パクパク日記25年11月3週
クラシックコンサート3回・芝居・歌舞伎とエンターテインメント漬け1週間
指揮:クラウス・マケラ 
大パルコ人Dオカタイロックオペラ
11月 17日(月)晴れたり曇ったり
朝 明石町「ダイニング」A定食(牛肉と豆腐の煮込み、しらす納豆、キャベツおかか、ご飯、味噌汁、
飲むヨーグルト、キウイ)880円、納豆275円、コーヒー220円









昼 明石町「ダイニング」今週のアラカルトメニューから なべ焼きうどん 1650円









夕方5時過ぎ、サントリーホール隣のインターコンチネンタル赤坂にチェックイン。2泊する



クラウス・マケラ指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の1夜目は1階3列目
夜 赤坂・インターコンチネンタル赤坂36階「MIXX」(2人で)チーズプラッター3875円、唐揚げ&フレンチフライ2420
円、ドラフトビール、タンカレー10トニック 2人で1万4714円






終演後、キョウコの長男D介君とホテルのバーで軽い食事
数ヶ月前にチケットを買ってから、今日が来るを楽しみにしていた。6月に続いて指揮者のクラウス・マケラ
の演奏を聴けるのだ。6月はパリ管弦楽団との演奏だったが、今回はオランダ・アムスデルダムのロイヤル・コンセル
トヘボウ管弦楽団。ベルリンフィル、ウィーンフィルと共に「世界3大オケ」とも評される名門である。マケラは2年後
このオケの指揮者就任が決まっている。6月もそうしたように、今回もチケットが取れたと同時に、サント
リーホールの隣にあるインターコンチネンタル赤坂を2泊予約した。もしかするとクラブラウンジなら朝食時にマケラ様に
会えるかも、と奮発してクラブフロアを予約する念の入れようだ。午後5時過ぎにホテルにチェックインし、6
時半サントリーホールへ。今日の1曲目はブラームスのピアノ協奏曲第1番。ピアニストはフランス人のアレクサンドル・カントロフ
で、2019年のチャイコフスキーコンクールに22歳で出場し、見事優勝。細い身体で頭を震わせ目にも止まらぬ
激しい指使いを見せた。難易度の高い曲を見事に弾き切ったカントロフだったが、アンコールに応えて弾い
たのが、リスト・ワーグナー「イゾルデの愛の死」で結構長い曲。疲れているだろうから「エリーゼのために」
とか「乙女の祈り」とかを軽く弾いても聴衆は喜んだと思う(ウソだよ)のに。ソリストの人柄がにじ
むような選曲だった。2曲目はバルトークの「管弦楽のための協奏曲」。初めて聴いたが、とても興味
深い曲でまた聴いてみたいと思わせた。オケもお疲れだと思うが、マケラはアンコールにシュトラウス2世の「ハン
ガリー万歳!」を振って場内を熱狂的な雰囲気まで盛り上げた。終演後、待ち合わせたD介君とホテ
ルの36階のバーで軽食を摂りながら一杯飲む。大阪在住キョウコの長男で某航空会社から某中央省庁
に転職し、今年春結婚したばかり。誕生翌日だったか都内の愛育病院でガラス越しに逢ったのが彼
との初対面だった。胎教にと母親のキョウコに山のようにクラッシックCDをプレゼントしたお陰だろうかD介
君クラッシック音楽大ファンにしっかり育ったのだった。仕事をしながら2つのオケでファゴットを吹いている。
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11月 18日(火)曇り
大分市佐賀関で大規模な火災!現在も延焼中
朝 インターコンチネンタル赤坂クラブラウンジ 朝食ヴュッフェ



クラブラウンジからは永田町の議員宿舎や国会議事堂を見下ろせる




朝はこんなに食べました!
昼 明石町自室にて 鮭ハラミおにぎり、カスタードシュークリーム(スマホホテルに忘れてきました)
夜 インターコンチネンタル赤坂自室にて 卵とツナのサンドイッチ、バナナ、トマトジュース
今日は朝食以外ロクなものを食べていない



