パクパク日記16年9月4週

                オーストラリア最西端のパースは早春だった

    

     パースシティホール  モスマンパーク

9月 19日(月・敬老の日祝日) 雨   パラリンピック閉会式

朝 家食 ヒレカツトーストサンド、トマトスープ

昼 四谷三丁目「尾張屋」カレー南蛮きしめん 800

 

   南蛮なのに玉ねぎ

 

今日は敬老の日。年寄りの日だ。ふと気がつけば、私も立派な年寄りになったのだから、誰か敬って

プレゼントの一つでもくれないかなぁと思ってみるが、子も孫もいないんじゃ、それもムリだわなぁ。

でも欲しいものなんて無いじゃんさ、と朝食のヒレカツサンドにかぶり付いた。日付けは昨日18日だ

が、リオデジャネイロは12時間遅れのためパラリンピックの閉会式は今日。オリンピックの開会式パ

ラの開会式も雨が降った。今回のパラ大会では日本は銀と銅で24個獲得したが、金メダルは0だった。

「尾張屋」でカレー南蛮きしめん。南蛮とは長ネギの意味だが、この店はナゼか玉ねぎを使っている。

夜 早稲田・リーガロイヤルホテル「皇家龍鳳」3人で)鳳仙花コース1万3千円(6種冷菜盛り合

わせ、白ミル貝の黄ニラ塩味炒め、フカヒレ姿煮込み上湯スープ、北京ダッグ、伊勢海老とカイラ

ン菜の塩味炒め、松茸の黒毛和牛サーロイン巻酢橘の香り、鮑と栗入り蓮の葉包みご飯、花椎茸入

り蒸しスープ、パパイアタピオカココナツミルク、胡麻団子)、生ビール1170円、麦焼酎「吉四

六」ボトル8775円×2本 3人で6944円(ヘルスクラブ会員10%引き)

 

 なかなかに満足の行くコースだった

 

地球の裏側リオも雨なら東京も雨なのだった。それも一日中。昼蕎麦を食べに行った頃から膝の痛み

が半端でなく、歩くのがホントツライ。しかし夕方A先生夫妻と早稲田のホテルロビーで待ち合わせ

ているので、ヤッコラセと出かけた。大崎にあるA先生宅は近く改装工事に入るため、その期間中家

具の一時預け場所兼夫妻の臨時住まいとして早稲田のマンションを提供するためだ。K岩長女М里ち

ゃんが引っ越した後ハウスクリーニングもしたので気持ち良く使って貰えそうだ。管理人に紹介して

鍵を渡し、夕食のためホテルに戻る。和食、鉄板焼、バー飯といろいろある中で中華料理の「皇家龍

鳳」がいいかも。私は何度もここで食べているが、彼らは初めてだから。鳳仙花コースは前菜に続い

て巨大な白ミル貝の披露があり、黄ニラ塩味炒めとして登場した。フカヒレ姿煮込みは1週間前にも

食べたよ、ヒヒ。この日一番私をカンドーさせたのは花椎茸入り蒸しスープ。しみじみ深い味だった。

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9月 20日(火)台風16号北上中 雨

朝 家食 イワシのつみれ入りきしめん、大粒納豆

 

       

 

大型の台風16号が今朝鹿児島県の大隅半島を掠め、宮崎県などに大雨を降らせながら四国上空に。

昨夜マンションの鍵のことで心配させてしまったK岩は実家の高知にいる。被害は無かったろうか。

昼 無し!

夜 家食 赤鶏の唐揚げ、生野菜、ポテトサラダ、厚岸牡蠣カレー、納豆、ズンドウチゲスープ

 

  

   姪のキリコから貰ったかきカレー

 

旅の準備をせねばならない。年がら年中そんなことを言っているが。薬の発注をした。2度も洗濯を

した。部屋の片付けも断片的にではあるが小1時間した。パクパク日記84週作成した。アップは

明日。今日の私は何と働き者なのだろう。午後高知のK岩から電話があった。同じ高知県でもご実家

のある南国市を台風はサァーっと通り過ぎて行ったのだそうだ。家食は納豆牡蠣カレーだよ。無酒日

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9月 21日(水)台風一過なのに曇り・・

朝 家食 イワシのつみれ入りきしめん、赤鶏の唐揚げ、生野菜、ポテトサラダ

昼 荒木町「宇な米」うな重(特上)4200

 

  

   鰻のタレはこの位あっさりしたのが好き!

