パクパク日記26年3月3週
歌舞伎座夜・昼の部、火曜日からホテルオークラ・日曜日から鹿児島へ
ホテル 
オークラ東京
3月 16日(月)曇りのち晴れ
全国あちらこちらから桜の開花報告が
朝 明石町「ダイニングルーム」A定食(ニシンのつけ焼き、野菜の煮物、ほうれん草おかか、ご飯、味噌
汁、飲むヨーグルト、パイナップル)880円、納豆275円、「封印」わさび漬け、コーヒー220円







熟れたパイナップルが甘い!
昼 明石町「ダイニングルーム」B定食(トマトクリームスープ、ランチプレート:サイコロステーキ・サーモンのグリル・烏賊のペペロン
ティーノ風、サラダ、黒豆黄な粉のアイス、アイスティ)1320円







何か得したような気分のランチ
夜 歌舞伎座にて すきやき弁当1400円、お茶




このすきやき弁当マジ旨い!
WBCが突然終わってしまって、当面の励みもなく、朝ボンヤリしていたが、今日は兄嫁のH江さんが
甥のヒカルに付き添われて隣の病院に来られる日だった。私の部屋まで来られるかはわからないが、
このグチャグチャの大きなテーブルの上を片付けないとな。片付ける時はグダグダやるから小1時間かか
ったりするが、散らかす時は、ほんの4、5分で空き巣に入られたような状態になる。性格に問題
があるかも。朝ドラ「バケバケ」も残り少なくなって、どう展開して終わるのかと思ったら、今朝の
ドラマでは一気に10年が経過し、実際の小泉八雲夫妻が熊本の後過ごした神戸はすっ飛ばしてもう
東京生活になっていた。実際には男の子3人と女の子1人の4人の子供に恵まれたハズだが、ドラマ
の雨清水家(それにしても「ウシミズトキ」には笑った)では男の子2人。年齢差がある夫婦だったし、
八雲さんも長生きはしなかったから体力の衰えを描いていることは・・。先月は咳のため断念し
た歌舞伎座の夜の部へ。「壽春鳳凰祭」は梅玉や魁春などベテラン陣と中堅、若手まで揃っての目出
度い舞踊だ。ずっと贔屓にしていた三味線の杵屋栄津三郎が久々に立三味線を弾かれていて嬉し
いぞ。そして「三人吉三巴白浪」の通し狂言。この芝居、普段は大川端だけの上演が多く、個人
としては面白いと思ったことは無いのだが、こうして通し狂言にすると「ま、観てみようか」と
いう気になる。昼の「加賀見山再岩瀬」はAプロの巳之助を観るが、夜はAプロの松緑の和尚吉三
を観る。お嬢吉三は時蔵、お坊吉三に隼人、夜鷹おとせに左近、手代十三郎に染五郎、土左衛門
伝吉に歌六、補手頭長沼六郎に男女蔵。伝吉内とお竹蔵の場があるので、初めて観る人にも話が
わかりやすい。それにしても河竹黙阿弥さん、登場人物のほとんど全員が実は親類縁者みたいな
筋書きをよく書きますねぇ。「加賀見山再岩瀬」も黙阿弥作だ。相変わらずすき焼き弁当が旨い!
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3月 17日(火)曇りのち晴れ
朝 明石町「ダイニングルーム」A定食(卵の千草焼き、鱧入りかまぼこ、きんぴらごぼう、焼き海苔、
ご飯、味噌汁、飲むヨーグルト、オレンジ)880円、納豆275円、「封印」わさび漬け、コーヒー220円







今朝の和朝食は一段と美味しい!
昼 明石町「ダイニングルーム」B定食(ポテトとポロ葱のスープ、スパゲティナポリタン、サラダ、黒胡麻アイス小、アイス
ティ)1320円






夜 日比谷・帝国ホテル東京「桜の間」FKさん叙勲お祝いの宴(オマール海老とグリーンアスパラの取り合わせ
カリフラワーのピュレ、帝国ホテル伝統のビーフコンソメスープタピオカと小さな野菜を浮かべて、金目鯛のポワレ
ブールブランソース、柑橘塁フルーツのグラニテ、黒毛和牛フィレ肉のグリエ赤ワインソース、苺のショートケーキ、コーヒー)、シャ
ンパン、白ワイン、赤ワイン
