クラウス・マケラ指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の2夜目に行く












いつまでも拍手が鳴りやまずマケラ氏が挨拶に Sイチローに続き、超暫くぶりにK田さんにバッタリ
朝食は35階のインターコンチネンタルクラブラウンジで摂る。2階の「カスケイドカフェ」の朝食ヴュッフェに行けば、6月パリ
管のメンバーを大勢お見かけしたように、ロイヤル・コンセルトヘボウの皆さんと会えると思うが、クラブラウンジな
ら指揮者のマケラさんに会えるかも、と一縷の望みに賭けた。なんてのは大袈裟で(ちょっとはホントだ
けど)、眺めの良い楽して食べられるラウンジがいいや、と思った次第。確かに眺めが良い。キャピトルホテ
ル東急ほど近くは無いが、首相官邸、議員宿舎、国会も眺められてね。朝食後の予定を変更して、
自宅に帰って作業をやることにした。信じられないことに、スマホをホテルの客室に残したままタクシーに乗
ってしまって、コンビニランチは撮影出来なかった。そんな思いをして、パクパク日記を更新(私って健気
やん)し、3時から美容院へ。カット&ダイをして貰った後、ホテルに戻って、手早くコンビニ夕食。2食続
けてのコンビニ食だよ、情けないことに。でも、いいんだ。クラッシックコンサートの前は不思議と美味しいもの
を食べたい欲求は減退するのだよ。6時半隣のサントリーホールへ。昨日は1階の前から3列目の席だった
のに今日は2階席だ。舞台から遠い分、オケ全体が見渡せるからいいか。あら?前列の4人右に座っ
ている男性の後ろ姿見たことあるなぁ。あれはSイチローだ。名前を呼んだが聞こえないようなので休
憩時間に話しかけてみよう。今夜の演目は、最初にリヒャルト・シュトラウスの「ドン・ファン」、そしてメインは私の
大好きなマーラーの「交響曲第5番」だった。マケラ指揮の演奏を聴くのは今夜で6回目だが、パリ管、ベ
ルリンフィル、そしてロイヤル・コンセルトヘボウとオケも3つ目だ。オケにあわせてマケラ自身が変貌しているように感じ
る。オケがマケラにあわせているのではなく、マケラがオケにあわせ、その力を精一杯発揮するように誘導し
ているような。30歳を目前にした若き指揮者を世界中の著名オケが欲している意図はそこにあるの
だろうか。今夜は女性のホルン奏者が素晴らしい演奏をしてヤンヤの喝采を受けていた。Sイチローとも休
憩時間にちょっとお喋りしたが、終演後に思いがけない人に声をかけられた。長いお付き合いの
K田さんである。もう長いことお会いしていなかったのでこの出会いが嬉しい。収穫の多い一日。
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11月 19日(水)晴れ 朝方冷え込む
朝 インターコンチネンタル赤坂クラブラウンジ 朝食ヴュッフェ








昼 渋谷PARCO地下1階「GOOD LUCK CURRY」ルーローハンカレー+スルメイカとモッツァエラカレーのあいがけ1650
円、ラッシー650円




合計2300円?これで?



大パルコ人シリーズ第5弾オカタイロックオペラ宮藤官九郎作・演出の「雨の傍聴席、おんな裸足・・」を観た



ミュージカル俳優・獅子頭吼:阿部サダヲ 演歌歌手・観音院かすみ:松たかこ



長男小沼立憲など:峯田和伸 検事・横小山など:三宅弘城 すぐ幾三など:荒川良々



次男小沼漠鹿など;黒崎煌代 弁護士・我地無地大地:小路勇介 西田代:よーかいくん



かすみの母など:中井千聖 R2Cカシコなど:宮藤官九郎 裁判官・尾形井賢など:藤井隆 撮影:内田将二
夜 明石町「ダイニング」A定食(鶏肉の岩塩焼き、蛸と野菜の煮物、大根と帆立のマヨネーズ和え、小松
菜お浸し、茸ご飯、お吸い物、マンゴー)2090円、麦焼酎