 

夜中に台風16号の強い風と雨が窓ガラスを激しく叩いて何度も目が覚める、のだろうな、と覚悟

して寝たハズなのにぐっすり寝ていた。窓の外はぼんやりした曇り。台風は今いずこ。血圧を下げ

る薬が無くなった。降圧剤の薬を貰う(腹コワシなど他の薬もね)ため、近所の西洋医者に行く。

これまで一番弱い降圧剤を飲んでいたが、血圧は高いままなので一段強い薬にして貰った。さぁ、

思う存分鰻を食べてオーストラリアに行くかな。「いつものでいいですか」「はい」。特上が来た!

夜 成田日航ホテル「サンセットラウンジ」晩酌セット:生ビール2本と野菜スティック1600円、

彩り野菜炒め(小)1040円、春巻440円、鶏肉とカシューナッツ炒め(小)1480円、生チョコ

(サービス)麦焼酎Wロック3杯 @9360

 

  

 

いろいろ準備を終えてから前泊する成田日航ホテルに向かった。人間とは怖いもので、このホテルに

泊まったらどこで何を飲んで、何を食べて、誰とどんな話をするかまで、いやいや座るカウンターの

位置まで決めて律儀に守っているんだからねぇ、この定型化パターンには呆れるでしょ。ホテル側も

宿泊リストに私の名前を見つければ、「サンセットラウンジ」のカウンターには「予約席」のプレー

トが置かれ、何も言わなくてもサッポロ黒ラベルの生ビールと中華料理メニューが出て来る。女性バ

ーテンダー氏「Sさんから伝言があります」。えっ!ここにBちゃんが来たの?彼ともご無沙汰だ。

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9月 22日(木・秋分の日祝日)成田は雨 香港は晴れ 

第1食 成田日航ホテル「セリーヌ」朝食ヴュッフェ

 

   珍しくカレーを食べなかった!

 

第2食 キャセイ航空成田=香港ビジネスクラス機内食

 

 ほんの一口だけ食べた

 

第3食 香港空港キャセイ航空ラウンジヌードルコーナー 坦々麺と雲吞麺

 

  

             どの麺も小ぶりだから食べやすい。よく麺をほぐしてね

 

5時半起床。雨だ。ま、今日から私はオーストラリアに行ってしまうからカンケーないけどね。今日

は経由地の香港で食べたいものがあるので、ホテルの朝食はカレーを我慢したし、キャセイ航空の機

内食はほんの少量つついただけ。それもこれも香港空港のキャセイ航空のラウンジヌードルコーナー

で麺を食べるため!昔からこのラウンジが好きなのだが、なかなか食べる機会に恵まれない。毎年の

香港喰い倒しの旅はいつもANAで行くし、キャセイ航空利用で香港乗り継ぎの機会があっても時間

が無くて泣く泣く通り過ぎたことも何度かあった。今回は往路も復路も時間があるから嬉しいのだよ。

悩んだ末、坦々麺と雲吞麺を注文。麺が固まっているからよくほぐさないとね。雲吞麺の麺は残した。

第4食 キャセイ航空香港=パースビジネスクラス機内食

 

  

            メイン料理のチキンカレーが結構旨かった。窓側は斜めに座る

 

第5食 キャセイ航空香港=パースビジネスクラス機内食

 

  

 

