標高1500bの奥志賀高原と標高1000bの軽井沢
森の音楽堂 軽井沢万平ホテル
7月 28日(月)東京は晴れ 奥志賀も晴れ
ドジャース対レッドソックス戦2対4で2連敗😿😿😿 大谷翔平選手4打数2安打
朝 明石町「ダイニングルーム」A定食(にしんと野菜の煮物、きんぴらごぼう、白菜の生姜和え、ご飯、
味噌汁、飲むヨーグルト、オレンジ)880円、納豆220円、「封印」わさび漬け、コーヒー165円
A定食も食べ納め
昼 北陸新幹線車中にて「崎陽軒」シウマイ弁当
今年も奥志賀高原のホテルグランフェニックスの313号室に5泊滞在する
毎夕コンサートが開かれる森の音楽堂
夜 奥志賀・ホテルグランフェニックス奥志賀「ステラアルピーナ」生ハム・フルーツトマトノカプレーゼ・海の幸のサラダ・プレザオ
ラ・スモークサーモン、魚介とオクラのラグーソーススパゲティ、パン2種。金目鯛のワイン蒸しサフランバターソース、黒毛和
牛ヒレ肉炭火焼き塩胡椒のシンプルな味で ダーグチェリーのタルト・ティラミス・チーズのムース)、生ビール小800
円、赤ワイン「ブルネッロ ディ モンタルチーノ2017 1万2000円
今日から夏の恒例イベントになりつつある奥志賀高原のツァーが始まる。今年で5年目となるが、毎年出
席している。長野駅からバスで1時間半、残り3分の1になってからひたすら山道を登って行くと、
そこはもうスキー場として人気のある志賀高原なのだ。プリンスホテルの建物が3棟見えて来る辺りは焼額
山エリアで、その奥が奥志賀高原エリアである。志賀高原スキー場の中で唯一降雪機を導入していない本格
的なパウダースノーが自慢で、高級リゾート地の雰囲気も愉しめる。スキー場リフトの片側に31年前から建つホテ
ルグランドフェニックスに宿泊し、別の片方に小沢征爾氏のアドバイスもあって建てられた「森の音楽堂」があ
って、ここで毎夕小さなコンサートを愉しむのだ。午後2時前に長野駅で集合し、バスに乗った。ウツラウツ
ラしているうちに懐かしい景色が窓の外に広がり、着いたホテルでは「お帰りなさい」と声をかけて貰
う。部屋はいつでも313号室をお願いしている。チャチャっと荷物を片付けて5時から「森の音楽堂」
でコンサート。前半の音楽家はお馴染みの海野幹雄氏氏(チェロ)、三四郎氏(サックス)の他に仲田淳也氏
(ピアノ)、そして声楽家として初参加の笛田博昭氏(テノール)である。笛田氏が歌い出すとコジンマリし
た音楽堂がバラバラに壊れてしまうのではないかと心配になる。それ程の迫力なのだ。第1日目の
今日は演奏家の皆さんも手探り状態という感じ。初対面で一言二言交わしただけもちゃんと息の
合った演奏が出来る。音楽家って凄いね。今夜の夕食はイタリアン。このツァーの特徴は音楽家の皆さん
が一緒に食事をすること。隣に笛田さんと仲田さんが座られて、モリモリ食べながらいろんなお話を
して下さる。歌も迫力があれば、食べっぷりも、お話の内容も大迫力なのよ。とても面白かった。
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7月 29日(火)奥志賀は晴れ
ドジャース対レッドソックス戦5対2勝利 大谷翔平選手3打数1安打打点2
朝 奥志賀・ホテルグランフェニックス奥志賀「篝火」和朝食
ブラブラ組は笛田氏の発声練習を受ける
昼 ホテルグランフェニックス奥志賀「篝火」信州ヴュッフェ(おやき5種・天婦羅盛り合わせ・信州そば・フルーツ
盛り合わせ)
お昼は信州ヴュッフェ。地元野菜やキノコ、海老を揚げた天婦羅
5種類もあるおやきの数々と信州そばのぶっかけ
3種の高級ぶどうに地元で獲れる桃や杏など
夕方5時から笛田博昭氏のテノール、海野幹雄氏のチェロ、三四郎氏のサックス、仲田淳也氏のピアノの演奏に続き、ジュニアの発表も
夜 ホテルグランフェニックス奥志賀「篝火」奥志賀会席前菜:自然薯千切り・嶺岡豆腐・鯵南蛮漬け・もず
く酢・蛸柔らか煮、蟹真丈のお椀、オススメお造り、茶碗蒸し蟹餡かけ、鮑の酒蒸し磯海苔焼き、
和牛ほう葉焼き、穴子・黒鮑茸の揚げ物、。きのこご飯、赤出汁、香の物、牛乳ようかんフルート
添え 生ビール1100円、麦焼酎ボトル8000円
暑くはないだろうって?あーた、ここ標高1500bですよ。今朝、和食堂「篝火」で朝食を摂って
