パクパク日記17年6月1週

            涼しさを求めて箱根仙石原に行った。すごく寒かった!

 

     箱根仙石原  箱根湿生花園

 

5月 29日(月)晴れ 東京30度

朝 家食 鶏唐揚げ、「宮わき」炊きこみご飯、サラダ、味噌汁、ヨーグルト

昼 恵比寿「新宿中村屋」インドカリーセット(インドカリー、サラダ、ドリンク)1944円ー小ご

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        乃木坂の国立新美術館は65日まで「ミュシャ展」が大賑わい。待ち時間100分!

  

          私はこちら。「太平洋展」で知人の作品を鑑賞。アマチュアの作品とはいえ凄いんだね

 

こう暑くなると、シャワーを浴びてからなかなか汗が引かないのが朝風呂派の悩みだ。午前中、国立

新美術館に向かった。今話題のミュシャ展?いえいえ、この炎天下100分待ちなんて私にはムリです

わ。知人が出品しているので「大平洋展」を観に行ったのだ。アマチュアでこんなに大規模な絵画グ

ループがあるんだなぁとたくさんの作品を観ながら感心した。乃木坂から恵比寿に移動し、「新宿中

村屋」でカレーランチ。何十年も食べているのに飽きないのだよね、このカレー。書店を覗いてから

アーユルヴェーダ。月に一度楽しみにしている2時間なのだが、運が悪いことに施術が始まって20

分位で強烈な足攣り!もう痛くて痛くてうつ伏せの姿勢はムリだ。仰向けになったが足攣りは一向に

治らないのだ。そんなことでS戸さんにはご迷惑をおかけしてしまった。次回は無事でありますよう。

夜 舟町「舟町一期」お通し:こごみ天、カツオのたたきサラダ仕立て1200円、ネギトロとアボガ

  ドタルタル海苔添え1280円、髭付きヤングコーン・空豆・五三竹の三種盛り680円、海老真丈

  サンド揚げ880円、生ビール2杯、麦焼酎「知心剣」ボトル @12570

 

  

 

夕食は「舟町一期」に行った。いつもは賑やかな店だが今夜は静か。テーブル席には4人の爺様客御

一行。この爺様達には参った。私が入って来た時に既に1人が立ち上がってゴルフのパターのコツだ

か何だかを身振り手振りで仲間に大声で解説。すると「イヤイヤそれより俺のこの・・」と全員が入

れ替わり立ち代り・・。爺様、アンタラそれ以外に話題無いんかい。2時間半後に私が帰る時でさえ

ゴルフ談義で。ご主人山口さん家の息子さんの写真を見せて貰った。何て愛想の良さそうな男の子!

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5月 30日(火)晴れ

朝 家食 サラダ、ツナと卵のトーストサンド、ヨーグルト

昼 小田急線車内にて シウマイ弁当、お茶

 

       車内は氷室のごとく寒い小田急ロマンスカー。震えながら食べるシウマイ弁当

      せめてコーヒーでも、と暖を取る    あちらに見えるのは箱根翡翠。緑が美しい!

 

