パクパク日記8年3月2週

              週に2度も春の嵐!週末から雪が舞う由布院へ

   

    雪化粧した由布岳  亀の井別荘

 

3月 5日(月)京都午前中大雨! 東京も風雨強し!  気温20度超え!

朝 家食 大根・2種キノコと豆腐の味噌雑炊、パプリカ・トマト、焼売。りんご、ヨーグルト

 

  

   京都の家の冷蔵庫の中はカラッポになった!

 

昼 新幹線車内にて 「田毎」の旅弁当、お茶

 

  

 

帰京日は何かと忙しいので早起きした。朝食食べて片付けて、各部屋の片付け、ゴミを纏めて捨て

てから京都駅に行こうと外を見たら、ざんざん降りの大雨!これはヤバいぞ。傘さしてもタクシー

を待つ間にずぶ濡れになっちまうなぁ。それならもう少し様子をみるか。1時間待って、午前11

前に出発した。待った甲斐あって、雨は小降りになっていた。京都駅内の名店のお弁当売り場を覗

くと、名店のお弁当が「あと1つ」なんて感じで残っている。5400円とか3800円とか・・。う〜

む、どうすっかなぁ。あら!1600円の「田毎」旅弁当もあるじゃないの。これにしよ。これ好き!

夜 東京家食 「大黒屋」のおかずいろいろ、「RF1」のサラダ、ご飯、玉葱とエノキ茸豆腐の

味噌汁

 

  

 味噌汁だけは作った

 

全国的に悪天候のお陰で、いつも楽しみにしている新幹線の車窓からの景色がほとんど見えなかっ

たのだが、ふと右手を見るとお城のようなカタチの蒲郡クラッシックホテルが見えて、つい手を振

った(ウソ)。去年の夏泊まったっけね。東京駅に到着するとこちらも雨。風も結構吹いているぞ。

嵐になるかもしれない。こんな日の夜は家食に限る。大丸の地下でお弁当やらサラダなどを購入。

帰宅して荷物を置くと、そのまま隣のコンビニへ。その時「夢子さん」と声をかけられた。振り向

くと[鈴なり」のご主人村田さんだった。「いつだったか熱で来られませんでしたね。すぐ治ったん

ですか」って。そうそう1月の5人の会の新年会のドタキャン欠席のことだ。その節は失礼しまし

た。村田さんもテレビによく出るようになったから有名人だ。午後6時過ぎ、不動産会社の方と電

話で話した。夜になると強風がビュンビュン窓を叩く。やっぱり家食にしたのが正解だね。無酒日

                ______________

 

3月 6日(火)晴れ

朝 家食 「RF1」の小海老フライとサラダ、玉葱とエノキ茸豆腐の味噌雑炊、ヨーグルト、碁

石茶

 

 

昼 銀座「リンガーハット」野菜たっぷり食べるスープ680円+税,餃子5個240円+税

 

  

 

今日はムチャ忙しかった。朝食を済ませ、シャワーを浴びてから早稲田にあるA銀行の某支店へ。

数年前支店建物を建て直ししてから初めてだ。すると、貸金庫室に入室するカードが必要で作成に

30分以上要すと言うではないか。そんなには待っておれん。「また来るわ」と言ってタクシーを捉

まえて有楽町へ。膝の専門病院でドクターと今後のことを相談し、次はリハビリを受ける。近くの

「リンガーハット」でランチを済ませて、またタクシーを捉まえて新宿御苑近くの区役所分室へ。

印鑑証明書を貰い、またもやタクシー拾って早稲田のA銀行へ。ようやくカードが出来て貸金庫で

必要書類を空のリュックに入れ担いで帰宅。未だ午後3時半なのに今日だけでもう5回もタクシー

乗っちゃったよ。午後4時甥とロビーで打ち合わせ。それが終わると540分今夜の会食場所へ。

夜 荒木町「松庵」(喰う会例会 3人で)お任せ(天然白子塩焼きと白子酒、ホタル烏賊・飯蛸・

  磯つぶ貝・花山葵・うるい、白魚と新玉葱と新若布、鮑とウニの飯蒸しアワビ肝そーすがけ、

  蛤とホワイトアスパラガスの吸い物、金目鯛鮨と漬け鮪の海苔巻、牛のいちぼ肉と京都伏見の

  筍銀餡かけ、福井の盛り蕎麦、京都伏見の筍若布蕎麦、黒糖ジェラートと蕨餅)、生ビール2

  杯、麦焼酎ボトル2本  3人で8万2650円

 