皇室菓子を模した「虎屋」菊焼残月
昨日は時間切れでコンビニに行けなかったが、今日は朝食後にファミマに行って芝居のチケットを無事受け取
った。5枚も溜めてしまったからなぁ。「ダイニング」の洋風スープはどれも美味しいのだが、中でも1
番好きなのはポテトとポロ葱のスープで、今日のお昼に出た。「お替りご自由に」なんて夢のようなこと
を言われたら、最低でも3杯は頂きたい。しかし、現実はお替りも大盛りも出来ないんだけどね。
随分前にご招待状を頂いた。元部下で長い付き合いのF津ちゃんが、この度目出度く藍綬褒章を受
章され、今夜ご本人主催の「感謝の集い」が帝国ホテル東京の菊の間でニギニギしく行われた。6人ずつ
着席したテーブルが12。招かれた人々は皆さんは今日の主人公と親しい間柄のようだ。誰でも知って
いる著名な方々もかなりいらしたし、その皆さんのお祝いのスピーチが実にユーモアに富んでいて、主人公
をよく知る方であることがよくわかった。とにかくF津ちゃんと言えば、大学時代からバンドに明け
暮れたり、トラック陸送運転手生活を送ったり、編集長(ナンと私の後任は彼だった)だったり、若手向
けの海外留学制度に事業部長なのに真っ先に行きたい!と手を挙げてアイルランドに留学したり、華麗
な転職をして一部上場会社の会長になったり、その間もビートルズバンドのリンゴとしてドラムを叩き、リ
バプールに演奏に行ったり・・本当に彼の人生は面白いのだ。夫人のMホちゃんも入社試験面接の時か
らの付き合い。夫婦揃って準備してくれた集いはとても楽しかった。改めておめでとうございます!
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3月 18日(水)晴れたり曇ったり
朝 明石町「ダイニングルーム」A定食(鰯のみりん漬け、切り干し大根の炒め煮、ほうれん草の磯辺和
え、ご飯、味噌汁、飲むヨーグルト、バナナ)880円、納豆275円、「封印」わさび漬け、コーヒー220円






バナナの日は機嫌がイマイチ
昼 歌舞伎座にて 「地雷也」の天むす弁当1300円、お茶、「虎屋」菊焼残月
















夜 ホテルオークラ東京「ヌーヴェル・エポック」(2人で)Eminenceコース3万9000円(アミューズブーシュ@、A、毛蟹
とキャビアを乗せたホワイトアスパラガスのブランマンジュ、アオリイカと春野菜 蛤のブイヨンと新緑のハーブオイル、オマ
ールブルーとモリーユ茸 空豆と甲殻エッセンスおnエミュリュション、備長炭と桜で燻した和牛フィレと新玉葱 木の
芽の香る筍のバリグールと蕗の薹、柑橘とヨーグルトのソルベ、ペルー産ショコラとラム酒のフォンダン デコポンの
コンポートとソルベ、食後の小菓子とカモミールティ)、生ビールアサヒ熟撰2000円、赤ワイン4000円
2人で8万7600円
















