パクパク日記23年10月3週

             秋晴れの気持ちの良い週は新潟県の妙高高原で過ごす

 

       妙高高原  赤倉観光ホテル

 

10月 16日(月)東京は晴れ 新潟妙高高原は曇り

朝 明石町「ダイニングルーム」A定食(にしんのつけ焼き、ヒジキの煮物、小松菜の磯辺和え、ご飯、味

噌汁、飲むヨーグルト、キウイ)770円、納豆220円、「封印」わさび漬け、コーヒー165

 

  

 今日から妙高高原!

 

昼 北陸新幹線東京=長野車内にて 北海道コロッケサンド430円、海老とアボガド354

 

  

長野駅から民営化された北しなの鉄道に乗り換えて終点妙高高原へ。         赤倉観光ホテルロビー

 

       本館3階の309号室は温泉内風呂デラックスツイン(妙高山側)野尻湖川が取れなかった・・😿

 

     洗面所はWシンクでシャワー前には椅子があってGood!        トイレは寝室を挟んで逆側にある

 

夜 新潟妙高高原・赤倉観光ホテ「富寿し 蔵」寿司懐石+4400円(先付:活蛸ポン酢、八寸:鯵の

塩なめろう・筋子と紅鮭麹漬け・のどぐろ塩焼き・青柳貝酢味噌掛け・もずく酢、お造り:中

トロ・寒鰤・白梅貝、海鮮茶碗蒸し、お任せ握り:大トロ・ソイ・キジハタ・のど黒・寒鰤・小肌・北寄

貝・ヤリイカ・白海老、紫ウニ、卵焼き、デザート:湯葉チーズケーキと柿)、麦焼酎「青一髪」(長崎)

ボトル7000

 

  

    寿司懐石は2食プランに+4400円。旬彩ダイニング「白樺」内のカウンター6席で頂く

 

          おまかせ握りの前に先付数種やお造り盛り合わせ、茶碗蒸しが供される

 

          握りのシャリは「極小にして!」とお願いしたら小指第2関節位のシャリだった

 

 

