パクパク日記7月3週
前半は軽井沢、後半は四国愛媛県で過ごした1週間
軽井沢万平ホテル 宇和島牛鬼まつり
7月 18日(月・海の日祝日)東京も軽井沢も晴れ
朝 家食 ハムチーズトーストサンド、丸ごと豆腐のスンドウブチゲ、ヨーグルト、梅ジャム
昼 東京駅「為治郎」肉蕎麦 900円
東京駅の「為治郎」ではこれがおススメ
軽井沢万平ホテルの中でも、アルプス館が一番歴史が古く趣きもある。
ジョン・レノン一家はアルプス館の128号室に滞在した。私の部屋の斜め前だ
すっきり目が覚めた。外は真っ暗だからかなり早いとは思うが、起きてしまおうか。暗いうちに起き
出すなんて自宅では数年ぶりかな。ベッド脇にあるソックスを履き、リビングに行ってみると、何と
0時40分!寝たのが11時過ぎ(2日間早寝しているんよ)だったから、未だ1時間半しか寝てな
いじゃん。いくらなんでも早過ぎるのでベッドに戻った。まさにはらひれほれ~である。東京駅で蕎
麦をツルツルと食べて軽井沢に向かった。う~ん、軽井沢は涼しくていいわ。タクシーで万平ホテル。
夜 軽井沢・長倉「アダージョ」(3人で)7600円のコース(トウモロコシのムース甘海老とコンソ
メジュレ、前菜盛り合わせ:鯛のガスパチョ・肉のパテ・キッシュ・ビシソワーズ・サーモンピ
クルスなど、渡り蟹のトマトクリームソーススパゲティ、信州牛のフィレ網焼きトスナーナ風タ
リアータ、桃のコンポート、自家製パン、カモミールティ)、生ビール、白ワインボトルと赤ワ
インボトル持ち込み料 @3240円×2本)
今夜はホテルの和食を予約していた。ところが、О澤さんから連絡があって「イタリアン3人で予約
してあるよ」と言うではないか。そんなら早く言ってよ。当日のキャンセル申し訳ありません。とい
ことで、6時半О澤さんの車で長倉にある「アダージョ」に向かった。酒がめっぽう強い奥様とは久
しぶりだ。14年前初めてお会いした時私より先輩だと思っていたО澤さんは、数日後にようやく還暦
を迎えられるという。じゃ、今夜は還暦祝いということで私のゴチで。代わりというわけではないが、
持ち込みOKの店にO澤さんは2本ワインを持参された。アミューズも盛りだくさんの前菜もパスタも
美味しいぞ。O澤さんは長らくバーテンダーしていたのに酒は一切ダメ。女2人だけがグビグビ飲む。
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7月 19日(火)軽井沢は晴れ
朝 軽井沢万平ホテル「メインダイニング」アメリカンブレックファースト(トマトジュース、プ
レーンオムレツ、ソーセージ、トースト、コーヒー)
万平ホテルの前に咲く大ぶりなヤマユリ シャトルバスに天皇陛下夫妻の写真が
今年正月元旦は合格祈願があったので石段を上ったけど今日は・・。 碓氷峠は長野県と群馬県の県境
以前「メインダイニング」の朝食メニューは幾つかあって、その中にはサラダブレックファーストが
あった。ジュースとサラダとヨーグルト。二日酔いの朝にピッタリで、私は二日酔いセットと呼んで
いた(心の中で)。現在はアメリカンブレックファーストのみだが、それに付いて来るサラダがもろに
「ミニ」って感じでサビシイ。ケチっぽいことすると名ホテルの名が泣くよ!トーストは1枚の半分
だけ食べた。今日は素晴らしいお天気だから、峠に行ってみようか。ホテルの真ん前まで来る循環バ
スに乗って。バスの中には天皇陛下が軽井沢で過ごされた時の写真が掲示されていた。峠に行くには
バスの終点から坂を上らねばならない。ヤメ。熊野神社に行くには石段を上らねばならない。ヤメ。
昼 旧軽井沢銀座「いろはな」親子丼セット 1296円
午後のお茶 軽井沢「珈琲歌劇」今日のスペシャリティコーヒー(エチオピア)880円
フツーの味の親子丼セット
軽井沢で一番好きな喫茶店
夜-1 軽井沢万平ホテル桧館「熊魚庵たん熊北店」鉄板コーナー 高雄コース1万2500円(八寸:
椎茸と小松菜煮浸し・海老・丸十・卵焼き・穴子鮨など、仙台牛のローストビーフと焼きアメー
ラトマト、燻製鯛のせサラダ、カマスと帆立ソティ ラタトイユ添え、野菜焼き、牛フィレ80g、
にんにくチップ、ガーリックライス、赤出汁、フルーツ)、生ビール950円、麦焼酎ボトル「丸
山」7000円
峠からは折り返しのバスに乗って旧軽銀座へ。いつも覗く店で何点かアクセサリーを買い、初めての
店でフツーの味のランチを食べた。次は大好きな「珈琲歌劇」。チューダー様式の西洋茶屋で明るい禁
煙席コーナーより、喫煙席のカウンター席の方がずっと落ち着く。禁煙して何年も経つが、ここでは
喫煙席に座るのだよ。夕食はホテル敷地にある桧館「熊魚庵たん熊北店」鉄板コーナーへ。明治時代
建てられた総檜造りのこの家は、東京・鳥居坂からこの地に移築され、万平ホテル日本館として上流
婦人達の茶の湯の場になったり、戦後はマッカーサー司令部に接収されたり、著名人の別荘になった
りと時の経過と共に様々な使命を担った。で、今は「熊魚庵たん熊北店」が京懐石や鉄板焼を供して
いる。長い間毎年来ている店なので、シェフとはすっかり馴染みだ。食べるコースもいつだって同じ。
夜―2 軽井沢万平ホテル「BAR」マルガリータ
飲み過ぎでごじゃる~~
一人で焼酎4合瓶をほぼ飲んでしまったのに、О澤さんから「早くBARに来るように」なんて電話が
入った。今夜はこれにて、と言いたいところだが仕方ない、行くか。あらら~、カウンター席には3
月ドイツのバーデンバーデンでご一緒したS原さんが座っているではないか。そう言えば、彼女は軽
井沢にお住まいだったわ。「その節はお世話になりまして」。部屋に帰る頃はグデングデンの酔っ払い。
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7月 20日(水)軽井沢は晴れ
朝 無し!
昼 軽井沢万平ホテル「中国料理 萬山楼」白担々麺 1600円、焼売 260円×2個、アイスコーヒ
ー700円
好きな組み合わせ
朝起きたら、トーゼンのように二日酔い。テレビを観ながらボーっとするばかりで朝食は抜いたよ。
坦々麺と焼売を組み合わせたランチを何度摂っただろうか。好きなんだねぇ、どうやら私は。でも
いつでも一緒と思われるが癪だから(誰によ!)、正月は黒だった坦々麺を今日は白担々麺にして
みた。それだけか!と言われるのが癪だから(だから誰によ!)アイスコーヒーも飲んだぞ。とい
うか、夏場の万平のカフェテラスは外部客が押し寄せて待たねばならないから、ここで飲むんだよ。
夜 軽井沢万平ホテル「メインダイニング」フォアグラカナール温野菜添えマデラ酒ソース3500
円、軽井沢トウモロコシのクリームスープ1350円、アメーラトマトサラダ1300円、オランダ
産仔牛のロースカツレツチーズのせ4160円、生ビール、赤ワイン・ジュヴレシャンベルタン
プルミエクリュ2008(ブルゴーニュ)3万円
軽井沢万平ホテルで食事を摂る場所はいろいろある。本館では「メインダイニング」でのフレンチ、
中国料理「萬山楼」、割烹「熊魚庵」の和食、夕方6時までの軽食だが「カフェテラス」、それにルー
ムサービス。敷地内の桧館「熊魚庵たん熊北店」では京会席と鉄板焼。フツーはここまでだが、私流
の「BAR」での出前メシというのも裏ワザもね。但し、他のお客さんがいない空いている時で無い
と迷惑かけるからおススメはしないが。で、万平最後の夕食は「メインダイニング」でのフレンチだ。
2回制で後半の7時45分から。結構なコースもあるのだが、私はアラカルト。大晦日にいつも食べ
るメニューと変えて、オニオングラタンスープを軽井沢トウモロコシのクリームスープに、メインの
和牛フィレのグリルをオランダ産仔牛のロースカツレツチーズのせに替えた。多過ぎて食べきれん!