美味しいコースをSブーと
午前10時過ぎに家を出る時は、キャリーケースを持っていた。それを入口のスタッフに預けて、歌舞伎座に向
かう。3月歌舞伎座昼の部は「加賀見山再岩藤 骨寄せの岩藤」の通し狂言である。黙阿弥の「鏡
山旧錦絵」(かがみやまきょうのにしきえ)の後日譚である。旧錦絵で中老尾上の召使いお初に討た
れた局岩藤が怨霊となって再びお家騒動を引き起こす話だ。岩藤と言えば猿之助(猿翁)と言われ
る程、猿之助(猿翁)の代表的な役で、甥の四代目猿之助に受け継がれたところに、あの信じられ
ない顛末で頓挫してしまった。今月は岩藤の亡霊と鳥井又助の2役をAプロ巳之助、Bプロ松緑が、
二代目中老尾上をAプロ時蔵、Bプロ萬壽が演じ、今日は巳之助と時蔵だ。愛妾お柳の方に扇雀、望
月弾正に芝翫、安田帯刀に又五郎。今日も花道隣の7番、しかも3列目の席だったから花道を下が
る時など、私の顔のすぐ上に型を決めた巳之助又助がいて、おぉっ!ってな感じで。でも岩藤には
ちょっと貫禄というか重みが寂しいか。普段細切れの芝居を観ているが、やっぱり芝居は通し狂言
だよなぁ。芝居がはねたらタクシーで一旦帰り、預けてあったキャリーケースを積み込んでホテルオークラに向かった。
以前はよく泊っていたが、今回は暫くぶりである。37階のクラブラウンジでチェックインすると客室も同じフロ
アの3705号室だった。今夜Sブーが夕食に来るので、手土産のホテルメイドのパンを買いにオーキッドスイーツ&
デリに行く。6時半Sブーの希望でフレンチの「ヌーヴェル・エポック」へ。再建されて暫く経った頃にも彼女と
ここで食事をしたことを覚えている。Sブーは昨年自宅で転倒して大怪我をした。退院してからも身
動きは不自由で、たまたま法学院を休んでいた夫のI東君が家事を引き受けてくれた由。ホントにや
ってくれる人がいて良かったね。リハビリの甲斐もあって、今はそろそろと動けるらしい。Eminence
コースはSブーの好物が多く機嫌よくペロリとお召し上がりだ。これからも怪我や病気に気を付けてねー。
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3月 19日(木)曇り
東京の桜(靖国神社の標本木)開花宣言
朝 ホテルオークラ東京「オールディダイニングオーキッド」朝食ヴュッフェ6500円









昼 ホテルオークラ東京「山里」海老入り温ソーメン2800円、牛蒡茶1000円、甘夏柑ゼリー寄せ2200円、くず
切り1800円







にゅう麺では足りず計7800円食べてしまう
夜 ホテルオークラ東京「中国料理 桃花林」(3人で)銘々皿前菜盛り合わせ@3200円、コーンクリームスープ
1500円、北京ダッグ2500円、骨抜きチキンの唐揚げ3700円、蟹肉入り白菜炒め4400円、豚肉
とモヤシ炒め4200円、麻婆豆腐5200円、ライス400円、メロン入り杏仁豆腐2000円、ライチジュビレ
3000円、麦焼酎「壱岐」ボトル4万円×2、生ビール2000円 3人で13万5800円


















マキコが3000円もするライチジュビレを注文したら、こんなオオゴトになった
オークラのクラブフロアーに宿泊していると、朝食は5択で、@「オールディダイニングオーキッド」の朝食ヴュッフェかアラカ
ルト、A「中里」の和朝食膳、Bフレンチ「ヌーヴェル・エポック」で洋朝食セット、C「クラブラウンジ」でカンタン朝食ヴュ
ッフ、Dルームサービスである。まぁ1日目だから、オーソドックスの「オールディダイニングオーキッド」で朝食ヴュッフェにし
た。和食好きだからご飯と味噌汁に納豆や肉じゃがなどを取っているのに、ついクロワッサンや茹で卵そ
れにコーンスープも食べたいなんて持って来るから、何がナンだかわからない食卓になってしまう。イカンね、
というかカッコ悪いぞ。「オーキッド」があるプレステージと呼ばれるタワー館の5階には、オークラの理念とも言う
べき建築家谷口吉郎設計による本館ロビーがある。建て替えを発表した時、世界中から「あのロビーを
壊すな!」「あのロビーを残せ」と非難轟々で、オークラはあのロビーはほぼそのままにプレステージを新たに
建設したのだ。誰かと待ち合わせているワケでもないが、ここに座ってボーっとしている時が好きだ。
静かに時が過ぎて行く。以前はそこまでは思わなかったが、久々に来てホテルの広さをつくづく感じ
る。ロビーを横切るだけでも息が上がるってことも無いけど、結構遠いなぁと思って。ランチに日本料
理の「山里」に行くには37階から4階まで降りて、アーケード街をテクテク歩いて、ヘジテージ館の地下に当
たるフロアにある「山里」にやっと到着するのだ。それだけで空腹になるから(まさか!)注文した
海老入り温ソーメンだけでは足りず、甘夏柑ゼリー寄せを食べた。それでも足りず、葛切りも追加したか
らランチ代だけで7800円!おいおい、である。「山里」の帰りはオーキッドスイーツ&デリで今夜のゲストの手土
産を買い、クラブラウンジでお茶を飲む。夕食はA先生夫妻と中国料理の「桃花林」で。いつもコースを注
文するのだが、今日の午後時間があったのでアラカルトメニューを見ながらユメココースを考えてみた。2人ともそ
れで良いとのことで7種の料理を選んで注文。これが意外や好評でしてね。ただ、2本も飲んだ麦
焼酎「壱岐」が1本4万円と知って、支払いの時タマゲタ。焼酎代だけで8万円だって!酒屋で買え
ば、1本1198円なのにね。でもま、サービス良く、3人で楽しく美味しく飲み喰いしたからいいか。
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3月 20日(金・祝日・春分の日)雨
朝 ホテルオークラ東京「クラブラウンジ」朝食ヴュッフェ