今日から妙高高原に行く。妙高高原は新潟県だが、北陸新幹線長野駅経由で行くのだ。以前は大好

きな「崎陽軒」シウマイ弁当が品薄で東京駅ではなかなか入手出来なかったのだが、数ヶ月前から売り

場も販売個数もグンと増えて買える、買える。それが空港にまで飛び火して羽田でもスイスイと買えて

しまえるのだ。そんなことで希少性が落ち気味になると「たまには別のモノでもいいか」なんて勝手

なことを消費者は言うのだよ。で、今日はコロッケサンドと稲荷寿司と思ったが糖質多過ぎだよね、とお

稲荷さんは海老とアボガドに変更した。あさま号終点の長野駅で下車し、北しなの鉄道に乗り換える。

3両編成の車両は乗り降りする時、自分でドアを開けるのだ。大昔長野県大町市に住んでいる頃利用

していた大糸線を思い出した。途中までは長野市の郊外という感じだったが、徐々に山間地域に入

って行く。45分後終点妙高高原に到着。電車から降りる時大いに困った。車両とホームの段差がとても

大きく降りるのが怖い。荷物と杖を持ってだから余計だ。飛び降りるつもりで(ホント、大袈裟でな

く)やっと降りてヤレヤレと思ったら、次は階段だ。終点なら駅舎に一番近い1番ホームに到着すれば問題

無いのに、23番ホームに到着したから階段を上って下りねばならない。あぁ〜と溜息ついていたら、

茫然としている高齢の外国人夫婦が・・。彼らは大きなスーツケースを持っているのだ。彼らの苦労に比

べれば、私のツラサなんて軽いわな。電車を降りてからかなり時間がかかってしまったが、駅前にはホテ

ルの送迎車が待っていてくれた。シャッターが降りた建物が並ぶ妙高の駅前通りを走ってから坂を上り始め

ると丘の上にホテルが見えて来た。標高約1000mにあるホテルに到着。チェックインを待つ間ラウンジに座ると80

以上というホテルの歴史を何となく感じる。私が予約したのは温泉内風呂デラックスツイン(妙高山側)で3

309号室。ホテル自慢の風景は逆の野尻湖側なのだが、そちらは予約が取れなくて😿 でも50uとま

ずまずの広さで温泉も付いているからいいか。夕食は旬彩ダイニング「白樺」内のカウンター「富寿し 蔵」。

ここの寿司懐石は2食付きプランに+4400円なのだそうだ。6人まで座れるが、今夜お客は3人家族と

私の4人だった。ドリンクリストを見ると麦焼酎が2種類ある。石垣島のホテルで麦焼酎が無く悲しい思いを

したせいか「ボトルでね」なんて注文。最初になかなか魅力的な先付5種が登場し、ことに沖縄とは違

うもずくがシャキシャキした歯応えで美味しかった。茶碗蒸し食べたところでかなりお腹に来たので、「シャリ

は限界まで小さくして」とお願いした。小指の第2関節程しかシャリでほぼネタ魚だけ食べたので最後ま

で行くことが出来た(笑)。満腹で酔っ払ったところへ〆のお椀におぼろ昆布が入っていて急に目が

覚める。おぼろ状の昆布は出汁に半分溶けていて取り出すのに苦労。こ、こ、昆布はイカンのですわ。

               _______________

 

10月 17日(火)妙高高原午前中は曇り、昼から晴れ

朝 赤倉観光ホテル「白樺」和洋朝食ヴュッフェ

 

  

   朝早く起きて、客室備え付けの温泉にポチャン! 硫黄の匂いが強く、身体がポカポカになる

 

  

ラグビーW杯はアルゼンチン×ニューシー゙ランド、イングランド×南アフリカに絞られた!       本館3階ライブラリー

 

昼 赤倉観光ホテル「カフェテラス」チキンのスパイシーカレー1960円、クラムチャウダー660円、コーヒー(850円は客室ノー清

掃でサービス)

 

  

      絶景を眺めながら「カフェテラス」でランチ。カレーのボリュームたっぷりのカレーは完食出来ず😿

 

                     あれが野尻湖です

 

 

夜 赤倉観光ホテル「ソルビエ」フレンチィナーコース(タスマニアサーモンの瞬間燻製 人参とオレンジのサラダ、帆立貝のグリ

エ信州中野のキノコのフリカッセ鎌田養鶏の卵を使ったウフ・ポシェ、伝統のビーフコンソメ+1100円、国産牛フィレ

肉のステーキレフォールソース、シャインマスカットと安田ヨーグルトのソルベ青りんごのグラニテと共に、カモミールティとプティフー

ル)、ホテルオリジナルワイン「ルサンクワイナリー」 白ワインシャルドネ2300円、赤ワインカベルネソービニヨンとメルロー2300

 

  

                メインレストランの「ソルビエ」は本館2階にある

 

   +1100円で伝統のビーフコンソメスープを頂く。もっと熱ければ良かったのにな。

 

 

