パクパク日記7年10月3週

      アイスランドの首都レイキャビックで風に吹かれ、帰国したら日本は秋だった

チョルトニン湖 ハトルグリムスキルキャ教会

10月 15日(月) 珍しく一日晴れ 但しスンゴイ強風!  1アイスランド・クローナIK=約2円

朝 アイスランド・ヘットラ 「ホテルランガ」 朝食ヴュッフェ+チキンカップラーメン

    タイ製でも汁緬はうまか

6時起床。スーツケースをまとめて朝食に行ってみるとSミズ姉妹の姿が見えない。お姉さまの具合が

悪いとは聞いていたが。出発時間になってもバスが出発しないのでオカシイなぁと思っていたら、風邪

から肺炎になったらしいお姉さんが深夜高熱を出して救急車でレイキャビックの病院に入院された由。

イヤハヤ大変なことになったぞ。それはそれとして、昨夜降り続けた雨はすっきりと上がり、アイスラン

ド富士と名付けたい程のヘクラ山が晴天に輝いている。標高1491メートルの火山で、1947年(私が生

まれた年!)大爆発を起こして多数の死傷者を出したのだそうだ。恐ろしくはあるが、美しい山である。

  

    「アイスランド富士」みたいなヘラク山    3泊したオーロラ観測ロッジ「ホテルランガ」          今日は見事な晴天!    

昼 レイキャビック 「KAFFI REYKJAVIK サラダ、パン、シーフードパスタ、チーズケーキ、コーヒ

ー、パイナップルジュース @300IK

  

出発は1時間以上遅れたが、首都には昼前に到着した。途中の景色は溶岩台地の連続であったが、

苔生した溶岩が、昨夜の雨と今日の晴天で美しく緑色に輝いていた。レイキャビックの中心地のレスト

ランでランチ。シーフードパスタは、鮭、海老など盛りだくさんなのにちっとも美味しくないのが不思議。

  

       迎賓館であるヘウジーハウス          小さな国会議事堂です           独立指導者ヨウン・シグルズソンの銅像  

  

      天気は良いが、風が強くて冷たい!            ななかまどが美しい     アイスランドの模型 白い所は氷河

ヘウジーハウスは小さな小さなアイスランドの迎賓館である。当初内部の見学をする予定であったが、

要人が来るらしく急遽取り止めになった。ナリは小さいが、実はタイヘンなことが行われた建物。冷戦が

続いていたアメリカとソ連が歩み寄る第1歩となる米ソ首脳会議が1986年に行われたのが、ここヘウ

ジーハウス。役者はレーガン大統領とゴルバチョフ大統領、仲介ホステスを務めたのが世界初の女性

大統領のヴィグディス・フィンボガドゥティル。そうそうこの建物には長く女性のお化けが住んでいた由。

                   チョルトニン湖には雁、白鳥、鴨、鴎などがのんびり遊んでいた

  真っ白なハトルグリムスキルキャ教会   アメリカ大陸を最初に発見したレイフ・エリクソン           バスを待つ高校生達  

アメリカ大陸を発見したのは誰ですか?コロンブス?ブーッ。コロンブスがキューバ辺りをウロウロして

いた500年も前にアイスランド人が発見しちゃったのよ。レイフ・エリクソンンって人が。ついでに言えば

彼のパパはグリーンランドを発見した。発見好きの家系なんだなぁ。写真の銅像は、1930年アメリカ政

府が世界初の民主議会「アルシング」誕生千年を記念して寄贈したもの。アメリカも認めているんだね。

夜 レイキャビック・レイキャビックホテルグランド サラダ、パン、オリエンタルポーク フライドライス

     添 え、デザート、3点セット 2200IK

  

このホテルはレイキャビック一のホテルだそうだ。ということはアイスランド一ということね。今年6月1日

からアイスランドでも公共施設での喫煙は禁止されたということで、ここまでのホテルはすべて全館禁

煙であった。ところが、このホテルには僅かに喫煙室があるんですって!馬鹿みたいだが、天にも昇る

思い!入院中の姉君の看病されているS水さんが挨拶と入浴のためホテルに来られ、お詫びとお礼

の挨拶をされた。私達は明日帰るのに、病気のお姉さんに付き添って残るS水さんの方がどれだけ心

細いか知れない。どうかお元気になって帰国されてね。酒代4400円かかった夕食の後は10時就寝。

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10月 16日(火) 

朝 レイキャビック・レイキャビックホテルグランド 朝食ヴュッフェ

    4時半です!レストランは大混雑!

