パクパク日記16年10月2週

               気温10℃のドイツから帰国。1日おいて30℃のモルジブへ

   

        葉も色づくドイツ  モルジブの海

 

10月 10日(月・体育の日の祝日)ドイツは曇り   1€ユーロ=約120円

朝 ボン「ヒルトン・ボン」朝食ヴュッフェ

 

   このホテルの朝食ヴュッフェも3回目!

           ガイドブックに載っていないモノトーンの村フロイデンベルク

       ふと視線を感じて(?)上をみると猫様が睥睨しておられた

               白と黒だけの木組みの家が静かに佇んでいるフロイデンベルク

 

先週金曜日からドイツに来ている。ベートーヴェンが生まれたボンに3泊し、1ヶ月間に渡って開催

されたベートーヴェン音楽祭の最終日にベートーヴェンホールでコンサートを楽しんだのは昨夜のこ

とだ。3泊したヒルトン・ボンホテルをチェックアウトして、バスで1時間半のフロイデンベルクに

向かった。ガイドブックにも出ていない小さな村なのだが、木組みの家が多いドイツでもここは白と

黒のみのモノトーンが特徴。石畳の道をゆっくり一人で歩いてみたが、会ったのは3階から見降ろし

ている猫だけだった。小高い丘に上って街並みを眺めた人の感想は「絵画を観るようだった」そうだ。

昼 ヴェッツラー「ステーキハウスBOLEROビーフスープ、サラダ、ラムステーキポテト添え、アイ

スクリームホットラズベリーソース

 

      ランチを摂ったレストラン。何と2階の部屋にあのゲーテが一年下宿していたのだ

ヴェッツラーの木組みの家はカラフル  左側の家にゲーテの叔母さんが住んでいた    シャルロッテに恋したゲーテ  

         シャルロッテ・ブフが住んでいた家 シャルロッテ16人姉弟の次女だった

         ロマネスクとゴシックが混じった大聖堂はカソリックとプロテスタントが共存している

  

ヴェッツラーの街には最高裁判所があった。1772年、ゲーテは法律を学ぶためこの街にやって来て、

シャルロッテという娘に出会い一目で恋をする。しかしシャルロッテには既に婚約者がいた。彼女を

諦め切れないゲーテは苦しい時を過ごす。その時の苦悩が「若きウェルテルの悩み」の構想となり、

大ベストセラーの作品となるのである。「今日のランチは美味しいね」と何も知らずにラムステーキ

をパクパク食べていたら「この建物の2階にゲーテは一年間下宿していたんですよ」と聞いてビッ

クリ!こじんまりした広場を挟んで斜め前に叔母さんが住んでいた関係でここが宿になったようだ。

叔母さんの監視があってもゲーテはしっかり恋をし、そして失恋したわけだが。ここの大聖堂はカソ

リックとプロテスタントが共存する珍しいものであったが、ドイツにはこういった教会が25ヵ所あ

るのだそうだ。ヴェッツラーの街は昔から光学技術が盛んで、カメラなどのメーカーが数多くある。

 

      ルレ・エ・シャトーの一員「ゾンネ・ホテル」のこじんまりしたジュニアスィートルーム

     各部屋には客の忘れ物のようなボストンバッグが・・・中身はバスタオル!!スチームバス用

 

夜 フランケンベルグ「ゾンネ・ホテル」鴨燻製とコーンサラダ、レンズ豆、魚のフィレとじゃが芋

  のリゾット グリーンアスパラ添え、クリュームブルレとラズベリーソルベ、生ビール大35€、

  白ワイン8€、赤ワイン8€

 

 

今夜から2連泊するのはフランケンベルグの「ゾンネ・ホテル」。ルレ・エ・シャト-のラグジュア

リーホテルである。いくつもの価値基準の厳しい審査を受けて加盟を認められたルレ・エ・シャト-

のホテルやレストランは今や世界で60ヵ国以上に530に上る。ゾンネとはドイツ語で「太陽」。

客室内にも太陽マークが効果的に使われている。客室はジュニアスイートルームにアップグレードし

て貰ったが、存外こじんまりした可愛らしい部屋だった。部屋に入って最初に目に飛び込んで来たの

は茶色のボストンバッグ。前のお客が忘れて行ったのかしら、とそっと開けてみると中身はバスタオ

ル。なーんだ、別館にあるスチームバスに持って行くためのタオルね。遊び心あるね、このホテル。

ツァーの全員で夕飯をたべるのは実はこれが初めて。4日目なのにね。やっと3点セットを飲めるぞ。

              _____________

 