昨日夕食から客室に帰る時、2人連れの女性から声を掛けられた。「あら、あなた今年5月富山で

ご一緒しませんでしたか?」「あ、はい。そう言えばあの時・・」なんて会話をしたのだった。ゴ

ールデンウィークに富山に6泊して県内のお祭りを毎日見学に行ったあの旅行は思い出深いのだが、帰っ

て来てからすぐ敗血症で入院しちゃったりしてね。富山旅行を催行した旅行会社の赤倉観光ホテルに

宿泊するツァーに参加した17名の方がこのホテルに宿泊しているのだ。今夜から2泊されるので、明後

日までまた会うかもね。今朝は起きてすぐ温泉を楽しむ。予定だったが、温泉の溜め方を間違えち

ゃってマゴマゴ。着替えて朝食体制になった頃には午前8時になってしまった。温泉効果で足首辺り

がポカポカして気持ちが良い。今朝は予約不要の「白樺」の和洋ヴュッフェ。料理数はかなり多いと思う

が、存外新潟らしいモノが少ない。のっぺい汁を食べたが、我が家の母が作っていたのっぺいは煮物

であって、汁では無かった。シャンパンや7%のアルコール飲料が置いてあり、若い女性達が積極的に飲んで

いるのを見てビックリ!朝だよ、今!酒飲みの私だが、朝や昼は飲まんのです。午前中は雲が多くて天

気がイマイチのようだったので本を読むことにする。85歳になった東海林さだおさんの本だったので面

白くて時間を忘れる。昼過ぎ「カフェテラス」にランチを摂りに行くと、既に空は晴れ渡っていた。テラス席は

肌寒いので屋内席にしたが、ここから見える景色はまさに絶景である。真ん中で一番目立っている

のは1382mの斑尾山だ。左に志賀山と横手山。2307mの横手山は一昨年奥志賀に行った時に上った

(スカイレーターとリフトで)なぁ。ライス半分残したカレーランチの後、ホテルの前を暫く散歩して実に気持ちの良い時

間を過ごした。この景色を観るためだけでもまた来たい。午後館内を歩いている時「あら、あなた

のこと覚えているわ。福岡でご一緒したわよね」「あぁ、去年の春ですね」とまた私を知っているご

婦人にバッタリお会いしたのだった。夕食はフレンチの「ソルビエ」で。クラッシックホテルのメインレストランらしい雰囲気が

いいなぁ。今夜もワインガンガン飲みたい気分ではあったが、明日スカイケーブルを利用して1300mまで行って

みようかと思っているので、グラスワインを白赤1杯ずつでガマンする。その代わりというワケでも無いが、

コースのスープの代わりに+1100円で伝統のビーフコンソメスープをお願いした。手間暇かけて丁寧に作られた

味だが、スープの温度がちょっとヌルイのが気になった。もったいない。今夜もご馳走頂いちゃったよ。

               _______________

 

10月 18日(水)妙高高原は秋晴れ!

  将棋竜王戦第2局藤井竜王が107手で2勝目を挙げる!

  歌手もんたよりのり氏大動脈解離で死去(享年72歳)

朝 赤倉観光ホテル「アクアダイニング」洋朝定食(サラダ・桃とヨーグルトムース、ホテルメイドパン・オムレツ・フルーツとヨーグ

ルト、コーヒー)

 

  

              スパ&スィート棟のアクアテラスからの景色も素晴らしい

 

  一番新しいプレミアム棟1階にあるレストラン「アクアダイニング」で朝食を摂る

 

車でスカイケーブル乗り場山麓駅に送って貰う    ケーブルから見るホテル       往復2000円だが、宿泊者は半額

 

 

昼 赤倉観光ホテル「カフェテラス」シーフードドリア2380円、アイスコーヒー850円(サービス)

 

  

 

夜 赤倉観光ホテル「白樺」しゃぶしゃぶ懐石(先付け2種:焼き茄子豆腐、銀鮭黒酢南蛮漬け、お造

り:鮪・甘海・カンパチなど、しゃぶしゃぶ:くびきう和牛150gと鍋野菜一式、細打ちうどん、

水菓子:おけさ柿・栗わらび餅・シャインマスカット、安穏芋アイスクリーム)、麦焼酎「青一髪」

 

   先付けとお造りの写真が取り込めず、省略しています😿

  

 霜降り和牛肉、半分しか食べられなかった😿

 