いたら窓側の右腕がムチャ寒い。誰かが冷気を吹き付けているようだ。よーく窓を見ると網戸になっ
ていて、外気が入って来て私を冷やしていたのだ。天気の良い暑い昼間で28度くらい、朝晩は20
度以下になるようだ。和朝食は、毎日焼き魚が変わるくらいで他の料理はほぼ同じだ。、味噌汁が
信州らしくやや塩辛いが。朝食後はドジャース戦を観ていた。これまでにいろいろあった由伸君だが、
今日無事9勝を挙げた。大谷君も打点2!良し!観光に行くAグループに対して、私らCグループは何
もしないブラブラ組。「はい、ヒマな人は11時から音楽堂に行きましょう。笛田さんの歌唱指導ありま
すよー」と強く誘われた。絵画好きのS井さんはスケッチの予定だったが、笛田さんの指導を受けられ
るなんて貴重な機会!絶対行くと張り切っている。じゃ、私も行きますか。そうなんです、あのテノ
ール歌手の笛田さんが個人レッスン程の人数で指導して下さるのだからね。教え方も迫力があった。もっ
たいないからと動員された旅行会社のスタッフや社長まで含めて10名で1時間歌った。丹田タンデンから
声を出せ!と言われ続けたが、終わったら声が嗄れてしまった。でも楽しかった。昼は空腹になり、
スペシャルの信州ヴュッフェが美味しかった。ナガノパープルやシャインマスカットなど高級ぶどうや2種類の桃やプラム
などフルーツが盛り盛りだった。午後は本を読んだ。いつの間にやら居眠りもしていたが。夕方のコンサート、
歌唱指導でハリキリ過ぎた笛田さんは1曲だけだった。ピアニストの仲田さんの演奏もいいなぁ。後半は、
時折あるジュニアの部。チェリスト海野さんの2人のご子息が同行されていて、お兄ちゃんがヴァイオリンを(以
前はピアノだったが、楽器を変更したそうだ)と弟君のチェロにお兄ちゃんもお父さんも加勢があった。
それに年の差がある笛田兄弟(とお父さん)の「千の風」の歌唱が皆さんに受けていた。ジュニアの演
奏ですっかりHAPPY気分。夕食に突入し、和食を食べながら生ビールをゴクゴク、麦焼酎をグビグビと。
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7月 30日(水)奥志賀高原も軽井沢も晴れ
ドジャース対レッドソックス戦5対4勝利 大谷翔平選手5打数無安打
朝 奥志賀・ホテルグランフェニックス奥志賀「篝火」和朝食
2日続けて和朝食を摂る。朝は和洋とも7時半から
昼 軽井沢駅「Primo fito」前菜5種盛り:生ハムとメロンルッコラソース、抹茶と青柚子のフムス、じゃが芋
のムース新じゃが芋のロースト添え、信州蓼科麦豚と信州茸のテリーヌ ビーツソース、ゴルゴンゾーラ風味のマッ
シュポテトと信州林檎のプチタルト、胚芽パン、真鯛のヴォポーレフレッシュトマトソース、牛タンの赤ワイン煮込み、信
州林檎のベイクドチーズコーヒー
軽井沢駅レストランでランチ
大賀ホールグローバルコンサート
夜 ホテルグランフェニックス奥志賀「ステラアルピーナ」前菜5種・パン2種、コーンとチーズのリゾット、魚ソティ、牛肉の炭
火焼き、デザート4種、カモミールティ、生ビール、赤ワイン「グンダルベルト2014(サッシカイヤセカンド)2万円
3日目の今日は全員軽井沢へ。午後2時から軽井沢の大賀ホールで旅行会社主催の「グローバルクラッシックコンサ
ート」があるのだ。今回で104回を数えるそうだ。音楽家の皆さんも今日東京から来られる方と合流
して演奏される。一昨日から滞在されていた皆さんはコンサートが終わったら東京などにお帰りになり、
S井さんと私だけ帰りは別のグループの一員となって奥志賀に戻る。つまり、S井さんと私は居残りと
いうか連続参加というわけだ。9時前にバスは出発して山を下り、悠々新幹線に間に合う予定だった
のだが、長野市内に入ると大渋滞。参加者はほぼ年寄りである。ギリギリの時間に到着し、バスから降
りて駅構内に入り、改札を抜けて新幹線ホームに移動するだけでもマゴマゴして私が乗車車両の8号車の
前に行くと、向こうの方で車掌がドア閉めの合図をしているところだった。ダメダメ!私以外にも結
構乗るんだから閉めないで!ようやく車内に入って座席に座ったら汗がドッと吹き出した。やれやれ、
皆間に合って良かった、と思ったのだが、軽井沢に着いてから聞いてみると3人乗り遅れていた。