キャセイ航空に乗るのは久しぶりだ。成田から香港までの機材はビジネス席2+3+2の従来型。小

さいことだがスリッパと日本の週刊誌など雑誌を準備していない。エンターテインメント関連では、

邦画も数本あったが、観る気にならなかった。午後3時パースに向かって離陸した便のビジネス席は

1+2+1の独立型。窓側席は、窓に向かって斜めに座る恰好だ。香港からパースまではまっすぐ南

に飛ぶ感じ。だから時差は無い。フライト時間7時間半の間に機内食は2回出る。最初の機内食のメ

イン料理チキンタイ風カレーは結構美味しくて食が進んだ。朝食べなかったカレーを夜取り返した。

アハハ。パースに到着したのは午後10時半。香港でもパースでも車椅子をお願いしたから楽チンだ

った。オーストラリアではいろんな食品(例えば卵や肉や乳製品)の持ち込みが禁止されていて、税

関で見つかれば即没収。数年前シドニー空港から入国した時は外国人もオーストラリア人も全員スー

ツケースをオープンチェックされてタイヘンだった。カップ麺などは殆どがスープにラードなど使用

しているから私は持って来なかったのだが、パースではする〜と皆通過した。あれれ、フリーパス?

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9月 23日(金)パースは降ったり晴れたり曇ったり 1豪j=約87円

朝 オーストラリア・パース ハイエット・リージェンシー 朝食ヴュッフェ

 

         無料のレッドキャットバスで市内を回る 桜の一種が咲いていた

 

昨夜ホテルに落ち着き、ナイトキャップのウィスキーをグビッとやってからベッドに入ったのは午前

1時半だった。それでも6時半にパチリとつぶらな瞳(誰のよ!)を開けて起床。シャワーを浴びて

から朝食ヴュッフェ。イギリスの朝食+中国料理少々といった感じの料理の並び方だ。このホテルに

5泊するので、朝ご飯が良いかどうかは結構大事。食後外に出てみると、存外寒くて風も強い。昨夜

雨が降ったらしく、地面が濡れていた。晴れて良かったね、と午前9時にホテルを出て歩き出したと

ころで雨がザーァっと降りだして。この街はいつもこんな風に天候が安定しないらしい。青空が出て

いたのに、5分後には大雨が降り、そして止んでどんより・・なんて猫の目のように天気がクルクルと

変わる。4系統あるキャットバスのうち、レッドキャットバスに乗って中心街まで移動。降りるとすぐ

ブルーキャットバスに乗り換えた。大雑把に言えば、レッドは東西に、ブルーは南北に循環している。

他にイエローキャット、グリーンキャットがある。驚くことにこれらのバスは全部無料!なのである。

昼 パース・ロンドンストリートenex100「Rolld(自由食)ヴェトナムセット(フォーボー&

ガー、春巻、アイスティー)13,8豪j

 

  

           一人でフードコートをぐるぐる回り、ベトナム料理を食べることにした

        パースでもっとも賑やかなヘイ通り。たくさんのショップとフードコートなどが並ぶ

                   最初に建てられた市役所パースシティホール  パースのシンボルのベルタワー

 

夜 パース・リーダービル「Kaiis Bros.」(自由食)クリーミーシーフードチャウダー22豪j、

シーフードプレートを4人でシェア 90/4豪j、キリンビール9豪j、白ワイン9豪j、赤ワ

イン9豪j

 

  

              タクシー代入れて83豪jの夕食であった

 

グループの予定はスーパーで食材の買いだしを行い、市民の憩いの場であるキングスパークの施設を

使ってBBQランチを楽しむ。その後広い公園を散歩して咲き誇るワイルドフラワーを楽しむという

魅力的なものだったが、何せ公園の中を相当歩くと聞いて、スーパー買いだし中に失礼した。皆さん

オージービーフ、海鮮、野菜、デザートなどをどっさり買いこまれていた。私は一人フードコートで

ランチを摂ることに。中華3軒、寿し・丼屋、カレー、スープ屋、ピッツァなど私にとって魅力的な

店舗が並び、悩みに悩んでベトナム料理にした。ここでフォーと揚げ春巻とドリンクのセットランチ。

余は満足じゃ。スーパーで買い物をし、賑やかな町をブラブラと散歩。こちらに住んでいるらしい日

本人を何人も見かけた。タクシーでホテルへ。今晩は自由食だが、希望者は人気老舗の海鮮料理屋へ。

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9月 24日(土) 晴れ

朝 パース ハイエット・リージェンシー 朝食ヴュッフェ

 