寝ている時から、今日は素晴らしい秋晴れだぞ!という予感があった。カーテンをそっと開けてみると

「ほーらね」って晴天だった。よし、今日は妙高高原スカイケーブルに乗って妙高山の中腹まで行ってみ

よう。その前に、客室の温泉に入ってプレミアム棟「アクアダイニング」で洋朝食を食べねば。私が宿泊して

いるのは一番古い(1937年開業、現在の建物は1966年再建)本館であるが、その隣に2009年出来

たのがアクアテラスを備えたSPASUITTE棟、そして更にその隣に2016年プレミアム棟が増設された。1階に

ある「アクアダイニング」は完全予約制。8時半の朝食を予約している。素晴らしい天候でアクアテラスから眺

める景色も見事だ。サラダ、卵料理、ホームメイドパン5種、ヨーグルトと充実した朝ご飯だった。本館3階に

あるライブラリーでゆっくり朝刊を読んでから、さぁ出かけようか。ホテルがある場所は標高1000m、妙高高

原スカイケーブルの山麓駅は相当下にある。やっぱりケーブルに乗るという女性2人組と車で送って貰った。

彼女達は、山頂駅からは歩いて降りて来るという。万が一に備えて熊除けのカランコロンと鳴るベルをお持

ちだ。大袈裟な、と笑えない程昨今では各地で熊出没しているからね。ケーブルに乗ると1300mの山頂

駅までは11分。下に向かって座り、存分に景色を眺めながら上った。もうすぐ降りる段になって、

「待てよ、このまま乗って下りるのもいいな」ということで、切符を切って貰ってそのまま下りへ。

2454mの妙高山を極めるには、ここの山頂駅から4時間登らねばならない。それはフツーの運動能力を

持った人の場合であって、私だと3泊4日くらいかかってしまうかもね(笑)。いや〜、楽しい空中

散歩であったぞ。ランチは昨日に続き「カフェテラス」で。軽くと思って注文したシーフードドリアがズシリと量が

あって、バターライスは6割以上残してしまった。「だいたいここはボリュームあり過ぎなのよ」と思いなが

ら帰ったのだが、入口近くのお婆さん(ゼッタイ私より年上)が完食しているのを発見してアチャチャ〜。

負けた・・💦 私はこんな景色を眺めていたが、藤井竜王は第2局を京都で戦っていた。勝った。

2勝目だ。夕食は「白樺」でしゃぶしゃぶ懐石。ナゼから先付とお造りの写真をパソコンに取り込めず

に残念。若い人なら大喜びするサシが入った霜降り和牛肉は年寄りには堪える。半分やっと食べ終了。

               _______________

 

10月 19日(木)妙高高原も東京も晴れ

朝 赤倉観光ホテル「白樺」和洋朝食ヴュッフェ

 

  

  

 

昼 北陸新幹線長野=東京車内にて 「明治亭」のソースカツ丼(小)

 

  

    さよなら、妙高山2454m。北しなの鉄道妙高高原駅は新潟県、隣駅黒姫は長野県

 

       ほぼ満員(半数以上外国人客)の北陸新幹線でソースカツ丼を食べるのは勇気がいる!

 

夜 明石町「ダイニングルーム」A定食(鶏肉の丹波焼き、帆立と野菜の葛煮、蟹と胡瓜の酢の物、ピーマン

じゃこおかか和え、ご飯、お吸い物、ピオーネぶどう)1870円、麦焼酎

 

  

 