久々のマンゴ‐が完熟で旨い!
朝食を摂ってから荷作りし、キャリーケースを横浜のホテルに送る。日曜日、6日間のガンツウクルーズを終えて戻
って来たばかりなのに、翌日から赤坂のホテルに2泊した。そして今日は自宅に帰るものの、明日は
横浜の会場で夜コンサートがあるのでまた泊まるのである。インターコンチネンタルホテルと言えば、外資系で高級ホテ
ルに部類に入ると思うのだが、ナゼかチェックアウト時間は11時。普通は12時だよねぇ。その時間にチェック
アウトして渋谷に向かった。今日は昼からPARCO劇場で芝居を観るのだ。一昨日、昨日とマケラ指揮の
RCOも待ち遠しい演奏だったが、今日の芝居もムチャ楽しみ。大パルコ人Dオカタイロックオペラ「雨の傍聴席
女は裸足」とクドカンこと宮藤官九郎脚本らしいタイトルで、出演者は私の好きな人ばかり。ミュージカル俳
優の阿部サダヲと演歌歌手の松たかこが夫婦、それに峯田和伸が天才らしいその息子と聞いただけ
で笑ってしまうでしょ。その夫婦がもう十数年離婚協議中で・・。予想通り抱腹絶倒の連続だっ
たが、この芝居のキャストがほぼ全員芸達者だったことも素敵である。ロックオペラだから全員歌って踊っ
て、それに演奏もする。峯田和伸がギター弾きながら歌うのは当たり前として、よーかい君と宮藤
官九郎はギター、小路勇介はサックスを吹き、中井千聖はアコーディオンを弾き、三宅弘城はドラマーなのだ。も
ちろん阿部サダヲはボーカルだし、松たか子も演歌を達者に歌っちゃう。民営化した(そうなった時
代を描いている)裁判所の話でもあった。楽しくて楽しくてずっとこの舞台を観ていたかった。
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11月 20日(木)晴れ
朝 明石町「ダイニング」B定食(無塩トマトジュース、フライドエッグ、ベーコンと野菜炒め、サラダ、トースト、飲むヨ
ーグルト、キウイ、コーヒー)880円






つかぬま我が家でほっこり
昼 明石町「ダイニング」A定食(松花堂弁当:カツオのお造り・聖護院風呂吹き大根・胡麻豆腐・ワカメサ
ラダ、ご飯、お吸い物、コーヒーのアイスクリーム小)1320円












夕方4時に出発して、みなとみらいのザヨコハマベイホテル東急にチェックイン。スィートにグレードアップされていた







24階客室から見るみなとみらいの夜景
夜の軽食 いくらと秋鮭のおむすび、カスタードシュークリーム、お茶
コンサート前だけ食欲が減退する体質らしい


ホテルから出てこの階段を降りて、右を向くと「横浜みなとみらいホール」の入口が見える!

今夜も2列目。ハープが真ん前に!






終演後、鳴りやまぬ拍手に応えて私服に着替えた指揮者ペトレンコさんが挨拶にみえた
先週火曜日からロクに自宅にいない。パクパク日記は溜まる一方だし、年末の諸事がそっくり手つかず
で・・どうするんだろ。ま、それはそのうち何とかするとして、せめて今日午後横浜に出かけるま
では、居眠りなんかしないで、せっせとパクパク日記作成をした。でも未だ未だ山程あるなぁ。30年
以上アメフットチームの応援をしていたから、横スタこと横浜スタジアムには関内まで電車でよく来ていた。横浜
にはそれ以外に意味もなく訪れていた。人間ドック受診終了後にご褒美として横浜の高級ホテルに宿泊
とかね。クラッシックホテルのホテルニューグランドとか横浜ラドマークタワーにある横浜ロイヤルパークホテルとかヨコハマグランドインター
コンチネンタルホテルとかいろいろ泊まったなぁ。でも、この20年以上横浜とはトンとご無沙汰だ。午後4時
にタクシーで今夜の横浜ベイホテル東急に向かう。高速を使ったら1時間で着いた。今夜はこのホテルに隣
接している横浜みなとみらいホールでベルリンフィルのコンサートがあるのだ。指揮者は主席指揮者のキリル・ペト
レンコ。今夜のプログラムAは、ヤナーチェクのラシュスコ舞曲、バルトークの「中国の不思議な役人」組曲、ストラヴィン
スキーのバレエ音楽「ペトルーシュカ」1947年改訂版の3曲であった。Bプロなら、ワーグナー作品はノーサンキュウだ
けど、シューマンとブラームスという師弟の作品もあったのになぁ。特にブラームスの1番は大好きな曲だか
らチケット買えなくて残念無念。月曜日のサントリーホールは3列目左側だったが、今夜は2列目の右側。ベ
ルリンフィルはコントラバスが第1ヴァイオリンの後ろに座るので、目の前にはハープ奏者が座ったのだった。終演
後、オケが引き上げてからも拍手が止まず、既に私服に着替えたペトレンコさんが恥ずかしそうに舞台
に戻って来て観客に何度も丁寧にご挨拶をされていた。この2週間はウィーンフィルまで来日していて、
世界の名オーケストラが日本に集合した格好だった。世界のオーケストラにとって日本は魅力的な市場なのね。
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11月 21日(金)横浜も東京も晴れ!
朝 横浜ベイホテル東急25階「クラブランジ」洋朝食ヴュッフェ