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7月 21日(木)軽井沢は曇り 東京は雨
朝 軽井沢万平ホテル「割烹 熊魚庵」和朝食膳 2600円+税
帰京する今朝は和食の朝ご飯にしよう。「割烹 熊魚庵」が今年初めて迎えたお客が誰だか知ってい
ますか?はーい!私でーす(^O^)/バーカ。正月元旦の和朝食膳は、先ずはお屠蘇を頂き、お節料理
とお雑煮が付いたボリューム満点の朝食なのだ。因みに「メインダイニング」で洋食の朝ご飯を食べ
てもお節料理は付くのだよ。それも3日までね。さーて、荷作りして暑い東京に帰ろうか。はぁ~。
昼 東京駅「The TOKYO PHOENIX」コーンスープ648円、大海老と野菜入り焼きそ
ば1944円、タラバ蟹入り焼売540円
この店ではスープ+麺類+点心(焼売)を食べることが多い
夜 家食 「RF1」の無花果のサラダ、桜島地鶏の唐揚げ、ふすまパン、味噌汁
たまには無酒日
昔からデパートのレストランが大好きだった。所謂「大食堂」である。ショーケースの中のバラエテ
ィに富んだ料理サンプルを見ながら、ユメコは身をよじるほど悩んでいた。あれも食べたい、これも
喰いたい・・。子供の頃からね。やがて「大食堂」が一つ消え二つ消え、今では極少数しか残ってい
ないようだ。デパートのレストラン街はその代わり専門店の集合体になった。デパートの洋服売り場
もそうなったけどね。京料理屋の隣は天ぷら屋、その隣は寿司屋、その前はイタリアン・・といった
具合だ。あれこれと悩めるからそれも私好きですねん。アンタ食べられるなら何でもエエンやね。へ。
で、昨日も食べたのに今日も中華レストランに行ったのだった。帰宅して税理士先生の来宅に備える。
今日は稼ぎゼロの会社の決算なのだ。稼ぎゼロでも13年存続させているってやっぱりオカシイわなぁ。
夕食は、デパ地下でゲットした家食。無花果のサラダも桜島地鶏の唐揚げもまいう~である。無酒日
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7月 22日(金)曇り 今日は涼しい!
朝 家食 「RF1」のパリパリ野菜サラダ、やみつきチキン、春野菜味噌汁
昼 家食 大分竹田の茹でトウモロコシ
「亀の井別荘」の夏のご挨拶
「ユメコさんお届けものでーす」と黒猫のお兄さんが持って来てくれたのは九州のトウモロコシ!由
布院「亀の井別荘」から送られて来た。由布院と言えば、4月熊本と共に地震の被害を受けた。「亀の
井別荘」も被害はあったが僅かな休業の後、営業再開したと聞いていた。それでも由布院のみならず
九州全体の観光は大打撃。昨今は落ち着きを取り戻したようだが、こちらがお見舞いを送るならとも
かく、あちらから頂いては申し訳ないですよねぇ。早速3本茹でてハモニカ喰いして、礼状を認めた。
夜 舟町「おちあい」おまかせ(茄子煮、ジュンサイ入りとろろ、刺身盛り合わせ、胡瓜とキャベツ
生姜揉み、冷奴、和風しゅうまい、イカ揚げ、よもぎ蕎麦、ビール(小)、麦焼酎 @4500円
夏場のこの店ではよもぎ蕎麦に限ります!
