パクパク日記17年5月1週

                 お天気に恵まれた大型連休は東京で新緑を楽しんだ

 

        椿山荘三重塔  初お目見得 眞秀君

 

5月 1日(月)晴れ 午後何度も激しい雷雨!

朝 家食 玉子トーストサンド、オニオンスープ

 

   タカミちゃんから金峯山寺健脚のお守り

 

昼 銀座・コリドー街「胡同マンダリン」麻婆豆腐と油淋鶏のセット(ご飯、スープ、小菜付き)

1000円、杏仁豆腐300

 

  

 

久しぶりに東京の家に帰ると郵便物がドカーンと溜まっていた。中に岐阜大垣に住むタカミちゃんか

らの封筒も。開けてみると一本歯下駄のお守りが入っていて、桜で有名な奈良吉野に行かれた折、金

峯山寺で健脚のお守りを買って下さったそうだ。ありがとうございます。丁度今日は膝クリニックに

行く日だった。しかし、いつだったか近くの病院で撮ったМRIの結果をドクターに知らされてガック

リ来る。うーむ、「ガラスの膝」と思っていたが、これじゃあ「氷の膝」ではないかいな。極小の大

谷翔平の種みたいのを膝に入れて育成してはいるが、その埋めるべき穴の何たる大きなことか!失っ

た軟骨を再生させるつもりなのに、骨が壊死しているなんてなぁ・・。リハビリを1時間して貰って

クリニックを出たのが午後1時20分。空がどんどん暗くなり今にも嵐の予感。午後は2時半から新

橋駅近くの美容院を予約している。なるべく近い場所に行こうと杖とつきながら急ぐ。コリドー街ま

で来た。こんな天気でも大行列の「みどり寿司」も過ぎ、あと少しというところで、いきなり雷鳴が

鳴り響いた。どこでも良いから店に飛び込もう。直後降り出した激しい雨にも濡れずセーフ!って思

ったら、そこには階段が。2階にある中華店「胡同マンダリン」だった。麻婆豆腐と油淋鶏のセット

をチビチビ食べながら雨が止むの待った。この2つのおかずではご飯がずんずん進んで困るのだった。

夜 荒木町「おく谷」お通し:わかめきゅうり酢、根三つ葉のお浸し550円、カレー大根500円、

  特製冷奴550円、赤天700円、特製ポテサラ650円、漬物(サービス)、生ビール2杯、麦焼

酎「吉四六」@5410

 

  

 注文したゴーヤーチャンプルー作るのを忘れられたお詫びの漬物

 

美容院でカット&ダイをして貰ってから帰宅。今日判明した我が膝のことを考えると暗澹たる気持ち

にもなるが、まぁため息ついていても仕方が無い。大腿四頭筋をうーーんと鍛えるという手(足?)

もあるしさ。気を取り直して夕食は「おく谷」に行く。さっと茹でた根三つ葉って美味しいな。こち

らのご主人がKО大学在学中靖国神社横にあった本格的カレーの店「アジャンタ」でアルバイトして

いた関係でカレー大根は常にあるから、私は必ず注文する。ほんのり酸っぱい大根にカレーを乗せて。

               ____________

 

5月 2日(火)晴れ

朝 家食 メンチカツふすまドッグ、ブロッコリーと海老サラダ、オニオンスープ、ヨーグルト

昼 家食 マルちゃんのQTTAラーメン

 

   クッタクッタ!