まぁコンサートまで時間があるから大丈夫だろう。これまで気がつかなかったのだが、しなの鉄道の乗り
口隣に結構なレストランがあり、昼は私達だけで貸切だった。結構なコース料理を頂き、タクシーに分乗して大賀
ホールへ。つい先日も滞在した東急ハーヴェストホテルがすぐ近くにあるからよく前を通ってはいるが、入るの
初めてだ。ソニーの社長を務めた大賀典雄氏が私財を投じてつくった五角形のホールで1.2階合わせて746
席ある。昔ワインの旅でご一緒したM渕さんがお嬢さんと来られていた。今年3月に亡くなったM浦
さんのことはご存知無かった。数日前から奥志賀に滞在されていたチェンバロ奏者のジャン・クリストフ・デジ
ュー氏をお招きしていて彼の演奏からコンサートは始まった。ドイツを旅した時、アイゼナッハの古楽器博物館でチ
ェンバロやハープシコードは見たり聴いたりしたことがあるが、コンサートホールで聴くのは初めて。繊細な音色で
音量がとても小さいことに気づく。チェンバロでバッハの曲を弾いていた頃は演奏場所も教会だったり、
個人邸宅の中だったり、聴衆も数十人規模だったのだろう。ソプラノ歌手の櫻井愛さん、チェリスト海野幹
雄氏、テノール歌手の笛田博昭氏、ピアニストの仲田淳也氏、サックスの三四郎氏が入れ替わり立ち替わり演奏
され2時間のコンサートが終了。Cグループから今日から始まるDグループの一員となってバスで奥志賀へ。
軽井沢から空いていれば2時間強だが、この時間だと2時間半を超えて、午後7時前にようやく
ホテルに到着した。今夜は社長夫人のY起さんとイタリアンの夕食をご一緒した。皆さん、お疲れのようだ。
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7月 31日(木)奥志賀は晴れ
ドジャース対レッズ戦2対5で敗戦 大谷翔平選手5打数無安打
朝 ホテルグランフェニックス奥志賀「ステラアルピーナ」朝食ヴュッフェ
昼 ホテルグランフェニックス奥志賀「ステラアルピーナ」自由食(信州産きのこ入りチキンカレーライス(辛口)1700円、アイ
スコーヒー)
秋山郷の観光さぼりました
ジャン・クリストフ・デジュー氏をお招きしてのチェンバロのコンサート
夜 ホテルグランフェニックス奥志賀「篝火」中華コース(前菜盛り合わせ、海老とアスパラの特製春巻き、フカヒレの姿
煮、海老のチリソース、和牛のオイスターソース炒め、中華ちまき ザーサイ、スープ、デザート)生ビール1100円、
麦焼酎ボトル
今夜は星空のコンサート!が叶った!
新しく一員となったDグループは今日秋山郷の観光をすることになっている。その翌日はフリー。なの
に、唯一の観光である秋山郷は暑そうだし、傾斜のある道も結構あると聞いて不参加を決めた。と
なると、ずっとフリーということになるのだ。わ〜い!涼しい場所で美味しい食事とコンサート以外はすべ
て自由、なんて天国みたいでしょ。それが気にいっている。2日続けて和朝食だったので、今日は
洋食のヴュッフェにした。洋食を避けているのではなく、要は自分で料理を取るのが面倒なだけだ。自
分の好きなものだけを好きなだけ取れるヴュッフェ最高!って人も多いけどね。そう言って毎朝ヴュッフェ
朝食にしているS井さんとご一緒させて貰った。私より3歳程若い方だが、ご家族とベルギーやロスア
ンゼルスで過ごすうちに語学にも磨きがかかって今も堪能とか。何の努力もしない人間に望む資格は
無いのだが、いいよなぁ、語学堪能者は。今日は大谷君もパッとしないしチームも負けた。じゃ、11時
からの歌唱指導行ってみるか。一昨日はテノールの笛田さんだったが、今日と明日はソプラノの櫻井愛さん
だ。テノールでもソプラノでも発声の基本は同じ。お臍から指3本下の丹田にぐっと力を入れてね。一昨日
は「ふるさと」が教材だったが、今日は「見上げてごらん夜の星を」だった。「上を向いて歩こう」
の2年後に定時制高校に通う若者を描いたミュージカルの主題歌として作られた曲だ。永六輔作詞・い
ずみたく作曲・歌坂本九。30代前半の櫻井さんに「坂本九が歌う声聞いたことある?」と質問す
ると彼女が生まれたのはずっと後のことと言う。そりゃ1963年って62年前?知らんわなぁ、それ