3時に目覚まし時計をセットしたのに、全く聞こえず3時半のMCでやっと起きた。ヒヤヒヤ。今朝は5時

チェックアウト。2ヶ月前のケニア(2時チェックアウト!)程ではないが相当に早い。ホテルはそんなチョ

ー早朝チェックアウト客のために4時半からレストランを開いている。感心、感心。レストランに行ってみ

ると右往左往する程の混雑ぶりでビックリ。旅の間ずっと仲良くして頂いた京都のMホコさん&Hロコ

さんと最後の食事。天候には悩まされましたがとても楽しい旅でしたねぇとコーヒーを啜ったのだった。

昼 アイスランド航空 レイキャビック=コペンハーゲン ビジネスクラス機内食

    クロワッサンがカリカリ旨い!

5時バスは空港へ。途中、109日に点灯したばかりの平和の灯りを見た。ジョン・レノン夫人のオノ・

ヨーコさんがナゼかアイスランドに平和の灯りを作ると決め、私達が来た翌日点灯式が行われたのだ

そうだ。ジョンの誕生日の109日から殺された12月7日まで点灯されると言う。空港でずっとドライ

バーを務めてくれたインキ・グンナルさんともお別れ。ここのビジネスラウンジはすべて禁煙でガックシ。

機内食で出たクロワッサンがとても美味しくパンが旨かったアイスランドを思い出させてくれる機内食。

夜 スカンジナビア航空 コペンハーゲン=成田 ビジネスクラス機内食

  

    接客態度にイライラして大酒飲むアホなYUMEKO

コペンハーゲンの空港では、行きと同じビジネスラウンジの喫煙エリアで煙草を吸いながらのんびり過

す。長時間の禁煙フライトに備えるには、やっぱりこの位余裕がないとツライ。15時45分発の成田行

き。外国の航空会社の場合、数人の日本人キャビン・アテンダント(何て言いにくいんだ!スッチーでい

いじゃん)が乗り込むことが多いが、この日の彼女はチョー感じ悪かった。慇懃無礼だし、人の足を2度

も踏むし・・・。で、気分悪くしてたくさん酒を飲んだわけ?左様でございます。わかり易い私であるぞ。

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10月 17日(水) 東京は晴れ

朝 スカンジナビア航空 コペンハーゲン=成田 ビジネスクラス機内食

    寝不足で食べる気がしない・・・

スカンジナビア航空の機材は結構新しく、ビジネスクラスではほぼフルフラットに近い座席となる。しか

し、何だか眠れず成田が着々と近づいて来る。近いヨーロッパはいいが、こうゆう時は不便に思うわ。

昼 四谷三丁目 「麺処 とみ吉」 カレーラーメン 800円

    私の口には合いません・・・

ほぼ定刻通り9時半過ぎ成田着。スーツケースも早く出て来て10時前にはタクシーへ。来月11月1日

から千葉県のタクシーは禁煙となるチラシがうざったい!師っておるよ!来月からは乗らんよ!ちょっ

と混んではいたが、11時過ぎには帰宅。洗濯、スーツケースの片付けはいつものようにアッという間に

終わる。買い物兼ねてランチ。一度行ったことがあるラーメン屋のカレーラーメンは不味い!残したぞ。

夜 家食 じゃこ天きしめん、兵庫屋の四谷コロッケとキャベツ、和歌山の種無し柿

  

留守中にあったボクシングの試合で亀田次男が大敗したニュースはアイスランドで聞いた。敗色濃くな

ると汚い反則もしたと知らされ、観光中のバスの中には苦笑が広がった。帰りの飛行機では、協会の

制裁を報じる新聞を読んだ。夕方パソコン脇のテレビで試合後初の記者会見の様子を見た。金平会長

は亀田親子が謝罪したいというので・・と言うが、史郎オヤジはいかにもフテクサレタ態度だし、丸刈り

にした次男は黙ったまま2分で退場したし。亀田兄弟の試合を一度も見たことが無いのでドーデモいい

のだが、彼らの生意気さを助長したテレビ局(特にTBS)の存在が気になる。こう気温が低くてはいつも

のソーメンでもないし、愛媛のじゃこ天をたくさん入れたきしめんを作る。あぁこれが日本の味。無酒日

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10月 18日(木) 晴れ                            木原光知子さん逝去