昼 明石町「ダイニングルーム」アラカルトメニューから 春菊の天ぷら蕎麦(きなこわらび餅付き)1210円






夜 明石町「ダイニングルーム」B定食(白身魚の香り蒸し、麻婆豆腐、小海老のサラダ、牛バラ肉と野菜
のスープ、ご飯、漬物、リンゴ、苺風味タピオカ入りココナッツミルク)2090円、麦焼酎ボトル3300円










な、なんと食欲不振で半分残す!
贅沢して食べ過ぎたと感じ、1番軽い朝食を求めて「クラブラウンジ」に行った。エッグスタンドはあるもの
の、洋朝食の最低限の料理が並ぶだけ。スープも中にスープの具が入っている最中を崩してお湯を注ぐ
カタチだ。まぁ、サラダもパンもフルーツもあるから朝食としてはちゃんと成立しているけどね。超甘いトマト
ジュースが美味しかった。一昨日歌舞伎座から自宅に寄ってスーツケースを受け取ってからホテルオークラにチェックイ
ンなんてことをしたが、今日はその逆バージョンをしようと思っている。荷物を家に預けて、そのまま
渋谷のシアターコクーンに行くつもりなのだ。ところが。チェックアウトしてロビーを横切って正面玄関に近づくと、
雨が降っているではないか。本格的にジャンジャン降っている。晴れ予報だったのに・・。数日前に行
くことを決めた松尾スズキさんのミュージカル「アンサンブルデイズ―彼らにも名前があるー」の公演を今休館
中のシアターコクーンで6公演だけやると言うので観に行こうと思ったのだ。しかし、雨だ。傘は持ってい
ない。コクーンアクターズスタジオ(CAS)第2期生の皆さんには申し訳ないが行く気が失せてしまい、そのま
ま帰宅した。自分の健康を考えたらそれが正解だったのかもしれないが。その証拠に、2夜連続の
中華料理を食事の途中で食欲を失い半分以上残して部屋に帰ってしまった。得意の「食事早退」か?
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3月 21日(土)晴れ
大相撲、関脇霧島3回目の優勝を決める
朝 明石町「ダイニングルーム」A定食(塩鮭の焼き物、蓮根と人参のきんぴら、江戸菜の辛子和え、ご
飯、味噌汁、飲むヨーグルト、オレンジ)880円、納豆275円、南高梅干し、コーヒー220円