 

タカミちゃんから茹でシラスが届いた。浜名湖から送ってくれたらしい。「ほんのちょっと」という

ことだったが、結構量があるじゃん。これから椿山荘ホテルに3泊するので、どうするか暫く思案。

そうだ!明日K岩母娘と会うからK岩家で食べて貰おう。食事に出ていては時間がもったいないので

台所をゴソゴソ探して新発売のカップラーメン「QTTA」を食べる。カップヌードルとそっくりだ。

夜 目白・椿山荘ホテル「イル・テアトロ」3人で)2万円のクレアッツィオーニコース(新玉葱の

アミューズ、シェフ自慢のキャビア栗粉のパンケーキ添え、生ハムスライスとオイル漬け野菜、

オレンジ風味のパッパルデッレ赤ワインで煮込んだ鴨のラグーソース、活オマール海老のソティ

パッションフルーツ風味のレリッシュ、黒毛和牛フィレ肉のソティロッシーニスタイルトリュフ

ソース、お好みチーズ各種、オリジナルティラミスマスカルポーネアイス添え、カモミールティ、

プチフール)、生ビール、白ワイン(シャルドネ2013ドィーネ1万円)、赤ワイン(バルバレス

コ サントスィファン13500円)、赤ワイン(シャトージクルール1996マルゴー3万円) 

3人で139370

 

 

京都のマンションで苦吟し、東京までの新幹線の中から投句した連句だが、やっぱり!という感じで

作り直しになった。昨日再度提出したら今日治定のお知らせをいただいた。あぁ、良かった。じゃぁ

椿山荘ホテルに行こう。1年ぶりくらいかなぁ。プライムモダンエグゼクティブスィートキングガー

デンビューという舌を噛みそうな客室に案内されたら、ホントに眺め抜群の庭側眺望だった。いつ見

てもここからの景色は飽きまへんなぁ。持って来たタカミちゃんから貰った茹でシラスはホテルの冷

凍庫で冷やして貰う。明日K岩母娘に渡すのを忘れないようにしないと。今夜はカレンダー通りに働

いている大S子さんとR子が仕事帰りに夕食を食べにくることになっている。彼女たちとは何度もこ

のホテルで食事しているが、これまではいつも和食の「みゆき」だった。しかし、たまには横めしも

いいね、とイタリアンの「イル・テアトロ」に席を取った。どうせなら一番高いクレアッツィオーニ

コースにしよう。キャビアを食べながら「オホホ」と笑ったりして。3人とも酒飲みだからワインも

白、赤、赤と3本を軽く空けてしまう。でも昔のように二次会でバーに行くことは無い。ほどほどで。

               ____________

 

5月 3日(水・憲法記念日・祝日)晴れ

朝 目白・椿山荘ホテル「みゆき」和朝食膳「潮騒」@3100

 

  

    新緑が目に染みるような美しさ  今日結婚式を挙げるカップルも多い    椿山荘庭園の三重塔  

       季節の花々や五百羅漢を眺めるのも庭園散歩の楽しみ         冠木門から出るともうそこは神田川

   春は桜並木の遊歩道は花見客で溢れる     桜の次はツツジが満開       駒塚橋から見た椿山荘ホテル

 

昼 早稲田・リーガロイヤルホテル「皇家龍鳳」オーダーヴュッフェ6537円(北京ダッグ、フカヒ

レ姿煮、チンゲン菜塩炒め、麻婆豆腐、海老入り中華オムレツ、白飯、マンゴープリン、杏仁豆

腐)、プーアール茶832

 

  

  

 大型連休中はオーダーヴュッフェのみ!

 