  

 

今日は今回のツァーの眼目である「ワイルドフラワーウォッチング」ドライブである。8時出発なの

で張り切って5時に起きた。こちらの気候は初春だが、初秋の日本とほぼ同じ気温と聞いていたので

薄物しか持って来ていない人が多い。ところが今年のパースは20年ぶりの寒さとかで、ムチャ寒いの

だ。薄物を重ね着するしかない。そんな準備をして朝食を摂ったのだがどうも具合が良くない。どん

どん悪くなる・・・こりゃダメじゃ。添乗員のS藤さんに連絡して急遽不参加を伝える。というわけ

で一番楽しみにしていたワイルドフラワーが散ってしまったよ。ったくもうって感じだよ。S藤さん

がホテル製のランチボックスと手製のゆかりおにぎりを届けてくれた。たくさんの花見て来てね〜!

昼 部屋食 ランチボックスとS藤添乗員特製ゆかりおにぎり、味噌汁

 

      5泊したハイエット・リージェンシー・パースはイースト・パースにある

        タクシードライバーが「マイアミに負けてないでしょ」というパーム並木道

       パースを流れるスワン川は南西15`にある港町フリーマントルからインド洋にそそぐ

というわけで、晴天の日に一人ホテルに残った。午前中は静かに休んでいたが、落ち着いて来たの

で客室でランチにしよう。お湯を沸かしてスーパーで買って来た豆腐味噌汁とゆかりおぎり。美味

しいなぁ。ランチボックスに入っていたバゲッドサンドイッチは二口、フルーツは半分だけ頂く。

午後はホテルの裏側に広がる公園とその先にあるスワン川を散歩。西側方面に町の中心街が見える。

この川は15`先にある港町のフリーマントルを通ってインド洋に注ぐ。良い天気だが風が強くて。

客室に帰ってから12月の旅の変更作業。海外をキャンセルして国内ホテル3カ所の予約を完了した。

夜 パース ハイエット・リージェンシー「マレーシア」チキンコーンスープ、海老のガーリック炒

め、豚の角煮、シンガポール風魚の蒸し煮、緑野菜の炒め物、野菜の春巻、ジャスミンライス、

ココナッツプリンシナモン風味、生ビール10豪j、白ワイン10、5豪j、赤ワイン11豪j 

 

 箸で食べる料理はいいね

 

今夜はホテルの地下にある「マレーシア」で夕食。パースに来て全員揃う初めての食事だ。食事の

前に自己紹介タイムがあった。88歳の方始め14名中80代の方が4人いらした。今日の「ワイルド

フラワーウォッチング」ドライブの感想を聞いてみた。Y山さんの話では「写真で見た見渡す限り

ワイルドフラワーが咲きこぼれるイメージが頭にあったので、正直ガッカリ。ところどころにポツ

ンと咲いている小さい花を見つけるような塩梅で・・」ということだった。わかる、わかる、私も

6月にピレネー山脈の高山植物の旅に行った時そんな具合だったから。それでも午後はナンバン国

立公園のピナクルスで奇石群を楽しんだのだそうだ。あぁ「荒野の墓標」って言われる石灰岩塔ね。

私も見たかったなぁ。今夜の食事はスープが出ただけで1時間何も出てこない。3点セットの酒も

無くなっちゃうよと文句を言っていたら、ご飯と料理がいっぺんにやって来た。幾皿も写真撮って、

自分の分確保して、メモして、飲んで食べて話して・・あぁ忙しい!この店、ほぼ満席で盛況だ。

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9月 25日(日)晴れ   大関豪栄道全勝で初優勝!