天候に恵まれた妙高高原滞在だったが、最終日の今日も素晴らしい秋晴れだった。毎日眺めていた

妙高山。4日前に比べると、明らかに紅葉が進んで来たのがわかる。10日もすれば紅葉は最高潮な

のだろうなぁ、帰りたくないなぁ。朝ご飯を食べ、荷物をまとめて送り、精算して午後1020

の送迎バスに乗る。かつて駅近くにはお土産屋が45軒あったのが今は1軒だけになったのそうだ。

どこも人口が減って寂しくなるねぇ。4日前は怒りまくっていたが、今日は覚悟して来たから23

番線ホームまで階段の上り下りは冷静に。23年後にはエレベーター設置すると聞いたが、どうだかね。で

も段差が大きい電車に乗る時は、ヨッコラショ!とかなり気合を入れないと上がれない。長野駅で40

程あったので、駅ビルの店で蕎麦でもツルッと手繰りたかったのだが、「草笛」など2軒ある蕎麦屋の前

には既に行列が・・。ダメだ、こりゃ。じゃ、長野らしいお弁当を買うか。「明治亭」売店でソースカツ

丼のとんでもない量に溜息をついていたら、店のおばさんが「お客さん、こっちならご飯もソースカツ

も半分ですよ」と勧めてくれたのでそれを買う。北陸新幹線は多少時間がかかっても長野駅始発の

あさま号にすれば良かったのだが、富山発の「はくたか」にしたのが間違いだった。グリーン車に乗

ったら、ほぼ満席!ほぼ外国人で網棚の上も大きなスーツケースで埋まっていた。当然隣の席には中年の

女性が座っていたのだが、この席で私はソースカツ丼(ハーフだけど)を食べねばならないのか。勇気を出

して弁当の蓋を取る。ぷーんとソースカツの匂いが周囲に広がる。ヤバイ・・タラリ(💦が流れる)・・でも

ままよ。開き直ってガシガシ食べた。あぁ〜食べ終わったぞ。帰宅してパソコンにたくさん撮って来た

写真を取り込む。ところが、どうしても十数点の写真が取り込めない・・😿😿・・何度もやり直

してみるのにダメなのよ・・😿😿・・ナゼ!!楽しい34日だったが、今日はいろいろあるなぁ。

               _______________

 

10月 20日(金)晴れ

  市川猿之助初公判で検察側は懲役3年を求刑

朝 明石町「ダイニングルーム」A定食(厚揚げの焼き物、はんぺんと野菜の煮物、江戸菜のお浸し、ご

飯、味噌汁、飲むヨーグルト、パイナップル)770円、納豆220円、コーヒー165

 

 

昼 明石町「ダイニングルーム」アラカルトメニューから 中華そば880円、ミルクティ165

 

  

  

 

遅い夜 銀座「麹也」先付3種盛り:カワハギ肝付き・きのこ汁・蓮根きんぴら1200円、(黒豆枝豆)、

薬味冷奴500円、シシャモ1000円、秋茄子と茸のミニグラタン1000円、十割蕎麦1200円、ハートランドビ

ール中、麦焼酎 @8000

 

  

 歌舞伎の後は超久々「麹也」へ 

 

いまどきドストレートに「中華そば」(醤油味)と書かれたものを食べる機会は私にはほとんど無い。中

華そばかぁ、大昔は支那そばなんて言っていた時代もあったが、今はすっかりラーメンだからなぁ。「ダ

イニングルーム」の今週のアラカルトメニューに中華そばがあったので、食べたいというより懐かしさがあって食べ

てみた。880円のまぁまぁの値段だったが、運ばれ来ると「♪ これっきりこれっきり もうこれっ

きりですか〜」と百恵ちゃんのように寂しくなった。アッと言う間に食べ終わり、当然ながらモノ足り

ない、食べ足りない。今日は歌舞伎座夜の部が終わってからの夕食だから遅いのになぁと心配。歌

舞伎座夜の部に行く。と言いながら最初の「双蝶々曲輪日記 角力場」は失礼した。濡髪長五郎を

獅童が演じるから、というワケではなくいろいろ忙しくってね。2つ目は舞踊で「菊」。菊の精に雀右

衛門、錦之助、男寅、虎之介、玉太郎、歌之助。ベテランふたりの踊りより若手の方が観ていて楽しい。

へなへなしていた彼らも若者らしくなって来たね。最後は「水戸黄門 讃岐漫遊記」。水戸光圀は彌

十郎、その息子で藩主頼常に歌昇、うどん屋娘おそでに新吾、佐々木助三郎に福之助、渥美格之進

に歌之助、娘お蝶実は九紋龍の長次に虎之介、山崎又一郎は亀鶴、港屋辰五郎に亀蔵、うどんや女

将お源。まぁ、大昔からテレビ時代劇と言えば、黄門様だったからボーと観ていればそれなりには楽し

い。しかし、これを歌舞伎座で演じ、観なくてもいいんではないかと頭の片隅がずっと主張してい

た。今日猿之助の初の公判があって検察側は懲役3年を求刑していたが、最終的にはどうなるのだ

ろう。あんな事件がなく、彼がバリバリ活躍していたら、こんな演目やらなかったのではないだろう

か。終演後たぶん半年以上ぶりで「麹也」に行く。店は盛況であった。腹ペコでアレも喰いたい、こ

れも喰いたい状態だったが、もう9時過ぎている。いくつかつまんで適当なところで蕎麦で〆よう。

               _______________

 

10月 21日(土)晴れ

  ラグビーW杯準決勝ニュージーランドがアルゼンチンを446で大勝し決勝に進む

  NPBの日本シリーズはオリックス対阪神の関西対決に決定

朝 明石町「ダイニングルーム」A定食(赤魚の焼き物、五目煮豆、ハム入りサラダ、ご飯、味噌汁、飲むヨー

グルト、オレンジ)770円、納豆220円、コーヒー165

 