  

 

今夜は「喰う会」の例会で、随分昔に日程は決めた。会員は5人だったが、一昨年の12月H井さん

が若い命を落としてしまったから会員は4人になった。ところが、幹事役のH口さんがインフルエン

ザの疑いがある高熱が出て急遽欠席。残念だけど、移されても困るし「ゆっくりお休みください」と

言うことで3人での「喰う会」となった。「松庵」のご主人張り切って最初から天然白子塩焼きと白

子酒ですって。裏ごしされた白子の上にある焼き白子をアチチと食べると、すぐヒレ酒を注いで掻き

回す。すると裏ごし白子+ヒレ酒が乳化してトロリと更に旨くなるのだ。こんな調子で料理が次から

次へと出て来るのだが、K井さんはすべての料理の写真とコメントを都度H口さんにスマホで送って

いる。それは意地悪でないかい!病人可哀想じゃ。大満足頂き店を紹介した身は安堵。次回日程決定。

                ______________

 

3月 7日(水)曇り

朝 家食 ミニカップヌードル、ヨーグルト、碁石茶

昼 新橋「過門香」プリフィックスランチセット(重慶麻婆豆腐、海老マヨ、ご飯、スープ、杏仁

豆腐)1500

 

  

 

午前中近所のМ医院に行く。12月の2ヶ月で3度も吐いたり下痢したのはナゼでしょうね。そ

の時来て貰わないとわかんないよ。だって、パリとか京都で夜中になったのでМ医院には来れませ

んでした。たぶんノロウィルスかもね。ノロは種類が数十種類あるから予防出来ないんだよね、な

んてなやり取り。ピロリはいなくなったのに、次はノロ?のろのろすんない!ったくもう、ってね。

新橋に移動して中華ランチ。新橋駅にSuicaのチャージに行き、美容院へ。終わって東銀座に移動。

夜 舟町「仙水」付き出し:飯蛸と菜花、スミイカの刺身2400円、鰆の塩焼き1800円、のっぺ汁

  1200円、牡蠣フライ1800円、白魚の玉〆1200円、生ビール2杯、麦焼酎  @1万9315円

 

  

 

3月歌舞伎座大歌舞伎夜の部。「玉三郎アワー」みたいな構成だった。「於染久松色読販」の小梅

莨屋の場と瓦町油屋の場。「於染久松」と言っても彼女と彼は全く登場せず、悪党の鬼門の喜平

衛(仁左衛門)と土手のお六(玉三郎)の夫婦。詐欺で大金を稼ごうとして悪事がばれてしまう

のだが、すごすごと帰る夫婦がちょいと可愛く見えるのは、この二人の徳だね。「神田祭」の鳶

頭の仁左衛門と芸者玉三郎。とにかく、粋な2人がカッコ良くて花道を下る姿を見てつい涙が流

れる。あぁ〜、この二人と同じ時代を生きて幸せだ。最後は玉三郎演出の「滝の白糸」。滝の白糸

に初の壱太郎、村越欣弥にこれも初役の松也。水谷八重子、玉三郎が演じ続けて来た滝の白糸を

懸命に演じる壱太郎。でもねぇ、私はどうも新派のお芝居が昔から苦手でねぇ。亡くなった母は

大好きだったが。特にこの芝居最後の3幕は悲劇的で観たくない。だから帰ることにした。今夜

は荒木町に帰って夕食にしよう。「仙水」に新潟郷土料理のっぺがあった。母を思い出し懐かし!

                ______________

 

3月 8日(木)風雨強し! 今週2度目の春の嵐じゃ!

朝 家食 チーズ、茹で卵、ブランパン、野菜の生姜スープ、ヨーグルト

 

   今日も朝から大雨!

 

昼 表参道「まい泉本店」黒豚カツ丼(ヒレ)1630円、黒豚汁+110

 

  

 またカツ丼なんか食べる!いいじゃん!