朝 パース ハイエット・リージェンシー 朝食ヴュッフェ

 

   早くも4日目の朝

 晴天の日曜日。スワン川沿いを散歩する人、ジョギングする人、犬を運動させる人など見かける

 

昼 パース郊外モスマン「モスマンレストラン」生牡蠣の前菜モスマンスタイル、エクスマウス産海

老料理、アップルクランブ

 

        モスマンパークにある「モスマンレストラン」はシーフードが自慢

            店内に架けられた着古した茶色の皮ジャン。実は木製の彫刻!

    

        モスマンはパース中心部から15`の高級住宅地。日曜日の今日オリエンテーリングがあった

 

今日午前中のグループの予定は公共バスと鉄道を利用してモスマンパーク駅まで移動し、それから

15`ほど坂道の多いモスマンの街を散策して豪邸を外から見学。坂の下スワン川に面しているモ

スマンレストランでランチ、というもの。昨夜S藤添乗員から、今の膝の痛みでは坂道を上がり下

りは辛かろうからタクシーでレストランまで来てはどうかと提案があった。気に入ったよ、その案。

そんなことで今日も皆さんとは別行動を取った私だった。晴天の中のタクシードライブいいねぇ。

30分間あちこちきょろきょろしながら楽しんだ。「モスマンレストラン」のスワン川側は大きなガ

ラス張りになっていて素晴らしい景色を眺めることが出来る。料理はシーフード。先ずは小さめの

生牡蠣が6個。ナマは当たったことあるから加熱して、という人も数人いた。メインは海老料理だ。

夜 パース「HIRLООМ」(自由食)セット(ポーク・筍・ズッキーニヌードルのスープ、ナシ

  ゴレン、ビール)50豪j、白ワイン9豪j、赤ワイン9豪j

 

 スープは変てこ。ピッツァ2切貰った

 