  

 

昼 明石町「ダイニングルーム」B定食(ソース焼きそば、豚肉焼売、小海老サラダ、五目野菜スープ、アイスコーヒー)

1210

 

  

 

夜 明石町「ダイニングルーム」B定食(野菜のゼリー寄せサラダ添え、茸と野菜のミルクスープ、仔牛ロース肉のカツ

レツ、ライス、柿、カモミールティ)1870円、麦焼酎ボトル3300

 

  

 仔牛ロース肉のカツレツはライスに合う!

 

午前中珍しくよく働いた。朝食後洗濯を開始。それは毎日のことだが、普段どこにあるのか自分で

もほとんどわからない「やる気スィッチ」が稼働して、来週出かける瀬戸内海クルーズの準備を始めた。2

航海連続乗船するので荷物が多くなり、キャリーケースは一段大きなものを使うことに。ここにせっせせっ

せと荷作り。終わった〜!船会社に送ろう。いや、待てよ。キャリーケース送るのなら、ついでにあの人と

あの人にプレゼントを送る荷物も作って送ってしまおうか。と更にせっせせっせと作業を続け、午前11

時半にはスタッフにお願いして台車で荷物を3つ取りに来て貰った。重たいからとても助かって有難い!

さぁ、次はと・・・しかし、ここでやる気スィッチはまたどこかに隠れてしまった。元のダラダラ夢子に戻

る。今日は比較的長く続いた方だ。そうそう、今朝のご飯に五目豆が出たのだが、普通五目豆には人

参やこんにゃくなどに交じって昆布も入る。しかし私は甲状腺医に「昆布食べるなよ!」と命じられ

ていて、その旨ダイニングに申し出てある。そうすると昆布ダメ人間には昆布無し五目豆になるのかと思

っていたら、いきなり玉子豆腐(あるいは納豆)にすり替わる。いつだったか朝食週2で玉子豆腐を

食べさせられ大いに文句を言った。「昆布くらい避けて残しますから五目豆下さいよ」とお願いもし

た。私以外にも昆布NOの方が何人かおいでだからと、管理栄養士や料理人の皆さんで検討して「ま

るっと五目豆から昆布を抜く」ことに結論が出たのだとか。申し訳ありませんねぇ、お手数おかけ

しました。昆布の代わりに何が入ったか聞きそびれてしまったが、めでたく「新五目豆」を食べた!

               _______________

 

10月 22日(日)晴れ

  ラグビーW杯準決勝南アフリカがイングランドを1615で逆転勝利し、決勝でニュージーランドと戦う

朝 明石町「ダイニングルーム」A定食(鶏つくねと野菜の煮物、納豆、キャベツの胡麻和え、ご飯、味噌

汁、飲むヨーグルト、バナナ)770円、納豆220円、コーヒー165

 

  

 わさび漬けが切れているからW納豆は嬉しい!

 

昼 明石町「ダイニングルーム」B定食(オニオンスープ、ドライカレー ソース添え、ミモザサラダ、洋梨シャーベット、ミルクティ)

1210

 

  

 ソース付きこれぞドライカレーの鑑ぞ!

 

夜 明石町「ダイニングルーム」A定食(鰻の蒲焼、おぼろ豆腐、蕪のレモン酢、ご飯、肝吸い、シャインマスカット)

1870円、麦焼酎

 

  

 