10月 11日(火)フランケンベルグは曇り

朝 フランケンベルグ「ゾンネ・ホテル」朝食ヴュッフェ

 

   夜中3時40分旅行社から電話がかかって来た😢

 左側が「ゾンネ・ホテル」の本館     16世紀に建造された市庁舎が真ん中に    右側がホテルの別館

  小さな町だが大聖堂もある       メインストリートには人影が無い

パン屋さんの店先で仕事に励むのは        こんな可愛い看板も        こんな可愛い花も

 

昼 フランケンベルグ「ゾンネ・ホテル」客室にて T沼添乗員特製おにぎりと天ぷらそば、フルー

ツ、緑茶

 

  

 

この旅のもう一つの目的は、ケラーヴァルト国立公園を馬車で移動しながら黄葉を楽しもうというも

の。なかなかに魅力的な一日になりそうなのだが、私はいくつかの事情が重なって参加しないことに

した。ボンですっかりタクシー4人組で仲良しになったI井さんも残られると。皆さんが出かけられ

て暫くしてから、私は一人散歩に出た。ホテルは16世紀に造られた市庁舎を真ん中にして左右に本館

と別館がある。市庁舎の表玄関の真ん前が街のメインストリートらしいのだが静かなもの。坂道の多

い街だ。大聖堂に行ってみたが残念なことに鍵がかかっていて入ることが出来ない。買い物でもと思

ったが、入れるのはワインと雑貨を置いた店があったきりだ。後刻聞いたら、坂をズンズン下りて行

けばもっと賑やかな商店街があったそうだが。ホテルに帰ってからI井さんのお部屋に遊びに行った

のだが、タイミングが合わず残念だった。因みにI井さんは私と誕生日は1日違い。102日に90

歳のお誕生日を迎えた由。ランチは、添乗員のT沼さん手製のおにぎりと天ぷらそば。美味しいなぁ。

夜 フランケンベルグ「ゾンネ・ホテル」山羊のチーズ、マンゴーサラダモッツァレラチーズ、ワイ

ルドマッシュルームスープ、ビーフフィレ キャベツとポテト添え、チョコレートとブラックベ

リー、生ビール大35€、白ワイン8€、赤ワイン(旅行社のサービス)

 

  

 スープは塩辛いがビーフフィレは柔らかで美味しい!

 

今日皆さんはケラーヴァルト国立公園からフランケナウ村やバードヴィルドゥンゲンに行かれたそう

だが森林は未だ色づいていなかったと聞いた。フランケナウ村ではパン焼き体験や動物がたくさんい

る農場見学が楽しそうだった。早くも今夜はこの旅のお別れ会。ホテルの食事は昨夜よりずっと豪勢

だ。ドイツは一般的に塩味が濃くて、どうも私ら日本人にはから過ぎる。その分ビーフが柔らかくて

美味であった。私を含め1人参加4人の他に祖母と孫娘、母と娘、姉妹とご家族がおられた旅だった。

              _____________

 

10月 12日(水)フランケンベルグは小雨 フランクフルトは曇り

朝 フランケンベルグ「ゾンネ・ホテル」朝食ヴュッフェ

 

   今朝は1番!

 

遅い昼 ANAフランクフルト=羽田ビジネスクラス機内食(和食)

 

 

5時には起きようと緊張して寝たら、4時に目が覚めてしまった。今日は帰国日だ。目覚めてすぐす

ることは膝の運動。9月29日に膝の治療手術をして以来、毎日100回以上の運動を命じられて

いる。当初は37回目で決まって右大腿部が痙攣した。今朝は57回目。痙攣が収まるまで暫く休

んでまたやるのよ、外は未だ真っ暗だ。1番にレストランで行き急いで朝食を摂る。7時45分出

発だったが、のんびりした人がいて結局バスが動き出したのは8時過ぎ。ぐずぐずしている人には

イライラする性格だ。フランクフルト空港でアムステルダム経由で帰られる皆さんとお別れし、現

地ガイドのキヌコさんとタクシーで第1ターミナルまで移動。時間もギリギリになったので、車椅

子は直接ゲートに行って貰った。車椅子楽ちん、ありがと。行きはファーストクラスだったが帰り

はビジネスクラス。機内アナウンスで「ギャラクシー7を使うな。充電もするな!」と注意喚起し

ていた。人気作家有川浩原作の映画「植物図鑑」を観たのだが、主人公を演じるのは高畑充希と岩

田剛典。高畑充希は演技巧いけど「とと姉ちゃん」を半年観たので何だか不思議。料理上手だった

のに、何でコンビニ弁当ばっかり?なんてね。ANAの「めし友図鑑」シリーズが始まったというの

で観たのだが、MCの別所哲也は髭面。これでは食欲がわかん。髭剃れよ! やっぱりご飯は旨い!