午後は坂を上ってモスマンパーク駅まで行き、電車で古き港町のフリーマントルに行くという皆さん

とお別れしてホテルに帰ることに。フリーマントルも行きたかった場所なんだけど。帰りのタクシー

ドライバーも楽しい人だった。ここは「THUNAMI」という名前の日本料理レストランだよ、こ

こから写真撮るといいと思うよ、待っているからどうぞ、この町は金持ちばかりが住んでいるんだよ、

キングスパークのワイルドフラワーは素晴らしいんだ、この並木道見ているとここはマイアミか、な

んてね、ホテル裏の広い芝生は小さな水陸両用の飛行機が離発着できる場所であるんだよ、なんてね。

お陰で少し物知りになった。今日はアメフットチームの試合があった。春負けたチームとの対戦だっ

たので心配していたのだが、2713で勝利した!わ〜い!大相撲千秋楽。白鵬休場の今場所で久々

の日本人横綱・稀勢の里誕生を祈ったのだが、黒星でスタートして負けが込み、いつものようにガッ

カリさせられた。しかし、思わぬ伏兵がいて大盛り上がり、カド番だった豪栄道が何と全勝で初優勝

してしまったのだ。来場所も優勝なんてことになったら、日本人横綱・豪栄道も夢ではない!なんて

急遽変わったりしてね。日ハムの大谷翔平君も大活躍だったようで嬉しいな。今夜も自由食だ。こん

な交通不便な立地のホテルなのに度重なる自由食ってメーワクでしかない。希望者は近くのホテルの

オーガニック料理レストランに行った。メニューは事前に配られていたから既にオーダー済。前菜と

メイン、ドリンクのセットで私はスープとナシゴレンを注文。このスープが何とも摩訶不思議なシロ

モノで皆さん一口飲んで「ナニ、これ!」。ナシゴレンはまずまずだ。H見母娘とワインの話をする。

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【今週の振り返り】

初めてオーストラリアに行ったのは3536年前くらいだろうか。シドニーでもなく、ゴールドコース

トでもなく、エアーズロックでもタスマニアでもなく、ましてやグレートバリアリーフでもなかった。

メルボルン。知っていますか?私らの世代は当地で1956年(昭和31年)メルボルンオリンピッ

クが開かれたから、記憶もくっきり「あぁ、あのオリンピック開催地のメルボルンだぁ」と行く前は

ウキウキしていた。メルンボルンオリンピックでは日本代表は4つの金メダルを獲得。体操の小野喬

や水泳の山中毅が活躍した大会だった。行ってみたら、あまりにのんびりした町に唖然。オーストラ

リアでは2番目に大きな町ということになっているのだが、自然がいっぱいでたら〜〜っとした感じ

が何とも心地良かった。帰国してから20年間くらいは「海外に住めと強制されたら迷いなくメルボル

ンを選ぶ」と繰り返していた。するとどうだ!2002年と2004年の2度もエコノミスト誌開催

の「世界で最も暮らしやすい都市」で第1位を獲得した。ようやく、世界が私の意見に追いついたっ

てわけさ。

 

メルボルンに行った時、耳にした街の名前がパースだった。大きなオーストラリア大陸の最西端にあ

る街で、列車で行く場合はシドニーから特急でも3泊4日の旅となると。現在はどの位時間がかかる

のかと調べてみたら、インディアンパシフィック号でシドニーを水曜日の午後2時55分に出発する

と、途中アデレードなどを通ってパースに到着するのは土曜日の午前9時10分となるそうだ。あれ

から相当年数が経過したのに計66時間15分、やっぱり3泊4日かかるということだ。さぞやお尻

が痛くなるだろうなぁ。そのパースを「世界一美しい街」だという人もいるそうだ。そうか、パース

かぁ、いつか行ってみなくっちゃな。

 

私が知っているパースは、西オーストラリア州の州都パースだけなのだが、他にも世界で5ヵ所もパ

ースがあることを知っビックリ!何と何とオーストラリアにもあるのですよ、別のパースが。タスマ

ニア州のパースがあった。イギリス・スコットランドのパース、カナダ・オンタリオ州のパース、ア

メリカ・ニューヨーク州のパース、同じくノースダコタ州のパースがあるんですってさ。オーストラ

リア海軍には2隻もパース号という軍艦もあるらしいよ。

 

そうそう、以前香港には7月帰国したK岩の他にもう一人カタカナ会社時代元部下だった女性が住ん

でいた。ご主人は大手土木会社にお勤めだった。香港の海底トンネルの工事が終了したら次はどこに

行くのだろうと思っていたら、ご主人の次の任務地はオーストラリアのパースだった。いいなぁ、と

海外勤務の苦労も考えずに無責任にも思ったものだ。そうそうついでに、パースの近くにはフリーマ

ントルという港町がある。その町名を聞いた私は、小踊りした。フリーマントルと言えば、私にとっ

てはブライアン・フリーマントル。イギリス生まれの作家である。1973年「別れを告げに来た

男」が新聞社の部長勤務の傍ら著したデビュー作で、以来フィクション、ノンフィクション併せて

多数の作品を残している。30年近く愛読したフリーマントルだが、彼の作品で特に気に入ってい

るのは「チャーリー・マフィン」シリーズ。外見はおよそ風采の上がらない男でいつもサイズが合

わないくたびれた靴を引きずっている英国情報部員チャーリー・マフィン。この風貌で相手を油断

させる彼だが、実は頭脳明晰な超優秀なスパイで・・。15作あっただろうか、シリーズ作品には

「○○の男」のタイトルがつく作品が多かった。おっと中には「○○の女」もあったな。ただ、お

気に入りの作家と同じ名前だというだけで、フリーマントルにも行ってみたいと思っていた。

 

滞在期間は来週もちょっとあるが、今のところは、何しにパースに来たんだか、って感じだよなぁ。

膝痛と腸の具合が悪いせいとはいえ、これではあまりに悔しかねぇ。

足りているのは、栄養と睡眠。う〜〜む、なのである。

 

              栄養と睡眠がたっぷりニャらいいニャン

 

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        *昨日某国Aから帰国しました。1日でコレ作って、明日朝某国Bに出発です。

         はぁ〜〜であります。