パクパク日記11月2週

                紅葉が色づき始めた。そうだ箱根、行こう!

 

       箱根翡翠の紅葉  仙石原のすすき草原

 

11月 6日(月)東京も箱根も晴れ

朝 家食 びえい豚カレーとろとろ煮込み、キャベツ、オニオンスープ、ヨーグルト

 

  

 

昼 小田急ロマンスカー車内にて 焼売弁当、お茶

 

5月には小田急新宿駅売店で「崎陽軒」しうまい弁当売っていたのに「東華軒」しか無くなった。ナゼ!

   箱根湯本駅からも青空が美しい!    東急ハーヴェストクラブ箱根明神平南館104号室  

 

今日から箱根に行く。のんびりした3連休を過ごさせて貰ったから、ちゃっちゃと働かなくてはね。

朝食には「宮わき」から昨夜の炊き立てご飯の残りを貰って来たからそれを温めてカレーをかけた。

シャワーを浴びてから、荷造り、急に行きたくなくなった1月海外旅行のキャンセル、航空会社には

航空券の取り消し、寒中見舞い状の入稿、パクパク日記の作成と更新など午前中ちゃーんと働いたよ。

1250分発小田急ロマンスカーで箱根に向う。小田急新宿駅「崎陽軒」しうまい弁当が無くなった。

夜 箱根明神平・東急ハーヴェストクラブ箱根明神平「夢路」和会席「響」コース11880円 炙

りくもこ、箱根湯葉胡桃和え。〆鯖砧寿司、とんぶり黄味真丈帆立射込み、お造り盛り合わせ、

海老芋豊年揚げ、油かます柚香焼き、和牛ローストトリュフ乗せ、栗と零余子の炊き込みご飯、

香の物、赤出汁、柿のブランマンジェ、生ビール、麦焼酎「兼八」ボトル

 

  

 今年は栗づいているなぁ

 

57年前小田急沿線に住んでいた時の自宅や中学の最寄り駅を見てみたいと思うのだが、駅は地下にな

ったり高架になったりしている上、何よりロマンスカーは超スピードで走って行くからとてもではな

いが、「あぁここが経堂だぁ」「千歳船橋元気かい?」「祖師谷大蔵賑やかになったらしいじゃないよ」

なんて冷やかすどころでは無いのだ。アッという間に駅達は飛び去り停車したのはもう新百合ヶ丘だ

った。早いのも良いけど、なーんだぁツマンネーヤって感じでもある。箱根湯本駅でタクシーを待つ

もなかなか来ない。10分以上待ってようやく乗って聞くと「凄い渋滞で・・」だそうだ。チェックイ

ンした東急ハーヴェストクラブ箱根明神平は、明後日から宿泊する箱根翡翠と共に6月会員となった

のだが、なかなかまとまった時間がとれず今頃になっての初宿泊となった。宮城野という場所からぐ

んぐん急な坂道を上がっていくと、別荘や保養所が多い明神平に着く。ハーヴェストの施設の中では

とてもこじんまりした宿であった。レストランが狭いので、夕食は午後5時半からと7時半からの2

回制。今夜は5時半から和会席「響」コースを予約している。麦焼酎のボトルをお願いすると、私の

大好きな「兼八」をおいていて素晴らしいぞ!栗と零余子の炊き込みご飯も美味しい。満腹になった!

                   ______________

 

11月 7日(火)箱根は晴れ    

 東急ハーヴェストクラブ箱根明神平「夢路」和朝食膳 2052

 

  

          納豆もデザートもコーヒーも付く和朝食膳はいいねぇ

     箱根はようやく紅葉が色づき始めたところ。ここのハーヴェストにはにはテニスコートが5面ある

    明神平の別荘地にあるハーヴェスト箱根明神平はこじんまり         温泉のお風呂もこじんまり

昼 箱根強羅「福よし」天ぷら蕎麦 1600

 

  

                    蕎麦も蕎麦汁も天ぷらも旨くない「福よし」。なのに1600円!