美しく晴れた日のみなとみらいの景色。豪華客船も見えるね
昼 横浜ベイホテル東急「スーファンレストラン陳」(2人で)飲茶セット4800円(季節の前菜2種盛り、フカヒレの煮
込み〜四川飯店伝統の醤油味〜+3000円、北京ダッグと本日の点心2種、本日の一品:黒酢の
酢豚〜スーツァンスタイル〜、上海蟹あんかけタンメン+2000円)、デザート:3種のプティフール、ジンジャーエール
1100円 2人で2万1600円















夜 明石町「ダイニング」B定食(帆立と野菜の炒め、野菜焼売、青菜の和え物、漬物、フカヒレスープ、御
飯、温州みかん、ジャスミンティゼリーとアイスクリーム)2090円、麦焼酎ボトル3300円










昼も夜も中華料理
横浜ベイ東急ホテルのクラブフロアを予約していたのだが、昨日夕方チェックインした時、「ユメコさま、客室のグレード
アップをさせて頂きましたので、広い部屋でゆったりお過ごしください」と案内されたのが、バカで
かいスィートルームだった。部屋の構造を理解するために2、3回全室グルグル歩き回ってみたりして。寝室
に置かれたベッドはキングサイズベッドより大きなワイドキングサイズベッド。3,4人でも寝られそう。でも、昔
の人が言うように「座って半畳、寝て1畳」。朝目が覚めてみたら、端っこで寝ている自分がいて
笑ってしまう。今日は甥のヒカルがランチしがてら車で迎えに来てくれる。ヒカルの希望も聞いて、四川料
理の「スーファンレストラン陳」を予約している。スーファンって四川という意味らしいね。日本に四川料理を広め
た先駆者・陳建民さんを尊敬してやまなかったが、その息子の陳健一さんは鉄人として知られる楽
しい人で、1度お店でお話ししたことがあった。その健一さんが67歳の若さで亡くなって驚いた
が、今は3代目の健太郎さんがオーナーシェフ兼社長だ。朝食は控えたとつもりだが、なかなか空腹にな
らない。1番少ないという飲茶セットを注文したのだが、次から次へ料理が運ばれて来て・・美味し
いが量が多くて・・ヒカルが選んだ最後のデザートは何とパフェ!彼でさえ溜息をついていた(笑)が完
食。帰りは平日なのに渋滞に遭いヒカルは美容院予約時間を遅らせていた。有難い「お迎え」だった。
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11月 22日(土・祝日勤労感謝の日)晴れ
朝 明石町「ダイニング」A定食(梅雑炊、ししゃも、金時豆、小松菜おかか、飲むヨーグルト、オレンジ)
880円、コーヒー220円






梅雑炊 粥よりマシだが 腹が空く
昼 明石町「ダイニング」B定食(鶏入り汁そば、チャーシュー饅、湯葉と野菜の胡麻和え)1320円




多少疲れも感じて・・



タクシー捉まえて歌舞伎座に着いたのは午後1時。11時開演なのに歌舞伎座大遅刻!
夜 明石町「ダイニング」A定食(牛肉の葱塩焼き、帆立と野菜の葛煮、とろろ芋、アスパラのお浸し、
麦入りご飯、しじみ汁、赤肉メロン)2090円、麦焼酎