このホテルに泊まる楽しみの一つに椿山荘の自慢の庭園を散歩することがある。南北朝時代から椿が

自生し「つばきやま」と呼ばれていた土地を西南戦争の功で年金740円を与えられた明治の元勲山形

有朋が1978年購入し「椿山荘」と命名した。有朋は作庭が趣味でもあったので現在のような見事な

庭園を楽しめるというワケだ。40年後に藤田財閥の二代目当主が譲り受けて別邸とし、昭和23年か

ら藤田興行の所有地となってからは結婚式場として営業を開始した。今日も何組もの結婚式が行われ

るらしく、庭園を散歩していると記念撮影中のカップルや新郎新婦の親族や友人と思しき人達を多く

見かけた。神田川に面した冠木門から出て暫く歩くと、もうそこは以前住んでいたマンションの前だ。

9ヶ月前まで今夜食事するK岩マリちゃんが住んでいた。リーガロイヤルホテル東京のヘルスクラブ

に行き、年会費を支払った。この10年程は会費を払いにしか来ない超不良会員である。ついでにラン

チも摂って行こうと中国料理の「皇家龍鳳」に入ると「大型連休中はオーダーヴュッフェのみとなり

ます」って。エラク高い昼めしになってしまった。ホテルの無料送迎バスで高田馬場まで送って貰う。

駅前ビルに入っている「ユニクロ」でワイシャツ数枚などを買い込み、タクシーでホテルに帰った。

午後のお茶 高田馬場「エクセルシール」アイスコーヒーМ350

 目白・椿山荘ホテル「みゆき」3人で)1万5千円の菊水コース(蓬豆腐アワビのせ、ジュンサ

イと蓮根の酢の物、蛸山葵大根おろし、お造り:鯛・カツオ・ボタン海老、しゃぶしゃぶ:野菜

と豆腐、牛肉、追加:牛肉、きしめん、メロンとスイカ)、生ビール、麦焼酎「佐藤」ボトル9

千円  3人で69140

 

 

今夜はK岩母娘がホテルにやって来た。文京区に住んでいるから自宅はかなり近いらしい。大学を卒

業し、今年春から某大学のロースクールに通う娘のマリちゃん。今月21日に司法試験予備試験がある

と言うことで勉強に集中しているらしい。今夜は勉強疲れを癒し、さらに励んで貰うために栄養をつ

けて貰わないとね。和食の「みゆき」でメインがしゃぶしゃぶ鍋の菊水コースを注文。ここのしゃぶ

しゃぶは先ずはたっぷりの野菜ときのこ類をいただき、しかる後に牛肉という順序だ。鍋と言えば、

低温調理。すっかり身についたよ。牛肉4枚を食べると私は「もういいや」という感じとなり、後は

母娘にお譲りする。2人はもちろん肉お替りされましたよ。それではマリちゃん、試験頑張ってねー!

               ____________

 

5月 4日(木・みどりの日・祝日)晴れ

 目白・椿山荘ホテル「イル・テアトロ」プレミアムブレックファースト(フレッシュジュース、

タピオカと小豆の冷たいナチュラルヨーグルト、黒トリュフが香るイタリアンエッグベネディク

ト、コーヒー、小菓子 @5200

 

  

  

 

本来なら今回滞在中の朝食は、今朝食べた「イル・テアトロ」プレミアムブレックファーストが3

回続くことになっていた。しかし、私は断然「和朝食」の方が好き。そこで権利より安い朝食とな

る「みゆき」の和朝食を昨日食べ、そして明日も食べることにしている。じゃ、何がプレミアムか

というと黒トリュフが香るイタリアンエッグベネディクトなのである。エッグベネディクトの上に

厳かに運ばれて来た黒トリュフを手袋したオネエサンがシャッシャッとその場で削ってかけてくれ

るのだ。途端ほわ〜っとトリュフの香りが広がって「プレミアム〜」って気持ちになるらしい。そ

うそう私はフレッシュジュースを選んだが、シャンパンという選択肢もあるのだよ。私和食が好き!

昼 高田馬場「文流」パスタセット(サラダ、ボロネーゼソースの手打ちタリアッテッレ、アイス

コーヒー)1000

 

  

 

 目白・椿山荘ホテル「みゆき」鉄板焼3人で)1万3千円の穂花コース(前菜4種:お刺身湯

葉イクラ・チーズ巻サーモン、鯛の子・鯛鮨、帆立真丈吸い物、ベーコンと3種のトマトサラ

ダ、鉄板焼:サゴシ(鰆の子)九条ネギとくるみ、野菜各種の岩塩乗せ、佐賀牛+2千円、ガ

ーリックライス、赤出汁、抹茶ムース、酢橘のシャーベット、柏餅)、生ビール2杯、麦焼酎

「佐藤」ボトル1,3本  3人で6万6860

 

  

 