昨日日本の早朝行われたラグビー準決勝は、ニュージーランドがアルゼンチンを大差で破った。日本が戦ったアルゼ

ンチン。日本代表が追いつきそうになるとスルっと先に行く力強さのあるチームだと思っていたが、オールブラ

ックスにかかると大人と子供の試合のような点差になってしまった。そんなオールブラックスも開催国フランスの

勢いに1327で敗れた時は、「どうしたオールブラックス!」と危ぶんだものだが、やはり地力に勝るチー

ムはチャウね。そして今朝行われたもう一つの準決勝イングランド対南アフリカは手に汗握り大接戦だったらし

い。何せ残り2分で47mPGを南アフリカが決めて1615で勝利したというのだから。来週行われ

る決勝はニュージーランド対南アフリカと南半球の2国の戦いになった。一番観たいカードかもしれない。今

日のランチはドライカレー。ここのドライカレーは別の器にカレーソースが付いて来る超丁寧バージョン。カレー好きの人間

だからドライカレーも好きでこれまでアチコチで食べて来たが、お好みでカレーソースを別添えしているレストランが

あった記憶が無い。そのままでも美味しいが、ソースをかけるとまた一段と!しかも夕食は鰻のかば

焼きで「ここに住んでいていがったぁ」としみじみダイニングルームを有難い!と思ったのだった。高級

品シャインマスカットが、ナゼか今年は大豊作で値段も一挙に下がった由。夕食で時々登場するようになって

嬉しいぞ。種も無いし皮も食べられる。でもちょっとサッパリし過ぎかも。巨峰の方が美味しいかな。

              ________________

【今週の振り返り】

旅行に出かける際(ほぼ毎週だけど)には日程や宿泊先を連絡する留守宅は、両親はとっくの昔に

亡くなっているから実家ではなく次兄宅である。次兄宅に旅の資料を送るようになって約20年経

っただろうか。事前に知らせなくても、空港や新幹線から「これからどこに行く、いつ帰る」とか、

旅の間に食べた料理の写真と共に滞在先について知らせたりしている。今回は赤倉観光ホテルの最初

の夕食に鮨懐石を食べ、その写真と共に妙高高原に滞在していることを兄夫婦にLINEで知らせた。

すると兄から「今回はナゼ赤倉観光ホテルなのだ」という質問が来た。ナゼ赤倉観光ホテルか・・それは

大学時代にまで遡る。親しかった友人に長い休みの過ごし方を聞いたところ、「ウチはね、新潟と長

野県の境にある、ほら赤倉観光ホテルに泊まりに行くのよ。オヤジさんと母があのホテル昔から好きだか

ら」という答えだった。今になってみれば、どうしてそう感じたのかはわからないのだが、その

時「きっと今の私には到底手の届かない場所に違いない。いつかそのホテルに泊まれるような自分に

なってやるぞ!」みたいなことを思ったことを覚えている。それから、数十年の月日が経過した。

 

その数十年の間には、ハッキリ言って赤倉観光ホテルより数段高級な国内外のホテルにも数多く泊まって来

た。例えば、パリの5ッ星ホテルより上の最高級ホテルであるパラスホテルと呼ばれるホテルムーリスパリとかペニンシュ

ラパリとかオテル・ド・クリヨンとかル・プラザ・アテネとか。パラスではないけどパリで一番有名なリッツパリとかね。

でも、何となく赤倉に行くのは今ではない、みたいな気持ちがあって(ホントかよ)、あれから随分

長い時間を要してしまった。55年以上ですかぁ?長過ぎっしょ!忘れてたんじゃないですかぁ、

ってね。思い出したキッカケは旅行会社Aの旅行企画を見て。「あっ、そうだった。私このホテルにいつ

か行こうとずっと思っていたのに、いつの間にか忘れておったぞ」慌てて申し込んだのだが、そ

の時は既にキャンセル待ち状態。1ヵ月後に問い合わせてもキャンセルは出そうに無かった。そこでツァーを諦

めて直接ホテルに空室を問い合わせて予約することに。しかし、客室に露天風呂がついた新館は満室

だったし、本館でも絶景を楽しめる野尻湖側客室はどこも空いていなかった。とはいえツァーは2

だが、3泊泊まることになったのだからいいことにしよう。予約が難しい赤倉観光ホテルに泊まれる

ことになって心底喜んだ。

 