エンターテインメントウィークの仕上げである今日は11時から歌舞伎座昼の部に行く予定だった。しかし、この
ところずっと留守にしていて、年末のマスト作業が山のように溜まっていて・・ついでに疲れも少し
溜まっていて・・勝手に名付けたエンターテインメントウィークの最終日であるが、5時間も歌舞伎座の座席に座
っているのもなぁ、今月昼の部は演目が4つもあるしなぁ、なんてことを朝方寝ながら考えていた。
で、1つ目と2つ目の演目「御摂勧進帳」加賀国安宅の関の場と「道行雪故郷」新口村は失礼して
3ッ目から観劇することに。「鳥獣戯画絵巻」は鳥羽僧正が描いた絵巻の世界をモチーフにした舞踊劇
で、七代目菊五郎、萬壽などベテラン、松緑、芝翫、時蔵など中堅、そして大勢の若手など総勢25
名出演の大絵巻だった。昼の部最後は「曽我綉侠御所染」で御所五郎蔵に愛之助、星影土右衛門
は松緑、傾城逢州に米吉、甲屋与五郎に幸四郎傾城皐月は時蔵など。今夜の夕食にはしじみ汁が
出た。10月から始まった朝ドラ「ばけばけ」はムチャ面白い。主人公の松野トキを演じている石あか
りさんは初めて拝見しているが、素晴らしい女優でビックリだ。トキはヘブン先生から「シジミさん」と呼
ばれていることをシジミ汁食べながら思い出した。もう30年以上前のことだが、小泉八雲ラフカディオ・
ハーンに興味があった私は、わざわざひとりで松江に行って小泉八雲記念館や宍道湖の畔などを歩き
回って、小泉八雲の足跡をちょっとだけ辿ったことがあった。そんなことで朝ドラで「ばけばけ」
を放映することが決まった時はとても嬉しかった。しかしヘブン先生ことハーンは「松江はあまりに寒
い」と言って、そう長く住むことなくこの地を離れることになる。熊本の小泉八雲旧居も行った。
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11月 23日(日)曇り
大相撲九州場所ウクライナ出身の関脇・安青錦が初優勝 大関昇進が確実視される
朝 明石町「ダイニング」A定食(鰈のつけ焼き、野菜の煮物、隠元の胡桃和え、ご飯、味噌汁、飲
むヨーグルト、バナナ)880円、納豆275円、コーヒー220円