 

午後のお茶 表参道「セブンイレブン」コーヒーL150

今日は、2月に行く予定だった甲状腺専門の伊藤病院に行こうと思う。ところが朝から大雨が降って

いる。今日はずっとこんな天気らしい。あ〜ぁ、と思ったが「こんな悪天候ならいつも大混雑の伊藤

病院も空いているかもしれないじゃないか!そうだよ、そうだよ、と雨をものともせずに出かけたの

だが、午前11時受付で受付け番号は「978番」・・・ガックシ。昨年晴れた日は同じような時間

で700番台だったような。採血をしてくれて女性のそのことを言うと「皆さん、そう仰っています

よー」だって。採血は到着して10分で終了したが、ムチャ混みというエコー検査までは優に2時間

は待たねばならない。大雨の中をトボトボと「まい泉本店」までランチを摂りに行った。キャベツも

お替りしてゆっくり食べたが、1時間以内に終了しちゃった。病院で待つのも何なので近くの「セブ

ンイレブン」のイートインコーナーでLサイズの熱々コーヒーをちびりちびりと。恥ずかしい話だが、

コーヒー買う時Suicaだと思ってレジで出したのは伊藤病院の診察券だった。見られたくない風景だ。

夜 舟町「おちあい」お任せ(鶏そぼろ大根、玉こんにゃく煮、和風しゅうまい、ふぐとイカ唐揚

げ・シシャモ・豆鯵、白菜漬け、芋鍋、雑炊)、ビール(小)、麦焼酎 @4500

 

  

 

それでもエコー検査、医師の診察、会計を済ませて病院を出たのは午後3時だった。やっぱり伊藤

病院は凄い。で、医師が言うには「ずっと観察を続けている腫瘍はむしろ小さくなっていますね。

その代わり小さいのがあちこちにありますが、問題ないでしょう」って。ホッ。夕方K税理士が来

社されると予定なので帰宅してからその準備をしていたのだが、どうも行き違いがあったらしく今

日は来られない。じゃ飲みに行こうか。熱々和風焼売やふぐの唐揚げ、雑炊などが旨い!ご馳走!

                ______________

 

3月 9日(金)東京は曇り 由布院は雪!

朝 家食 茹で卵、チーズブランパン、オニオンスープ、ヨーグルト

 

   出発前は火の用心に戸締り確認!

 

遅い昼 大分空港「なゝ瀬」とり天丼800円(オジョーにゴチになった)

 

  

 

今日からオジョーと由布院。彼女と行く場合は、もうだいぶ前から3月の今頃出かけている。だか

ら7年前の3月11日もオジョーと由布院にいたのである。羽田までのタクシーがちょっとした事

故で渋滞するといったアクシデントがあったものの、2人とも大分行きに乗ることが出来た。こう

言っては何だが、マイカーで空港まで来る関係なのか約束の時間に間に合ったタメシが無い。いつ

かなどは彼女が座るハズの席に知らないオジサンが座って「乗り遅れ」を確認したこともあったぞ。

乗った機材はソラシドエアの運行だった。遅くなったランチは大分空港の食堂で。お気に入りだっ

たジャワカレーがメニューから消えたので「SKYLINE」にはもう行かない。隣の「なゝ瀬」

でとり天丼を食べてみた。これがムチャ旨くて。今後はこれが私の空港飯になる予感がする。食事

しながら、2人は7月の旅の相談をしていた。これって魅力的でしょ?うん、そうだねぇ、行こう!

午後のおやつ 由布院・亀の井別荘 柚子ねり、お茶

 

  

  空港から由布院までの高速道路雪が舞っている     お茶受けは柚子なり        あぁ、この風景

 オジョーと私のお気に入り本館洋室「奥由布」の間もすっかりリニューアルされて

 檜風呂も新品!ベランダには露天風呂が!

 

夜 由布院・亀の井別荘「蛍火園」弥生献立(姫島の紅足海老と浅葱のぬた、公魚と蕗の薹の天ぷ

ら、蓮根饅頭、平目のお造りと岩海苔、地鶏の小鍋仕立て、太刀魚の菜の花餡かけ、由布院野菜

サラダ、豊後牛の炭火焼き椎茸添え、手打ち蕎麦、鯖の漬け丼、漬物、味噌汁、苺と林檎のコン

ポート、水出しコーヒー)、生ビール850円、麦焼酎「二階堂」ボトル3000

 

  

 