昼 明石町「ダイニングルーム」A定食(親子丼(紅生姜大盛り)、トマトサラダ、生湯葉刺身、味噌汁、アイスコ
ーヒー)1320円






夜 明石町「ダイニングルーム」A定食(牛肉の焼き物、野菜の煮物、スルメイカとワカメの木の芽味噌、胡瓜の漬
物、お吸い物、赤肉メロン)2090円、麦焼酎









昨日は渋谷でのミュージカル鑑賞を中止して帰宅し、夕食も途中で止めてしまったが、昨夜早くベッドに
入って休んだら今朝は元気になっていた。昨日頑張ったパクパク日記3月1週を更新。好きな番組を
いくつか定期的に録画しているが、テレビどころかその録画さえ観ることなく溜まるばかり。バラエティ
などは溜まったものからテキトーに選んで観ても大丈夫だが、連続ドラマはそうは行かない。まぁドラマっ
て朝ドラと大河ドラマくらいしか観ないんだけどね。昨年の蔦屋重三郎(通称蔦重)も途中までは面白
く観ていたが、長い旅行などが続くと録画が1話、2話と溜まっていき、5話以上溜まると「あぁ〜
このドラマ最後まで行かないかもしれない」と思い始める。で、そうなった。今年の「豊臣兄弟」。豊
臣秀吉は好きな歴史的人物ではないが、弟小一郎役の仲野太賀がわりと好きだし、藤吉郎役の池松壮
亮も今のところ可愛らしい。今日纏めて2話観た結果、竹中半兵衛役の菅田将暉の鼻、横からみると
つくづく美しい鼻だと思った。スキャンダルで永野芽郁の代役で小一郎の初恋の相手役になった白石聖の
評判が良かったが、その役は早くもお亡くなりに。今のところ彼女を除くと女優陣は何となくフレッシュ
感が無いって言うか。お市の方の宮崎あおいにしても寧々の浜辺美波もしてもねぇ。ま、そんなこと
グチャグチャ言っていないで、最後までちゃんと観なさいよ!はーい。夕食の胡瓜塩漬けが美味しかった。
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3月 22日(日)東京は晴れ、鹿児島は雨
朝 明石町「ダイニングルーム」A定食(和風ロールキャベツ、納豆、カリフラワーの梅肉和え、ご飯、味噌汁、飲むヨー
グルト、バナナ)880円、納豆275円、南高梅干し、コーヒー220円






これから鹿児島です
昼 羽田空港ANAスィートラウンジ 稲荷寿司・太巻き・おむすび、味噌汁、一口フィナンシェ、お茶






夜 鹿児島城山ホテル「桜」桜コース1万3800円(付き出し630円、前菜3種、蛤の茶碗蒸し、お造り
盛り合わせ、(桜鯛しゃぶしゃぶ)、鮨:くクエ、大トロ、鮪赤身、赤ウニ海苔、鱈の白子軍艦、煮
蛤、水菓子:苺アイス最中)、厚焼き卵600円、生ビール小、麦焼酎「二階堂」900mlボトル4500円
@1万9530円