昼 明石町「ダイニング」今週のアラカルトメニューから 鍋焼きうどん(小鉢付き)1650円、今川焼き242円







安青錦初優勝!21歳
夜 明石町「ダイニング」A定食(和風ハンバーグ、刺身湯葉、鮪のしぐれ煮、蓮根の梅肉和え、ご飯、
味噌汁、パパイア)2090円、麦焼酎









今日は大相撲九州場所の千穐楽だった。横綱になって初めての優勝を狙う豊昇龍と横綱になっても
安定の大の里の2人が優勝候補で、快進撃を続けているウクライナ出身の安青錦と実力ある若隆景の大
関取りの可能性が云々される場所だったように思う。14日目の昨日が終了した時点で、若隆景が首
の怪我が影響したのか6勝8敗と負け越し、豊昇龍は伯桜鵬と若元春、安青錦に負け、大の里は草
野改め義ノ富士、隆の海、琴櫻に負け、安青錦は若隆景、義ノ富士、大の里に負けと3敗で並んで
いる。義ノ富士は学生横綱出身で、入門以来ずっと元横綱照ノ富士の付き人を務めていたが大いに
期待される力士である。意外だったのは、13日目、安青錦の大の里に負け方が脆過ぎたこと。おい
おい、キミはもっと強い筈じゃないか!とテレビに向かって吼えてしまった(可愛らしくね)。そして楽
しみにしていた千穐楽の今日。横綱大の里が怪我で休場と聞き、ガックリ。そんなことってあるんだぁ。
安青錦が大関琴櫻に勝ったので不戦勝の豊昇龍との優勝決定戦となった。今日2戦目となる安青錦
不利とも言われたが、実際は圧倒!豊昇龍は横綱になってから5場所優勝に縁が無く、逆に勝者の
安青錦は大関昇進を確実なものとした。安青錦の師匠、安美錦は現役時代長く応援して来た親方。
弟子の優勝と大関昇進に心からおめでとう!と言いたい。相撲ネタのついでに、長年NHKの大相撲放
送で名解説をされてこられた北の富士勝昭氏が亡くなって、元大関の琴風さんと舞の海秀平さんだ
けでは何か物足りなく思っていた。それでも時々出演される伊勢ヶ浜親方(横綱・照ノ富士)の解
説は好きだ。そして大いに期待しているのが元貴景勝の湊川親方。丸々の顔が40`減で別人のよ
うにハンサムになったが、湊川親方の解説は丁寧でわかりやすく語り口も爽やか。楽しみにしている。
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【今週の振り返り】
未だ11月3週だから(えぇ?ホント?)、今年の総括をするには早過ぎる(えぇ?ホント?)とは思うが、
今週は「今年のクラッシック音楽と私」のテーマで書いてみたいと思う。よってクラッシック音楽にご興味の無い
方はこの先は読まんでよろしい。時間のムダになるかと思いますんで、はい。
毎年、某旅行社@のニューイヤーコンサートに行っているので、これがその年の初めてのクラッシック音楽コンサートとな
る。世界で1番有名と思われるウィーンフィルハーモニー管弦楽団のニューイヤーコンサートだって、演奏曲目はワルツやポルカ
などの気楽に聴ける曲ばかりだから、その旅行社のコンサートも万人向きの構成である。今年の場合1
部は「世界のバレエ音楽アラカルト」で「白鳥の湖」や「コッペリア」、「火の鳥」などからピックアップ。中でも
ハチャトーリアンの「仮面舞踏会」(少年隊の、じゃないよ!)のワルツは、大好きな曲でかつて浅田真央ちゃ
んがこの曲をバックに演技を行った場面が印象的だった。2部はN響団友オーケストラに混成合唱団「杜の
音シンガーズ」も加わって合唱付き名曲コレクション。メンバー全員が東京芸大か大学院出身という「杜の音シン
ガーズ」も素晴らしい歌声を聴かせてくれた。余談だが、「白日」など大ヒットを飛ばしまくっている
「キングヌー」のボーカル井口理さんも東京芸大声楽科出身だったよねぇ。
1月下旬から昨年に続きウィーンに行った。ひとりで早朝にウィーンに到着し、その夜楽友協会大ホールで内田
光子指揮・ピアノ、マーラー・チェンバー・オーケストラを聴きに行った。モーツアルトのピアノ協奏曲の弾き振りを2曲、
それにヤナーチェクの木管六重奏。ピアノ協奏曲の2曲目は有名な21番だった。先般行われたショパン国際ピ
アノコンクールで日本人初の2位になった内田光子さんだが、今はロンドンを本拠地にして世界で活躍されて
いて眩しかった。2日目はウィーン国立歌劇場でプッチーニ「ラ・ボエーム」を鑑賞。歌劇場の道を隔てたすぐ隣
のブリストルホテルに泊まっているのに、終演後ホテルと反対側の扉から外に出てしまい「ブリストルホテルが消えた」
と叫んで5分間迷子になったお婆さんがいた。その翌日もオペラ。モーツアルトの人気演目「魔笛」だった
のだが、この夜は日本人が苦手なモダン演出で。伝統的な衣装によくある舞台装置を打破したい気持
ちもわかるけど、やっぱり現代の普段着の服装で歌われてもねぇ、どうも雰囲気がねぇ。その後、1
月27日の誕生日に因む「モーツアルトウィーク」が開かれているザルツブルグへ移動。祝祭劇場でモーツアルトの交響