満室らしいホテル館内は、ランチを摂ろうと思ってもどのレストランも満席!庭園の中にある蕎麦屋

まで予約でいっぱいだった。わかりました、外に行きます!昨日と同じコースで新目白通りまで出て

タクシーで高田馬場に行った。同じフロアには蒙古タンメンの「中本」もあって行列ができていたが

そんな辛いものを食べてお腹壊してもなぁと懐かしい「文流」に行く。早稲田に住んでいる時はたま

に来た店だ。パスタの前にはスープを注文したのだが、間違ってサラダが来た。いいよ、それで。午

後はホテルに帰って温泉に浸かり、60分間のエステだ。随分昔のことだが、このホテルにエステ導入

を勧めたのは私だからね。最後の今夜は京都の入居を3泊4日に渡り手伝ってくれたA先生とマキコ

3人で「みゆき」の鉄板コーナーを予約している。「その節はお世話になりました!」。ベーコンと

3種のトマトサラダはボリューミーだ。鉄板で焼かれた野菜や肉は岩塩の上に載せられ、その塩気が

また何とも美味しい。ガーリックライスもとても美味しいぞ。今夜は3人ともよく飲みよく食べたね。

               ____________

 

5月 5日(金・子供の日・祝日)晴れ

朝 目白・椿山荘ホテル「みゆき」和朝食膳「潮騒」@3100

 

  

 

昼 目白・椿山荘ホテル「ビストロ」デラックスセット2500円(胡桃パン、サーモンサラダ、キャ

ベツのクリームスープ、デザート、アイスコーヒー)、チキンカレー(辛口)2900

 

  

 た、た、食べ過ぎじゃー!

 

今朝も6時起き。シャワーを浴びてから行った「みゆき」は未だ開店前だった。午前7時、通された

席から以前住んでいたマンションが丸見えだった。一昨日は焼き魚は鮭だったが、今朝は鯖。一応気

は使ってくれているようだ。昨日のこともあるし、そのまま帰宅してもどうせ昼食はどこかで食べる

のだからと「ビストロ」を11時半に予約しておいた。軽くていいな、とカレーとデラックスセット

を注文したらこのセットが凄かった。誰にも付いてくる胡桃パンにサーモンサラダとキャベツのクリ

ームスープ、それにデザートとドリンク。これだけでもお腹がいっぱいになりそうで、カレーは要ら

んって感じだった。そうもイカナイからカレーも半分くらいは食べたけどね。あぁ〜、気持ちわり〜。

夜 無し!

午後1時半帰宅。早速洗濯を開始してからパクパク日記の作成に取り掛かり、42週をアップした。

夕方になっても夜になってもちっともお腹が空かんなぁ!それでも一応の儀式として店に電話。満席

の予感がした「やくみや」はやっぱり。よし、これで心は決まった。今夜は飯抜き酒抜きにしよう!

イヨッ!潔いねぇオヌシ。おーよ、食事はメリハリが大事よ、メリハリ!常にそうありたい。無酒日

               ____________

 

5月 6日(土)晴れ 今日は暑い!

朝 家食 茹で卵2個、オニオンスープ、「椿山荘」胡桃パントースト、ヨーグルト

昼 歌舞伎座客席にて お弁当1080円、お茶

 

  

 