我が家で使用している何種類かのカレンダーはほぼ猫カレンダー。輸入品の「羊のショーン」カレン

ダーが唯一違うのだ。読者投稿写真で構成している週めくりカレンダーの昨日の猫ちゃんの名前はく

るみちゃんだった。そして今日の猫ちゃんもまたくるみちゃん!するとNHK「あさイチ」3シェフ

が作る料理のテーマが胡桃!もうアハハと1人で笑っちまったよ。そんなテレビを横目でチラチラ見

ながら3泊分の荷造り。今日から箱根に行くのだ。東京も暑いからね、涼を求めてってヤツだ。新宿

駅から午後1時10分発のロマンスカーに乗る。お弁当売り場でシウマイ弁当を見つけると自然に手

が伸びる。崎陽軒」の回し者である。それにしてもロマンスカーはナゼこんなに寒いのだろう。あり

ったけの物で寒さを凌ぐ。ムダなことは止めて貰いたい!箱根湯本から登山鉄道に乗ると時間がかか

るからタクシーで仙石原のホテルに向かった。初めて泊まるホテルに40分で着いた。緑が美しいね。

夜 箱根仙石原・東急ハーヴェストクラブ甲子園「四季彩々」皐月コース8100円(蓬香る竜門豆腐、

鯵粽寿司・丸十果実煮・牛肉巻・若鮎唐揚げ、鯛眞丈のお椀、お造り:初鰹・サーモン・福子・

鮪、沼津のおこぜ炙り新生姜ちり酢、小芋・道明寺麩・海老そぼろ餡、蛸・おくらとろろ酢、新

茶ご飯、赤出汁、香の物、新生姜寄せ旬果実添え、カモミールティ)、サッポロ琥珀ヱビスビー

800円、麦焼酎「桜岳」(鹿児島)ボトル4500

 

  

 

車があれば箱根のあちこちに食事にも行けるが、私は一生車免許を取らないと決めているので自然と

ホテルで摂ることになる。それもかなり混むので事前の予約が必要だ。たいがい1晩目は和食、次が

洋食という順番だ。よって今夜は和食で皐月コースを頂いた。最初の八寸から酒が進んでいいね。ビ

ールの次は麦焼酎「桜岳」(鹿児島)ボトルを入れた。薄い焼酎はゼッタイ飲みたくないのだ。早い

時間からの食事だったので部屋に帰ったら未だ8時前だった。90分マッサージでカラダ解して貰おう。

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5月 31日(水)箱根仙石原は終始霧雨

朝 箱根東急ハーヴェストクラブ甲子園「四季彩々」朝食ヴュッフェ1944

 

  

 

昼 客室にて 天ぷら蕎麦、鮭おにぎり、お茶

 

 

朝から生憎の雨空だ。ぼんやりした外出の予定は引っ込めてホテルライフを楽しもう。朝食はヴュッ

フェだ。品揃え、味などはまぁハーヴェストホテルの中では普通かな。と言いながら、私は納豆朝カ

レーがあれば文句は無い。しかしもう少し美味しいカレーをお願いしますよ。こんな時は向こう数ヵ

月のスケジュール調整する絶好のチャンス。スケジュール表を見ながらホテルやお店の予約をする。

昼は売店でゲットした天ぷら蕎麦と鮭おにぎり半分。ハーヴェストホテルは繁忙期以外ランチサービ

スが無いのが難。でもこうゆうイージーなモノも結構好きな私である。午後3時温泉大浴場は一番!

 箱根仙石原・東急ハーヴェストクラブ甲子園「四季彩々」陵コース8100円(赤ピーマンのムー

ス、ホワイトアスパラガスと帆立貝の春のサラダ仕立て、ポテトのクリームスープ北寄貝ソテー

小角野菜と一緒に、鱸のポワレスパイスの香り焼き2種のソース、ミントのグラニテ、国産牛フ

ィレ肉のポワレ緑の色鮮やかなシブレットと赤ワインソース、ムースグリオットバニラアイス添

え、カモミールティ)、サッポロ生ビール800円、昨日の麦焼酎続き、赤ワイン500ml3800

 

 なかなか結構なコースでございました

 

今夜も午後5時半からの夕食。まるで、お子ちゃまか爺ちゃん婆ちゃん夕食時間だね。しかし今日

のランチはあぁだったからしっかりお腹も空いている。今夜は洋食のコースだ。生ビールの後は昨

日の焼酎ボトルが3分の1程残っているのでそれ。それもすぐ飲んでしまったから、次は赤ワイン

500mlを飲むかな。北寄貝ソテーを入れたポテトのクリームスープがとても美味しい。満腹である。

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6月 1日(木)箱根仙石原は午前中雨 午後から晴れ

朝 箱根東急ハーヴェストクラブ甲子園「四季彩々」朝食ヴュッフェ1944

 

  

 

昼 箱根強羅「田むら銀かつ亭」豆腐カツ煮御膳(サラダ、小皿、豆腐カツ煮、漬物、味噌汁、デザ

ート、アイスコーヒー)2050

 

  

 箱根登山鉄道終点強羅駅 箱根登山鉄道はスイスのレーティッシュ鉄道(旧ベルニナ鉄道)と姉妹提携

        強羅駅近くの人気店「田村銀かつ亭」。入口には多くの有名人のサイン色紙が ↑

          強羅駅から湿性花園前までバスで500円。のんびりバスに揺られて行くのも楽しい

          箱根町立箱根湿性花園。大人700円、65歳以上の年寄りは600円だよ

                   色とりどりの紫陽花が美しい

 