午後、麹町の某所に面談を受けに行った。まぁ冷静に考えればこちらが客側になるのだが、お相手の
ご職業柄からだろうか、ちょいとキンチョーしちゃうのよね。ほら、ドクターの白衣見るだけで血圧
が上がるというアレ。でも気が合いそうな方で良かった。そんなキンチョータイムがあった夜は思い
っきりほっこり出来る「おちあい」。食べ切れないトウモロコシ持ってね。お父さんの大好物だから。
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7月 23日(土)東京は曇り 四国内子は晴れ
朝 家食 トマトの冷たいスープ、大分竹田の茹でトウモロコシ、ヨーグルト
昼 松山空港「ヴァンヴェーレ」鯛めしセットA(炊き込み鯛めし、じゃこ天、小うどん、小鉢)
@1080円
松山空港のみかんのシャンパンタワー 炊き込み鯛めしとじゃこ天が愛媛らしい
大正5年大正天皇即位を祝して創建された「内子座」は昨年100周年を迎えた
定員650名の木造2階建ての内子座は今でも年間60日近く劇場として活躍している
和ろうそくの「大森和蝋燭屋」 店内で1本1本丁寧に作られている
6時起床してシャワーを浴び、パクパク日記6月4週アップする。今日から毎年恒例の不美子の会
の旅が始まるのだ。今年の目的地は四国愛媛県。羽田空港で待ち合わせて松山空港に向かう。早速
空港内でランチだ。カレーも魅惑的だったが、全面喫煙可とあったので回れ右して和食の店に入る。
明日宇和島で食べようと思う鯛めしは生の鯛をご飯にのっけて食べるのだが、ここでは炊き込み式
の鯛めしだった。それにじゃこ天とうどんが付くので満足感高し。大S子さんの運転、R子のナビ
ゲーター、小S子さんと私は後部座席で居眠りしたり、勝手なことをほざいている役はいつも同じ。
内子町の手前で道の駅に寄り早くもお土産品ゲットが始まる。私以外は。内子町に入って真っ先に
行ったのは「内子座」。内子の裕福な商人達が大正天皇の即位を祝って1916年創建した木造劇場で
農閑期に歌舞伎や文楽、映画や落語などで人々達を楽しませて来た。創建されて100年経った内子
座だが、今でも約5万人が訪れ年間60日近く劇場として役割を果たしているそうだ。旧金毘羅大
芝居(金丸座)や熊本山鹿市の八千代座にも行ったが、昔の旦那衆は粋だったんだなぁと感心する。
屋根付き橋を見た後和ろうそくの「大森和蝋燭屋」に行った。ハゼの実を細かくつぶして蒸して圧
縮した木蝋(生蝋)が原料。店内では1本1本手造りする様子を見学出来る。皆さんお買い上げ~。
午後のお茶 愛媛県内子町「再来」コーヒーフロート550円
マダムの話を聞きながら4人全員コーヒーフロート 脱藩した坂本龍馬は内子町を通過した
夕方のおやつ 内子町「オーヴェルジュ内子」客室にて 雉の卵プリン、お茶
たっぷり和紙が使われている77㎡のAタイプのヴィラ
開放的(過ぎる?)バスルーム。奥にシャワーブースがある
女子が喜びそうなアメニティ ミニバー内の雉の卵プリン、お茶、ビールなどは無料
このヴィラで大S子さんと2人宿泊した 丘の上にあるから内子町を一望 野菜のオブジェ
夜-1 内子町「オーヴェルジュ内子」コース(アミューズ:天使の海老のカダイフ巻・大洲産うな
ぎと内子産セミハードチーズのキッシュ・内子豚のジャンボンペルシェ、カンパチのセビーチェ
と宇和海産とこぶし、冷製フランパプリカとウニ海をイメージしたジュレ、宇和海産平目と内子
野菜のトミーノチーズ焼き、伊予牛フィレ肉のグリル河内晩柑のバアルネーズソース、チョイス
デセール:白桃のクープグラッセ、ローズティ)、生ビール700円、白ワイン(シャブリ)7800円、
赤ワイン(シャトーデュオーマレ)8000円
和ろうそくの灯りの中での夕食
午後3時、丘の上の「オーヴェルジュ内子」に到着した。丘の上にはフィットネスクラブや「マルシ
ェうちこ」という名のマルシェもあるようだが、この時間は営業していなかった。少し歩いて宿のフ
ロントへ。ヤレヤレと思ったら、どのヴィラに行くにも結構歩かねばならないのだった。坂のあって
ね(涙)。部屋分けは寒い組と暑い組。クーラーの適温好みが同じということで、私と大S子さんは
暑い組のヴィラへ。フロントの奥には町の人も利用する温泉があるが、あの坂道を往復するのはご勘
弁ということで私は部屋のシャワーを浴びた。ミニバーの飲物はフリーで雉の卵プリンなんて珍しい