             ______________

 

10月 13日(木)東京は曇り プミポン・タイ国王崩御  ノーベル文学賞にボブ・デュラン受賞

朝 ANAフランクフルト=羽田ビジネスクラス機内食(挽肉餡かけ丼、「一風堂」味噌ラーメン)

 

 

帰国後知ったのだが、この日関東地方では大規模停電があって大騒ぎだった由。東電の地下トンネル

内で火災が起きたことが原因だったらしいが、そのケーブルを覆っていた箱状のケースは完全に焼け

てしまったが、このケーブル、設置から35年以上経つのに35年間一度も点検していないのだそうだ。

挽肉餡かけ丼と「一風堂」味噌ラーメンのダブル炭水化物。いいのか、そんなもん食べてぇ!えー、

よくは無いと思います。だから丼は具だけ食べて、ラーメンは麺3分1だけ食べました。お許しを!

昼 舟町「峨眉山」ココナツミルク入りビーフカレー定食950

 

  

 

午前6時42分羽田空港着陸。離陸の遅れを飛んでいる間取り戻したようでちょい遅れとなった。午前

8時には早くも我が家の洗濯機はフル稼働しておった。羽田空港は近くていいね。ランチは「峨眉山」

でビーフカレー定食を食べた。中国料理屋でのカレー。大昔だが青山一丁目というか乃木坂にある「み

んみん」で食べたのが初めてだった。ナスカレーという不思議なカレー。それ以降も食べてはいると思う

が、もう一つ印象に残っているのは、今年5月神戸元町の「民生支店 香美園」で食べたカレーだった。

「峨眉山」のカレーはスープカレーのような薄さで、どうやって食べてよいものやら。隣のオネエさん

はご飯をスプーンに取ってカレーに浸して食べている。私はカレーを丼ご飯にかけて食べてみようかな。

夜 舟町「舟町一期」お通し:カツオ昆布、茄子の焼き浸し650円、松茸の土瓶蒸し2100円、秋刀魚

の肝醤油焼き1250円、栗の天ぷら860円、海老真丈サンド揚げ880円、生ビール2杯、麦焼酎 

8020

 

  

 

夜行った「舟町一期」のメニューには秋らしいご馳走が並んでいた。松茸、栗、秋刀魚 秋茄子・・。

やっぱり食べ物は日本だよなぁ。松茸シャキシャキ、栗はほっこり。美味しくて嬉しい。プロ野球の

クライマックスシリーズのセリーグは広島が2勝している。飲みながら、パリーグの試合経過をスマ

ホで追っていた。ヨシ!あとアウト1つ取れば日ハムの勝利だ。結果は帰宅してから見ればいいや。

で、10分後帰宅してまさかまさかの逆転にびっくり。9回に3点入れられたぁ・・。ケッ!って感

じ。まさかまさかと言えばもうひとつ。ノーベル文学賞にボブ・デュランが受賞したのだよ。毎年騒

がれている村上春樹は年齢的に今年もダメだろうとは思っていたが、想像もしない結果に驚くばかり。

            ______________

 

10月 14日(金)晴れ 今日は爽やか~な秋日和 

朝 家食 野菜サラダ、卵トーストサンド、スンドウブチゲ、ヨーグルト

昼 四谷三丁目「サイゼリア」小海老のサラダ399円、野菜好きのカボチャのスープ149円、ミート

ソースボロニア風399円、ドリンクバー+190

 

   パスタの写真撮り忘れた!珍しい

 