は。九ちゃんが亡くなった日航機墜落事故から40年だもの。外国で「上を向いて歩こう」は「ス
キヤキ」としてヒットしたことを「あぁヤキニクですよね」と櫻井さんが覚えていてもご愛敬である。このホテ
ルの「ステラアルピーナ」のメニューにある信州産きのこ入りチキンカレーライス(辛口)が大好き。Eグループでハイキングを
楽しまれているのは、先月江戸の旅でご一緒したA部さんだ。彼女とは親しくお話するようになっ
たのは前回からだが、A部さんにカレーを強くオススメした。このカレーにソフトシャーベットがあれば最高なのだが、
この夏このデザートは無いそうだ。このホテルはそう大きいわけでも無いのだが、地下には温水プールと
フィンランド式サウナが、4階には展望大浴場と空中露天風呂がある。これが大好きな人が多いのだが、ナン
と私はどれも一度も利用したことがない。ナゼ?うーん、それがあることを忘れていたり、面倒くさ
かったり。少し前ここには、やんごとなきご一家がスキーシーズンには度々お揃いで滞在されたと聞くが、
またおいでになれることはあるのだろうか。今日の夕方も素敵なコンサートがあり、夕食の和食のテーブル
にはソプラノの櫻井さんが座られた。昨日「サウンドオブミュージック」からオープニングソングと「私の好きなモノ」
を歌われたことから、あのミュージカルで1番好きな曲は何かという話題になり、大いに盛り上がった。
プロの声楽家とこんな話が出来るのってホントにゼータクだよねぇ。その上「今夜は星が見えそうなので
9時から星空のコンサートをやります!」とスタッフが叫んでいる。わ〜い!三四郎さんのサックス演奏を星空
眺めながら座ったり横たわったりして楽しむのだ。半分の空に雲がかかっていたが、しばらくする
と雲がすっと消えて満天の星空だ!あぁ。生きていて良かったなぁ!なんて思わせる夜なのだった。
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8月 1日(金)奥志賀は曇ったり晴れたり
朝 ホテルグランフェニックス奥志賀「篝火」和朝食
11時から櫻井愛さんの指導で発声練習 このホールで指導したありし日の小澤征爾氏
昼 ホテルグランフェニックス奥志賀「篝火」信州ヴュッフェ(おやき5種・天婦羅盛り合わせ・信州そば・フルーツ
盛り合わせ)
後期日程の信州ヴュッフェ 今日も果物が旨い
最後のコンサートはチェンバロについて学ぶ
夜 ホテルグランフェニックス奥志賀「篝火」奥志賀会席:前菜 バイ貝旨煮・鶏低温蒸し・黄身西京味噌漬
け・おかひじきお浸し・オカワカメポン酢、土瓶蒸し、お造り5種、早蕎麦、海鮮鉄板焼き、和牛
のすき焼き仕立て、鮑龍田揚げ、とうもろこしご飯、赤出汁、香の物、水菓子:ほうじ茶アイス
フルート添え)、生ビール1100円、赤ワイン「カンボーラ1994」2万3000円
最後の夜は三四郎さんを囲んで和食で盛り上がる
奥志賀高原滞在もあと1日となった。昨夜激戦が予想されたシェークスピアの演劇のチケットが当選!ヨッシャー
と今日10時からのチケット購入にも備える。何と12月25日午後3時からの室内楽の長いコンサートだ。
普通は抽選が多いのだが、今日は先着順。気が短いクセに先着順だと妙に緊張して、どうでもよい
ような箇所で操作に失敗して時間を喰ったりしてね。10時開始の10分前から備えて深呼吸など。
これまでは小さい紀尾井ホールだったが、工事に入るため今年から東京オペラシティに変更になった。大
ホールだから客席数はたっぷり。良い席確保するぞ!10時。座席選択になかなか入れなかったが、
ようやく。あらら?大きな1階の前半分はすべて埋まっていて、後ろ半分にポチ、ポチっと空き席
があるのみ。今日は発売日初日だからこんな筈じゃないのに!やっと確保したのが24列の1番。
エーン😿あとから聞いたら、この日で東京オペラシティ大ホール全席が即売したそうだ。まぁスカラシップコンサート
とはいえ、ピアニストには亀井聖矢、牛田智大、進藤実優、ヴァイオリンにはHIMARI、MINAMIなどキラ星
のごと若き音楽家が出演するからなぁ。今年のショパンコンクール、亀井君はまさかの予選敗退だったが、
牛田、進藤さん、それに卒業生も2名出場する。これはワルシャワまで行って応援せねばね。チケット獲
得状況はそんなだったが、11時からの歌唱指導は昨日に続き櫻井さんが大勢を「丹田大事の世