アメリカのトランプ大統領がパリ協定から離脱を宣言した。あのオッサン本当のアホだ。何とか今

の「ロシアゲート」で退任に追い込んでくれないかなぁ。昼まで激しい雨が降っていたが、ピタッ

と止んだかと思うと一転青空に。当てもなく無料送迎バスに乗せて貰って強羅駅まで行く。昼ドキ

だからランチにするか。その辺を歩いているうちに人がタムロしている店があった。「田むら銀かつ

亭」という店で、入口には夥しい数の有名人サイン色紙がべたべた貼ってある。調べてみると箱根

では一番人気の店だった。15分程待ったところで入店。豆腐カツ煮御膳を注文して豆腐カツのぶ厚

い衣はすべて剥がして食べた。味は良いけど衣厚過ぎ。強羅駅は箱根登山鉄道の終点だ。箱根登山

鉄道はスイスのレーティッシュ鉄道(旧ベルニナ鉄道)と姉妹提携しているそうで、2000形サンモ

リッツ号なんてのもあるのね。バスで終点の湿性花園に行く。ホテルから徒歩10分程の場所だから

帰りがてら、ということでもある。初めて行った湿性花園。30分程歩いて撮影しただけだが、花好

きには楽しい場所だ。昨日ここにイノシシの侵入があって見ごろの花の畑を荒らして行ったそうだ。

 箱根仙石原・VIALA箱根翡翠「一游」〜鉄板焼〜黒毛和牛コース1万4040円(鯵のマリネ、

グリーンサラダ和風ドレッシング、焼き野菜(ヤングコーン・筍・茄子・ホワイトアスパラガ

ス、山形黒毛和牛の鉄板焼きフィレ150g、ガーリックライス、赤出汁、香の物、スフレフロマ

ージュ、カモミールティ)、生ビール、麦焼酎「中々」ボトル4800

 

  

  

 

箱根の夜も3泊目。和食と洋食の夕食は食べたから、残っているのはヴュッフェディナー。それはご

勘弁なので同じ敷地にあるヴィアラ「箱根翡翠」の鉄板焼を予約している。同じ敷地とはいえ、歩く

とかなりの距離があり、しかも階段下りたり上ったり。着いた頃にはハァハァ息が切れた。昨日も明

日も満席だったそうだが、今夜に限って鉄板焼の客は私一人。鉄板料理長のN田さんとゆっくりお喋

りしながらで楽しい。N田さんは箱根の前は旧軽井沢にいらしたそうで軽井沢の話なんぞもね。伊勢

海老やら鮑が付くコースはそれだけでお腹が一杯になるので肉中心の黒毛和牛コースを選んである。

グリーンサラダがなかなか。150g山形黒毛和牛がズシリと来る。今夜も焼酎ボトル飲んでしまった。

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6月 2日(金)箱根も東京も晴れ

朝 箱根仙石原・VIALA箱根翡翠「一游」和朝食膳(鮭)2700

 

 

昼 新宿小田急「双葉」鰻重(双葉)4800円、肝吸い165

 

  しん

 

昨夜は鉄板焼き夕食の後、「箱根翡翠」のレストランスタッフが車で甲子園まで送ってくれた。敷地

内を歩いても相当な距離あるが、車で移動する場合はぐる〜〜っと回る必要があってタイヘンだ。そ

の時「明日の朝食もこちらでどうですか」と勧められて予約した。お迎えに行きましょうとも言われ

たが、「散歩してお腹空かしていきます」お断りした。結構な朝食膳だが、こんな大きな鮭の切り身

は食べられんぞ、と言いながら食べた。ご飯お替りして💦。箱根湯本駅1029分発のロマンスカー

で新宿に向かう。帰りの車内もグングン涼しくなって風邪引きそうだった。新宿に着いたらそのまま

小田急百貨店。2店で夏モノ買ってから「双葉」で鰻を食べた。鰻たっぷり食べたいから「双葉」だ!