 

今日も箱根は良いお天気だ。朝食後中庭に出てみると、ポチポチと色づき始めた木々があり、青空に

美しく映えていた。ふーん、このホテルにはテニスコートが5面もあるんだぁ。次兄夫婦もオジョー

も大S子さんも中K子さんもテニス大好き族だ。私はカレー猫大好き族。ハーヴェストは繁忙期を除

けばランチサービスは無い。ここの売店に食べるものも売っていない。クルマも無いので炊くしーを

呼ぶことになる。あの急な坂を下りて強羅駅に行った。その辺ぐるっと一回りしてランチ場所を探す。

12時過ぎても「準備中」の札をかけっぱなしの「福よし」に入ってみた。昨日ロマンスカーの座席

ポケットに入っていたフリーペーパーに「手打ち蕎麦の・」なんて紹介されていたし。注文しようと

すると「こちらに来て先に会計済ませて下さい」だって。こんな小さな店なのになぁ。1600円を先に

支払って天ぷら蕎麦を食べる。蕎麦は小さな蒸篭2つに盛られていたが旨く無い。蕎麦汁も天ぷらも!

午後のお茶 強羅駅「カフェサンモリッツ」アイスコーヒー330

 東急ハーヴェストクラブ箱根明神平「夢路」和牛しゃぶしゃぶコース8640円(胡麻豆腐、茶碗

蒸し、和牛、野菜のざくと豆腐、うどん)、肉追加+1620円、柿のシャーベット、生ビール、麦

焼酎「兼八」ボトル

 

  

 

後味が良くないランチ蕎麦だったので、駅のスタンドカフェ「カフェサンモリッツ」でアイスコーヒ

ーを飲もうか。隣でサンドイッチを食べている母娘さんをよくみたら、今朝ハーヴェストの「夢路」

で朝食を摂られていたお二人だった。「あらまぁ」ということで、暫く3人でお喋り。強羅駅は箱根

登山ケーブルカーに乗る人達の長い行列が出来ていた。またホテルにあの急な坂を上ってタクシーで

帰ると、I親ビンから「連句は夢子の番だよ~。無季の恋の句短句でね~」という指令。う~む、恋

かぁ・・どんなものだったかなぁ・・もう昔のことで忘れちまったよなぁ・・う~む・・と唸ってい

るうちに何とか5句整えて、投句。驚くべきことに翌日には、そのうちの1句が治定となったのだ。

わーい!夕食は午後7時半から一人でしゃぶしゃぶ。しゃぶしゃぶは本来は2人からの注文なのだが、

特別に1人でもOKとなった。いつもの低温調理で食べれば、肉も野菜も倍増の旨さ。とはいえ止せ

ば良いのに牛肉追加なんかしちゃって量が多過ぎた。残すわけに行かず必死で食べたのだよ。バーカ。

日曜日から来日した米トランプ大統領が、今日またもや横田基地から韓国に行ったので清々した。安

部首相は父親の前に来た長女にさえオベッカ使っていたがあれだけ擦り寄って日本は何を得たんだよ。

                    ______________

 

11月 8日(水)箱根は雨

 東急ハーヴェストクラブ箱根明神平「夢路」和朝食膳 2052

 

  

 

昼の軽食 東急ハーヴェストクラブ箱根明神平客室にて 鮭おにぎり、燻製卵2個、お茶

 

 客室で昨日買って来たおにぎりと燻製卵

 

今日は朝から冷たい雨が降っている。明神平から同じ箱根の仙石原にあるVIALA箱根翡翠に移動

する日だ。午前11時のチェックアウトと午後3時からのチェックイン時間。クルマを使わない人間

にとって2つの宿を移動する時、この間の4時間がいつも問題になる。2つの宿が近場であればある

ほど。で、私は箱根翡翠にアーリーチェックインを申し込んだ。するとハーヴェスト同士の宿なら、

「ルームチェンジ」という考え方をするのだそうで、今いる明神平のレイトチェックアウトも箱根翡

翠のアーリーチェックインも追加代金無しで利用出来るのだそうだ。聞いて良かったよ。昨日買って

来たおにぎりと燻製卵でチョーカンタンランチを客室で済ませ、12時半にタクシーで箱根翡翠へ!