界」に誘って下さった。大声を出したら腹は空く。後期日程の信州ヴュッフェのランチをまた美味しく
食べた。午後は明日のチェックアウトに備えての荷作り準備と、売店で販売していた人気ショコラティエのオラ
ンジェケーキを送る手配をした。来週半ばまで軽井沢で過ごしたら次の週は海外だし、その次の週の
手土産を買い物するヒマが無いからね。12本!売店担当の人がビックリしていた。5時からのコンサート
はチェンバロを深く知るために半分の時間が費やされた。ところが、スピーカーがハウリング状態で内容が
よくわからん・・😿😿ただ、聞こえたビバルディはバッハより7歳程年上だが、バッハがビバルディ
の作品を調べて参考にしたという話が面白く、演奏された「イタリア協奏曲」も影響を受けている
らしい。5日間に渡る「森の音楽堂」コンサートのラストは三四郎さん作曲の「メルク修道院」の全員演奏
だった。全員で写真撮影して度々過ごした音楽堂を出る。また来年ね。最後の夕食は「篝火」
で和食とちょっと良い赤ワイン開けて。同じテーブルに三四郎さんをお迎えして賑やかに過したのだ。
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8月 2日(土)奥志賀も軽井沢も晴れ
ドジャース対レイズ戦5対0で勝利 大谷翔平選手4打数2安打
朝 ホテルグランフェニックス奥志賀「ステラアルピーナ」朝食ヴュッフェ
このホテルでの最後の朝食です
ホテルスタッフがずっと見送りしてくれる
昼 長野市「美麗華」個室にて ランチコース(前菜4種盛り、フカヒレ入り蟹肉と卵白のスープ、信州みゆ
きポークの豆鼓醤炒め、蟹爪フライスィートチリソース添え、信州サーモンのクリームソース、ソフトシェル林檎のチリソース、五
目チャーハン、杏仁豆腐と胡麻団子
お祭りで交通規制中の長野市内の中国レストランで中華料理のコースを頂く
I瀬氏に送って貰い軽井沢下車。H美さんがエレベータまで迎えに来てくれる
新装なった軽井沢万平ホテルの愛宕館にチェックイン
運び湯ではあるが、愛宕館だけに温泉がある
ヒカル達の広い愛宕館は快適らしいが、ツイン愛宕館は居心地が良くないので翌日部屋をチェンジ
夜 軽井沢万平ホテル「ダイニング」(3人で)アラカルトメニューから 軽井沢産とうもろこしスープ2000円、トマト
サラダ自家製ドレッシング2400円、オランダ産仔牛ロースのカツレツチーズ載せ温野菜添え(120g)7400円、デ
ザート盛り合わせ、カモミールティ、生ビール小、赤ワイン「カベルネソーヴィニヨン2020 ケイマスウヴィンヤーズ3万2000
円 3人で9万5020円
本館ダイニング。シャンデリアを外し、テーブルの並べ方がガラッと変わった
彼らはけやきコース(2万1000円)を、私はアラカルトメニューから注文
最後の朝食は「ステラアルピーナ」で朝食ヴュッフェを頂いた。S井さんとA部さんの3人で。年齢は私が1番
上のようだが、おふたりとも人間として大人でいらっしゃる。私なんぞほんのガキンチョでね。S井さん
のグループは須坂の田中邸を見学するとかで30分早く出発された。私とA部さんは同じバスで11時
発の筈が今日長野市でお祭り(びんずる祭)があって交通規制が敷かれるため30分早くなった。
市内で大型バスからジャンボタクシーに乗り継いで今日のランチ会場「美麗華」へ。焼きそばとスープとか餃子
とチャーハンくらいで良かったのだが、結構なコース料理で食べ切れず。これでは昔のユメコが嘆くよね。長野
駅で解散したが、軽井沢駅で3年目の若手スタッフがちょっと大きなスーツケースをホームに下ろしてくれて助か
った。ありがとう!駅構内を荷物転がして荷物と共にエレベータで1階へ。そこで助けてくれたのが、
H美さんなのだが、眼鏡姿は初だったので見知らぬ方が親切に手伝ってくれていると勘違いしちゃっ
て・・ポタリ・・ヒカルの車がそこに停まっていて3人で万平ホテルへ。工事中だったので宿泊するのは3
年前のクリスマス以来だ。あの時は暫く万平のクリスマスは味わえないとヒカルと2人でわざわざ来たのだ。予定
より工事は長引いたが、長年懸案だった大規模改修工事が終わり、昨夏の終わりから営業を再開し
ている。今回はヒカル夫婦の結婚の祝いとして改修後1番人気になった愛宕館の温泉付きグランドプレミア