コースの桜鯛しゃぶしゃぶはいつもパス
今日は午後から鹿児島市に行く。以前は、空港に程近い妙見温泉に何度も行って、天降川を眺めな
がら温泉に浸かっていたが、ここ5年前位から鹿児島市に行くようになった。何をしに?いえ、別
に。誰かに会いに?いえ、別に。本当に目的は無いのだが、強いて言えば、桜島を眺めていたい、
という純朴な思いか。もうひとつは、鹿児島の街と海と桜島を見下ろす丘の上のホテルで、美味しいイ
タリアンを食べたいという食いしん坊的動機かな。鹿児島空港から鹿児島市内にあるホテルまでタクシーに乗る
と高速道路を使っても45分程かかり、料金も1万4千円弱だ。以前は鹿児島空港も市内から程近
いところにあったようだが、桜島は年間数百回から多い時は1000回以上爆発する。その度に盛大な
灰を降らせる。飛行場では、飛行機に積もった灰はもちろんのこと、長い滑走路に積もった灰をそ
の都度キレイにしないと次の便が飛べない。フライトは遅れ遅れで・・てなことで、桜島の灰が飛んで来な
い場所ということで今の霧島市に飛行場が建設されたと聞いた。時々、支払う時になって「クレジット
カード使えないんですぅ」なんてタクシーに言われて困ることもある。余程のことがない限り、鹿児島市
のホテルは鹿児島城山観光ホテルに決めている。ホテルオークラグループで、今週は何かとオークラだね。部屋は桜島
ビューのダブル9階の960号室だった。東京は晴れていたのに、鹿児島は雨で、せっかくの景色が見
えなくて残念。初日の夕食は寿司の「桜」で昨年と同じ桜コース1万3800円を予約してある。しかし、
コース半ばで桜鯛しゃぶしゃぶなんか出て来て食べ切れないので鍋はパスすることにしている。麦焼
酎のボトルを注文すると「二階堂」の900mlボトルだった。明後日に中華レストランでも飲めば飲み切れる
な。900mlでも4500円。「桃花林」の焼酎の値段4万×2=8万円を思い出してひとり笑う。蛤の
茶碗蒸しと赤ウニ鮨を海苔で巻いたものが美味しい以外、お造りも鮨も他は全部フツーレベルなのだよ。
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【今週の振り返り】
鹿児島を初めて訪れたのは大学時代の夏だ。その貧乏旅行についてはパクパク日記でも何度か書いて
来たから、思い出される方もおいでかと思う。大学3年の夏休み、ギタークラブのコントラバスを弾いていた
私は地方公演の旅に出ていた。静岡、岐阜、名古屋を回り、山口県の先輩の実家の旅館で1泊して
練習した後、別府で最終演奏会があった。別府のコンサート会場には、地方公演メンバーに選ばれなかった
同期友人3人が東京からやって来た。先日クラブの創部65周年のイベントに一緒に参加したH田さんと、
息子さんが千葉でケーキとパンの店を経営しているS木さん、それに国会図書館に定年まで勤務したA
嶋さんの3人だ。地方公演が終了した翌日から、4人は九州一周の旅に出た。宮崎市に1泊してから
串間市から都井岬まで足を伸ばし、小ぶりな御崎馬(みさきうま)という日本在来馬がのんびりと
草を食む美しい景色を眺めた。鹿児島県に入り鹿児島中央駅で下車、船に乗って桜島に渡った。H
田さんのご両親が娘とその友人のために桜島にある国民宿舎(当時は官営の宿があったのだよ)を
予約してくれたのでご親切に甘えさせて頂いた。しかし桜島に渡ったところまでは覚えているのだ
が、記憶はそこでプツンと切れて、記憶の続きでは、翌日再び汽車に乗って熊本に向かっていた。だ
から、私の最初の鹿児島は、船に乗って近づいて来る桜島とその島で1泊したのだという事実だけ
なのだった。
2回目は、社会人となって3年目だったか。ということは26歳くらいの時、これもクソ暑い夏に研修
に行かされたのが鹿児島県の志布志だった。ビジネスマンにも故郷が必要だ、だったかな、勤務先の創
業者がそんなことを言い出し、鹿児島志布志にドカンと広い土地を会社で購入。ここに社員やその家
族がいつでも行けるような農場と設備を作ろうじゃないか、なんて大風呂敷を広げてプロジェクトは始
まったのだ。「農夫求む」という大きなポスターが社内に貼られ、応募して合格したのは優秀な営業マン
で私ともよく組んで仕事をしていたIノ宮さんとお茶の水出身の才媛夫妻だった。丁度初めてのお子
さんが生まれた時だったか、バラックのような仮住まいが出来たからと親子3人でさっさと赴任して
行った。暫らくして農場を作るには労働力が圧倒的に足りないということになり、「そうだ!ファーム研
修という名前で若い社員を送って肉体労働をさせよう」と役員会で決まってしまう。第1期生とし
て選ばれた40人(だったかな)の中に私も入ってしまい・・💦大急ぎで仕掛かり中の仕事に決着を
つけて、1週間鹿児島の志布志で働いていらっしゃい、と送り出された。この研修のことも、パクパ
クで何度か触れましたよね。だから詳しいことは割愛。炎天下で1週間肉体労働ばかりしていたら、
最終日に配られたアンケートに答えようにも文字を忘れてしまってなかなか書くことが出来なかった。
漢字が出て来ない。それは私だけでなく、一緒に泥だらけになって汗水垂らした研修生仲間も同じ