ものもある。夕食はフロント横のダイニングで。夕方になって暑さも少し落ち着いたようだ。各テー
ブルには内子名産の和ろうそくの灯りが優しい。生ビールで乾杯した後は、料理に合わせて白と赤ワ
インを飲んだ。料理は内子とその近辺で採れた素材を活かしたオリジナルなフレンチで、派手さはな
いが、どれもほっこりと美味しい。デセールは4種の中からのチョイス。どれもフルーツ一杯の4種。
夜―2 内子町「オーヴェルジュ内子」客室にて バースディケーキと麦焼酎
この旅の恒例行事は、8月に誕生日を迎える大S子さんと小S子さんの誕生日祝い。予め宿に頼んで
おいたバースディケーキが既に部屋に届いていた。これに焼酎ボトルも1本頼んでお祝いの始まりだ。
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7月 24日(日)宇和島は晴れ一時雨
朝 内子町「オーヴェルジュ内子」和朝食膳」
昼 宇和島・ホテルクレメント宇和島「シレーヌ」シレーヌランチ(豚肉の生姜焼きセット(サラ
ダバー、ドリンク付き)880円
「オーヴェルジュ内子」の和食は和朝食と洋朝食がありチョイス制。偶然暑い組は和食、寒い組の2
人は洋食を選んだ。どちらも柑橘類に溢れた土地柄らしく3種のジュースから朝食は始まった。小S
子さんとR子の前には焼き立ての各種パンが。うん、あっちも美味しそう。朝からモリモリ食べた。
支払いの時驚いたがとてもコストパフォーマンスが良い。しかし、次には経営的に大丈夫だろうかと
心配になった。これからも頑張って下さいね。レンタカーは宇和島を目指す。高速道路が出来たばか
りとかで、1時間半程で到着するハズだったが、トイレに行きたい!と私が騒いだので高速を降りて
またもや道の駅へ。採り立ての野菜や新鮮な魚介類などが信じられない安さで「買いたい!でも買え
ない!」ギシギシ(歯ぎしりの音)。30分のロスがあったが、宇和島のホテルクレメントには昼前
に到着した。後半一般道を走ったせいで、突然宇和島の海が見えた時には「わぉ~~!」と一同感激。
ランチはホテル併設レストラン「シレーヌ」で摂ることにした。5種の中から豚肉の生姜焼きセット。
午後のお茶① 宇和島「ぽっぽ」アイスコーヒー450円
3人が宇和島城を見学の間、私は商店街で一休み おっ、牛鬼さんの出勤だ
「闘牛の町」とも知られる宇和島 「うわじま牛鬼まつり」も今年50周年!
全長5~6㍍の牛鬼の山車は長い首の先に鬼のような顔と剣のような尻尾を持つ
牛鬼の胴体は赤や白、緑、青などの布か茶色の棕櫚で覆われている
町内や職場、保存会などの牛鬼がこの日は21頭宇和島の町を練り歩いた
城好きの3人は坂道をぐんぐん上って宇和島城へ。城キライ(というか上って行くのがイヤじゃ)の
私は牛鬼パレードのスタート地点辺りをぶらぶらして待機中の牛鬼撮影。地元女子高生達に教えて貰
った「ぽっぽ」でお茶。この店であった若い女性達は「東京から祭を見に来た」と言ったら驚かれた
が、「東京では牛鬼を知っている人はいない」と言うと「おっとろしやのう。なんでやろ?」。午後1
時のパレード開始時に突然激しい雨が降って来た。でも今牛鬼達は屋根付きのアーケード街にいる筈
だから濡れていないだろう。まつり実行委員のおすすめ見物場所で見学。出て来た!先頭は赤い牛鬼。
長さは6㍍位あるだろうか。長―い首の上には鬼のような顔が付き、その長い首が右に左に激しく動
く。牛鬼の首辺りに乗っている人が首操作人に上から指示を出しているようだ。次から次へと牛鬼が
登場して、時には3頭、一番多い時は5頭の牛鬼が首をぶつけ合って見物人は大盛り上がり。中には
こども牛鬼もあって縮小された牛鬼が可愛らしい。こんな面白い祭が知られていないのはなんでやろ。
午後のお茶② 宇和島「何ちゃらいう店」コーヒー400円
夜 宇和島「ほづみ亭」(4人で)お通し:小イカ煮、焼き茄子450円×2、ふくめん650円、刺身
盛り合わせ3人前3500円、じゃこ天500円×2、鱧天ぷら850円、鶏三昧:軍鶏バター焼・雉串
焼き・媛っ鶏唐揚げ1050円、鯛めし950円×4、生ビール530円、麦焼酎「神の河」ボトル
2800円 @5千円
ホテル客室から宇和島城が見える 祭のフィナーレ「走り込み」に出かける
宇和島料理が食べられる「ほづみ亭」は辰野川沿いにある
ふくめんとじゃこ天も宇和島の名物料理