を3泊プレゼントした。お祝いだからグチャグチャ言う気が無いのだが、万平さんもエラク強気でね、エライ高い
料金設定になさいまして。まぁ新婚夫婦はとても気に入っているようだから良かったのだが、問題
は愛宕館の温泉付きツインプレミア。荷物の収納スペースが極小で部屋全体がちっとも落ち着かない。なのに
結構高い。1番人気なんてどうでもいい、ここで3泊するのはカンベンして、と馴染みの碓井館の明日
以降の空室を調べて貰う。明日からならある、と。今夜1泊だけガマンして明日からは碓井館に部屋
をチェンジして貰うことになった。ホッ。夕食はランチが遅かったので7時45分の遅い回にして貰った。宿
泊棟は愛宕館を全面作り直したが、レストランは日本食、中国料理が無くなってしまい、大ショック!洋食の
「ダイニング」はテラスエリアの窓側を大きく作り直した以外は照明とテーブルの並べ方が変更され、中国レストラン
「萬山楼」があった手前部分が洋食の席になっていた。ふたりは「けやきコース」を選び、私はいつも
のようにアラカルトメニューから料理を選んだ。スープとトマトサラダとカツレツ。小食でしょ?倍の遅さで食べて彼ら
のペースを合わせる。それにしても今夜のカベルネソーヴィニヨンのケイマスウヴィンヤーズは実に濃厚な味わいだった。
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8月 3日(日)軽井沢は晴れ
ドジャース対レイズ戦0対4で負け 大谷翔平選手4打数1安打
朝 軽井沢万平ホテル「ダイニング」(3人で)アラカルトメニューからプレーンヨーグルトとハチミツ900円、トースト1100円、
茹で卵2個2200円、トマトサラダ2400円、コーヒー1100円
ダイニングテラス席の窓を全面的に改装。とてもお洒落な印象に。奥の中華が無くなり寂しい限り
ヨーグルトを注文したら小洗面器大の器にたっぷり!冗談だろ?
昼 軽井沢長倉・東急ハーヴェストクラブ軽井沢「ラウンジ」(3人で)国産牛のベローナ風リゾット1452円、アイス
コーヒー550円
軽井沢ランチ難民はここで助かる
午後のお茶@ 軽井沢長倉 A美さん宅 冷たい羊羹とお茶
ゴディちゃんが静かに寝息をたてる午後のA美さん宅の午後
1番人気になった愛宕館の客室から馴染みのある碓井館に移動333号室
夜 軽井沢「中国飯店 麗晶」(3人で)前菜5種盛り合わせ、コーンスープ、北京ダッグ×2、黒酢酢豚、
楊枝金露、生ビール、白ワイン「ベリンジャープライベートリザーブシャルドネ2022」2万2000円
3人で5万9290円
1年前にオープンした中国飯店麗晶
客室の不満をブツブツ言いながら寝たせいか、夜中に何度も何度も目が覚めた。イヤ、不満が原因とい
うより羽毛素材を外した寝具をお願いしたら、それが重くて暑かったのが一番の敗因だった。ほと
んど熟睡出来なかったので朝起きてもボーっとしちゃって。いつもそうだ?まぁね。8時半に朝食
を摂ろうと彼らとは約束している。愛宕館からでもダイニングには数分かかる。「ダイニング」の入口に
いつも立っていたT山さんに会うのを楽しみにしていたが、聞いてみると6月末に退社したそう
だ。工事期間中、全国に散って待っていた彼は京都嵐山と奈良にいたと聞いている。そこで働いて
待っていたのに、万平ホテルから離れてしまったと聞いて残念だ。アラカルト・メニューから注文し、食事の
最後に食べようとしたプレーンヨーグルトが1番に出て来た。しかも小さ目の洗面器のような深皿にたっ
ぷり盛られて。5人分ですか?次にトースト、そして卵料理、トマトサラダ、何度も催促してやっと来たコー
ヒー。とても変な順番だ。日曜日の今日は南原のA美さんの別荘を訪ねることにし、ランチは沓掛の先
にある蕎麦屋「ささくら」に行くことに。人気店だから30分は待つ覚悟だったが、車を停める場
所も無い程の混雑ぶりだったので早々に諦め、「困った時のヴィアラ」のラウンジに行くことにした。宿
泊もしないのにね。そのラウンジも結構混んでいたが座ることは出来たのでカンタンなランチを注文。食後
は程近いA美さんの別荘へ。高齢犬ゴディちゃんはもう吼えることはめったに無いが、それでも最
近は調子が良いそうだ。A美さんとH美さんは初対面。A美さんから後刻LINEで美人だとか二の