朝 家食 兵庫屋のメンチカツを挟んだトーストサンド、「グリコ」の黒坦々麺スープ、アロエヨーグルト、

     和歌山の種無し柿

  

午前7時起床。エライ!自宅の寝室はプラズマクルクルだからね、熟睡したみたい。今日は秋らしい適

温で気持ちがいい!朝食は兵庫屋のメンチカツを挟んだトーストサンド。黒坦々麺も悪くはないわね。

昼 三栄町 「kamiya」 パスタセット(サラダ、パン、フレッシュトマトとレタスのペペロンチーニ) 980

円、コーンクリームスープ +100

  

もうすぐ大阪に住むキョウコが誕生日を迎える。私とは20歳違い。母上は私と同じ位の年齢なのに、

新入社員だった頃から、キョウコとは何だかとても仲がいい。彼女は十数年前に会社を辞めたが、何

だかんだと仲良し状態は続いている。そうそう、海外で絵葉書を出すと言えば、彼女の長男・大介君と

長女・有里ちゃん宛。ほぼどの国からも葉書を送る。小さい有里ちゃんの日本語力を勘案して以前は

ひらがな書きだったが、最近はフツーに書く。それ程人の子供は早く成長するということ。買っておいた

キョウコへのプレゼントを郵便局で出し、続いて「カフェ・ドール」でアップルパイを送る。彼女の家族は

イジョーにここのアップルパイが好きらしいからね。ランチは以前日本蕎麦屋だった場所が今はイタリア

ンで。煙草を吸いたいなら外の席で、と薄ら寒い席に座る。味はまぁまぁ、料金もまぁまぁの店である。

夜 舟町 「おちあい」 茄子と青唐辛子煮、とろろ汁、手羽焼き、銀杏、和風しゅうまい、芋鍋、雑炊、

白菜漬け、ビール(小)、冷酒 300ミットル入り×3本 @4000

  

  

郵便局&ランチに外出した以外、朝からアイスランドのパクパク日記の制作に追われている。昨夜6時

間寝たとはいえ、それまでヒドイ寝不足だったので、時々恐ろしい程の眠気に襲われる。頬を叩いても

足踏みしても眠気は収まらない。休憩することにして居間のソファに座った途端、ウトウト。吸っていた

煙草の火がベランダに移ってボヤを出すという冷汗ものの夢を見た。寝ていたのは30分位ではあった

が、クワバラ、クワバラである。憶え難いアイスランド語の地名で苦戦した10月2週もようやく仕上げて

アップ。あら?もう8時半だ。これから夕食作りはメンドー。「おちあい」でお父さん相手にお喋りしながら

夕食。お父さんと言っても僅か3歳上。「お互い木原ミミさんのようにならないよう気をつけようね」って。

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10月 19日(金) 晴れのち曇り 夜は雨

朝 家食 ネギと卵入りチキンラーメン、「カフェドール」のアップルパイ、アロエヨーグルト、黒烏龍茶

    ホンマ、好きでんなぁ

アイスランドに出かける時は暑かったのに帰って来たら東京はエラク寒くなっていた。今朝も寝相が悪

いからタオルケットを蹴飛ばし、寒さでクシャミ連発。朝食はアップルパイとヨーグルト、フルーツの予定

だったが、チキンラーメンをどうしても食べたくなる。単純にラーメンを加えることにした。多過ぎだぞ!

昼のお茶 代々木 「プロント」 アイスコーヒー 220

整体終えて「プロント」でお茶を飲み、新宿の駅中の店でカツサンドを買って歩いている時気がついた。

アチャッ!「プロント」に汗でビショビショのTシャツと短パン入れたバッグ忘れて来たわ。いつだったか

全く同じことを仕出かした。しかも気がついたのが、同じ場所だっていうのにも苦笑。また代々木まで戻

り、忘れ物を引き取る。前回と変えたのは、新宿に戻るのではなく、四谷に出たこと。気をつけたまえ!