オジョーが運転するレンタカーは高速で由布院に向かっている。空港では曇っていたが、どんどん

暗くなって雪が舞っているではないか!でも、彼女は滞在中長湯温泉などに行くことも考えてしっ

かりスタッドレスタイヤの車を借りているから大丈夫だ。例年この時期は菜の花と梅や桃の花が咲

き乱れている筈なのに、今年は寒々しているねぇ。由布院の町に乗り入れると、平日雪が降ってい

てもお構いなしに観光客は湯の坪街道を道一杯ぶらぶら歩いている。いつもの亀の井別荘にチェッ

クイン。あら、社長の太郎さんがいらっしゃるわ。またお世話になりまーす!館内は順次改装中だ

が、いつも泊まる奥由布の間も新装なって待っていてくれた。ほぉ〜、2階なのにベランダに露天

風呂作ってしまったのね。水屋の代わりにクロークルームが、家具も檜風呂も全部替わっていた。

本館洋室(6室あり)宿泊客の食事は本館1階のレストラン「蛍火園」で摂る。昨年秋入社したば

かりのK藤さんが、すっかり仕事に慣れて待っていてくれた。オジョーと「かんぱーい!今回もよ

ろしくね」。蓮根饅頭も地鶏の小鍋仕立ても太刀魚の菜の花餡かけもどれも美味しいなぁ。料理長の

松浦さんの安定した味が嬉しい。食事は手打ち蕎麦もご飯も貰って、即席漬け丼を作って大満足だ。

                ______________

 

3月 10日(土)由布院・久住高原は快晴!

 由布院・亀の井別荘「蛍火園」和朝食膳

 

  

               昨日の雪で化粧をした由布岳が部屋から見える   新設されたベランダの露天風呂

 

午前のお茶 長湯・御前湯「喫茶」コーヒー400

 

 町のどこからでも由布岳は見える          長湯の御前湯      長湯の歴史を語る写真パネル

 

昨日の雪模様から一転、今日は朝から素晴らしいお天気だ。雲にすっぽり隠れていた由布岳も粉砂

糖を振ったような薄雪化粧して朝日に輝いている。オジョーが60分のウォーキング&ランニング

に行っている間、私は内風呂でどっぷり温泉に浸かる。由布院のお湯は透明で優しい。ついでに新

しい露天風呂に入ろうと思ったが、1歩外に出ただけで震え上がった。今日はヤメだ。残り少なく

なった朝ドラを観てから朝食。朝の陽ざしが美しい「蛍火園」だった。ここの朝食が大好き。特に

和食がね。今日の豆腐料理は蒸し豆腐。これ大好物なので「明日もこれにして下さい!」。こんな

におかずがあるので、ご飯を1杯半に抑えるのがタイヘン。10時、腹ごなししてから長湯に出掛け

る。花がいつもより少ないのが寂しいが、素晴らしい晴天の中のドライブは楽しい。この寒さでは

いつもの「ラムネ温泉」では寒過ぎる。屋外にある32度の炭酸泉に長く浸かるのはツライわなぁ。

じゃ、昨秋に初めて行った「御前湯」にしましょ。正式には長湯温泉温泉療養文化館「御前湯」と

言う江戸時代から伝わる名湯である。ラムネのような水滴はカラダにつかないがここも良い温泉!

昼 久住高原・レゾネイト久住「メテオ」季節の野菜スープ540円、豊後ビーフカレー1296円(オ

ジョーにゴチになった)

 

  

           久住高原にあるレゾネイト久住のレストラン「メテオ」でランチを摂る

              阿蘇くじゅう国立公園にある久住高原の広大なパノラマ

          やまなみハイウェイは昨日と一昨日の雪でこんな状態。時速5`とか10`でそろそろと

 

ランチは由布院に戻って「陽だまり食堂」で食べる予定だったが、あまりにお天気が良いので久住

高原に行くことに。ランチはレゾネイト久住で食べましょう。オジョーは豊後牛のサンドイッチ、

私はスープと豊後牛カレー。どっちも美味しい!それにしても、この天気でしかも土曜日、この料

理の質なのにナゼ客は私らだけなんだべ。不思議だ。帰りは瀬の本交差点を通ってやまなみハイウ

ェイを走って帰ろう。何度も書いた覚えがあるが、私が日本で一番好きな場所は、ここ久住高原な

のである。この雄大な景色は日本一だと本気で思っている。あぁ〜いいねぇ、ここ美しいねぇ、と

上機嫌だったが、やまなみハイウェイに入ってからシャリシャリの雪道で超ノロノロ。おぉこわ!