宇和島名物鯛めし。新鮮な鯛の刺身を醤油・みりん・出汁・卵のタレに付けて食べる
牛鬼パレードを夢中で撮影していて、気づいてみれば汗びっしょり!曇っていて気温はそれ程高くな
いのだが湿気が高くてね。膝が悪い私は長時間立っているのがツライ。祭り見学はこれくらいにして
どこかで休もうと喫茶店へ。汗だくだったがキツイ冷房でアッという間に汗が引く。店から見えるよ。
ホテルに帰ってチェックインし、大相撲中継を観る。千秋楽だ。稀勢の里の優勝と綱取りまたお預け
となった。夕食は、R子が苦労して予約してくれた「ほづみ亭」で。祭りの最後を盛り上げる神輿と
走り込みに出かける山車と擦れ違った。ガンバってね。サービスの良い店で宇和島名物に舌鼓を打つ。
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【今週の振り返り】
毎年、主に夏場に日本の祭を訪ね歩いている不美子の会。今年はR子の提案で四国愛媛県は宇和島の
牛鬼まつりに行くことにした。私は宇和島は2度目だが、内子に行ったことが無い。1泊目は内子の
ホテルを予約した。約1年前に。
内子町の喫茶店でお茶を飲んでいる時の話。内子町が産んだ偉大な人達という話題になってから喫茶
店のマダムの饒舌が止まらなくなった。「・・大きな商社で日商岩井、あ、今は双日や。あそこの会社
を作ったのが内子町出身の高畑誠一さん。会長になられて、その間に保険会社、えーと興亜損保?あ
の会社の社長さんにもなったんよ。日本のビールの祖で、アサヒビールとかサッポロビールの社長だ
った高橋龍太郎って知っておられる?この方ビールだけでなくてプロ野球に高橋ユニオンズってあっ
たでしょ。あのチームのオーナーで・・」。マダムの内子町輩出人物自慢は止まらないのだった。そう
そう、ビールの父の高畑さんは、ゴルフクラブのヘッドカバーも考案した人だなんて知らなんだ。
でも、私にとっての内子輩出人物ナンバー1は作家の大江健三郎である。と言いながらノーベル文学
賞受賞作家の大江作品は、「万延元年のフットボール」しか読んでいないのであるが(汗)。またマダ
ムの登場。「大江さんはねぇ、内子町の大瀬村ってとこで生まれて、小学校、中学校、高校は内子高
校だったぞなもし。でも、あぁいう東大に行くような頭の優秀だけん、もっと難しいところが良い。
ほうじゃけん名門の松山東高校に転向したんよ・・」。あれぇ、転校した理由はちゃーうでしょ。大
江さんは、内子高校でのいじめが原因で転校したと聞いていますよ。しかし人生とは面白いもので、
転校先の松山東高校で映画監督になった伊丹十三と親交を結び、その伊丹の妹と結婚することになる
のだから。
舞台は宇和島に移る。宇和島はどんな人を輩出したのか。別府温泉や私が愛する由布院の「亀の井
別荘」を作った油屋熊八は、この宇和島出身である。14年前、この油屋熊八の人生を描いた舞台
「別府温泉狂騒曲喜劇地獄めぐり~生きているだけで丸もうけ~」は、亡き中村勘三郎(当時は勘
九郎)、柄本明、藤山直美などが演じたが、あまりの可笑しさに涙と鼻が同時に出て来て困ったも
のだ。
作家の片山恭一も宇和島生まれ。父親が宇和島市役所の職員で観光課の仕事が長かった。大学か
ら福岡に移った片山が2001年に出版した「世界の中心で、愛を叫ぶ」は3年後当時の国内単行
本最多部数となる306万部の発行部数を数えた。「セカチュー」なんて呼ばれたこの作品は、主
に宇和島を舞台にしていて(何て読んでもいないけどさ)、以降漫画化、映画化、テレビドラマ
化、ラジオドラマ化、舞台化された。映画の「セカチュー」はその年の実写映画の観客動員数で
も興行収入でもナンバー1だったし、主題歌の「瞳をとじて」は平井堅が歌って、その年のオリ
コンシングルチャート年間1位を獲得した。でも、私はどれも観ていない・・。
宇和島の津島町高田には「稲中(いなか)」、三間町には「土居中(どいなか)」という地名があ
るそうだ。津島町にある「嵐」にバス停留所を持つ宇和島自動車や郵便局には、「あの「嵐」と
関係あるのですか」と言った問い合わせが全国からよおく(たくさん)来るらしいんよ。
ここまでのいなげな(変な)伊予弁は許してつかーさいねー。
いかんぞニャもし・・zzz
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