂くが、夕食はかなりガッカリした。しかし言い方は悪いが、

パートのような雰囲気の女性のアットホームな対応がとても柔らかで、ラグジュアリーホテルで

はなく家族経営の民宿に泊まっているような安心感が一番のご馳走だった。

来年あたり、京都鷹峯と三重・志摩の合歓の郷にも「アマンリゾーツ」がオープンするそうだ。

期待しちゃおうかな。

 

             ワシは暗いところでも食べられるニャ

 

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  ゴメン、更新が早過ぎて。8月 3週、 8月 4週 はクリックね。

  2ヶ月遅れを随分追い上げてもう1週更新しようと頑張りましたが、

時間切れ。7日からちょいと出かけて来ます。次回更新は18日頃かな。