旅先ではどんなに早起きを続けていても、自宅に帰ると即「宵っぱりの朝寝坊」に戻ってしまう。そ

んな私が今朝6時にパチリと目を覚まし、かつ起きる気になったのだから驚いた。もっとも昨夜は無

酒日だったのに眠くて11時過ぎには寝てしまったのだけれど。自宅でも早寝早起きかぁ?昨日椿山

荘ホテル「ビストロ」から貰って来たくるみパンをこんがり焼いてトーストにして食べたらメチャン

コ旨かった。歌舞伎座の昼の部に行く。團菊祭5月大歌舞伎は尾上梅幸と市村羽左衛門の追善と坂東

楽善一家4人の襲名披露と初舞台、そして菊五郎孫の寺嶋眞秀の初お目見えとお祝いてんこ盛りの公

演なのだ。特に寺嶋しのぶの息子でもある眞秀君の初お目見えは初日以来テレビで連日報道されたか

ら、突然大入りって感じになってね。イヤホン貸出し場にいると声をかける人が。あらまぁ、また会

ったわね。9年前18日間もかけて回った西バルカン諸国の旅で親しくなったチョコ好きの千代子さん

だった。彼女とはこれまでも歌舞伎座で何度かバッタリ会っている。前回も旅仲間のS尾さんと会っ

たし、ホンに出会いの多い人生である。千代子さんの席は偶然斜め後ろだった。襲名披露の「梶原平

三誉石切」で亀三郎改め彦三郎は梶原平三を、坂東亀蔵を襲名した弟・亀寿は赤面の俣野五郎、父・

彦三郎は初代楽善となって大庭三郎を演じた。六郎太夫に團蔵、娘梢は尾上右近。奴の菊之助と囚人

役の松緑は襲名披露ならではのご馳走だ。梶原平三初役の彦三郎だが、堂々たる平三で歌舞伎用語で

ある「ニン」にあった芝居だった。2つ目は海老蔵の佐藤忠信、菊之助の静御前。舞踊で結構長いか

ら起きてはいられないわけで・・。昼の切は「魚屋宗五郎」。宗五郎の菊五郎と女房おはまの時蔵の

夫婦はもう鉄板。自然な演技をゆったりと楽しめる。ここに菊五郎の孫寺嶋眞秀の初お目見え。酒屋

の丁稚役で花道に4歳眞秀君が登場すると場内はヤンヤの拍手。未だ何もやってないよー、歩いてい

るだけだよー。最前列にいたから目の前で見た眞秀君。目が大きくて眉がちょっと「ハ」の字で可愛

いねぇ。声も大きいし。4分の出番で観客は大喜び。4歳でも惹きつけるパワーは凄いものだ。暑く

なった銀座を歩き三越へ。今話題の「銀座SIX」は騒ぎが収まった頃に行けばいい。買い物して帰宅。

夜 家食 「えん」のお弁当(野菜と牛肉和風ビビンバ風)、万願寺唐辛子と生湯葉、キャベツと豆

腐の味噌汁

 

  

 パソコン、やらニャいでーニェ

 

主治医から「週2無酒日」を申し渡されたのは約1ヶ月前。昨夜は夕食抜いたついでに酒も飲まなか

ったから今夜抜けば今週の目標達成となる。明日飲むためにも今日は家食にして酒を抜こう。銀座三

越の地下で買って来たお弁当やおかずを並べ、味噌汁を作れば夕食は完成。アハハ。マキコの末妹さ

ん家の猫ちゃん2匹は妹さんがパソコンに向かおうとすると断固反対!と邪魔するんだって。無酒日

               ____________

 

5月 7日(日)曇り  フランス大統領選決選投票

朝 家食 「えん」のアボガドとトマトサラダ酢ドレッシング、蛸とトマトの梅和え、キャベツと豆

腐の味噌雑炊、ヨーグルト

 

 旨そうだべ、今朝の朝食

 

昼 愛住町「フェアファックス」ゴロゴロ野菜のグリーンサラダ600円、大山鶏と野菜のクリームリ

ゾット1200円(パン付き)、アイスクリーム200

 

  

 

先月23日に行われたフランスの大統領選挙。極右政党の女性候補者ル・ペン氏の出馬で世界の注目

を浴びた。「アメリカ・ファースト」のトランプ米大統領に続き、移民を阻止し「フランス・ファー

スト」を唱えるル・ペン氏が当選したなら、フランスのEU離脱も免れないとEU諸国にも緊張が走

った。結果は中道派のマクロン氏がトップでル・ペン氏は2位。しかし両者とも過半数獲得出来なか

ったので2人の決戦投票となる。結果は日本時間の明日朝出るのだろうがまぁ気になるところだわね。

オープンテラスの「フェアファックス」でランチ。ゴロゴロ野菜のグリーンサラダ多過ぎて残した。

夜 四谷三丁目「酒月」お通し:マカロニサラダと焼き餃子、寄せ豆腐380円、水茄子刺身480円、

  アボガド納豆550円、じゃこ天480円、一口餃子550円、特製牛スジカレー、生ビール2杯、

  麦焼酎「絹子」ダブルロック3杯 @6580

 

  

 〆の牛スジカレーが何とも旨い!