午後のお茶 亀の井別荘「談話室」コーヒー

 

  

  亀の井別荘玄関から見る離れの16番、17番           談話室の鏡状の窓ガラスに映る由布岳

               静かにクラッシック音楽が流れる談話室では暖炉の火が絶えない

 

夜 由布院・亀の井別荘「蛍火園 鮑の酒蒸し、甘鯛の揚げ浸し 茗荷生姜添え、関鯵のお造り、

  鰻の蒲焼、黒毛和牛と由布院野菜(菜花・大根・ネギなど)のしゃぶしゃぶ、手打ち蕎麦、

  帆立貝の漬けとご飯、漬物、赤出汁、黒豆カボスゼリー、水出しコーヒー)、生ビール、麦

  焼酎「二階堂」、「兼八」1合

 

 

帰ってから談話室で空港レストランの話の続き。既に7月の旅の飛行機は確保した。チケットと宿

をどうするか・・。こうゆうのは早いモノ勝ちだからね、急がなくちゃ。そんなことで、せっかく

連泊しているのに、大浴場に1番で行くなんてことにはならず、どころかオジョーは「夕食後にし

ます」って。今夜の夕食はふふふ、しゃぶしゃぶなのだよ、ふふふ。メインを自由に選べる2晩目

は決まってしゃぶしゃぶを注文するのだ。何も言わなくても肉は大盛りになるのだよ。ふふふ。こ

れを決して沸騰させない低温調理して、最高の状態で肉や野菜を食べる。もち、ウンマイのだよ!

                ______________

 

3月 11日(日)今日も由布院は快晴!

 由布院・亀の井別荘「蛍火園」和朝食膳

 

  

亀の井別荘シンボル茅葺門も新装なって    茅葺門から見る「鍵屋」と「天井桟敷」

 

 由布院・亀の井別荘「湯の岳庵」鰻重4800

 

  

        亀の井別荘庭内の一軒家食事処「湯の岳庵」で鰻重を食べる!旨い!

                    ここはアリゾナか!ってな風景        眺めの良い狭霧台

     狭霧台から眺める由布院盆地      由布岳は1583bの活火山        観光客で溢れる湯の坪街道

 

2泊などはすぐ過ぎてしまうもので、予定では今日オジョーは東京に帰り、私は宿替えをする。し

かしこんなに天気も良いのだし、有給休暇もたくさん余っているなら「もう1泊して行ったら?」

と私は執拗に誘った。随分迷った結果、月曜日の飛行機が取れたらそうします、って。取れるに決

まっているじゃん。明日の便を取り、今日の便をキャンセルし、今日からの宿「玉の湯」の人数増

加の連絡をし、レンタカーを一日延長して、はい2人揃っての3泊目となる。それは後の話で、今

朝の食事だがオジョーは洋食、私はやっぱり和食にしたのだった。イカ刺身も蒸し豆腐も温泉卵も

旨かったなぁ。正午に「湯の岳庵」を予約しているので11時のチェックアウト時間を1時間遅くし

て貰ってお腹が空くのを待つ。「湯の岳庵」には、以前亀の井別荘の総支配人をされていたО崎さん

がいらっしゃるのでお喋る出来るのも楽しみ。注文はオジョーと既に相談済みで2人とも「鰻重」。

午後のおやつ 由布院・玉の湯「談話室」柚子ねり、お茶

 

  

    「玉の湯」の談話室建物         ここでも柚子練りを頂く      「柚子」の間の和室

  

              「柚子」の間の洋室と寝室                 ここも源泉かけ流しのお風呂

 

夜 由布院・玉の湯「葡萄屋」季節の小鉢(精進豆・自然薯のポン酢)、旬の山菜盛り合わせ:芹

の白和え・丸十・卵・茗荷寿し・苺大根巻、お造り:鯛と姫島の車海老、筑前煮、鯉こく汁、

鰻の蒲焼き、スッポン鍋、スッポン雑炊、漬物、苺、カボスシャーベット)、ゆふいん地ビー

ル生930円、麦焼酎「兼八」2合 3240

 

  

  

 