 

  

  VIALA箱根翡翠ラウンジでドリンクサービス       寝室とリビングを結ぶ長さ10㍍の廊下がある

  

       長い廊下の内側には露天風呂を含むバスルームがある           こちらはリビングルーム

  

    リビングルームにはディベッドも     シンクと冷蔵庫もある洋室スィートルール

           VIALA箱根翡翠の大浴場に一番乗りした。露天風呂が3つも! 

   露天の壺のような風呂に入るとザザザーっとお湯がこぼれて。お湯がたくさんこぼれる人と少ない人といるらしい

 

夜 VIALA箱根翡翠「一游」会席匠コース14040円(錦秋豆腐、吹き寄せ吉野仕立ての腕、

  お造り盛り合わせ、焼き餅入り丸鍋、鮑・海老・帆立の石焼き、牛ヒレステーキ温野菜添え、

  蟹芋茎巻き胡瓜独活など、釜焚き白飯、赤出汁、香の物、柿と梨の白葡萄酒漬け、アイスクリ

ーム)、生ビール、麦焼酎「佐藤」ボトル

 

  

 結構な夕食ですなぁ

 

明神平から仙石原は、タクシーで15分程で料金も2千数百円だった。結局午後1時前にはチェック

イン出来てラッキーだった。3ヶ月前に予約したので忘れていたのだが、会員になって初宿泊だから

と奮発して洋室スィートルールを予約していた。ディベッドもある広いリビングルームから寝室に行

くには長い長い廊下を歩かねばならない。右側の窓からは庭が一望出来、左側は露天風呂もついたバ

スルームである。ここも庭が見える寝室はツインベッド。よく考えて行動しないと、あっち行ったり

こっち行ったりと面倒になりそうな部屋の作りだ。大浴場は2時から。いの一番に行って、3つある

露天風呂と内湯を愉しむ。ま、いつものカラスだが。雨は降り続いているし、どこにも行かないのな

らエステをやって貰おうかと120分コースをお願いした。夕食は「一游」で会席匠コースを頂いた。

                    ______________

 

11月 9日(木)箱根は晴れ 午後一時曇り

朝 VIALA箱根翡翠「一游」和朝食膳(鯖) 2700

 

  

 

目が覚めると、遮光カーテンからでも外の太陽を感じた。今日は素晴らしい晴天に違い無い!そろそ

ろとカーテンを開けると、一面に箱根の山々が美しい姿を現わし、ホテル庭園の木々も赤や黄色に色

づいて機嫌が良さそうだ。う~む、素晴らしい景観じゃないか。広すぎるけどこの部屋借りて正解だ。

ザブンと部屋についている露天風呂に入って朝食を摂りに行く。3種の魚から好物の鯖を選んだお膳

が運ばれて来た時、声をかけられた。「夢子さんですよね、私以前京都アーバンリゾートにいた・・」

まぁ懐かしい!京都御所のすぐ近くにあったハーヴェストホテルにいたN川さんだった。あそこは年

間30泊くらいしていたから顔見知りのスタッフも数多くいた。ホテルがクローズしてそろそろ3年

になるが、今でも年に一度全国の勤務先から同窓会のために集まるのだそうだ。ひとしきり懐かしい

話をして楽しかった。釜焚きのご飯はとろろに合わせて麦混じりのご飯。鯖も美味しく、ついお替り。

昼 箱根強羅「喜楽荘」喜楽三昧(蕎麦大盛り)2480円+税

 

  

       紅葉と五百羅漢で知られる「長安寺」に行った。紅葉には未だちょっと早かった

        「長安寺」境内の斜面には、いろんな表情、大きさの石仏があって楽しめる

仙石原のすすき草原。「かながわ景勝50選」、「かながわの花の名所100選」にも入っている

  箱根プチ観光をした後は、VIALA箱根翡翠の客室から紅葉を愉しむ

 