昨日帰って来たばかりだとほっこりしていられない。だって明日朝には出発なのだから。はぁ~~。

昨日の大洗濯大会の成果(洗濯モノのこってす)を取り込んで、真夏用の旅支度。サンダルに水着に

帽子に日焼け止め・・そうだ、虫対策も必要だな。昨日までの旅に持って行ったものとエラク違うの

でまごつくよ。集中してやったので午前中のうちに旅支度完了!ではパクパク日記でも作るとするか。

昨日崩御されたプミポン・タイ国王はタイの国中を悲しみに沈ませた。18歳で王位に就き88歳で亡

くなったから70年間もの長きに渡り王位に君臨された。タイの人々は国王を限りなく尊敬していた。

夜 家食 ゴーヤチャンプルー、おでん、紅鮭おにぎり、茄子の味噌汁

 

  

 

旅の準備と並行してパクパク日記の作成もしている。長い間憧れていたオーストラリアのパースに行

った9月4週分だ。こんな多忙な日、夕食を外に食べに行けば必ず(ほぼ)酒も飲む。飲んだら日記

作成者としては役立たずとなる。酔って何を書くかわかったものじゃない。だから家食+無酒日だ。

ところが苦心の作をUPしたら文字は3色カラフル、文字には訂正罫線がかかるなどムチャクチャ。

慌てて夫婦でコース料理を召し上がり中のA先生に連絡して夜遅く来て貰った。直ってUP!感謝!

            ____________

 

10月 15日(土)東京は晴れ

第1食 成田空港さくらラウンジ ビーフカレー、味噌汁

 

   さくらラウンジにもカレーが!

 

5時半起床。今日からモルジブに行く。寒いドイツから一昨日帰って来たばかりというのに。大事な

のは気持ちの切り替え。昨夜、A先生の助けを借りてパクパク日記をUPした。ふぅ~ である。シャ

ワーを浴び、手荷物の準備をしてと。「とと姉ちゃん」の後始まった朝ドラ「べっぴんさん」を5分観

たところで出発。最近は海外旅行でも、成田空港より羽田空港出発の方が多い。まぁ、羽田発の旅を

選んでいるようなところもあるからね。1時間半後の午前9時成田空港第2ターミナル到着。スリラ

ンカ航空に乗るのは9年ぶりである。搭乗ゲートは85番でトラム廃止された向こう側だ。それじゃ

ぁやっぱり車椅子お願いしましょうかね。久々のさくらラウンジ。カレーがあった。なかなかイケた。

第2食 スリランカ航空成田=コロンボ ビジネスクラス機内食(カレー)

 

 2番目はチキンカレー

 

搭乗口でやっぱり車椅子に乗っているO田さんと再会した。今年の2月イタリアオペラの旅でご一

緒だった。ご高齢だが芸術的関心旺盛の長崎のご婦人である。今回は車椅子お揃いですね、と笑い

合う。スリランカ航空のCAの制服はカラフルなサリー。スレンダーで無い人はお腹周りの浅黒い肌

がはみ出ちゃうのだ。日本語堪能な女性もいて「あなたなに飲む?」。和食もあるが2度目のカレー。

第3食 スリランカ航空成田=コロンボ ビジネスクラス機内食(サラダとスープ)

 

 要らない!というのに

            コロンボ空港ではリフトローダーを使って飛行機を降りたのだよ

 

成田空港からスリランカのコロンボまで9時間20分のフライト、時差は-3時間半である。2度目

の機内食はイラン!と断ったら、日本語出来るCAが「サラダとスープだけ食べなさい」。強いのだ。

コロンボの空港で驚いたことがあった。ビジネス席の客が全部下りた頃、搭乗口の反対側のドアが開

き、その向こうにリフトローダーが扉を開けて待っているではないか!エプロンにつけた航空機から

直接乗り降り出来る場合は車椅子で対応可能だが、飛行場内からバス便でターミナルに向かう時はこ

れを利用するらしい。私らの移動のために、係員が4,5人つきっきりでО田さんと一緒に恐縮する。

リフトローダーがウィーンと下がって車椅子はビジネスラウンジに向かった。やれやれ、凄い歓迎だ。

第4食 スリランカ航空コロンボ=マレ ビジネスクラス機内食(カレー)

 

  

   コロンボ空港を出て南西に向かう    北マーレ環礁のマーレ国際空港へ     3回目のカレーはマトン

 スピードボートで50分!揺れる!        4泊する301号室に着いたのは午後11時過ぎだった

  客室の外には小さなプールが        飲み物はすべてフリー   スーツケースは12時15分に届いた

 