夜 舟町「おちあい」お任せ(湯葉茸巻、じゅんさい入りとろろ。イカと玉こんにゃく、和風しゅ

うまい、イカリング揚げ、ヒラマサのアラ煮、味噌きゅうり、よもぎ蕎麦)、ビール(小)、麦焼

酎 @4500

 

 蕎麦の後はチータンタンで〆る

 

「お父さんただいま〜」と「おちあい」に入って行く。「どこの帰り?」「箱根」「ふ〜ん」「これお土

産」「いつも悪いね」こんな会話をして甘いモノ好きのお父さんに菓子折を渡す。「お刺身と鍋は要ら

ない」と言えば、「あいよ〜」と言って、普通のコース以外のヒラマサのアラ煮やよもぎ蕎麦をチャチ

ャっと作ってくれる。土日基本お休みだが、「やってよ」と言えば土曜日でも日曜日でも店を開いてく

れる。まことに使い勝手の良い「故郷」のようなお店ではある。蕎麦の後はお湯入れてチータンタン。

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6月 3日(土)晴れ

朝 家食 ツナと卵トーストサンド、野菜サラダ、オニオンスープ、ヨーグルト

昼 乃木坂「PANE AMORE前菜とパスタランチ2400円(焼き茄子とラグーの重ね焼きパルミジャー

ノ、新鮮生ウニのクリームソーススパゲティ、アイスコーヒー)2400

 

  

 歯科医の後はイタリアンランチ、食後は・・・

 

午前中乃木坂の歯科医院に行った。この前入れたインプラントの具合がどうなっているかレントゲ

ン撮ったりね。インプラントの手術後ずっと痛かった、暫く噛まずに食べたのでお腹こわした、な

んて若先生に愚痴をグチグチ。丁度昼ドキになったので、すぐ傍のイタリアンでランチ。店内には

子供連れママ友グループと付き合ってから未だ間もないっぽいカップルが2組。歯科医院には長く

通っているが、ジャニーズ事務所の斜め前という立地なのに、それっぽい人とは一度も会ったこと

が無い。会いたいわけでも無いけどね。次は流通センターで行われているバーゲンに行った。特に

買いたいものは無いと思っていたのに買った物が重くて送ることに。どうすんの、あんなに買って。

夜 家食 「深川太郎」の深川弁当(厚焼き卵入り)、「米沢琥珀堂」の米沢牛スペシャルメンチと

生野菜、野菜と豆腐の味噌汁

 

  

 米沢牛がぎっしりだが・・

 

今週はずっと飲んでいた。今日は無酒日にすべきだな。バーゲン会場の隣では多くの客を当て込んで

食べ物屋も多数が出店している。厚焼き卵入りの「深川太郎」深川弁当に「米沢琥珀堂」のメンチカ

ツとコロッケを買い込んで来たから味噌汁を作ってカンタン夕食。「米沢琥珀堂」の米沢牛スペシャル

メンチは1519円もする!中は米沢牛がぎっしりだがナゼかそう美味しくも無いのだった。無酒日

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6月 4日(日)晴れ

朝 低糖パン、「米沢琥珀堂」の米沢牛コロッケ、野菜と豆腐の味噌汁、ヨーグルト

 

  

            四谷近辺の各町内会のお神輿が延々と続いた

 

昼 四谷三丁目「生パスタモンスター」太陽と海の恵み生パスタ(生タリアッテッレ150g1490円、

  パスタセット(ミニサラダ、ドリンク)250

 

   生シラスがたっぷり

 

昨夜のメンチ程ではないが、朝食に食べた「米沢琥珀堂」の米沢牛コロッケは1個297円する。これ

もどうってことの無い味だった。昨日から地元のお祭りが始まっている。丁度四谷三丁目の交差点を

渡る時、この辺の町内のお神輿が延々と通過して行った。こんなにいっぱいお神輿あるんだぁとビッ

クリした。交差点からほど近い店は以前日本蕎麦屋だったが、それがうどん屋になり、そして今は手

打ちパスタの店になっている。太陽と海の恵み生パスタを食べた。生パスタはスパゲティかタリアッ

テッレを選ぶことが出来る。それ程悪くは無いがこれでランチに1740円も払うって何だか高過ぎね?