昼 四谷・しんみち通り 「旭川ラーメン こもり」 蟹味噌ラーメン(平打ち麺) 680

    幅広のビロビロ麺

一昨日食べたラーメンはエラク不味かった。昨今のラーメン屋は、ヘンにいじり過ぎてイカンと思うよ。も

っとすっきりしたラーメンがいい。その点四谷の「こもり」は味がわかっているので安心。細緬と平打ち麺

があり、平麺好きの私はトーゼン平打ち。しかし、パスタのタリアテッレか?と思う程のハバ広で、啜り

にくいぞ。食券買う時迷って蟹味噌にしたけど塩とか味噌とか醤油とか単純スープがいいように思う。

夜―1 荒木町 「まほろば」 5千円のお任せコース(キノコと菊の和え物、ホタテのひも煮、造り盛り

合わせ:青森のカンパチ・真鯛・カワハギ・アオリ烏賊・蛸、陸奥湾の帆立貝とグリーンアスパラ、

天然キノコ汁、鬼カサゴの姿煮おろし 揚げ里芋添え、蛸とキノコの炊き込みご飯、茄子漬け)、生

ビール、冷酒「豊北泉」、「田酒」 @7700

  

    天然キノコは旨い!

    お頭付きカサゴは立派!

帰国して3日経ってしまったが、留守中に来ていたメールの返事をまとめて書く。たった10日ばかり留

守しただけで、800通位のメールが来る。とはいえ、大半は迷惑メールだから即消すが。私が「○んれ

○」と知ってブックラこいた、というメールが多い。ガハハハ。幾つだと思ってたんだよ。夜は「まほろば」

で待ち合わせ。ご主人が青森出身ということで当地の新鮮な魚介類が直送されて来るお店である。コ

ース中心だが、3千円、4千円、5千円と財布に優しい料金設定だ。奮発(!)して5千円のコースを注

文。魚もいいし、天然のきのこが旨いねぇ。養殖のお陰で一年中安いキノコを食べられるようにはなっ

たが、キノコが持つ味や香りを忘れてしまっていた。天然は貴重で高価なのだ。カサゴがまた旨いぞ!

夜―2 荒木町 「リヨン」 ジントニック 4杯

最近、このコースが増えて来たよなぁと思いながら「リヨン」に行く。猫好きのママとカオリンが「夢子ち

ん、お帰りー!」と迎えてくれる。ひとしきりお喋りした後はカラオケ。新しいのは知らんから古い歌ね。

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10月 20日(土) 晴れ       クライマックスシリーズ パ日本ハムに続きセは中日の勝利

朝 家食 勝つサンドトースト、「カフェドーレ」のアップルパイ、ヒジキと枝豆サラダ、ワカメスープ、黒烏

龍茶

  

天気予報では今日雨だと言っていた。11時半からアメフットの試合があるので、雨の試合観戦に備え

て厳重な防寒、防水姿をイメージして昨夜寝た。朝起きてみると晴れている。ナーンだ。勝つモノ食べ

て、さぁ川崎球場に行こう。雨は無くても寒いかもしれんな。シャツも着て行くか?ベストも着て行こう。

午前のお茶 川崎 「プロント」 アイスコーヒー 220円

川崎球場に着くと、もう暑くて暑くて。天井の無いスタンドでジリジリ照りつけられる。ベストは脱げばい

いが、出発間際にシャツを着込んだことが恨めしい!どうゆうわけかチームの顧問の皆さんが勢揃い。

I田さん、Hタさん、T畑さん達にナミケンも加わって観戦。相手チームは強くは無いが、弱くもない。前半

相手に1stダウンを1度も取られなかったディフェンスはエライが、オフェンスはフィールドゴール2つに

タッチダウン1つでシケテいる。後半ターンオーバータッチダウンでディフェンスが1本、オフェンスが1

本取り、26対0で試合終了。フィンランドに行っている間1敗しているからいよいよ次の試合が決戦だ。

昼 川崎・銀柳街入り口 「天龍」 タンメン 504

    味はたいしたことないが安い!

川崎球場に行く時、銀柳街入り口というバス停からバスに乗る。そのバス停前の中華屋がいつも混雑

していて気になっていた。試合後入ってみると、混んでいる理由がすぐわかった。メチャ安いの。大好き

なタンメンは504円、ラーメンは399円、餃子は273円だ。しかも盛りもかなりある。しかし注文の際気

をつけねばならない。周りを見回して客が今食べているものは頼んではイカン。それを作るのはずっと

後になりそうだから。つまり、この店はマトメ調理をするようなのだ。注文を溜めておいて、えー炒飯が1

つ、2つ・・・計6つ!次は焼きそば・・7つ!って調子。隣人が食べているのにタンメンと言ってしまった

私は10分も待った。タンメン調理の順番が来なかったから。でも纏めて作ると野菜に火が通り過ぎて。

夜 家食 「崎陽軒」の赤飯弁当、メカブの酢の物、キャベツと豆腐の味噌汁、山形りんご

  