2時間弱後、モルジブのマーレ空港行きのスリランカ航空に搭乗。飛行機の入口まで車椅子を押して

くれて感謝!成田からの機材は古っくさかったのに、今度は先日パースに行く時乗ったキャセイ航空

と同じ新しい機材だった。こっちを長距離にしろよ、と言いたい。1時間半ほどのフライトだがまた

もや機内食が。今度はマトンカレーにしようかな。朝昼夜とカレーだった。時差-30分、日本との

時差は4時間となる。空港から外に出ると、もうそこは海。スピードボートやフェリーが係留されて

いる港である。風が強くて肌寒い。揺れるスピードボートに決死の覚悟で(大げさな!)乗って50

分。揺れる揺れる。一度シートから滑りおちそうになった。時折海水がバチャっと窓ガラスの隙間か

ら入って来る。寒くて揺れてツライ時間だ。午後9時ようやく着いたところは北マーレ環礁のヘレン

ゲリ島だ。空港でもランドの日本人男性が出迎えてくれたが、ここでも日本人女性スタッフのカレン

さんがお出迎え。ボートの酔いもあって結構ヘロヘロなのだが、レセプションから各自のコテージに

行くまで、スーツケースが届くまでエラク時間がかかった。そう易々とは極楽には辿り付けないのだ。

            ___________

 

10月 16日(日)モルジブは晴れ! 暑いぞ!   日ハム日本シリーズ進出決定!

朝 モルジブ・オーブル・バイ・アトモスフィア・アット・ヘレンゲリ「ザ・スパイス」朝食ヴュ

ッフェ

 

 

          レストラン「ザ・スパイス」で朝昼晩ヴュッフェの食事

 

      お天気が良ければこんなテーブルで食事も可能             島内のメインストリート

       ラグーン・ヴィラには小さなプールがついている。階段を下りれば海。今は干潮

 白い建物がラグーン・ヴィラ

昼 モルジブ・オーブル・バイ・アトモスフィア・アット・ヘレンゲリ「ザ・スパイス」ランチヴュ

ッフェ、カルスバーグ生ビール

 

      バーの隣には大きなプールがある   雨季のせいか風がいつも吹いている

 

疲れていたのに、昨夜は1時間おきに目が覚めた。5時半に起きてシャワーを浴び、カーテンを引い

てみると海が真ん前にあった。階段を数段下りれば海に入る。ふーん、海の色も綺麗だね。さて、そ

れでは朝ご飯行こうか。このリゾートでは食事はすべてヴュッフェ。朝も昼も夜もヴュッフェ・・。

朝食を摂っていたら添乗員のМ原さんが「今日はガーファル島というローカルな島の観光です。1時

間程歩きますが膝が痛いのなら止められた方がよろしいのでは?」と言われた。行く気満々だったが

そう言われてはなぁ、行きます!とは言えんわなぁ。はい、わかりました。止めます。自室のプール

前のソファに寝ころび本を読む。風がそよそよと吹いて何て気持ちがいいのだろう。そのうち眠くな

ってウトウト・・・。う~む、最高の気分だ。暑い中歩いて観光するより、この過ごし方が贅沢だよ。

皆さんの帰島時間が遅れて、ランチ後の自己紹介タイムは1時半となった。渡った島でスコールにあ

ったり高い波で船が随分揺れたようだ。女性9名、男性5名、札幌から2名、豊田から2名、長崎か

ら1名、ご夫婦3組の14名の参加者だ。見たことがあると思ったT橋さんは2年半前南アメリカ

3ヵ国+トリニダードトバゴでご一緒しましたねぇ。スリナムのガソリンスタンドのトイレを借りた

時、T橋さんが出ようとして閉じ込められタイヘンな騒ぎになったことを思い出した。総出で彼女の

救出に参加しドアに穴を開けて鍵壊したんでしたね。午後は部屋のプールに浸かろうと水着に着替え

たのだが、風が強いせいか肌寒くて水に入る気持ちになれない。またもや本を読んでウトウトして。

夜 モルジブ・オーブル・バイ・アトモスフィア・アット・ヘレンゲリ「ザ・スパイス」ディナー

ヴュッフェ、生ビール、白ワイン2杯、赤ワイン2杯

 

 

 