腕がキレイとかムチャ褒められていた。H美さんも「婦人画報に出てくるような素敵な別荘を覗かせて頂
いた」とお喜び。ホテルに帰り、夜は1年前にオープンした「中国飯店 麗晶」へ。明日行く「シェ草
間」の隣にあり、昨年食事をした時、夜遅くまで開店の準備していたことをよく覚えている。予
約する時、ナン品か注文しておくとお待たせしませんよと言われ、北京ダッグと黒酢酢豚をお願いし
ていた。前菜やスープも頂いたが、2本ずつ頼んだ北京ダッグの美味しいこと!北京ダッグで世界一美
味しいのはパレスホテル東京の「琥珀宮」だと思っているのだが、ここは世界二位(笑)だ。さすが中
国飯店の姉妹店だけあるね。すると私達のテーブルの担当だった中国人の男性が話かけて来る。「も
しかしていつも個室で北京ダッグたくさん召し上がっている方ですね。私みなさんがおいでにな
った時にお世話したことありますと」って。夏だけヘルプに来ているのだとか。世の中は狭いなぁ。
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【今週の振り返り】
毎年、暑い夏をどう過ごすかに悩んでいる私は、ある旅行会社のパンフレットを見て「ヤッターー!」と指
をパチンと鳴らした。イヤ鳴らすつもりだったが、、全く音はしなかった。パッチン音なんかどうでもよ
ろしい。今は無くなったと聞く大町スキー場始め八方尾根や菅平などが主で、志賀高原では1度だ
けしかスキーをしたことがない。ところが、志賀高原のスキー場と言ってもたくさんあって、いったい
どこで滑ったのかは覚えていないのはお恥ずかしい限りだ。パンフレットによると。あまたある志賀
高原のスキー場のその1番奥にある奥志賀高原で夏場を過ごすというではないか。しかも、その高
原にはチロル地方にたくさんあるシャーレー様式(日本流で言えば切妻様式の屋根)のお洒落な建物が
あって、まさにそのホテルグランドフェニックスに滞在するのだ。
のっけから話は脱線するが、20世紀後半に活躍された亀倉雄策氏は日本を代表するグラフィックデザ
イナーである。そのお名前を聞いてもピンと来ない人でも、代表作が1964年東京オリンピックのポスターと
エンブレム、それにヒロシマ・アピールズのポスターそしてNTTやヤマギワ電気のロゴタイプなどと聞けば、あぁ〜と
頷く人は多いのではないか。シンプルで力強いデザインが亀倉先生の持ち味で、初代日本グラフィックデ
ザイナー協会の会長も務められた。仕事の関係で亀倉先生には可愛がって頂いたのは身に余る光
栄なことであったが、公私に渡り多くのことを学ばせて頂いた。ことにスキーヤーのためのホテルはど
うあるべきかの話はことに印象的だった。
亀倉先生はスキーが大好きで、1915年生まれの方では稀有な存在かと思うが、冬になるとヨーロッパ
の著名スキー場に長期間出かけて昼はスキー、夜は優雅な社交も愉しまれていたと聞く。だからヨーロッ
パの著名スキー場には各国王室やVIPなどが滞在するホテルがあって、スキー外交なども行われている
ことはよくご存知だった。私は夏場であるが、オーストリアにあるレッヒを数回訪れたことがあるが、
そこにはイギリス王室が宿泊するポストホテルがあったし、それとは別にダイアナ王妃が2人の王子と宿
泊したホテルがあり、他にもオランダ王室、スペイン王室、スウェーデン王室、ノルゥウェー王室などが宿泊する高
級ホテルが点在し、有名作家や映画俳優、経済界の重鎮が宿泊したホテルなどがズラリと並んでいた。
然るに、それまでの日本のスキー場の宿泊環境はというと・・小学校高学年の私が八方尾根でスキー
を楽しんだ時は民宿の小さな部屋が当てがわられ、寝る時は四方から炬燵に足を入れるカタチで
布団を敷いての雑魚寝状態。高校生の時の菅平にしても大学時代よく行った蔵王スキー場にして
も温泉宿の座敷で一部屋に数人が寝泊りする環境だった。とてもとても、そこに某国の王子様
や王女様をお招きするような真似は出来なかった。亀倉先生は、これから作る日本のスキー場の
ホテルをどうすべきかについて熱弁を奮っておられた。某ホテルグループのトップは今度スキー場に作る新
しいホテルは2段ベッドを入れた部屋を作ることを考えていた。そこで「何を言っているのだ!