曲32番、「皇帝ティートの慈悲」、ヴァイオリン協奏曲第4番、そして交響曲25番をウィーンフィルの演奏で聴いた。
指揮者とテノール歌手が出演出来ず代役はウクライナ出身の女性指揮者オクサーナ・リーニフだった。
4月中旬、もう何度目かのドイツ・バーデンバーデンイースター音楽祭に行った。今年でベルリンフィル最後の音楽祭
とあって、いつもと違った気持ちで参加した。最初の夜はね、実は1番のお目当てのクラウス・マケラがベ
ルリンフィルを振るのだよ。被りつきとも言える5列目の席だったが、1曲目がラフマニノフのピアノ協奏曲3番な
のに真ん中の席を取ってしまってね、肝心のマケラ様はグランドピアノの蓋が邪魔して靴しか見えんかった
😿でも、ピアニストのノルウェー人レイフ・オヴァ・アンスネスの演奏が素晴らしく、「1番2番に比べて地味と言われる
けど、3番が好きだなぁ」と改めて思ったのだった。2曲目はしっかりマケラ様の踊るような背中を観な
がら、リヒャルト・シュトラウスの「アルプス交響曲」を聴く。この曲7年前もハーディングの指揮でこの音楽祭で聴い
たなぁ。翌日はペトレンコ指揮のオペラ「蝶々夫人」。19世紀の話の筈だが、舞台装置には「日高屋」な
んて看板あるし、着物の着方が全員変過ぎたりなんて気になることは多々あれど、歌と演奏は素晴ら
しかった。音楽祭最終日はベートーヴェンの交響曲9番「合唱」だった。コンマスは樫本大進さん。指揮者もオ
ーケストラも合唱団もソリストも観客も大満足のゆく演奏で、これにて13年続いたベルリンフィルによるバーデンバー
デンのイースター音楽祭は終了したのだった。来年からベルリンフィルはザルツブルグのイースター音楽祭に出演し、バー
デン・バーデンのイースター音楽祭はマケラ様率いるロイヤル・コンセルト・ヘボウが出演することになる。
6月にそのマケラ様がパリ管弦楽団を率いて日本にやって来た。サントリーホールで行われたコンサートに2夜連続、
喜び勇んで行った。1夜目、サンサーンスの交響曲3番オルガン付き、2曲目がベルリオーズの「幻想交響曲」だ
った。「幻想交響曲」は昨年9月スイスのルッツェルン音楽祭でも同じパリ管で聴いたのだが、このドラマチックな
マケラ様指揮の演奏に観客は酔い痴れブラボーの嵐だった。止まぬ拍手でアンコール曲も2曲。2曲目はパリ管
らしくビゼー「カルメン」の前奏曲で観客は全員幸せな顔をして帰ったのだった。翌日はラヴェルの組曲
「クープランの墓」の4曲、同じくラヴェルのバレエ音楽「マ・メール・ロワ」組曲版の5曲、最後はムソルグスキーの
「展覧会の絵」10曲。後ろの席に座っていた女性ふたりが「ねぇ、鳥肌っ立ったぁ〜凄くない〜」
と大きな声で叫んでいた。マケラ様はクセになって困る。毎日でも観たい!聴きたい!
年によって日程が7月だったり8月だったり変動するが、奥志賀高原の小さな音楽堂で小さな音楽会
が開かれる。毎年演奏者が違うのだが、薄暮の時間に1時間のコンサートが3日続く。今年の演奏者は常
連のサックス奏者三四郎さん、チェロの海野幹雄さんに加え、テノール歌手の笛田博昭さん、ソプラノ歌手の櫻井愛
さん、ピアノの仲田淳也さん、それにチェンバロ奏者のジャン・クリストフ・デジューさんまで加わったから貴重な体
験となった。演奏者の皆さんは軽井沢の大賀ホールで開かれた某旅行会社A主催のクラッシックコンサートにも出演
された。涼しい高原で、演奏を愉しむだけでなく、演奏者の皆さんと食事も共にしながら過ごす夏の
日々は得難い魅力である。
そして未だ記憶に新しいが、10月中旬ショパン国際コンクールを聴くためにポーランドに行った。ポーランドを訪
れるのは4回目だったが、3回目はショパン生誕200年祭の音楽祭に聴きに行ったのだ。15年前のこと
だ。そしてショパン215歳の今年、5年に1度のコンクール本選のしかも最終日を聴くことが出来た。ワルシャワ
のフィルハーモニーの座席に座っている自分がいて、それだけでも結構感動している自分がいた。最終日と
あって審査の都合から演奏者は3人だったが、うち2人が2位と4位になった。日本人の桑原詩織
さんも堂々の演奏で4位に輝いた。2日後には優勝者のエリック・ルー初め、6位までの入賞者全員とポロ
ネーズ賞、マズルカ賞などの各賞授賞者合計11人のガラコンサートを聴いた。コンテストの時とはまた違った演奏者
の顔が見られて贅沢な時間を過ごした。
そして今週である。2年後指揮者に決まっているロイヤル・コンセルトヘボウを率いたクラウス・マケラ様(いちいち様
を付けちゃうのよね・笑)を2晩、そしてペトレンコ指揮のベルリンフィルと1週間に3回も世界で超一流の
演奏を聴いたのだから、バチが当たりそうな贅沢をさせて頂いた。有難いことである。来年もクラッシッ
ク音楽を愉しむ1年にしたいぞ!と思っている。
「♫ 猫踏んじゃった」って曲止めてくれニャイ?
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