部屋は西向き。夕刻美しい夕陽を見ることが出来た。真っ暗な中をレストランに向かう。ステッキつ

いてノロいせいもあるが、レストランまで5,6分かかる。それでも私なんぞお願いして近い方の部

屋にして貰ったが、一番端の部屋になった人は健脚でも島内の移動がタイヘンらしい。О田さんと2

人で夕食を摂った。客室の冷蔵庫もフリーだが、レストラン&バーのアルコールもオールインクルー

シブ。高いワインなど飲む場合は有料だ。昨日の3食、今日の朝昼カレーだったので夜は抜いた(笑)。

やきもきしていたパリーグのクライマックスシリーズ。ようやく日ハムが7―4でソフトバンクに勝

利し、日本シリーズ進出を決めた。驚いたのは9回表で大谷が投手に回ったこと。そして怪物22歳

は165㌔を3回もマークして圧巻のピッチングを見せたのだ。栗山監督も粋なことをしてくれるよ。

           ____________

【今週の振り返り】

モルジブはインド洋に浮かんでいる。インドとスリランカの南西のインド洋に。26の環礁(円形状

の珊瑚礁)と1200の島々で構成され、約200の島に40万人の人々が住んでいる。かつては後発開

発途上国、いわゆる最貧国の一つだったが、今は主にリゾート産業の発展で南アジアでは豊かな国

となった。たくさんある島は機能が特化されていて、リゾート島、空港の島、ゴミの島、囚人の島、

観光の島などに特化されているんだって。リゾートの島は100以上あるようだが、「一つの島に

は一つのリゾートホテル」と決められていて、土地はすべて国家のものだ。12世紀アラブ人によっ

てイスラム教が伝えられ、以来モルジブはイスラム教国家となる。よってモルジブ国民は酒を飲む

ことは厳禁。外国人観光客も入国する時アルコール類の持ち込みは禁止されている。いつもウィス

キーを日数分持っていく私だが、カップ麺(スープにラードが使われているから)も含めて何も持

って行かなかった。リゾート島に滞在している外国人観光客に限って飲酒は自由とされているのだ。

滞在したホテルもそうだったが、アルコール類はオールインクルーシブが多い。こういう時、酒を

飲めない人は不利というかもったいないやね。私はしっかり元を取ろうとしたよ(笑)。

 

今回私達が滞在したのは、北マーレ環礁にあるヘレンゲリ島に昨年11月にオープンしたオーブル・

バイ・アトモスフィア・アット・ヘレンゲリである。ヘレンゲリ島は細長い島で、1周するのにゆ

っくり歩いて1時間くらいのようだ。ほぼ真ん中にプール、バー、レストラン、ショップなどがあ

るが、レセプション、船付き場、スパなどは島の端っこだから、逆側の端っこの部屋を宛がわれた

人は移動がタイヘン。バギーを呼んでも、いつ来るのか当てにならない。だから他の島に行く日な

ど遠い人はすべての荷物を持ってレストランに来られていた。南の楽園も具体的なことを考えると

手放しで「らくえ~ん」なんて夢見ていてはイカンのである。新婚らしいカップルもたくさん見

かけたが、段どりのことで喧嘩なんかしないでね。でもどっちでもいいか、アハハ。

 

11月から4月までは乾季、5月から10月までは雨季。今は雨季のオシマイの頃。年間の気温は28

度から32度くらいで高温多湿の気候である。天気が良い日日光に当たるとムッチャ暑いが、曇っ

たり雨が降ると風も強くかなり寒さを感じる。今回参加した方々の多くはシュノーケルが目的だっ

た。2日目にシュノーケルをやった人に伺ったのだが、島の周囲の珊瑚礁はほぼ死滅していたそう

で色を失っていたと。そうなのだ。地球温暖化による海面の上昇と珊瑚礁の死滅でモルジブは沈ん

でしまう危機が迫っている。2年半前に行ったキリバスも島の水没の危機に晒されていた。ツバル

は世界的に知られているが、国土浸水の最も深刻な状況を迎えているのはキリバスなのだ。キリバ

スの人々はフィジーへの移住も考えながら、懸命にマングローブのヤエヤマヒルギを植樹していた

が、それがどれほど有効なのかは心もとない話でもあった。モルジブの海抜は一番高い場所で2、

4㍍という平坦な島。1㍍海面が上昇すると、国土の8割は水没してしまう。東京都の豊洲では

行われなかった盛り土するか、インドとかスリランカ、オーストラリア当りにリゾートで稼いだ

資金で土地を購入して移住するか、そんな対策が考えられているらしい。そんなモルジブの悩み

なんか知らないもんね、って感じでリゾートホテルはぽや~んとしているんだけどね。あっ、私も

ぽや~んしてます。

 

             いつだってぽや~んだニャァ

 

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