 

2日連続無酒日だったから、今夜は堂々と飲むぞ!四谷三丁目駅のすぐ近くのヤスコちゃんのお店

「酒月」は、ヤスコちゃんの人柄かほっこり出来る店だ。一人で手早く料理を作り、酒を作り、そ

れでもお客との会話が途切れない。どの客にも過不足ない心配りも出来るのだから凄いなぁといつ

も感心している。何も言わなくても私の〆には特製の牛スジカレーを用意してくれるのも嬉しい配

慮である。今から行くねと電話すると、それからお米を研いで準備してくれる。またお邪魔します。

             _____________

【今週の振り返り】

あれは1992年(平成4年)の1月だった。私が住む早稲田のマンションの真裏とも言える椿山荘

の敷地内に新しいホテルがオープンした。世界各地に超高級ホテルを運営するフォーシーズンズ

ホテルズ・アンド・リゾーツと藤田観光との提携で生まれたフォーシーズンズホテル東京椿山荘

はアジアで初めてのフォーシーズンズホテルでもあった。藤田観光に就職し、長らくグァム島の

ホテルに勤務していた大学の部活同期S島君がニューヨーク勤務を経て、同ホテルの立ち上げメ

ンバーだったこともあり、オープン前の内覧会とお披露目パーティにお招き頂いたのは幸運なこ

とであった。一番狭い部屋でも45平方メートルあり、50室ものスィートルームがある客室は当

時では珍しかったし、外資系の高級ホテルということで大人気のホテルとなった。当時私の秘書

だったSブーもこのホテルのボウルルームで結婚披露宴を行った。以前とは違うホテルがいいと

いうことで。

 

それから2年後の1994年(平成6年)の51日、早稲田大学の敷地内にリーガロイヤルホテル

東京がオープンした。リーガロイヤルホテルと言えば大阪を本拠とするグループで、関西地区で

は名門ホテルとして揺るぎない地位を誇っている。大昔、大阪のリーガロイヤルホテルでカタカ

ナ会社子会社の顧客向けパーティを開こうと思った時「この会社大丈夫かいな」ってことで調べ

られ結構大変だった。後日カタカナ会社社長から「リーガロイヤルでパーティ?あんなぁ、あそ

こ敷居高いの知らんかったんかいな」と呆れられた。まぁ今思えば楽しい思い出ではあるが。そ

んなホテルが近所に出来る。素晴らしいじゃないか!このホテルのヘルスクラブは早稲田大学の

スポーツ学科だったかと提携しているとかで25bではあるが本格的なプールが自慢だった。後

にヘルスクラブの会員となって(これも健康診断始め審査が厳しかった!)せっせとプールに通

うことになる。そして何より気に入ったのはバーの「セラーバー」。週のうち4,5回はバーの

カウンターに座っていたから、「ユメコを探すならセラーバーに行け」と言われた時代もあった

(汗)。現に待ち伏せされたことも数回ある(大汗)。

 