ホテルの無料送迎バスを予約して強羅駅まで行く。マイクロバスは、隣の東急ハーヴェストクラブ

甲子園とVIALA箱根翡翠の滞在を終えて帰る人達で満席だ。ポーラ美術館の脇をすり抜けて急

な坂道を右に左に走っているうちに強羅駅到着。箱根登山ケーブルカーの線路の下をくぐるトンネ

ルを歩くと駅舎側に出る。さて、今日はどこで昼食を食べようか。踏切りの向こうに手打ち蕎麦の

店があるそうだから行ってみようか。「喜楽荘」という内部は結構広い店で、店先には未就学児童の

入店を断る張り紙がしてある。飲食店のスタッフ(たぶん店主)とは思えないむさ苦しい格好の男

性のちょっと居丈高の振る舞いが気になる。未だ十分に席は空いているのに、入ってくる客に「外

の紙に名前と人数書いて外で待て」と冷たく言う。蕎麦を注文した客には蕎麦味噌を漏れなく勧め

る。何だか間違った店に入ってしまったような。生山葵+蕎麦汁、胡桃、辛み大根汁の3種で食べ

る喜楽三昧にしようか。つけ汁が3種あるなら大盛りにする。消費税入れて2500円を超えてしまう

高さだ。辛み大根汁は殆ど辛みがなく薄らボケた感じでガッカリ。蕎麦にコシがあったのだけが救

いだった。こんなに値段が高いし、接客の心が感じられないこんな蕎麦屋はもう来ないだろうな。

因みにこの店の店主は「種物」(天ぷら蕎麦やおかめ蕎麦など温かい蕎麦のこと)を知らなかった。

夜 VIALA箱根翡翠「一游」~鉄板焼~洋風コース14040円(焼きサーモンのクリームチー

ズ添え、白子ソテー、安納芋のポタージュスープ、金目鯛の長ネギソース、キノコのマリネサラ

ダ、野菜焼き、ガーリックチップ、黒毛和牛フィレ100㌘鉄板焼き、ガーリックライス、赤出汁、

香の物、デザートとカモミールティ)、生ビール、麦焼酎「佐藤」

 

  

 

連泊客の強みと一番風呂目指して大浴場に急いだ。途中で客室から出て来た中年婦人に抜かれまいと

必死(笑)。何とか一番を確保したと安堵して風呂場に行くと・・何と露天風呂の一つに浸かりなが

ら文庫本を読んでいる女子がいるではないか!えぇ~!午後は2時からでしょう?今2時2分なのに

あの人何時来たのよぉ~。もしもし夢子さん、朝食とか温泉大浴場とかどうでも良いことばかり一番

狙うけど、勉強とか勤勉さとかで一番を目指すってのは無いの?はい、そんなもんはどうでもよろし

い。はぁ、さようで。ダメだなぁ、これでは。箱根4泊の最後の晩餐は鉄板焼き。5月に来た時は客

が私一人だったからシェフと楽しく語らったのだが、先日天城高原に転勤されたそうだ。昨今は一人

でコースを食べると「食べ切れるだろうか」という不安がある。健啖家を誇った私でも、それなりに

食が細くなるものなのだね。そんなことで緊張感をもって食べ始めたのだが、完食出来て安堵したさ。

                    ______________

 

11月 10日(金)箱根は晴れ 東京は曇り

朝 VIALA箱根翡翠「一游」和朝食膳(赤魚の西京焼き) 2700

 

  

 この景色も今日で見納め

 

昼 新宿小田急デパート「龍門」龍門麺(特製辛味スープ)1140円、春巻500円、アイスコーヒー

500

 

  

 

寒い季節が来そうだ。ぶ厚いコートを着るまでさっと羽織れるような薄いコートを1枚買おうかと

ロマンスカーで新宿駅に着いた時思った。その前に小田急デパートの食堂街でランチをしようか。

頭は「うなぎの特上!」と指令を出しているのだが、朝食でご飯2杯食べてしまったので「丼もの

は結構!」と胃腸は訴えておる。う~む、大岡裁きはいかに・・じゃ中華にすっか。「龍門」でちょ

い辛の龍門麺と春巻を食べた。麺は半分残す。この店の春巻は旨い。食後の買い物は、結局薄いコ

ートだけではやっぱり済まず、「重いから送ってね」と言うことに。デパ地下でサラダを買って帰宅。

夜 荒木町「多仁本」(2人で)1万5千円コース(香住の香箱蟹 土佐酢ジュレ添え、甘鯛と麩・

白舞茸の蕪すり流し汁、お造り:宮崎の鮪・明石の烏賊・和歌山のカワハギと肝醤油、八郎潟

の天然鰻、厚岸の本シシャモの天ぷら ほうれん草椎茸、雲丹長芋湯葉 揚げ銀杏添え、近江

牛と近江蕪の炊いたん、金目鯛ときのこの炊き込みご飯、赤出汁、香の物、黒豆餡白玉最中、

お薄)、ビール、麦焼酎「中々」ボトル 2人で4万300円

 