大満足ランチの後は亀の井別荘の売店「鍵屋」で品物を選んであちこち送った。今日から滞在する

「玉の湯」のチェックイン時間は午後2時〜なのでもう向かっても良いのだが、お天気が良いので

ドライブに行く。ちょいと道を間違えたら、あらららー、ここどこ!アメリカのアリゾナかい?っ

てな景色が。こんなに度々由布院に来ていながら狭霧台には初めて来た。湯布院盆地が一望に出来

る。しかも、春の由布院名物の野焼きまで見えるじゃないか。道間違えて良かったね(笑)。「玉の

湯」チェックイン。談話室に通されてお茶を頂いたが、お茶受けはやっぱり柚子練りだった。客室

は私のお気に入りの離れ「柚子」。この離れに泊まるのは今回で3回目だ。十畳の和室には大きな

炬燵が設けられ、私用に低い椅子が準備されていた。小さな洋室と、ツインベッドがある寝室。内

風呂も源泉かけ流しで、私用にシャワーチェアが用意されている。グッド!炬燵に入って今日から

始まった大相撲をチラチラ見ながら、7月旅の宿確保作業。結構難航したが、何とか目途が立った。

元々私が始めたのだが手に追えずオジョーに頼んだ。ネットとか英語力に長けた彼女がやった方が

良い仕事が出来るし。夕食は部屋食も出来るが、椅子席を希望しているのでレストランの「葡萄屋」

で。メイン料理はチェックイン時5種から選んですっぽん鍋にして貰った。吸い物はおすましとス

ッポン汁と鯉こくの3択。鯉こくにした。山女の焼き物と揚げ出し豆腐は食べられそうにないので

お断りした。24時間で3度目(!)の鰻は珍しいことに焦げ過ぎで皮目は残した。それにしても、

ここのスッポン鍋の量の多さよ!鍋後のスッポン雑炊は喘ぎながら食べる程だった。今回は柑橘類

のせとかが無くなっていてアンコールに替わっていたのが残念。カボスシャーベットも苺も旨し!

               ______________

【今週の振り返り】

今では由布院は私の人生にとって「故郷」のような町になった。初めてこの町を訪れたのは、も

う20年以上前になるだろうか。九州支社のメンバーが福岡で結婚式を挙げることになって、主

賓(ぷふっ!私のこと)として招かれた。比較的午後の早めの時間に披露宴はお開きになると言

うので、思いついたのだ。「そうだ由布院、行こう」。いつかは行ってみたいと思っていた由布院

に一泊しようじゃないか、ワクワクするなぁ。2週間前のことである。ちょっと遅いかも、とは

思ったがそれから宿探しを始め、電話した旅館にことごとく断られた。「土曜日に1人客なんて

泊める旅館なんてありませんよ!」とキツイ一発を喰らった宿もあった。十数軒目も断られたが、

泣きついたら紹介してくれたのが、駅にほど近い小さな宿で、ここが私の記念すべき由布院1泊

目となったのである。観光客で溢れる金鱗湖の岸辺から「そのうち絶対亀の井別荘にも泊まれる

客になるかんな」と誓った(ハハハ)のを今でもよく覚えている。とは言っても断られた十数軒

に亀の井別荘は入っていない。20年以上前の私は、ちょっと畏れおおくて1人で泊まろうなん

て思ってもみなかったのだよ。

 

1回目の失敗から私は頭を使うことにした。高級旅館に顔の効く元部下を利用すること、そして

彼らと一緒に大勢で泊まればたいがいの宿はOKだろうと。そうした。OKだった。亀の井別荘

は1室しか空きが無かったので諦めて、玉の湯に2部屋を取って貰った。男子部屋と女子部屋。

わぁ〜い、やったぁ〜!その代わり、初めて会った若い女性メンバー3人と相部屋になった。そ

の頃膝は正常だったので夕食は座敷に座って8人で賑やかに。夕食後は着替えてタクシーに乗り、

無量塔(むらた)のタンズバーに出掛けて行った。今は夜宿泊客のみの利用となったが、当時は

外部客も入れたのだ。翌日には亀の井別荘にご挨拶に行って、現役バリバリの中谷健太郎さんの

横には未だ若き中谷太郎さんもいて。後に総支配人になられたО崎さんが総務課長で、談話室で

SPレコードを聞かせて頂いた。この時、私はしっかりО崎さんに尋ねた。「1人でも泊まれます

か?」「はい、本館の洋室ならお泊り頂けます。お1人だと少々割高にはなりますが」。よっしゃ!