夜 荒木町「やくみや」お通し:隠元豆の山椒昆布和え、ポテトサラダ500円×2、茄子と白瓜茗荷

  の一塩600円、ピータン冷奴800円、阿波尾鶏の実山椒醤油焼き1000円、トマトの塩麹マリネ

  600円、チキンカレー1000円、スナップエンドウと姫茸の味噌汁)、生ビール2杯、麦焼酎2合

 @1万円

 

 

夕食を摂りに「やくみや」に入って行くと、一番奥の席にPさんが座っていた。タレントというのか

ファッション評論家というのかよくはわからないが、双子だし顔見ればすぐわかる人だ。それはとも

かく今夜は山椒ドレッシングをオミヤに差し上げたのだが、メイン料理として注文した阿波尾鶏の醤

油焼きには実山椒がたっぷり!私はとにかく山椒好きだから嬉しいよ。それにカレーもあって万歳!

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【今週の振り返り】

🎶 箱根の山は天下の険  函谷関も物ならず  

万丈の山千仞の谷  前に聳え後ろに支う

雲は山をめぐり霧は谷をとざす  昼猶闇き杉の並木

羊腸の小径は苔滑か  一夫関に当るや万夫も開くなし

天下に旅する剛毅の武士  大刀腰に足駄がけ

  八里の岩根踏み鳴らす  斯くこそありしか往時の武士

 

これは童謡・中学唱歌である鳥居 忱作詞、滝廉太郎作曲の「箱根八里」の歌詞だが、

歌詞の前には「第一章 昔の箱根」とあることをご存知だろうか。じゃ、第二章は・・ピンポーン!

そうです!「第二章 今の箱根」なのです。

 

🎶 箱根の山は天下の阻  蜀の桟道数ならず

  万丈の山千仞の谷  前に聳え後ろに支う

雲は山をめぐり霧は谷をとざす  昼猶闇き杉の並木

羊腸の小径は苔滑か  一夫関に当るや万夫も開くなし

山野に狩する剛毅の壮士  猟銃肩に草履がけ

  八里の岩根踏み破る  斯くこそありけれ近時の壮士

 

恥ずかしながらこれまで「第二章 今の箱根」の存在を知らなかったから「ど、どんな詩?」と

期待して読んだのだが、正直なーんだぁって感じ。箱根の山の描写は李白の漢詩を織り込んだも

ので基本変わらないが、そこを行き来する人物描写に時代の変遷を盛り込んだということなのだ

ろう。かつては大刀腰に足駄がけ武士(もののふ)が八里を走破していたのが、今は猟銃肩に草

履がけの壮士(ますらを)になったということだわね。この曲が出来たのは1901年(明治34年)

のことである。

 

因みに八里とはどこからどこを指すのか。旧東海道で小田原宿から箱根宿までが四里、箱根宿か

ら三宿宿の四里を合わせたものを八里と呼んだのだ。標高約1000メートルの箱根山と共に大井

川も難所として知られ、箱根馬子唄では「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」と

歌われた。標高の高い箱根旧街道は雨や雪が降ると道はグチャグチャになって脛まで泥につかり

ながら歩かねばならなかったらしいよ。ホント難所だわなぁ。

 

大昔のことだが、6歳上の長兄が大学院時代の夏休みに「歩いて四国に行く」大計画を立てた。

ナゼ歩いて行くのかは記憶に無いが、出発数日前は地図とにらめっこしていた。母におにぎり

の弁当を作って貰って夏の早朝長兄は出発した。中央線と地下鉄で日本橋まで行ったのかなぁ、

それとも品川から歩き出したのかなぁ、それもよく覚えていないが、2週間だか3週間だかの大

旅行になるハズだった。しかし、その翌日だったか長兄は夜も遅くなって帰って来た。車の往来

が激しい道をずっと歩いていたから排気ガスで気持ちが悪くなり、ついには箱根山の登り坂で

「ここで止めよう」と決めたのだそうだ。50年以上前の話だが、箱根はホント難所だわなぁ。

 

今は正月の2日と3日、大学生達が箱根山を走って登り、走って下っている。襷をかけて。

鳥居 忱さーん、そんな「第三章 たった今の箱根」という詩を作って下さいなー。

 

             疲れたニャァ〜  🎶 箱ニェの山は・・

 

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