  

 食材が高価なコースだった

 

帰宅して留守中にどっさり溜まった郵便物やDM類の整理。5時半に京都のパソコンとのオンライン

化が時々調子悪くなるのでA先生がパソコンのメンテナンスに来てくれた。今日のパソコンメンテナ

ンスは30分程で終了。リビングの電球が3つも切れていて困っていた(それでも他にたくさん電球

ついているから暗くは無い)ので、交換をお願いする。あちこちの一人暮らしお年寄りも皆さん困っ

ているらしく「電球交換1個〇〇円」と言ったサービスも流行っているのだとか。ホテルの利用券を

渡すために少々遠回りの「宮わき」経由で「多仁本」に向かう。ようやくエレベーター無しの2階ま

で階段を上り、店のちょっと高い椅子にもよじ登ったところでスマホを忘れたことに気づく。はぁ~。

A先生の人の良さは仲間うちで有名。「じゃ、僕がマンションまで行って探して来ますよ」。えーん、

嬉しくて涙出るぅ。ありがとう!それじゃお願いしますね。私が行けば30分はかかっちまうだろう

が、彼は10分そこそこで戻って来た。リビングのテーブルに置きっぱなしだったそうだ()。それ

では乾杯!一昨日解禁になった香住の香箱蟹がいきなり。いいねぇ、もちろん今年初めてだ。土佐酢

ジュレで食べるのが「多仁本」流らしい。カワハギに肝醤油をつけて食べると最高!八郎潟の天然鰻

もイイ!カラリと揚がった厚岸の本シシャモの天ぷらも旨いなぁ。1万5千円のコースは素晴らしい!

                    ______________

 

11月 11日(土)晴れ 風強し!

朝 家食 RF1の緑葉野菜サラダ、「ローソン」の食パントースト、チーズ、豚汁、ヨーグルト

 

  

               歌舞伎小屋は毎年11月は顔見世興行である

昼 歌舞伎座客席にて 「京樽」のお弁当、お茶

 

    1幕目「鯉つかみ」の本水シーンの水しぶき避けに2列目までに透明なビニールが配られる

 

今日もとても良いお天気。こんな日歌舞伎座で昼間の4時間以上を過ごすのはもったいないような気

もするが、歌舞伎座は5横綱を昼夜に揃えた力の入った顔見世興行なのだ。1つめは「鯉つかみ」で

染五郎が志賀之助(実は鯉の精)、小桜姫は児太郎。これまで「鯉つかみ」と言えば愛之助が演じて来

たから彼のイメージが圧倒的に強い。ラスベガスで演じて来たという染五郎だが、ちょっと迫力がなぁ。

夜 家食 いろいろおでん、RF1の蓮根挟み揚げ、アボガドサラダ、栗おこわ

 

  

   寒くなったらおでんが恋しくなる

 

2つめ「奥州安達原」環宮明御殿の場。安部貞任に吉右衛門、袖萩は雀右衛門、安部宗任に又五郎、

八幡太郎吉家は錦之助、平傔仗直方に歌六、その妻浜夕に東蔵。今回は安部貞任を演じる吉右衛門

が袖萩を演じなかったので彼の登場は後半だけ。それでも芝居が終わった後は吉右衛門の堂々たる

姿が目に残るのだ。盲目になった袖萩は三味線を弾きながら歌う難しい役だ。最後は「雪暮夜入谷

畦道 直侍」。片岡直次郎は菊五郎、三千歳に時蔵、暗闇の丑松に團蔵、按摩丈賀に東蔵。菊五郎

の直次郎も時蔵の三千歳も安心して観ていられる安定感は流石だ。前の芝居で高貴な奥方を演じた

東蔵さん、今度は蕎麦好きの按摩役だった。確かに吉右衛門も菊五郎も横綱だね。歌舞伎座の帰り

に銀座三越の地下で食料品の買い出し。タクシーで帰宅してから不足している品を買うため近所の

丸正へも。何をそんなに張り切っているかと言えば、おでんを食べたくなったから。旨い!無酒日

                    ______________

 