だった。研修が終わって何をしたかったかと言えば、切実な願いはお風呂に入ること、それとテントを
張って草むらで寝ていたので石ころなどが背中に当たらない寝床が欲しかった。どこかの温泉に入
り、鹿児島市内の飲食店で豚骨などの鹿児島郷土料理をご馳走になって、鹿児島駅から寝台車に乗
せられた。どうして飛行機で無かったのだろうと今思えば不思議なのだが、きっと経費削減だった
のだろうね。因みに志布志に向かう時は、どこからか長い時間フェリーに乗って行った記憶がある。
この研修で、食事当番に当たった日、運悪く「農場開所お披露目」なる宴会が昼ドキに開かれること
になった。研修生とスタッフ50人位の昼食に加え、何とお招きした数十人の現地ゲストにお出しする料
理も含めて食事当番が作ってね、と言われたのだよ。さぁ、困った。鹿児島の人達が何を食べてい
るのか、郷土料理は何なのか、ご馳走は何なのか・・必要な知識ゼロだった。酒の用意もせねばなら
ない。で、買い出し班がビールやら日本酒をたっぷり買って来たら「こっちの人はアルコールと言ったら芋
焼酎のことで、日本酒などは飲まん!」と言われて、慌てて芋焼酎を買いに走ったことを覚えてい
る。料理も何を作ったのかは今となっては一つも覚えてはいない。鹿児島の郷土料理のさつま芋の
天ぷらのがねや鶏飯なんて、その時聞いても作れるハズもないからたいしたものはお出しできなかっ
たと思うのだが、「農場開所お披露目」宴会は何とか終わったようだった。
第一線の仕事から引いて少し時間にも余裕が出来てからは、私の鹿児島県行きは温泉目的となった。
砂蒸しで有名な指宿温泉なども人気だが、私はもっぱら空港から近い霧島温泉に行った。この周辺
は霧島温泉郷、霧島神宮温泉郷、妙見・安楽温泉郷、日当山温泉郷と4つの温泉郷が集まっている。
日本で初めての新婚旅行ではないかと言われる坂本龍馬とその妻お龍が、18日ほど逗留したのは
霧島温泉の塩浸(しおひたし)温泉である。池田屋事件で負傷した龍馬に温泉好きの西郷さんが傷
を治すため湯治を勧めたらしいよ。私のお気に入りは妙見温泉の「妙見石原荘」だった。天降川
(あもりがわ)の渓谷沿いに佇む源泉100%のかけ流し、それも湧き立ての新鮮な湯が楽しめるの
だよ。敷地内に源泉が7つもあるのだが、1番のお気に入りは手を伸ばせば天降川の水流に手が届
く程の場所に作られた露天風呂。「烏の行水女」の私でも、この川沿いの露天風呂だけは永久に浸
かっていたい欲求にかられた。いつだったかこの露天風呂が台風時の洪水で流され大きな被害にあ
ったと聞いた。今、あの天国のような川沿い露天風呂がどうなっているのかはわからない。天降
川の向こう側にはやはり人気の「わすれじの里 雅叙園」がある。霧島温泉の「きりしま悠久の宿
一心」では、不覚にも1升瓶ボトルの半分以上を最初に夜飲んでしまい、当然激しく酔っ払って離れ
タイプの客室の玄関入ったところで不覚にも転び、立ち上がれずもがいているうちに不覚にもコンクリー
トの三和土の上で暫く寝てしまった。翌朝は頭痛と吐き気と転んだ時にぶつけた膝を負傷し、深く
反省したのだった。
鹿児島県には、魅力的な島もたくさんある。そのうち奄美大島と屋久島に行った。奄美大島は最南
端の「THE SCENE」に3泊したが、北部にある空港から移動するのに2時間もかかって、島の大き
さを改めて実感したのだった。ホテルのある瀬戸内町は、大相撲の明生関の出身地でもある。「明生」
なんて変わった四股名だなぁと思っていたら、本名が「川畑 明生」さんなのだった。やはり瀬戸
内町のある古仁屋(こにや)港から海上タクシーに15分乗って加計呂麻島(かけろまじま)にも行った。
加計呂麻島は寅さんシリーズの最後となった48作目「寅次郎紅の花」のロケ地の一つで4回目の出演と
なったリリーは浅丘ルリ子さんだった。コロナになるまでは毎年山田洋治監督と映画スタッフが寅さん(渥美清
さん)の墓参りに来られていたそうだ。芥川賞作家でもある又吉直樹さんのお母様は加計呂麻島出
身と聞いた。出発直前での怪我などで2回流れ、3回目でようやく屋久島に行くことが出来た。いつ
か屋久島と思いながらやっと、という感じで。しかし、その頃には屋久島の自然を体感出来るほど
の脚力は無くなっていて、ツァー参加者の皆さんが元気よく屋久島を歩き回られている間、それでもホ
テルのプールサイドに座って本を読んだりして機嫌良く過ごした。サンカラホテルのジュニアスィートは部屋も良かった
が、食事場所も2階「okasオーカス」でコース料理を食べることが出来てラッキーした。その代わり、帰る日
は暴風雨!乗る予定の飛行機が鹿児島空港から飛んで来ない。空港でジリジリと待たされて、よう
やく飛行機が着陸した。皆拍手した。1時間遅れたため、鹿児島空港では乗り継ぎ飛行機まで走
り続けて何とか間に合った。
昨今では鹿児島市の丘の上にある城山ホテルに滞在し、目の前にある桜島を朝な夕なに眺めている。
今回の鹿児島滞在ものんびり美味しい日々を過ごしたい。
オイドンのニャ前は「サイゴー」
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