ホテルのラウンジから撮影した写真を送ると、甥のヒカルから「この景色見覚えがある。露天風呂からも見

える圧巻のビューだよね」とLINEが来た。ラグジュアリーなことにはほぼ縁が無い50男なのに見覚えが

あるって?!私に先んじて泊まったってことなのか?勘弁してくれよ。後で聞いたら6年半前亡

くなったヒカルの配偶者M代さんに連れて行って貰ったのだそうだ。そうか、彼女は旅や宿には良い

センス持っていたからね。A先生にも写真を送ると、「かなり昔ですが、スキーで行ったことがあります」

って。チェッ!A先生にも先を越されていたのか。同じ建物に住むMK子さんは私より一回り年上

だが、大谷翔平選手の大ファン仲間である。以前はダイニングルームで「やれ、ホームランが最近凄い!」とか

「ピッチングが少し心配」などと顔を合わせれば大谷談義。昨今は体調を崩されてお部屋で食事をさ

れているので会話はもっぱらLINEだ。その和子さんから「赤倉観光ホテル、65年前新婚旅行に行っ

てきました。懐かしいですね〜」というLINEを頂いた。そうかぁ、M本ご夫妻は赤倉観光ホテルに行

かれたんだぁ。何だか私の周囲ではみんな赤倉観光ホテルに行っているではないか。行っていないの

は私だけなのか!

 

赤倉観光ホテルは19121212日、大倉喜三郎の手によって開業した。大倉財閥の2代目で、当時

は帝国ホテルの取締役会長だった。政府が外貨獲得のために国際リゾートホテル建設に力を入れていて、大

倉は先ず上高地に帝国ホテルを、伊豆に川奈ホテルを、そして妙高高原に赤倉観光ホテルを開業。そののち

ホテルオークラを開業したらしい。私はクラッシックホテルが大好きで、日本各地のそんなホテルを回って来た。西か

ら挙げると雲仙観光ホテル、奈良ホテル、蒲郡クラッシックホテル、富士屋ホテル、ホテルニューグランド、東京ステーションホテル、

軽井沢万平ホテル、日光金谷ホテル・・全部泊まったなぁ。ゴルフはしないのに川奈ホテルも泊まった。上高

地帝国ホテルは今年52泊予約していたのだが、富山旅の帰りに敗血症になって急遽入院して行く

ことが出来なかった。来年な!きっとな!閑話休題。妙高高原に話しは戻す。1912年に開業した

赤倉観光ホテルは、1965年(昭和40年)焼失してしまう。しかし、翌年には旧館を似せた本館を再建

し、帝国ホテルも手掛けたフランク・ロイド・ライトの元で働いた繁岡ケンイチが内装を担当。ホテルの包装紙や食器は彼

のデザインなのだそうだ。ということはMK子さんや大学時代の友人のご両親が行かれたのは再建

前のホテルだったということになる。2004年から2008年にかけて和食レストラン「白樺」や客室のリニューアル

を行い、2009年にはSPASUITTE棟を増設して露天風呂付きの客室や温泉大浴場、SPA、バーなどを

設けた。更には2016年増築のプレミアム棟には朝昼晩洋食を提供する「アクアダイニング」や露天風呂を備

えた客室が設けられた。

 

ホテルで入ることが出来る温泉は赤倉温泉。妙高山北地獄谷で自噴している天然温泉なのでボーリングす

る必要も無いし、ポンプアップしなくてもいい。加熱も加水も必要が無い実に地球にやさしい温泉を

源泉かけ流しで楽しめる。江戸時代開湯の歴史ある温泉だが、泉質は特に豊富に含まれるメタケイ酸と

炭酸水素塩泉によって古い角質や皮脂を洗い流すピーリング作用と硫酸塩泉の肌にうるおいを与える

作用をバランスよくあわせ持っているんだってさ。つまり、切り傷、美肌に効果あり。だから「美肌

の湯」と呼ばれるんだってさ。3回は入るべし。ホテルの周辺は国立公園。ホテル経営のゴルフ場とスキー場

を擁し、ホテルがあるのは「越後富士」とも呼ばれる妙高山の中腹。目の前は信州の山々を一望出来

る絶景を楽しめる。運が良ければ雲海に出会えることもあるらしい。ゴルフもスキーも登山もしない私

だが、季節を変えてまた行ってみるか、妙高高原の赤倉観光ホテルへ。55年間来なかったのだから、

これからはせっせと来い!と赤倉のホテルの神様に言われているような気がする。

 

                 で、ご飯はどうニャのよ

 

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