11月 12日(日)晴れ

朝 家食 いろいろおでん、RF1の蓮根挟み揚げ、「ローソン」の食パントースト、ヨーグルト

 

  

 

昼 曙橋「Coco壱番屋」野菜サラダ185円、チキンのパリパリカレー774円、3辛63円、ライ

200㌘-51円、納豆154円、野菜260円、アイスコーヒー103

 

 揚げそば入りちゃんぽん風カレー?

 

今日の午前中荷物が3つ来ることになっている。いつもは9時半頃来るなぁと思って段取りを考えて

いたのに来ない!10時になっても10時半になっても11時になっても来ない!プラズマ治療院の

予約時間を考えれば、1110分には家を出たいところ。焦る。仕方ないので予約を午後に変更して

貰った。ったくもうである。ようやく荷物を受け取って洗濯し、遅いランチをCoCo壱番屋で摂った。

夜 家食 いろいろおでん、「ゑん」のアボガドトマトサラダ、広島牡蠣フライ、栗おこわ

 

  

   おでんに牡蠣フライに栗おこわ。ご馳走!

 

昨日大鍋いっぱいにおでんを作ったが、未だ入りきらない種もある。食べては種を足すから、ちっと

も減らない。嬉しいようでもあり、困ったようでもある。あと何度食べれば鍋から無くなるのだろう

か。「ゑん」のアボガドトマトサラダが好きだ。ねっとりしたアボガドに別添えのナメコの醤油だれ

をかけるとグンと美味しさを増す。こんなご馳走が続くならば、ずーっと家食でも良いなぁ。今日の

午後、アメフットチームが準々決勝で41対22のスコアで快勝した。ファンブルリカバー3,イン

ターセプト6の計9つのターンオーバーをしたディフェンスの活躍が目立つね。ヨッシャー!無酒日

                    ______________

【今週を振り返り】

大昔私ら家族5人が住んでいたお隣の家は、未亡人のおばちゃんと優秀な息子と娘の3人家族だった。

お兄ちゃんはおばちゃんの自慢の息子だったが、ホントに優秀だったらしく現役で東大法学部に行っ

たし、卒業する時は「昔だったら銀時計貰えたのよー」とおばちゃんは残念そうに母に漏らしていた。

以前あった「恩賜の銀時計」制度が廃止されて残念だということを伝えたいより、東大法学部首席か

2番目くらいの凄い成績だったんだぞ!と自慢したかったのだと思う。そんな優秀なお兄ちゃんだっ

たから、国家公務員の試験は悠々受かって某中央官庁に就職された。後にお兄ちゃんが入省されたお

役所の委員をやらされた時、私がお兄ちゃんの隣の家で育ったと委員会担当の方に話したらたいそう

驚かれて「あの方は入省された時から次官候補と期待され、着々とそのコースを歩んでおられます」

と緊張気味に答えてくれた。そしてちゃんと次官になられた。

 