こうして大のホテル好きの私の住まいの至近距離に2つのホテルが出来たのである。「前門の虎、

後門の狼」とは意味が全く違うけど、南にリーガロイヤルホテル東京、北にフォーシーズンズホ

テル東京椿山荘、どっちも歩いて3分って何ともゼータクな話ではある。週に3回はヘルスクラ

ブ、夜4,5回は「セラーバー」、当時大人気だったパン屋「メリッサ」にもちょくちょく行っ

ていたから普段使いのリーガロイヤルホテルだった。一方、フォーシーズンズホテル東京椿山荘

は憧れのホテルであり続けた。フォーシーズンズ勤務のS島君が宿泊料が割引になる利用券を送

ってくれたから夏休みには4,5泊、年末(あるいは年始を含むことも)にも数泊宿泊していた。

プールは瓢箪型で泳ぐにはやや難はあるが、大きなジャグジーを備えたスパは魅力的だった。プ

ールから出られる庭園の一角には毎日伊東から運んで来る温泉が入った小さな露天風呂があり、

並べられたベンチに横たわると夏ならば降るような蝉しぐれにうっとりし、そのままうつらうつ

らと夢の世界に誘われて行った。宿泊代は高くなっても庭園側の客室を指定する。椿山荘自慢の

庭園を自室から眺められるのもこのホテルの大きな魅力だ。山形有朋は作庭も趣味の一つだった

と聞いた。いくつもあるレストランで食事を摂るのも楽しみだった。イタリアにある「ビーチェ」

が支店を出したイタリアンがメインダイニング、北京の迎賓館に当たる「釣魚台養源斎」には

に北京から来た調理人達が大勢いた。和食の「みゆき」は特に朝食が秀逸で、当時私は「日本一

の朝ご飯」と絶賛していた。後に「ビーチェ」は現在の「イル・テアトロ」に代わり、「釣魚台養

源斎」は無くなってスパになってしまったが。長い休みをフォーシーズンズホテル東京椿山荘で

過ごすことがあの頃の私の励みであった。

 

S島君はのちにこのホテルの総支配人になった。退任してからもうだいぶ経つのに、未だに「S

総支配人」を慕うスタッフが多い。同級生としては鼻が高い話だ。ある時、フォーシーズンズホテ

ルのベッドの上で日経新聞一面の大きな記事を見て私はベッドから転がり落ちるほど驚いた。藤

田観光とフォーシーズンズホテルズ・アンド・リゾーツが2012年の12月末をもって業務提携を

解消するというものだった。寝耳に水とはこうゆうことか。しかもそのホテルに泊まってベッド

の上でその記事を読んだのだからいやはや何とも・・・はぁ〜〜。心底驚き失望もした。しかし、

正直なことを言えば、心のごくごく片隅で一抹の不安は感じていた。少し前から館内を飾るある

作家の絵画がフォーシーズンズのカラーとは違うよなぁと思っていたのだ。1点や2点ではない。

数えたことは無いがかなりの点数に上る。記事では「ホテルの運営方針を巡っての不和が顕在化」

したともあった。そんなことがあり、20131月1日「フォーシーズンズホテル東京椿山荘」は

「ホテル椿山荘東京」として新たなスタートを切ることになった。

 

「ホテル椿山荘東京」になってから、足が向かなくなった。3年4ヶ月も行かなかった。あれ程

頻繁に行っていたのにどうしたことか。自分でもナゼ行かなくなったのかよくわからない。フォ

ーシーズンズと縁を切ったホテルを直視したくなかたったのか。新たなカタチになってしまった

ことを認めたくなかったからなのか。「一番好きなホテル」と長年宣言していたのに「フォーシー

ズンズ」のブランドが無くなってしまっただけで価値を認めなくなったのか。建物も庭園もレス

トランもスタッフも皆以前と同じじゃないか。何をグズグズ言っているんだ、と昨年4月下旬、

初めて「ホテル椿山荘東京」に滞在してみた。フォーシーズンズ時代とは少し変わっているとこ

ろもあったが、魅力に満ち溢れたホテルそのものだった。こんなことなら、それまで通りせっせ

と来れば良かったよ。そして今回滞在した45日は晴天にも恵まれ、素晴らしい新緑をも楽し

むことが出来た。やっぱりここは、私にとって「一番好きなホテル」なのだった。

 

            猫は泊まれニャイんでしょ?

 

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