結構結構。これで1人で亀の井別荘に泊まれる見通しがついたぞ!

 

しかし、それから九州の宿は別府やら黒川、唐津などを回っていて、初亀の井別荘宿泊は数年後

の平成2年の11月となる。本館洋室1人ではなく、離れメゾネットタイプの17番に3人で。

しかも夕食にはご主人の中谷健太郎さんも加わり、楽しい話の続きは談話室に持ち込まれたので

ある。夢のような一夜であった。次も離れの16番に3人で。本館洋室に1人で泊まったのは平

成5年の12月のことである。洋室宿泊も初めてなら、連泊も初めて。2泊目のメイン料理しゃ

ぶしゃぶ、朝食も洋食と和食をどっちも体験。今は盆地うどん「麺一」のご主人合原さんが総料

理長だった。あの頃は毎晩のように夕食後ロビーでSPレコード鑑賞会が開かれていて、選曲や

解説、運営はО崎さんがなさっていた。SPもめったに聴く機会が無いが、それを竹針で聴くと

いう珍しい体験も出来た。2ヵ月後の平成6年1月には、白子の会大人の修学旅行で離れの百番

館を7名で借りた。百番館は農家の古家を移築した一軒家で、囲炉裏のあるリビングの他に3室

あるから大人数でも悠々泊まれるのだ。夜遅くまで宴会していても外に聞こえる心配は無いしね。

以来、白子の会の旅で百番館を借りたのは4回にもなった。1人、あるいは2人、時には大勢で

繰り返し訪れたている亀の井別荘である。

 

「由布院御三家」と言われるもう一軒「無量塔」は、タンズバーや美術館の「アルテジオ」には

何度も行っているが、「原則としてお1人様はお断りしております」の一言が耳に残っていてなか

なか泊まることは無かった。まぁ全室が離れで部屋も大きいから仕方無いんだけどね。オジョー

を誘って宿泊したのは平成も15年になった3月のことである。広い敷地は高低差が結構あるの

で、部屋まで段差の少ない「楽」は一番小さな離れだった。とはいえ、リビングにツインベッド

の寝室と茶室風の食事部屋があって狭いとは感じない。ただ、大浴場や独立した談話室のような

公共の場が無いので、客室以外にいる場所が無いのが何とも言えない手狭感となった。食事も夕

食、朝食ともあまり好きな内容では無かったことから、一度の宿泊体験でマンプクになってしま

ったのはちと残念ではあった。

 

御三家では一番先に泊まった玉の湯には、熊本・大分地震があった半年後の16年9月に超久々

に投宿した。社長は溝口薫平さんから長女の和泉さんに替わっていた。「柚子」の離れが気に入っ

て、翌年の3月、更に今回と定期的に宿泊するようになった。亀の井別荘も数年前、溝口薫平さ

んと共に由布院を全国有数の温泉地にした立役者・中谷健太郎さんから長男の太郎さんに代替わ

りし、宿の経営者の顔ぶれも若返っている。同時に、亀の井別荘は、すべての施設のリニューア

ルに着手し、「新しい亀の井別荘」の歴史を重ねる準備が整いつつある。

 

ある人が「由布院御三家」を評して「高級感の無量塔」、「風情の亀の井別荘」「美食の玉の湯」

とネットに書いていたが、私はそうは思わないなぁ。私と10回近く由布院に行っているオジ

ョーにも聞いてみたが、彼女もそう思わないそうだ。確かに玉の湯の食事は美味しい。品数

も多いし、料理や調理法を選択出来るのも嬉しいサービスだ。しかし、夕食などはお腹がはち

切れそうになるほど量が多過ぎるのはどうだろう。泣く泣く「要らない」と言う料理があるの

もすごく悔しいし(笑)。私にとって量質ともに一番満足のいく食事は、今のところ亀の井別

荘である。まぁ、それぞれに好きな宿があるのは結構なことかと思うけどね。

 

               「猫に温泉」なんて興味ニャイニャ

 

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  プロバイダーのバージョンアップと夢子の旅行が重なり、

次回のパクパク日記更新は、4月1日前後になります。

ご了承下さーーい。