ヨーロッパのスキー場を見よ!昼のスキーヤーは夜になると正装してパーティに出るのだぞ!日本で一流のお
洒落なスキーヤーズホテルを作りたいのなら、2段ベッドは捨てろ!忘れてしまえ!ツインルームを作るのだ
!」と主張し、頑張った。ホテルグループのトップは時期早尚と譲らない。話は平行線。そこで亀倉
先生は「それではこれで手を打とう。2段ベッドの部屋を基本にする。でも、ツインルームも作って
様子をみようじゃないか」と。新しいホテルが完成し、オープンした。数少ないツインルームから予約は
入った。暫らくしてホテルグループのトップは亀倉先生の主張を認め、客室をツインルームに作り変えたの
だそうだ。私が働いていた会社のグループでもスキー場にホテルを建設したが、亀倉先生が設計の最
高責任者に就かれたからそれこそ自由自在にお洒落な高級ホテルをお作りになった。私も何度
もそのホテルには泊まったが、冬でも昼はずっと会議をやり、休憩時間だけちょっとスキーをして
夜は宴会。カラオケラウンジもあればバーもあって、まさに快適なスキーリゾートホテルのハシリであった。昼間
の会議さえ無ければね・・。
ホテルグランドフェニックスは1994年1月、31年前にオープンしたそうだ。スキー用品のフェニックスのCIの意味
で建てたホテルなのだが、フェニックスが経営的に危うくなってオリックスがスポンサーになった。それをず
っとフェニックスの社長でホテル作りに心血を注いで来られた田島和彦氏が退社後、ホテルを買い戻し
たものであるらしい。田島氏は前述したような欧州でのスキー場の高級ホテル事情をよくご存知
のようで、やんごとないご一家がお揃いでこのホテルに宿泊してスキーを楽しまれたことはただ
の偶然ということはないだろう。何がそのキッカケになったのかはわからないが、田島氏の存
在も大いに関係があったのではないか。志賀高原の1番奥まった場所にある奥志賀高原に
は、このホテルグラフェニックスと長野電鉄がリゾート開発当初に建てた奥志賀高原ホテルの2軒の宿があ
る。奥志賀高原ホテルのすぐ近くには小沢征爾氏監修のもとに音楽堂を建て、冬のスキーシーズン
はもちろんその他の季節グリーンシーズンにも上質な大人のリゾートを目指した。「森の音楽堂」と
命名された小さな音楽堂のこけら落としには何とベートーヴェンの第九が演奏されたと聞いて
腰を抜かしそうになった。しかし、ここに限らずスキー場経営ではリフトやゴンドラを維持・経営
して行くためには多くの資金が必要となって来る。證券会社の子会社が経営している時リー
マンショックの呷りを受けて危機に陥る。多くの企業や銀行、個人投資家にお願いしても良い答
えは返って来なかったが、そこで「スキー場を経営することが夢」という個人投資家と知り
合うことが出来て今のホテルグランドフェニックスがある、とのことだ。
ホテルグランドフェニックスに何度も滞在して思うことは、とても心地よく過ごせるホテルだということ
だ。荷物の多い長く滞在する客のことを考えてかクローゼットはウォーキングタイプで大きな棚がいく
つもあって使いやすい。部屋の防音にも万全の措置が講じられていることも嬉しい。2階
には2つのレストランとバー・ラウンジがあるが、ラウンジにある円形の暖炉の設計が素晴らしい。2
つのレストランでイタリアン、和食、中華(週に何度か)を食べることが出来、ランチサービスがあるのも
嬉しい。私は利用していないが、温泉プールに大浴場、本格的サウナがあるなんてスキーヤーには
涙ものの嬉しさに違いない。滞在中、歩いて数分の「森の音楽堂」には足が丈夫でない客
のために毎日何度も車で送り迎えして頂いた。飛び切りの笑顔で。数年前、膝の手術後に
宿泊した私のために、浴室と客室の段差解消のために、手作りのステップを作ってくれた。今
も毎年、私の客室にはこの手作り足台が登場するのだ。いつも夏にお邪魔している奥志賀
だが、紅葉も素晴らしいと聞く。紅葉シーズンの奥志賀もいいだろうなぁ。もう寒いかもし
れないが、いつか行ってみたいなぁ。
スキーかぁ 犬が好きなヤツだニャ
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