帰宅して、アイスランドの写真からプリントするものを選ぶ作業。オーロラの撮影には失敗しちゃったし

悪天候で撮影枚数も少ないから2時間でさっと終了。ついでに写真屋さんにお願いしに行こう。夕食は

本日勝ち試合だったということでお赤飯。勝つべくして勝つ相手だからお祝い気分でも無いが。無酒日

                 ___________________

10月 21日(日) 晴れ  久々に富士山が見えた!

朝 家食 味噌雑炊、春雨の酢の物、和歌山種無し柿

  

昨夜は何と10時にベッドに入った。ま、寝たのは12時過ぎだったけどね。7時起床。良い天気だ。おぉ

西の空に富士山が見えるぞ!東京で富士山が見えるのは、晩秋から初春まで。お元気でしたかぁ?

昼 赤坂・カラヤン広場にて 「アンデルセン」のパン、野菜ジュース

カラヤン広場なんて東京のどこにあるんだ!赤坂のサントリーホールの前に。2時半からのコンサート

に昼メシ抜きで行ったはいいが、小腹が空く。ホール近くには店が少ないので「アンデルセン」でパンを

買って広場のベンチでパクリ。で、ここがカラヤン広場だってこと、標識で知った。なんかヘンなだよね。

夕方のお酒 赤坂・ANAインターコンチネンタルホテル 「ザ・シャンパン・バー」 ティオペペ 980

  

5年ごとに開催される今年のチャイコフスキーコンクール・ヴァイオリン部門で見事優勝したのは神尾真

由子さん(21歳)。1990年大会の諏訪内晶子さん以来17年ぶりの快挙だ。その神尾真由子さんの凱

旋コンサートがサントリーホールであった。名古屋、大阪、東京でたった1回ずづしか開かれないコンサ

ートなので、観客はみな嬉しそう。曲目は前半がシベリウスのヴァイオリン協奏曲、後半がチャイコフス

キーのヴァイオリン協奏曲。2曲とも独奏演奏者にとって至難の曲と言われる。シベリウスは、先月フィ

ンランドに行ったこともあり、あの国の情景やシベリウスが暮らした家を思い出しながらジックリ聞いた。

曲も神尾さんのヴァイオリンもズッシリと骨太で、なのに繊細でもある。見事な演奏だ。チャイコフスキ

ーは完全に彼女と一体となったような感動的な演奏でカンドーした。彼女は凄―いヴァイオリニストであ

る。バーの開店には早いので、シャンパンバーで1杯。下の階段で新婚カップルが静々と歩いていた。

 赤坂・ANAインターコンチネンタルホテル 「メンバー ダヴィンチ」 3種のチーズピッツァ2310円、

       牛肉のたたき 2310円、ふぐの唐揚げ 1890円、巻き物盛り合わせ 2310円、生ビール、タンカ

       レートニック 3杯 @1万1千円

  

    コンサート話はお遍路の話へ・・・

5時開店と共に、バーのカウンターに移動。ヴァイオリニストと言えば、ギドン・クレーメルの長年のファ

ンだが、神尾真由子も加えねば。一緒に行ったケンイチさんも同じ年だから「○んれ○」を迎え、新しい

仕事をスタートさせた。その前の休暇を使って四国のお遍路巡礼をして来た由。歩くのが大キライ(走

るのはもっとキライ!!)な私には無縁の世界だが、それでも話としては面白い。ふーん、そうなんだ。

              ______________________

【今週の振り返り】

オーロラの写真撮影に失敗した話は前週お伝えしたが、オーロラは冬のものだと思っていませんか?