そんなお兄ちゃんのところにお嫁さんが来た。とてもお金持ちの家のお嬢さんで、びっくりする程の

美人だったから近所でも評判になった。M子さんだ。透き通るような白い肌で、小さな卵型顔に大き

な瞳。背も高くスタイルも良いから、すれ違う人はM子さんを振り返って見るのだった。そんなM子

さんはやがて4人のお子さんのママになったが、その美しさは変わらなかった。4人の子供を育て、

認知症になってしまったおばちゃん(M子さんにとっては義母)の面倒もよくみていたから良い母で

もあり、嫁でもあったM子さん。夏になると「実家の別荘が箱根にあるので、2週間ほどあちらに行

って来ますね」と子供達をクルマに乗せて避暑に出かけられた。その頃の私にとって箱根と言えば、

地名はよーく知ってはいるが、何だかようわからん場所であった。箱根にもいろんな所があるなんて

知りもしなかったから、「はぁ~箱根ですかぁ、良いなぁ。行ってらっしゃーい!」と送り出すばかり

で、「別荘はどの辺におありなの?」なんて質問は全然思いつかなかったのだ。そうそう、「家庭画報」

だか「婦人画報」だかどちらかの重くて高い雑誌に「箱根の別荘に滞在する美しきミセス」としてM

子さんが数ページのカラーグラビアに取り上げられたことがあったな。その時も「箱根の別荘だぁ~、

M子さんやっぱり美しいなぁ~」と溜息ついて眺めたのだった。

 

その後、会議や研修や社員旅行などで私は何度も箱根に行った。しかし、いつも「連れて行って貰

う」立場だったからか箱根のどこに泊ったのか全部は覚えていないし、観光した大涌谷などもぼん

やりとした記憶しか無い。正月の箱根駅伝は箱根の山上りも下りもチラリと見るくらいだから地理

を学ぶ機会にはなっていなかった。もともと地図を見るのが好きな人間としては、箱根はうかつに

も「ぬかった」場所になってしまい、今頃になってようやく「箱根とはこんなにあちこちあるのだ

なぁ」と理解し始めているところなのだ。

 

箱根湯本・塔ノ沢・畑宿エリア、強羅・宮城野エリア、宮ノ下・小涌谷・大平台エリア、仙石原エリ

ア、芦ノ湖・芦之湯エリアの5つのエリアがあって、これまで泊ったことを覚えているのは宮ノ下と

箱根湯本、芦ノ湖、強羅、仙石原、そして今週行った宮城野である。ひとくちに「箱根温泉」と言う

が、箱根火山の麓から中腹まであちこちに温泉街が点在しているから数も凄く多い。開湯は奈良時代

7世紀半ば。その箱根温泉が知られるようになったのは、豊臣秀吉の小田原征伐がきっかけと言う。

長期に渡った小田原城攻めのため全国から集まった武士達の無聊を慰めるために箱根温泉に入ったら

しいよ。歴史のある箱根七湯とは、箱根湯本温泉、塔ノ沢温泉、宮ノ下温泉、堂ヶ島温泉、底倉温泉、

木賀温泉、芦之湯を言い、これに姥子温泉を入れたのが箱根八湯だ。さらに明治以降に開かれた小涌

谷温泉、強羅温泉、大平台温泉、宮城野温泉、二ノ平温泉、仙石原温泉、湯ノ花沢温泉、芦ノ湖温泉、

蛸川温泉を入れると箱根十七湯となるのだそうだ。え?まだあるの?さらにさらにこれに大涌谷温泉、

湖尻温泉、早雲山温泉をプラスすると、実に箱根二十湯となるのだ。はぁ~~、疲れた。まるで湯あ

たりしちゃったみたいだよ。

 

観光客や湯治客で賑わう箱根だが、2年半前の2015年春から箱根山で火山性地震が増加し、噴火警戒

レベルが2と指定されるとキャンセルが相次ぎ、宿泊予約も激減した。ことに立ち入り規制の対象と

なった大涌谷周辺の温泉は深刻なダメージを受けた。今では地震も収まったが「あの時はタイヘンだ

った」と箱根で働く人は声を揃える。そう言えば、先月行った鹿児島の霧島温泉。私が帰ってから爆

発した新燃岳の影響で予約が減ったと聞いたが、どうなったのか心配だ。箱根山だから当然なのだが

箱根は坂だらけである。クルマが無い人にはなかなかに厳しい。ちょっとそこまで坂道を歩いて、な

んてのは私にはゼッタイ無理なので箱根滞在中の行動はいろいろと対策を考えねばならない。それに

問題は飲食店だ。朝晩はホテルで摂るとしてもランチがねぇ、美味しい店が無いのか、私が見つけて

いないのか。多少高いことには目を瞑るにしても不味いのはカンベンしてほしいぞ。どなたか美味し

いお店を教えてくださーい!

 

                M子さんって私ほど美しくはニャいでしょ?

 

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