ちゃいますのや。オーロラは一年中出る。しかし、オーロラが見える北極や南極近くの夏は白夜に代表

されるように日照時間が長い→出ていても見られない、ってことでありましてね。じゃ、冬は夜が長いか

らオーロラ鑑賞には向くのね?はいー、その通りで。ただ、午前11時頃明るくなっと思ったら午後2時と

か3時には暗くなってしまうから、昼間の観光がほとんど出来ないのだ。ということで、昼間と夜のバラ

ンスが良い観光+オーロラツァーは10月と3月に多いらしいよ。でも、そんなツァーが好きなのは日本

人が多くて、アイスランドを訪れる他国の観光客の大半は夏場に来るとか。人口30万人の国に訪れる

観光客は35万人!(日本なら1億3千万人位が観光に押し寄せるってことだ)その7、8割は夏場に集

中して、夏と冬では同国の失業率が全く違ってしまうらしい。夏のスイス、南アフリカのジャカランダのお

花見、カナダの紅葉、冬場のオーロラというと、観光客は日本人ばかりって言うのもどう考えたらいいの

だろ。

アイスランドに行って、初めてアイスランド語を聞いた時びっくりした。何だ?この言葉は!デンマーク

やノルウェイ、スゥエーデンなどのスカンジナビア諸国と同じ古代ノルド語に属するが、他国の言葉が

時代と共に変遷して来たのに対し、アイスランド語は千年間全くと言っていいほど変っていないのだそ

うだ。アイスランドに暮らし始めて8年というガイドのミズホさんは英語もフランス語もモノにしている女

性だが、彼女が言うには「アイスランド語は有り得ない難しさ」なのだそうで。男性名詞、女性名詞、中

世名詞があるのは他国の言葉にもあるが、動詞の変化だけでなく名詞まで変化するんだって。ナヌ?

数字まで変化するぅ?もうヤメテくれー!英語は「The」が出て来ただけで性格に合わない言葉と思っ

たし、仏語は「Le La Les」で万歳した私だ。ついでに言えば、算数から数学になって方程式というも

のにXYZを見た時に「もうダメだ」と諦めた人間だからね。頑固に千年守って来た国だから、アイスラン

ド語の監視委員会というものがあって、外来語(テレビ、パソコン、インターネット、携帯電話)などもそ

のまま使用することを禁止しているそうだ。そんなチョー難解なアイスランド語を修得しても、通じるの

は30万人しかいないというのがツライ話ではあるが・・・。

禁止と言えば、人間の名前もアイスランド人名リストから選んでつけねばならない。毎年、赤ちゃんの

名前で一番多かったのは男で「翼」、女で「愛」なんて発表する国とは全く逆なのだ。アイスランドには苗

字というものが無い。女性であれば、人名リストから選んだ「名前+父親の娘」。私であれば「夢子・清

一郎の娘」ということになり、次兄なら「巍・清一郎の息子」という名前になるんだね。アイスランドの場

合は、千年もの長い間、言葉も名前も変えていないということは、人名も千年前のものということになる

じゃないか。日本の千年前?平安時代だ。清少納言ちゃんや紀貫之君が、21世紀の今も生活してい

るってことだよねぇ。ふーん、面白いというか信じられんというか。そのお陰で、アイスランドの学校には

古文の授業が無いようだ。いいなぁ。

アイスランドは酒がイジョーに高いという話も先週書いた。政府がアル中対策として酒を高くしていると

いうことも。アイスランド人は食事する時は酒を飲まないそうだ。ついでに言えば平日酒は飲まない。食

事を美味しく食べるためにピッタリのワインを選んで・・・なんてことはしない。酒は「酔う」ためのものも

であって、それ以外の何ものでもない。平日グッとガマンして週末にドカーンと飲む。一週間分纏めて

ね。週末は夕食を酒無しでそそくさと済ませて、友人達と集まり、どんちゃん騒ぎをしながらウォッカや

アクアビットなどの強い酒をクイクイっと呷る。何せ1週間のストレスを解消し、酔って忘れたいのだから。

オーロラ待ちの10月13日の夜、ヘットラの高級ロッジに集まったのは首都レイキャビックから集まった

金持ちのアイスランド人のグループだった。レストランや客室で、飲めや歌えの大騒ぎ。酔っ払って煙

草を吸いに外に出てくる彼らは、オーロラ待ちの厳重装備の日本人に聞くのだ。「あんたら、こんな寒い

ところで何やってんの?ヒック!」。朝まで飲んで翌日はお昼頃まで寝て、午後帰宅するらしい。楽しい

楽しい夏場が終われば、アイスランド人の最大の楽しみは週末の大酒なのだった。私はストレスも無い

のに、週4日(旅の間は毎日・・)キチンと飲んでいる・・・・。

            ○んれ○」になってもYUMEKOはアホだニャア

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       * アイスランドの旅の始まりは 10月2週 をご覧下さい。